ダグトリオ（アローラのすがた） - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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ダグトリオ（アローラのすがた） [編集]

No.051 タイプ：じめん/はがね
通常特性：すながくれ（天気が「すなあらし」の時、回避率が1.25倍になる・すなあらしのダメージを受けない）
　　　　　カーリーヘアー（接触攻撃した相手の素早さを１段階下げる）
隠れ特性：すなのちから（天気が「すなあらし」の時、じめん、いわ、はがねタイプの攻撃技の威力が1.3倍になる・すなあらしのダメージを受けない）
体重　　：66.6kg（けたぐり・くさむすびの威力80）

はがね複合になったダグトリオのリージョンフォーム。
耐性が増え、でんきタイプのサブで弱点を突かれにくくなったが、超低耐久であることは変わらず、確定数に差は出にくい。
むしろ原種の採用理由であったありじごくを失ったため、対でんき性能は原種より落ちている。
また素早さが下がってしまっているため、抜けない相手が原種より多い。結果として独自性や強みが薄れてしまっている。

一般の鋼タイプとしては最速だが、第九世代ではサケブシッポ、ハバタクカミ、テツノブジンなど、より速いフェアリーが登場している。
いずれも鋼の弱点を突ける技を覚えるので、タスキが無ければまともに戦えない。

第九世代ではステルスロックを再習得。起点作成役としての性能を取り戻した。
新規習得技で有力なものはイカサマ、あまえる、つるぎのまい、ロックブラスト辺り。
失った技は数こそ多いが、採用の可能性がありそうなのはダブル用のサイドチェンジ、10まんばりき程度。後者はDLCで追加された技マシンでも習得不可。

同複合のドリュウズが藍の円盤で復活した他、新たに中速物理気質のテツノワダチが登場。
素早さだけは僅かに上回るものの、この4の間で有利かつメジャーなポケモンはAキュウコンのみ[1]、110族とはどの道同速対決になるため明確な強みとは言えない。
とはいえ習得技は大分異なり、採用圏内のものに限定してもおきみやげ、きしかいせい、じわれ、ふいうちと事欠かない。
相変わらず立場は厳しいが、前世代よりはかなり独自性が強まっており、採用理由は見出しやすくなったか。

特性考察 [編集]

カーリーヘアー

接触技を受けると相手の素早さがダウン。
専用特性だが効果はぬめぬめと同じ。とはいえぬめぬめを持つヌメルゴンやHヌメルゴンはタイプや能力傾向が違うので意識する必要はない。
1回でもスカーフやS+1の積み技を相殺でき、タスキやこらえるとの併用で2回以上の発動も可能。
より速い相手との縛り関係を逆転することで、追撃の先制技より先にふいうちを入れる動きも狙える。
ステルスロックやおきみやげと合わせた後続サポートとしても悪くない。
非接触技の多いじめんを誘いやすい点には注意。かくとうもパンチグローブを持たれていると効果が薄い。
天候に依存しない特性はこれのみ。

すながくれ

天候が砂嵐の時は回避率が1.25倍。砂嵐のダメージも無効化。耐久が低いので、発動時の行動回数増加は大きい。
同時に試行回数を稼ぎづらいということでもあるので、相性が良いとは言えない。
ひかりのこな＋どろかけ＋すながくれで命中率100%→54%。そこまでしても半分は当たる。
サポート寄りの型でテラスタル後に砂嵐耐性を維持したいなら有用か。
じわれの試行回数を稼ぎたい場合に採用の余地はある。

すなのちから

隠れ特性。天候が砂嵐の時はいわ・じめん・はがね技の威力1.3倍。砂嵐のダメージも無効化。
対象となるタイプの技は全て習得し、うち2つは一致と相性が良い。
素早さも補強して全抜きを狙いたいが、スカーフを持たせるとその適用技の広さが活かしにくい。
さらに砂エースはドリュウズの壁が厚く、最速すなのちからAダグトリオがA特化すなかきドリュウズに火力・素早さの双方で劣る。
一応ストーンエッジを習得するのでいわ技については僅かに上回るものの、一致技2タイプの威力と素早さで劣るので優位点としては弱い。
とはいえ最も能動的に活用でき、砂パでテラスタルエースを任せるなら充分選択肢になる。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力 [砂の力]	命中	効果	解説
じしん	地	100(150) [195]	100	-	性能安定のメインウェポン。ダブルバトルでは味方を巻き込む全体攻撃。 グラスフィールド下では威力が半減する。
じだんだ	地	75/150 (112/225) [144/292]	100	-	じわれの保険に。きまれば最高火力。グラスフィールド下でも通常威力。 ダブルバトルでは単体攻撃なのでじしんの代わりにも。
じならし	地	60(90) [117]	100	素早↓100%	追加効果が優秀。がんせきふうじと違い無効タイプがある。 ダブルでは味方を巻き込む。
アイアンヘッド	鋼	80(120) [156]	100	怯み30%	怯みが狙えるメインウェポン。
ストーンエッジ	岩	100 [130]	80	急所ランク+1	対虫・飛行。地面技との相性補完に優れる。
いわなだれ	岩	75 [97]	90	怯み30%	命中重視なら。怯みも狙える。
ロックブラスト	岩	25×2~5 [32×2~5]	90	-	連続攻撃。いかさまダイスと合わせて。
がんせきふうじ	岩	60 [78]	95	素早↓100%	追加効果が優秀。 後続のサポートの他、高速アタッカーへの縛り関係の逆転にも。
ふいうち	悪	70	100	優先度+1	対エスパー、ゴースト。読みが要るが高威力の先制技。 単純に確定範囲を伸ばせるのも優秀。
じごくづき	悪	80	100	2ターン 音技封印	ふいうちより安定性がある。 ダグトリオは特防が低く、みがわりも貫通される音技を封じられるのもポイント。
イカサマ	悪	95	100	-	サポート型で使える。
シャドークロー	霊	70	100	急所ランク+1	環境上位にゴーストタイプが多いので刺さりやすい。 しかしハバタクカミにはアイアンヘッド、サーフゴーにはじしんで十分。
きしかいせい	闘	20~200	100	-	条件さえ満たせば一致じしんを超える威力。タスキやこらえるとあわせて。 あくタイプやガチグマに効果抜群。
じわれ	地	-	30	一撃必殺	耐久型対策。がんじょうとふゆう、どしょく、飛行には効果無し。 すながくれ型なら試行回数を稼ぎやすい。
特殊技	タイプ	威力 [砂の力]	命中	効果	解説
てっていこうせん	鋼	140(210) [273]	95	HP1/2消費	退場技。すなのちからでそれなりの火力になる。 おきみやげよりも安定性は低いがちょうはつやまけんきに強い。
どろかけ	地	20(30)[39]	100	命中率↓100%	タイプ一致技。すながくれ型で。 飛行タイプや浮遊には効かないが、後続のサポートにもなる。
テラバースト	無	80<120>	100	-	テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。 タイプによってはすなのちからの恩恵を受ける。
変化技	タイプ		命中	解説
こらえる	無		-	カーリーヘアーやきしかいせいとあわせて。
あまえる	妖		-	擬似的ではあるが、生存率を上げる貴重な手段。
おきみやげ	悪		100	瀕死になって相手のACを2段階下げる。起点作りに。
ステルスロック	岩		-	タスキ潰し・スリップダメージが狙える。起点作りに。
つるぎのまい	無		-	攻撃2段階上昇。積む隙を上手く作る必要がある。
つめとぎ	悪		-	攻撃2段階上昇。積む隙を上手く作る必要がある。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	のしかかり	格闘が一貫する。
炎	テラバースト	水と地面が一貫する。火傷無効。
水	テラバースト	対炎・地面。
電	テラバースト	地面が一貫する。麻痺無効。ただしでんじはは元から無効。
草	テラバースト	炎が一貫する。粉技無効。
氷	テラバースト	炎と格闘が一貫する。
闘	きしかいせい テラバースト	対はがね。
毒	テラバースト	地面が一貫する。
地	じしん じだんだ じならし	タイプ一致技の強化。
飛	テラバースト	地面無効。
超	テラバースト	対格闘。
虫	テラバースト	炎が一貫する。
岩	ストーンエッジ いわなだれ がんせきふうじ	すなのちから採用時の火力強化に。水・格闘・地面が一貫する。
霊	シャドークロー	しんそくなどの多くの先制技を無効。
竜	テラバースト	炎と水が半減になる。水のサブウェポンの氷には注意。
悪	ふいうち つじぎり	格闘が一貫する。いたずらごころ耐性の獲得。
鋼	アイアンヘッド	タイプ一致技の強化。
妖	テラバースト	テラバースト以外のフェアリー打点こそ無いが、攻守ともに格闘相手に刺さる。 毒技と鋼技は元々半減以下、かつそれらのタイプ相手にはじしんで弱点を突ける。
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

サポート型 [編集]

特性：カーリーヘアー
性格：ようき
努力値：AS252
持ち物：きあいのタスキ
優先技：おきみやげ/がんせきふうじorじならし/ステルスロック
攻撃技：じしん/アイアンヘッド/ふいうち/じわれ/がむしゃら
変化技：こらえる

今世代においてステルスロックを再習得。
特性カーリーヘアーやがんせきふうじ・じならしと素早さを下げる手段が豊富。
火力ダウン兼自主退場技のおきみやげもあるため、起点作り役としては充分な性能を持つ。

耐久に振っても複数回受けられるような相手がいないため、調整はAS振り＠きあいのタスキ推奨。
上手く接触物理と対面させてカーリーヘアーが発動すれば、がんせきふうじでタスキを潰しつつS2段階ダウン＋おきみやげまで決められる。
こらえるでカーリーヘアーの発動回数を稼ぐことも可能。
非接触技とみがわりに弱いのが難点。
おんみつマントやクリアチャームも見抜きにくいので注意。

物理アタッカー型 [編集]

特性：カーリーヘアー/すなのちから
性格：ようき/いじっぱり
努力値：AS252
持ち物：きあいのタスキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/いのちのたま
確定技：じしん/アイアンヘッド
優先技：ふいうち/ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/きしかいせい
攻撃技：じわれ
変化技：こらえる/みがわり/つるぎのまい

スタンダードな速攻物理アタッカー。
耐性は優秀だが耐久は貧弱なので、先発か死に出しでの運用が主になる。
特性は後続サポートにもなるカーリーヘアーが安定。
きあいのタスキの場合、この特性のおかげで返り討ちにできる高速物理アタッカーも出てくる。

条件なしでS110族の地面鋼＋岩＋ふいうちに特性カーリーヘアーの効果を加えた攻撃範囲は思いのほか優秀。
持ち物タスキでの対面からなら、ミミッキュ等かなり広い範囲の上位ポケモンに対して優位に立つことができる。

きしかいせいはこらえるやタスキと相性が良く、最大威力はじしんを上回る。
範囲は被り気味だが、ノーマルやあくにも抜群を取れるのであって損はない。

相性考察 [編集]

水×飛行やすいほうオニシズクモとは互いの弱点を補完しあう。
ただし岩×地面やウォッシュロトム、テツノツツミ等、双方一致弱点を突けるポケモンは多い。

対ダグトリオ（アローラのすがた） [編集]

注意すべき点

じめん・はがねタイプとしては素早さが高く、速攻やカーリーヘアー・おきみやげでの起点作りに長ける。
後続にギャラドス等の相性補完に優れる積みアタッカーが控えていることも多い。

対策方法

原種と異なりありじごくによる選出縛り能力は無い。素早さもあちらより低く上から叩きやすいが、ふいうちには注意。
つるぎのまいやじわれもあるため、非接触技で速攻して倒したい。
タスキ持ちが多いので、しんくうは等の先制技や連続技が有効。
パンチグローブ連撃ウーラオスはタスキや特性を無視し、おきみやげも専用技には実質的に無意味なので、非常に有利。
アーマーガアも一致技半減以下、サブウェポン等倍以下、能力ダウン無効なので積みの起点にできる。

外部リンク [編集]

• ダグトリオ（アローラのすがた） - ポケモン百科事典