ゴチルゼル - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ゴチルゼル [編集]

No.0576 タイプ:エスパー
通常特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる)
     かちき(相手に能力を下げられると特攻が2段階上がる) 
隠れ特性:かげふみ(相手は交代できなくなる)
体重  :44.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
かちき超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ゴチルゼル7055959511065490おみとおし/かちき/かげふみ
ニャオニクス♀7448768381104466するどいめ/すりぬけ/かちき
Gフリーザー90858512510095580かちき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第五世代出身の単エスパー。中速特殊で無駄の少ない配分だが、数値自体は平凡。
最大の特徴はかげふみにより相手の交換を封じられること。
有利な相手に積んで全抜き、後続の天敵を逃さず処理、数的有利からTOD狙いといったことができ非常に強力。
対面次第で勝負が決まるケースも珍しくないため、選出誘導能力も高い。

第九世代ではなまけなかまづくりアイアントの不在、コスモパワーやサイドチェンジが使えなくなった点が逆風。
新規取得技ではきあいだまの取得が大きい。命中不安ではあるがエスパー技が通らない悪や鋼への対抗手段となる。
また新要素テラスタルにより不遇な単エスパーという点を解消可能に。
変更後のタイプによってかげふみで起点にできる相手が増える点も見逃せない。
ただし相手がゴーストタイプにテラスタルすると、かげふみを無視して交代できるようになるので注意。

凶悪なかげふみばかりが注目されるが通常特性2つも優秀。
ダブルではまた違った活躍が見込める。

ゴチミルの考察はノートにあります。



特性考察 [編集]

おみとおし
場に出たときに相手の持ち物を確認できる。ダブルでは相手全体に効果がある。
情報アドバンテージが取れれば型の予測も可能。相性の良いトリックも覚える。
先発サポート型に有用だが、他にできるポケモンも多い上、他の特性がそれに輪をかけて優秀。
登場時にアナウンスが出て特性が割れるので、能力低下や交代に対するプレッシャーをかけられなくなるのも惜しい。
かちき
能力低下で特攻が2段階上昇。いかくやバークアウト、こごえるかぜが蔓延するダブルでは価値が上がる。
アタッカー性能を高められるが、あくまで相手依存で安定しない。
同じエスパーでよりCSの高いGフリーザーの存在もあり、あえてゴチルゼルでこの特性を選ぶ意義は薄め。
かげふみ
隠れ特性。相手の交換を封じる。今作では専用特性。採用理由に直結する特性である為、基本はこれ。
有利な相手をキャッチできれば、そのまま積み技で要塞化できることも。
ただしゴーストタイプには効果がなく、交代技による交代も無効化できない。きれいなぬけがら持ちにも通常通り交代される。
ありじごくと違い、同特性同士の対面でも無効化される。トレース等で特性をコピーされた場合も逃げられる。
スキルスワップを受けた場合、こちらだけが逆に拘束されるので注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
サイコノイズ75(112)1002ターン回復封じタイプ一致技。威力は控えめだが相手の回復動作を封じられる上にみがわり貫通。
のどスプレーと併用可能。
アシストパワー20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。積み技とあわせて。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー。ゴーストにも抜群。ノーマルに無効。
あくのはどう80100怯み20%対エスパー。ゴーストにも抜群。無効タイプ無し。
10まんボルト90100麻痺10%エスパー技とあわせて全18タイプに等倍以上。悪/飛行鋼/飛行に。
エナジーボール90100特防↓10%対地面。優先度は低い。
きあいだま12070特防↓10%対悪鋼。バンギラスに有効だが命中難。
ミラーコート-100優先度-5高い特殊耐久を活かして倍返し。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
イカサマ95100-攻撃無振りでも使える攻撃技。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
追加効果が優秀。ダブルで重宝する。
変化技タイプ命中解説
でんじは90妨害技。あくのはどうと相性が良い。
トリック100メガネやスカーフとあわせて。おみとおしかげふみと相性が良い。
いちゃもん100こだわりトリックとあわせて。
ちょうはつ100変化技対策。ミラーコートと相性が良いが、素早さが微妙なのが難点。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
トリックルーム-サポート用。ダブルでの場作りに。
いやしのはどう-ダブルでのサポート用。シングルではこだわりトリックから相手のわるあがきを誘発させ、
いやしのはどうでTODまで粘りきる戦法が存在する。
まもる-あまえる、めいそうとあわせて。
あまえる100相手の攻撃を半減。かげふみとあわせて物理を起点化。
めいそう-特攻・特防を補強。かげふみとあわせて全抜きを狙う。
うそなき-相手の特防を半減。自身にも有効。かげふみと合わせて特殊アタッカーの起点を作る。
わるだくみ-特攻を2段階上げる。トリックルームなどと組み合わせて。
みがわり-何かと有用。でんじはと相性が良く、みがまもで相手のPPを枯らす手も。
ねむる-唯一の回復技。状態異常に強くなる。
ふういん-ダブル向き。まもるやトリックルームとあわせて。かげふみで交代も許さない。
じゅうりょく-サポート技。5ターンの間全員の回避率を下げ、地面に下ろす。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバーストかげうちの無効化が優秀。
テラバースト対虫・鋼。火傷無効。
テラバースト対水。
10まんボルト対水飛行。麻痺無効化が優秀。
エナジーボール対水地面。粉技対策。
テラバースト主に4倍弱点狙い。
きあいだま超技との相性補完に優れる。対ドドゲザンなどに撃つ。
テラバースト毒・猛毒無効。
テラバーストかげふみ対策のボルトチェンジを無効化できる。
テラバースト地面技のみのポケモンをかげふみで嵌められる。
サイコキネシス
サイコショック
アシストパワー
一致技の強化。
テラバースト技範囲が最弱クラス。元のタイプ耐性も恩恵が少ない。
テラバースト抜群範囲は優秀だが他弱点。
シャドーボール霊・悪が一貫する。
テラバーストドラゴンに弱くなるので非推奨。ドラゴン対策ならフェアリーで。
あくのはどう
イカサマ
対霊超。かげふみならいたずらごころ持ちを逆に起点にできる。
テラバースト多耐性、毒・猛毒無効。
テラバースト対悪。フェアリーの攻撃技は一切覚えない。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

かげふみ基本型 [編集]

特性:かげふみ
性格:ずぶとい/ひかえめ/おだやか
努力値:H252 BorCorD252
持ち物:こだわりメガネ/オボンのみ/混乱実/くろいてっきゅうorこうこうのしっぽ
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/10まんボルト/あくのはどう/ミラーコート/きあいだま
変化技:トリック/トリックルーム/めいそう/でんじは/ねむる/ちょうはつ

有利な相手を拘束し、逃さずに狩る型。
くろいてっきゅう、こうこうのしっぽはトリックを採用する場合に。

かげふみ積み型 [編集]

特性:かげふみ
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:H252 BorD252
持ち物:たべのこし/カゴのみ
優先技:めいそう/アシストパワー/ねむる
攻撃技:サイコショック/サイコキネシス/あくのはどう/きあいだま
変化技:まもる/みがわり/あまえる/ちょうはつ/トリック

かげふみで有利な相手を拘束し、めいそうを重ねがけして全抜きを狙う。
相性の良いアシストパワーも覚える。

ねむるによりどくどくを受け付けず、打点の低いポケモンを一方的に拘束して積める。
攻撃技がアシストパワーだけだと、積む余裕がない場合や悪タイプを出されたり上から挑発を打たれると置物になってしまうので注意。
もう1ウェポンほしいが技スペースにはあまり余裕がない。
あえてノーウェポンで相手のAとCを削りPPを枯らすというアプローチも考えられる。

いちゃもん型 [編集]

特性:かげふみ
性格:おくびょう/おだやか
努力値:H236 S調整 余り耐久
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:いちゃもん/トリック/ねむる
選択技:サイコキネシス/イカサマ/ちょうはつ/いやしのはどう

かげふみ×こだわりトリック→いちゃもんにより相手にわるあがきを強いる型。
受けループなどの高耐久低火力の相手に有効。
味方エースが全抜きする上で障害となるポケモンを逃さず排除する。
ゴーストは元々遂行対象外のため、かげふみ無効は気にならない。

毒や火傷でダウンしないよう、ねむるもほぼ必須。
役割対象との対面を作り、トリック→いちゃもん→ねむる が行動フローとなる。

相手にみがわりをされる前にこだわりスカーフを押し付けるために素早さは全振りベース。
その上で、後出し→トリック→いちゃもん→ねむるをするまで相手の攻撃を耐えることを考慮し、仮想敵に合わせSを削って耐久調整する。
大半の高耐久ポケモンは特殊攻撃主体のため、特殊耐久に振った方が汎用性は増す。

選択技について
  • サイコキネシス
    他の候補技を採用する必要がない場合に採用する技。無難。
  • イカサマ
    起点化阻止に重きを置いた攻撃技。
    一体処理後に死に出しされる相手に非常に起点にされやすい型であるため、そのリスクを可能な限り緩和する。
    見せ合い時に選出を誘いやすいゴーストへの一応の有効打となる。
  • ちょうはつ
    起点化阻止に重きを置いた変化技。
    高耐久ポケモン相手にゴチルゼルを後出しした際、みがわりをされこだわりトリックできない場合に使用することで、その後の被害を最小限に抑える。
    攻撃技を採用できないので、ちょうはつに弱くなる。
  • いやしのはどう
    TOD狙い。拘束した相手を回復し、ひんしになって逃れられるのを防ぐ。

【ダブル】かげふみサポート型 [編集]

特性:かげふみ
性格:B↑orD↑
努力値:H252 B252orD252調整
持ち物:オボンのみ/きあいのタスキ/回復実/メンタルハーブ
優先技:ねこだまし
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/イカサマ/あくのはどう
変化技:まもる/トリックルーム/てだすけ/ちょうはつ/いやしのはどう/うそなき

低耐久のダグトリオを除けば環境で唯一無二と言える特性を活かす型。
ダブルでは相手2体を拘束できるため非常に強力であり、有利対面で相手を逃さずに仕留めるサポートができる。

自身の耐久を保つ意味でもねこだましの優先度は高い。
コンボや積みを意識した技構成が多いシングルと比べて、トリックルーム、てだすけといったようにどんな場面でも安定してサポート性能を発揮できる構成が多い

ダブルではねこだまし対策のゴーストテラスタルがシングル以上に多いので注意。
あくタイプの増加など環境的には不利な部分も多いため、選出に気をつけたい。

【ダブル】滅びパ拘束型 [編集]

特性:かげふみ
性格:ずぶとい/のんき/おだやか/なまいき
努力値:H252 B252orD252or調整
持ち物:オボンのみ/カゴのみ/ラムのみ/メンタルハーブ
確定技:まもる
優先技:ねこだまし
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/イカサマ/あくのはどう
変化技:トリック/トリックルーム/でんじは/ねむる/ちょうはつ/いやしのはどう/リフレクター/ひかりのかべ/ふういん

主にダブルのほろびのうたパーティで、相手を逃がさないために使われる型。
ゴチルゼル自身はほろびのうたを覚えないので、隣のポケモンに使ってもらう。

滅びカウントが終わるまで耐える必要があるので努力値は耐久全振り。
防御特防どちらに重点を置くか、何らかの耐久調整をするかはパーティと相談。
素早さ↓の性格はトリックルーム対策兼、ほろびのうたで倒れる順序を後に回して勝ちやすくするため。

非常にちょうはつを受けやすい上、途中で交換できないので、何か一つは攻撃技を入れておいた方が無難。
しかしねこだまし、トリックルーム、両壁等、他に使いたい技も多数。何を削るか迷うところ。

【ダブル】かちき活用型 [編集]

特性:かちき
性格:ひかえめ/れいせい/おくびょう
努力値:HC252 or CS252 or 調整
持ち物:オボンのみ/混乱実/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/きあいのタスキ/いのちのたま/タイプ1.2倍補正アイテム
確定技:サイコキネシスorサイコショック
攻撃技:あくのはどうorシャドーボール/10まんボルト/エナジーボールorくさむすび/はかいこうせん/きあいだま/ねこだまし
変化技:まもる/トリック/トリックルーム/ちょうはつ

いかくがひしめくダブルでかちきを活かす型。
かちきそのものは強力な特性であり、特攻種族値も決して低くはないため、結構火力が出る。
ゴチルゼル=かげふみのイメージが強いので意表も突ける。

スキルスワップアヤシシと組めば能動的にかちきを発動させる事も可能。
ただしエスパー同士なので悪に弱くなる。有効打はゴチルゼルのきあいだまのみ。


対ゴチルゼル [編集]

注意すべき点
かげふみで相手を拘束し、圧倒的有利な状況を作り上げる。
高めの耐久を活かして積まれると最悪全抜きの恐れもある。
低火力の耐久型は起点化されやすく、特殊受けもサイコショックで突破される。
その他、物理アタッカーにはイカサマ、特殊アタッカーにはミラーコートも。
ダブルでは滅びパのサポート型やかちきアタッカーにも警戒が必要。
対策方法
かげふみはゴーストタイプのほか、とんぼがえり・ボルトチェンジ・スキルスワップ等で対策可能。
変化技を多用するのでちょうはつが有効。積み技を多用しがちなので、トリックで機能停止しやすい。

外部リンク [編集]