ドドゲザン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ドドゲザン [編集]

No.0983 タイプ:あく/はがね
通常特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる)
     そうだいしょう(場に出たとき、それまでに倒された味方の数によって少しずつ攻撃と特攻が上がる)※コマタナ、キリキザンの時「せいしんりょく」
隠れ特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
体重  :120.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
進化前後HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドドゲザン100135120608550550まけんき/そうだいしょう/プレッシャー
15371579そうだいしょう1発動換算(極振り)
17282609そうだいしょう2発動換算(極振り)
キリキザン65125100607070490まけんき/せいしんりょく/プレッシャー
160115595しんかのきせき無振り

ばつぐん(4倍)かくとう
ばつぐん(2倍)ほのお/じめん
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ひこう/いわ/ドラゴン/ゴースト/あく/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなしどく/エスパー

キリキザンの追加進化形。唯一のあく×はがね複合。
弱点3、半減以下11と良好な耐性に、重火力アタッカーとして高水準の種族値を併せ持つ。
攻撃面でも優秀で、一致技だけで単タイプ相手は全ての相手に等倍以上で通る。
豊富な耐性と高威力のふいうちによる縛り性能が持ち味な一方、はがねの弱点は補完しておらず、特にかくとう4倍はやはり大きい。
素の遅さもあって有利・不利の差が激しいポケモンと称せるだろう。

専用技・ドゲザンは中威力・必中の優秀なあく技。
選択の場合は先制技のふいうちが優先されるが、等倍範囲の広さを重視した同時採用も検討可能。

DLCでまけんきと相性の良いうっぷんばらし、安定かつ音技に強いじごくづきも獲得した。
一方、はたきおとすは技マシン化しても覚えなかった。

テラスタルについては元の極端な相性を緩和できるため、相性は比較的良好。
ふいうちの威力を伸ばせるあく、4倍のかくとうに強いフェアリーひこう、2倍に強いみず辺りが有力。

藍の円盤で実装されたはやてがえしには要注意。ふいうちの上から4倍弱点を突かれてしまう為、本来有利な相手に返り討ちに遭う可能性が生まれた。

進化前のキリキザンについては後述。



特性考察 [編集]

まけんき
能力ランクを下げられると攻撃のランクが2段階上昇。
発動が受動的ではあるがリターンが大きく、いかくの跋扈するダブルでは特に有効。
シングルでも弱点・耐性がはっきりしているタイプ相性からサイクル戦に高い適性があるので、
味方が倒れていない状態で繰り出すケースを重視するならこちら。
勘違いされやすいが、たとえばダブルバトルにおける味方のじならしでは発動しない。
そうだいしょう
専用特性。場に出たときに発動し、瀕死になった味方1体につき攻撃・特攻が永続的に10%上昇。能力ランクではなく、ダメージ計算時に別途補正がかかる。
上限は50%で、さいきのいのりで復活しても補正は下がらない。なお復活したポケモンやこの特性持ち自身が瀕死になった場合もカウントされる。
まけんきと比べると爆発力で劣るが、一度発動すると引っ込んでも補正がリセットされない点がメリット。
あまりサイクル戦を意識しない場合や、終盤の掃討役を任せたい場合に候補になる。
なお、先頭で出したときなど瀕死状態の味方が存在しないタイミングで場に出ると、特性に関するアナウンスが出ない。
この場合はまけんきと見分けがつかず、相手に能力低下をためらわせることができる。
プレッシャー
隠れ特性。相手が使った技のPPを余分に減らす。
流し性能の高いアタッカーであるドドゲザンの性質とは噛み合わない。
相手との素早さ判定という使い道もあるが、鈍足であるため活用機会は少ない。
火力を補強できる通常特性2つのほうが有用なこともあって候補外。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ドゲザン85(127)-必中技タイプ一致専用技。必中で性能安定。
ふいうち70(105)100優先度+1タイプ一致技。唯一の先制技であり、メインウェポン。
ただし成否が相手の行動に依存するため、安定性に欠ける。
優先度などの関係で、相手がすでに攻撃を終えていた場合も失敗する。
ダメおし60/120
(90/180)
100被弾相手に
威力倍
タイプ一致技。被弾後の相手に威力倍増。ダブル用。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%タイプ一致技。でんじはと併せたまひるみ戦法が使える。
かわらわり75100壁破壊対悪・鋼。相手の起点作りの妨害にも。
けたぐり20~120100相手の
体重依存
同上。威力不安定。同族対決やサザンドラに。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対炎。まけんきとあわせてウインディギャラドスに。
いわなだれは覚えない。
メタルバースト-100ダメージ
1.5倍返し
反射技。優先度±0。きあいのタスキとあわせて。
ハサミギロチン-30一撃必殺有効打の無い相手に。一貫性が高い。
ゴーストは呼びにくいが、がんじょうに注意。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技に変化し、物理が高い場合は物理技になる。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を強化。ふいうちでの全抜きを狙うなら。
ちょうはつ100変化技対策。ふいうちと相性がよいが、遅いので使いにくい。
みがわり-変化技対策や、交代読みで。ふいうちと相性がよい。
でんじは90サポート用。アイアンヘッドと相性がよい。
ステルスロック-サポート用。火力補強や交代抑制に。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ドゲザン
ふいうち
うっぷんばらし
はがねの耐性を失うが、かくとう以外の弱点を透かしつつ、一致技の威力上昇により一貫性が広がる。
アイアンヘッド一致技の威力を底上げしつつ、良耐性も維持できる。
テラスタイプ前後で相性関係はあまり変わらない。
何よりフェアリーに強くなるので厄介なフェアリーを止めたいなら。
かわらわり
けたぐり
あく
テラバースト格闘対策。対ドラゴン性能も失わないため、きあいだまサザンドラ等に強く立ち回れる。
テラスタルしない場合を考えると毒・鋼を呼びづらいのも強み。
テラバースト粉技無効。対キノガッサのキノコのほうしや、対ディンルーなど。
ほのおが一貫する点は注意。
つばめがえし
テラバースト
3つの弱点全てを消し、うち格闘を半減、地面を無効。
ただし元の耐性ほぼ全てを失い、サブウェポンに多い岩・氷で弱点を突かれやすい。
またドゲザンの攻撃性能が強すぎるため、攻撃面での恩恵はあまりない。
シャドークロー格闘を透かせ、耐性をガラッと変える。
格闘技を回避しつつ攻撃できる点と、悪・ゴースト技は殆ど飛んでこないことを考えると奇襲性が高い。
テラバーストはがね性能の向上。
テラバーストやけど無効。対はがね、鬼火持ちのゴースト性能の向上。
サーフゴーマスカーニャへの役割を残しつつ、不一致かくとう技に倒されないようになる。
本来苦手なウルガモスラウドボーンなどにも有利になる。
じめんが一貫する点だけは注意。
テラバーストみず性能の向上。じめんが一貫する点は注意。
テラバーストほのお性能の向上。
格闘と地面を等倍に抑え、炎と地面に対してテラバーストで弱点を突けるようになる。
しねんのずつき格闘を受けしねんのずつきで抜群を取れる。
ダブルでモロバレルテツノカイナへの有効打を持てる。
但し耐性はフェアリーの劣化。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

そうだいしょう型 [編集]

特性:そうだいしょう
性格:いじっぱり
努力値:A252 S調整 残りH
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ふうせん/とつげきチョッキ/くろいメガネ
確定技:ふいうちorドゲザン(両立可)/アイアンヘッド
攻撃技:かわらわりorけたぐり/がんせきふうじorストーンエッジ/しねんのずつき/つばめがえし/シザークロス/どくづき/メタルバースト/ハサミギロチン/テラバースト
変化技:つるぎのまい/ちょうはつ/でんじは/みがわり
テラスタイプ:あく/ひこう/ほのお

そうだいしょう×ふいうちによる終盤のスイーパー。環境初期のドドゲザンの基本型。

テラスタイプは悪が圧倒的に多い。飛行や炎の場合テラバーストも必須。

まけんきチョッキ型 [編集]

特性:まけんき
性格:いじっぱり
努力値:HA252
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ふいうちorドゲザン(両立可)/アイアンヘッド
攻撃技:ハサミギロチン/かわらわり/テラバースト

チョッキを持たせサイクルで繰り出していく型。
環境に多いハバタクカミテツノツツミサーフゴーなどの特殊アタッカーが役割対象。
かわらわりを搭載すればオーロンゲなどの壁張り要員にも対応できる。あくタイプなのでいたずらごころ無効なのもうれしい。

相手がメガネやテラスでもない限り余裕を持って後出しすることができ、ムーンフォースやシャドーボールの追加効果でまけんきが発動すれば儲けもの。
ダメージ量でチョッキであることは相手にバレるが、相手が引いた際に一貫性の高いドゲザンやハサミギロチンで後続に圧をかけていくのが基本戦術。

味方が倒れていない状態では総大将のアナウンスが発動しないため、この場合相手からすると負けん気かどうか区別がつかない。
ドドゲザンの弱体化のためにいかく持ちが出てくればこれもやはり美味しい。

【ダブル】物理アタッカー型 [編集]

特性:まけんき
性格:いじっぱり
努力値:AS252/HA252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ
確定技:ふいうち/アイアンヘッド/まもる
攻撃技:けたぐりorかわらわり/ダメおしorドゲザン
変化技:ファストガード/ちょうはつ

安直ないかく持ちの繰り出しに制限をかけるまけんきアタッカー。
物理アタッカーとセットで出し、アタッカーをいかくで止めようとするとドドゲザンが強化…という状況を作って活躍させていく。

タイプ一致先制技のふいうちを使える点が、ほかのまけんき持ちに対する優位点のひとつ。
低耐久や削れた相手を高火力ふいうちで縛る動きも重要な役割となる。
先制技対策となるイエッサンリキキリンに対しては通常あく技を採用することで有利に立ち回れる。

ダメおしは同ターン中に既にダメージを受けている相手に威力2倍で攻撃する技であり、
先に動いた味方のフェイントやいわなだれから叩き込むなど、味方との連携次第で高火力を出せる。

味方から能力低下を受けてもまけんきは発動しない点に注意。


相性考察 [編集]

飛行×ドラゴン複合との相性補完に優れる。
ドドゲザンの弱点である地面無効、炎と格闘を半減。ドドゲザンは飛行×ドラゴンの弱点のうちフェアリー等倍、それ以外を半減に抑える。


対ドドゲザン [編集]

注意すべき点
独自の耐性から流し性能が高く、行動回数を確保されやすい。
つるぎのまいを積まれると高威力の一致ふいうちによりさらにこちらの行動が制限され、相性有利でも読み合いに持ち込まれてしまう。
特性まけんきを発動されるとさらに厄介になるため、いかく持ちや能力低下技を出しにくくなる。
ちょうはつやハサミギロチン、メタルバーストにも注意。
対策方法
素の素早さは低め。ドドゲザンより速い先制技持ちならふいうちに先制可能。特にマッハパンチとしんくうはなら4倍弱点を突ける。
はやてがえしならドドゲザンより遅くても無効化かつ4倍弱点なので、ふいうちの使用を躊躇わせる。
みがわりがあれば、ふいうちやメタルバーストを透かせ、でんじはやハサミギロチン対策にもなり圧倒的優位に立てる。

キリキザン [編集]

No.0625 タイプ:あく/はがね
通常特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる)
     せいしんりょく(怯まない、いかくも効かない)
隠れ特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
体重  :70.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
進化前後HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
キリキザン65125100607070490まけんき/せいしんりょく/プレッシャー
160115595しんかのきせき無振り
ドドゲザン100135120608550550まけんき/そうだいしょう/プレッシャー

進化前。耐久指数はドドゲザンよりかなり低く、きせき込みでもオボン・チョッキの存在を考えると然程の差は無い。
一方で素早さが高く、ふいうちを決められる先制技持ちの範囲が広くなる他、最速スカーフで最速130族まで抜ける。

習得技については進化後とほぼ同じだが、ドゲザンは覚えない。
当初はふいうち以外のあく技がつじぎり程度しか無かったが、DLCでうっぷんばらし、じごくづきを獲得した。


特性考察 [編集]

まけんき
受動的ながらリターンが大きく、存在するだけでいかくを牽制することができる。
相方の弱点技を牽制する能力を発揮し、シングルにおいても他の特性は有用と言えず、基本的にはこれ。
せいしんりょく
怯みといかくを無効化。
物理アタッカーである自身との相性は悪くないが、それだけだとまけんきの劣化になる。
ねこだましといかくが跋扈するダブルにおいて有効。
サポート向きの特性となる。
プレッシャー
隠れ特性。相手の攻撃技のPP減少が1増加する。
有利不利のはっきりした耐性から流し性能が高いアタッカーのキリキザンとは噛み合わない。
使い道としては相手との素早さ判定なのだが、ほかの特性が明確な仮想敵、採用理由を持つのもあり、基本的に候補外。

型考察 [編集]

※基本的なアタッカー型は上記ドドゲザンを参照。特性はまけんき一択となる。

起点作り型 [編集]

特性:まけんき
性格:ようき
努力値:AS252 or HS252ベース
持ち物:きあいのタスキ/しんかのきせき
確定技:ステルスロック/がんせきふうじ
攻撃技:アイアンヘッド/ふいうち/ハサミギロチン/メタルバースト/かわらわり
選択技:でんじは/ちょうはつ

ステルスロックとS操作技を覚えることを活かした先発サポート型。
がんせきふうじの後にステルスロックを撒くのが基本の動き。
でんじは無効の地面・電気にもS操作ができ、無効化されずきあいのタスキ潰しも兼ねるため非常に優秀。

進化後のドドゲザンではがんせきふうじ1回で最速100族までしか追い抜けないが、キリキザンなら最速130族まで追い抜けるのが差別化点。

何発も耐えられるような耐久ではないため、でんじはは余裕があれば撒く程度。
一応、でんじは込みでスカーフ最速111族と同速。
クリアボディ持ちの素早さを下げられるのも利点。

第九世代でしんかのきせき対象となったため、攻撃を削ってHPに振るのも検討できる。
アイアンヘッドはS操作技と相性がよく、場合によってはまひるみが狙える。

スカーフ型 [編集]

特性:まけんき
性格:ようき
努力値:AS252 H4
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:じごくづき/アイアンヘッド
攻撃技:ハサミギロチン/ストーンエッジorがんせきふうじ/けたぐりorかわらわり/ふいうち
変化技:ちょうはつ

ドドゲザンより高い素早さをスカーフでさらに補強する。ようき全振りで最速130族を抜ける。
先発推奨。技構成次第で基本型では厳しいポケモンに勝つことができる。
先発での偶発対峙の場合そのようなポケモンは絶対に退いてこないので、試合の流れを一気に引き寄せられる。
先発または半減読み繰り出しで元々有利な相手と対峙した場合、相手の後続を考えて一貫性の高い技を選択する。

一致技以外は対応させたい範囲に応じて自由に選択。
対象の中に奇襲で持っていきたいポケモンがどれだけいるかパーティと相談しよう。

ハサミギロチン後出しされやすい耐久ポケモンはハサミギロチンが無いと落とせない。
ストーンエッジ無補正A振り・Aランク+1でH振りウインディギャラドスを確1。
ちょうはつ先発サポート役を妨害できるが、こちらも流される。
ふいうち130族より速い相手に。スカーフ奇襲後は警戒も薄れる。

耐久ポケモンは厳しいので、ハサミギロチンを入れないなら後続でしっかり対策しておくこと。


対キリキザン [編集]

注意すべき点
耐久指数ではドドゲザンに劣るものの、流し性能や択性能の高さは相変わらず。
素早さが大分違うため、ふいうち抜きでも先手を打たれやすい。
ドドゲザン登場後は先発起用が増えている。
対策方法
鋼にしては特殊耐久が低く役割破壊しやすい。素の素早さも並程度。
攻撃をふいうちに頼りがちなので、より速い先制技やサイコフィールドなどで抑えれば倒しやすい。

外部リンク [編集]