オニシズクモ [編集]
No.0752 タイプ：みず/むし 通常特性：すいほう（ほのおタイプの技のダメージを半減・やけど無効・みずタイプの技の威力が2倍） 隠れ特性：ちょすい（みずタイプの技を受けたときそれを無効化し、HPを最大の1/4回復する） 体重 ：82.0kg（けたぐり・くさむすびの威力80）
| 超高火力水 | ＨＰ | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オニシズクモ | 68 | 70 | 92 | 50 | 132 | 42 | 454 | すいほう/ちょすい |
| 160 | 120 | ※すいほうAC無振り | ||||||
| 192 | 152 | ※すいほうAC全振り | ||||||
| マリルリ | 100 | 152 | 80 | 60 | 80 | 50 | 522 | ※ちからもちA全振り |
| イルカマン(マイティ) | 100 | 160 | 97 | 106 | 87 | 100 | 650 | マイティチェンジ |
※特性「すいほう」の場合、ほのお半減
※特性「ちょすい」の場合、みず無効
第七世代出身のみず×むし複合。現環境の同複合はほかに進化前のアメタマのみなので、事実上の固有タイプ。
耐性が互いに弱点を打ち消しあい、半減5、弱点3とそこそこ優秀。種族値もややHPは低いが耐久寄りで、不一致弱点程度なら耐えられる。
特に特殊耐久は高く、ミラーコートも覚えるので、H252のみでFCロトムの特化かみなりまで確定耐えして反撃が可能。
じめんに受け出し遂行できるみずタイプというのも個性で、総じて明確な役割を与えやすい。
攻撃面の種族値は低いが、専用特性すいほうが非常に強力。
ほのお半減、やけど無効、みずタイプの技の威力が2倍と、優秀な効果を3つも持つ。
物理・特殊双方においてアタッカーを務められるだけの実質火力指数を持ち、耐性と耐久を活かしてダメージレースを制するのが得意。
特化時の火力指数は、物理がアクアブレイクの34170、特殊がハイドロポンプの36960で、特殊型が上。ただし安定性は物理が勝る。
難点は、すいほうで強化されるみず以外の火力が貧弱な点。
みずタイプに対し耐性や無効特性を持つ相手には有効打を持たず、鈍足かつ先制技も無いので起点化されやすく、上から縛られやすい。
もう片方の一致技であるむし技は通りも悪い。くさに対してもモロバレルやエルフーン、炎オーガポンなどには等倍なので、追加効果狙いに留まる。
サブウェポンも水定番の氷が使える特殊型はともかく、物理型は抜群範囲が狭い毒と悪のみ。
ほかのパーティメンバーともうまく連携して、相手に水の一貫性を作れるようにしたい。
第九世代では、がむしゃら、ひやみず、とびつく等を習得。逆に、ほかの多くの水ポケモンと同様ねっとうは習得不可になった。
新要素テラスタルを駆使することにより、特性による耐性変化を残しつつほかのタイプに変化することができる。
特性考察 [編集]
- すいほう
- 専用特性。ほのお半減、やけど無効、みずタイプの技の威力が2倍になるという強力な効果の3点セット。
みず技に限れば、種族値上では不可能なアタッカーとしての適性を強烈に高めてくれる。
かたやぶりには貫通されるが、火傷に関してはみずのベールと同様即座に回復するので問題ない。
大半のかたやぶり持ちはほのお技の火力があまり高くないが、第九世代で追加されたかまどオーガポンには注意。
- ちょすい
- 隠れ特性。みず技を無効化し回復できる。
悪い特性ではないのだが、元々半減であり、ねっとう対策にもすいほうでやけどを防げるため、あまり恩恵を受ける盤面が多くない。
テラスタルで水弱点のタイプに変化した時の恩恵は大きいものの、すいほうが個性的かつ強力なため、耐久型として運用する場合に採用圏内となる程度。
トレースされるとみず技が通らなくなるので注意。
技考察 [編集]
| 物理技 | タイプ | 威力 [すいほう] | 命中 | 効果 | 解説 |   |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アクアブレイク | 水 | 85(127) [255] | 100 | 防御↓20% | タイプ一致技。性能安定。すいほうで威力倍増。 追加効果が発生すれば更に高威力が期待できる。 ウェーブタックルは覚えない。 | |
| きゅうけつ | 虫 | 80(120) | 100 | HP吸収1/2 | タイプ一致技。高耐久と相性のよい回復効果付き。 補正有A108振りでH244ナッシー、H252カラマネロをそれぞれ確1。 | |
| とびかかる | 虫 | 80(120) | 100 | 攻撃↓100% | タイプ一致技。追加効果が優秀。後続にも活きる。 | |
| がむしゃら | 無 | - | 100 | HP依存 | 削り技。先発や耐久型向け。低めのHPとの相性が良い。 | |
| 特殊技 | タイプ | 威力 [すいほう] | 命中 | 効果 | 解説 | |
| ハイドロポンプ | 水 | 110(165) [330] | 80 | － | タイプ一致技。高威力・命中不安。 物理受け対策としてアクアブレイクとの両立もあり。 | |
| なみのり | 水 | 90(135) [270] | 100 | － | タイプ一致技。中威力・命中安定。 ダブルでは味方を巻き込むので注意。 | |
| むしのさざめき | 虫 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。みがわり貫通。 | |
| ギガドレイン | 草 | 75 | 100 | HP吸収1/2 | 対水地。ちょすいやよびみず持ちにも。 | |
| れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | 対草飛竜。主に4倍狙いでの採用がメイン。 | |
| ふぶき | 氷 | 110 | 70 | 凍り10% | 対草飛竜。命中不安・高威力。仮想敵への確定数が変わる場合こちらを採用。 | |
| ミラーコート | 超 | - | 100 | 優先度-5 | 高い特殊耐久を活かして倍返し。悪は呼びにくい。 | |
| テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | タイプ変動 | テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃＞特攻なら物理技になる。 テラスタイプがステラなら威力100・使用後AC↓・テラスタルポケモンに抜群になる。 | |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | | ||
| ねばねばネット | 虫 | - | 後続にも活きる妨害技。ただし飛行タイプやふゆうには効果なし。 | | ||
| なかまづくり | 無 | 100 | ダブル用。相方をすいほうにして炎技や火傷に強くしたり、水ポケモンを強化したりする。 | | ||
| ワイドガード | 岩 | - | ダブル用。味方の使う全体攻撃技もノーダメージにできる。 | | ||
| みがわり | 無 | - | 変化技対策や、味方のどくどくとのコンボに。 | | ||
| 採用率の低い技 |
テラスタル考察 [編集]
| タイプ | 主な技 | 解説 | |
|---|---|---|---|
| 水 | アクアブレイク ハイドロポンプ | すいほう水技の更なる強化に。耐性も少し変わる。 | |
| 虫 | きゅうけつ とびかかる むしのさざめき | 虫技の強化。すいほうなら弱点は2つになる。 | |
| 鋼 | テラバースト | すいほうなら弱点が2つになる。多耐性と毒・猛毒耐性を獲得。耐久型向け。 | |
| 炎 | テラバースト | 火傷はすいほうでも対策可能なので恩恵は薄い。岩が一貫する。 ちょすいなら弱点2つになる。耐久型向け。 | |
| 無 | テラバースト | ゴースト無効。 | |
| 電 | テラバースト | 対飛行。電気半減。麻痺無効の恩恵は薄い。 | |
| 草 | ギガドレイン テラバースト | 粉技無効。飛行が一貫する。すいほうなら弱点を減らせるが、それでも4個と多め。 | |
| 闘 | テラバースト | 対岩。飛行が一貫する。 | |
| 毒 | どくづき テラバースト | 毒・猛毒無効。耐性は鋼より少ない。 | |
| 地 | テラバースト | 電気無効、岩半減。ちょすいなら弱点が2つになる。 | |
| 飛 | テラバースト | 電気と岩が一貫する。 | |
| 超 | テラバースト | 解説 | |
| 岩 | テラバースト | 飛行半減。ちょすいなら弱点を減らせるが、それでも4個と多め。 | |
| 霊 | テラバースト | しんそく、ねこだましなどを無効化。 | |
| 竜 | テラバースト | 解説 | |
| 悪 | かみくだく テラバースト | いたずらごころ耐性の獲得。 | |
| 妖 | テラバースト | 解説 | |
| 採用率の低いテラスタル |
すばやさ調整 [編集]
特性の関係上A252振りが基本なので、S調整をするならHを削る例が多い。
| 目安 |
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性：すいほう
性格：いじっぱり/ゆうかん（トリル用）
努力値：A252 S調整 残りH
持ち物：こだわりハチマキ/オボンのみ/とつげきチョッキ/しんぴのしずく/たべのこし
確定技：アクアブレイク
優先技：きゅうけつorとびかかる/ミラーコート
攻撃技：かみくだく/どくづき/れいとうビームorふぶき
変化技：ねばねばネット
変化技(ダブル)：ワイドガード/なかまづくり
すいほうにより強化される高火力アクアブレイクをメインに据えた物理アタッカー型。
命中不安に悩まされることなく高火力を押し付けられるのが強み。
ただし物理のサブウェポンで弱点を突きづらいのが難点。基本的に水技が通らない相手は苦手。
特殊に対してはミラーコートがあるので、水技が通らない相手でも悪以外は耐えて返せる。
特殊耐久は非常に高く、タイプ一致10まんボルトでも確定で耐える。
持ち物考察 [編集]
- しんぴのしずく
- デメリット無しでメインウェポンを強化できる。
アクアブレイクで本来乱1のH振りバンギラスを確1で落とせるほか、様々な場面で確定数が変わる。
なかまづくりやワイドガードなどダブル用の優秀な技を持つため、ダブルで技固定を避けつつサポートもさせたい場合にも。
- こだわりハチマキ
- 小回りは利かなくなるものの、基本的にアクアブレイクを連打するためあまりデメリットは気にならない。
アクアブレイクが通る相手には最も効果が見込めるが、物理水が受けられる相手で止まってしまうのが難点。
とはいえH振りウォッシュロトム程度ならアクアブレイクで高乱2になるほどの火力は確保できる。
- とつげきチョッキ
- 素の特防の高さもあって、最低限の火力を保持したまま特殊アタッカーにめっぽう強くなる。
テツノツツミのフリーズドライが確3になるが、ミラーコートで倍返ししても倒しきれない恐れがある。
- オボンのみ
- 確定数をずらすために。HP4n調整を忘れずに。
特殊アタッカー型 [編集]
特性：すいほう
性格：ひかえめ/れいせい(トリル用)
努力値：HC252 B4
持ち物：こだわりメガネ/とつげきチョッキ
確定技：ハイドロポンプ/れいとうビーム
攻撃技：むしのさざめき/なみのり/ミラーコート
変化技：ねばねばネット
変化技(ダブル)：ワイドガード/なかまづくり
メインウェポンをハイドロポンプにすることで、水技の火力を更に引き上げる型。
いかくで火力を下げられず、ゴツゴツメットやB振り等の相手にも安定してダメージを与え続けることができる。
一方で命中不安な点と、特攻自体は低いため水技以外の火力は物理型より下がる点に注意。
とつげきチョッキ持ちには弱くなってしまうが、ADチョッキマンムーに関してはこだわりメガネなみのりで確1にできる。
サポート兼物理受け型 [編集]
特性：すいほう/ちょすい
性格：ずぶとい
努力値：H252 B204 S52
持ち物：たべのこし/カゴのみ/ヨロギのみ/ゴツゴツメット
確定技：ひやみず/リフレクター/てっぺき
選択技：ねばねばネット/アクアリング/みがわり
優秀な耐性と、みず専門アタッカーの印象を活かした物理受け型。
ヒードラン、ランドロス、ドリュウズ、マンムーなどを受けられるが、高確率で搭載される岩技には注意。ヨロギのみ持ちなら積みやすくなる。
主に居座りを前提とした運用になる。
物理耐久を伸ばすことで、ミミッキュ対策、砂パエースなど常に一定数いるドリュウズの対策にもなる。
強みはアタッカーオニシズクモが苦手とするギャラドス、ミミッキュを狩ること。珠ミミッキュも受かる。
初手はリフレクターを選択し、次にてっぺきを3回積んで要塞化する。
さらにひやみずで相手のAを下げて耐久力アップ。
素早さはカバルドン抜き抜き。カゴのみかみがわりがあればあくび対策になる。
ふきとばしやステルスロックを防げないため、過信は禁物。
HB振りD4ずぶといシャワーズより耐久指数は劣る[1]が、地面技半減・草技等倍という点で優れる。
相性考察 [編集]
- 電気×鋼複合、地面×鋼複合
- すいほうの炎半減込みで互いに弱点となるタイプを半減以下に抑えられる。
特にジバコイルと組むと、ゴースト・悪以外を半減以下にできる。（地面複合とは草も等倍で一貫する）
ただし、地面や格闘タイプは岩技の所持率が高いので、受け出しする際は注意が必要。
対オニシズクモ [編集]
- 注意すべき点
- 専用特性すいほうにより強化される水技が強力。物理アタッカーでありながら火傷無効。
種族値自体は耐久寄りで、特殊耐久が非常に高い。ミラーコートで余裕をもって倍返しも可能。
ダブルではなかまづくりによる炎弱点のサポートや、ワイドガード・ねばねばネットなどによる妨害も可能。
- 対策方法
- 火力はすいほう＋水技ありき。
水技に耐性があるポケモンなら比較的優位に立てるほか、スキルスワップやかがくへんかガスなどで特性を上書き・無効化するのもよい。
鈍足で先制技も無いため、先手で処理しやすい。素早さにあまり振られていない場合も多く、ねばねばネットでSを下げられても対面ではあまり支障がない。対策ポケモンの例