このページは特殊個体「アカツキ」のものです。
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ガチグマ(アカツキ) [編集]
No.0901 タイプ:じめん/ノーマル 特性:しんがん(ゴーストタイプにノーマルとかくとうタイプの技が当たる、自身の命中率を下げられず、相手の回避率を無視できる) 体重:333.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
第九世代のDLC「碧の仮面」にて登場した、特殊個体のガチグマ。
現状リングマからの進化方法は存在せず、DLC中で入手できる1体のみ。
通常個体と同じ鈍足アタッカー気質の種族値。ただし物理・特殊が異なるため差別化は必要はない。
合計種族値は僅かに高いが、HBDの配分効率が悪くなったことで耐久指数はむしろ下がっている。
独自の個性が強く、特に専用技と専用特性にその面が強く表れている。
専用技「ブラッドムーン」は2回連続で出せない代わりに威力140というノーマル版「デカハンマー」のような性能。
専用特性しんがんは、きもったまとするどいめの性質を併せ持つ。
これによりブラッドムーンが威力140、命中100、無効タイプ無し、回避ランク無効という驚異的な性能の技と化している。
ノーマル半減のいわ・はがねで受けるのも、一致じめん技があるため安定しない。
更にサブウエポンでは「しんくうは」を習得。原種が覚えない先制技で、鈍足をカバー出来る。
その上、ノーマル+かくとう+しんがんは現環境ではすべてのポケモンに等倍が取れるという、ほぼ完ぺきな補完を持つ。
「無効タイプが無い先制技」のため、タスキ等に対してテラスタル択を心配することなく処理出来る点も優秀。
元が物理主体のポケモンのためか特殊技のレパートリー自体は少なめなのだが、それが全く気にならない。
攻撃技の補完が優れているため補助技も入れやすく、積み技の「めいそう」や、名前繋がりなのか「つきのひかり」も習得する。
あくび、ほえる等のサポートも可能。
上記のように攻撃性能に関しては原種とは別ベクトルですさまじい性能を誇るが、
欠点としては鈍足のため消耗しやすい点と、特殊耐久の低さが挙げられる。
物理耐久は原種と同様高いので対面では殴り勝てるが、消耗したところに特殊アタッカーを出されると上から縛られてしまいがち。
とつげきチョッキを持つ、事前にめいそうを積む、引き先となる特殊受けを用意するなど、
欠点を上手くカバーすることができれば、自慢の攻撃性能を遺憾なく発揮できるだろう。
じめんタイプの特殊アタッカーとしての側面で見ると他には化身ランドロスが存在するが、
サブウェポンの範囲が微妙に異なる点、耐久や素早さの差などから特に差別化を意識する必要はない。
特性考察 [編集]
- しんがん
- 隠れ特性は無くこれのみ。(特性カプセル及び特性パッチ使用不可)
効果は「ゴーストタイプにノーマルとかくとうタイプの技が当たる」「自身の命中率を下げられず、相手の回避率を無視できる」であり、
特性きもったまとするどいめの性質を併せ持つ性能となっている。
厳密にはきもったまに存在するいかく無効化の効果はないが、基本的に特殊アタッカーであるアカツキにはほぼ関係ない。
これによりノーマル技をほぼ確実に相手に当てることができ、
ノーマル技を軽減するいわやはがねには一致のじめん技が刺さることで脅威の一貫性を実現している。
ただし、特性すながくれやひかりのこな等による能力ランクではない回避率については無効化出来ず、これらのポケモンに対しては技を外す場合もある。
技考察 [編集]
採用率の低い技 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
ステラ | テラバースト | 複合タイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。 初発であるブラッドムーンの威力はノーマルテラスと同じ。 連発できない欠点もブラッドムーンなら気になりにくい。 | |
無 | ブラッドムーン ハイパーボイス | ブラッドムーンの火力が絶大で、無振りハバタクカミが確一となる。 耐性は1つに減ってしまうが、地面の弱点全てが等倍となる。 | |
地 | だいちのちから マッドショット | 一致技のだいちのちからの底上げかつ格闘等倍。 | |
妖 | ムーンフォース | 格闘を半減し、ただでさえ超範囲な無地に相性抜群の妖の火力を上げる。 アーマーガアには極めて弱くなるので注意。 | |
闘 | きあいだま しんくうは ボディプレス きあいパンチ テラバースト | ノーマル同様特性で無効にされない格闘の打点を伸ばす。耐性もがらっと変わる。 | |
炎 | テラバースト | 対草・フェアリー・炎。水が一貫する。特に炎オーガポンとの偶発対面を有利対面に変える目的に。 | |
水 | テラバースト | 水・氷半減だが、草が一貫する。 対テツノツツミ、連撃ウーラオス意識。 | |
毒 | テラバースト | 草と格闘を半減。対フェアリー意識。 | |
鋼 | テラバースト | フェアリーに。草と氷を半減、岩耐性を維持し耐性の数も増えるが、格闘は一貫。 | |
霊 | テラバースト | カイリューのしんそく、格闘を透かせるが、環境に多いゴースト・悪に弱くなる。 | |
竜 | テラバースト | 電気耐性を維持し草・水・炎半減。氷が一貫する。オーガポンを全面的に見るなら。 | |
草 | テラバースト | 草・水・粉技耐性。氷が一貫する。どちらかと言えばダブル向き。 | |
電 | テラバースト | 弱点をスイッチ+最小限に。攻撃面はアーマーガアやギャラドスピンポイント。 |
採用率の低いテラスタル |
型考察 [編集]
チョッキフルアタ型 [編集]
特性:しんがん
性格:ひかえめ
努力値:耐久調整 残りC
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ブラッドムーン/だいちのちから/しんくうは
優先技:ハイパーボイス
選択攻撃技:ムーンフォース/テラバースト
テラスタイプ:ステラ/ノーマル/フェアリー/どく/みず
環境で最も多いチョッキ型。低めの特殊耐久をチョッキで補い、高い対面性能で殴り合う。
しんがんブラッドムーン+だいちのちからによる広い等倍範囲、無効の無い先制技のしんくうは、ブラッドムーン後の隙を補うハイパーボイスが基本。
高火力、高耐久のうえ先制技持ちと対面性能が非常に高いのが特徴。
撃ち合い性能を高めるためノーマルテラスが多い。
ノーマル以外で採用する場合、ハイパーボイスをテラバーストにすると通常時はブラッドムーン後のノーマル打点、テラスタル後はサブウエポンと使い分ける事が出来る。
他にもブラッドムーンが連発できない都合により、ステラタイプとも相性が良い。
この場合は四枠目をハイパーボイスにするより、他タイプのサブウェポンを採用して攻撃範囲を広げるべき。
アカツキガチグマミラーの場面も強いが、お互いチョッキと言う事も多いので注意。
あくびサイクル型 [編集]
特性:しんがん
性格:ひかえめ/ずぶとい
努力値:耐久調整 残りC
持ち物:たべのこし/オボンの実
確定技:ブラッドムーン/あくび
選択攻撃技:だいちのちから/しんくうは/ハイパーボイス/ムーンフォース
選択変化技:めいそう/つきのひかり/みがわり
テラスタイプ:ノーマル/フェアリー/どく/みず
あくびと回復アイテムで場持ちを重視したサイクル型。
しんがんブラッドムーンの受けにくさと、あくびによるサイクル強要で相手を崩していく。
また回復手段の無いチョッキ型想定で、ゴリ押しによる突破を狙う相手にも刺さる。
持ち前の対面性能にくわえ、サイクル戦、さらには高耐久を活かしたクッション役など用途が広い。
ただし技スぺの関係上、地面打点、先制技、連打できるノーマル技のいずれか一つ以上を切る必要がある。
役割対象を見極めて選択したい。
トリルアタッカー型 [編集]
特性:しんがん
性格:れいせい(トリパ採用時)
努力値:C252 耐久調整
持ち物:シルクのスカーフ/いのちのたま
確定技:ブラッドムーン/だいちのちから/しんくうは
選択攻撃技:ハイパーボイス/ムーンフォース/テラバースト
選択変化技:めいそう
テラスタイプ:ノーマル(推奨)/フェアリー/どく/みず
鈍足を活かしたトリックルームエース。
シルクのスカーフ+ノーマルテラス+しんがんブラッドムーンで全てを破壊する。
限られたターンで勝ち切れるように火力特化。
しんくうはは一見不要だが、トリル後や、トリル中でも先制技持ちを考えるとあると安心。
基本はフルアタだが、めいそうはトリル中なら特殊に対して先制で積むことが出来る。
めいそう型 [編集]
特性:しんがん
性格:ひかえめ/ずぶとい
努力値:耐久調整 残りC
持ち物:たべのこし/オボンの実
確定技:ブラッドムーン/めいそう
優先技:つきのひかり/だいちのちから
選択攻撃技:ハイパーボイス/しんくうは/ムーンフォース
選択変化技:あくび/みがわり
テラスタイプ:ノーマル/フェアリー/どく/みず
めいそうを積んで要塞化する型。
持ち前の物理耐久に加え、めいそうで特殊耐久を積むことで要塞化する。
元々の火力も相まって、並みの特殊受けは余裕で破壊される。
技スぺは足りないが、しんがんとブラッドムーンとだいちのちから(しんくうは)だけで一定の範囲は確保できるのも強み。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対ガチグマ(アカツキ) [編集]
- 注意すべき点
- トップクラスの特攻を持ち、専用特性しんがんによりブラッドムーンを無効化する手段が存在しない。
みがわりで凌ごうにもみがわり貫通のハイパーボイスを覚える。
かと言ってノーマル技を岩や鋼で半減にしようにも一致だいちのちからがあり、襷で強引に耐えても先制技のしんくうはで突破される。
変化技もあくび、めいそう、つきのひかりと強力なものが揃っており、ラッキー等の遂行手段に乏しい受けポケモンでは積みの起点にされる恐れもある。
- 対策方法
- 原種と同じく多弱点かつ鈍足なので上からの一致技が有効。
特殊耐久が下がっているので特殊技ならなおよい。
また特殊面の技レパートリーが狭く、アーマーガア・ドータクンなどは原種に引き続き有効。ボディプレスで遂行。
またブラッドムーンは連続で選択出来ない為、こだわりトリックで機能停止に出来るが、こだわりメガネを渡すのは考えもの。アンコールはその後の展開次第では有利にならないことがあるので考えなしに撃つのは避けたい。
ブラッドムーンをスカすためにみがわりもアリだが、ハイパーボイスを採用している例も多いため不安定ではある。アンコールについて
- 上から弱点技で速攻
ブラッドムーンを無力化する手段が存在しない以上上から高火力で叩くしかない。
耐性はあまり良くないのでウーラオスやオーガポンなどで速攻を仕掛ける。
井戸オーガポンでテラスタルすれば特防上昇かつ一致で弱点を突ける。
- 特性ふゆうのポケモンで鋼テラスタル
ピンポイント気味だが、フリージオなどで鋼タイプにテラスタルし地面の通らない鋼にして被害を抑える。
ただし格闘が抜群になるので注意、威力の低いしんくうはが大半だがきあいだまやボディプレスの場合は致命傷となる。
耐久が高いクレセリアならめいそうの起点にしやすい。
- まもる
ブラッドムーンが連続で使えない仕様を突いてまもるで回避。
じめん弱点でなく、ハイパーボイスを素で2回以上耐えられるポケモンであれば行動回数を増やせる。
ただし、ガチグマ側も一度まもるを見ればタイミングをずらすなどで対抗してくるので、何度も使える手ではない。
- じごくづき
ハイパーボイスを撃つターンに合わせられれば一方的に叩ける。
地面が半減以下のポケモンなら誘いやすい。
- 特性の変更・消去
こちらもピンポイントだが、なかまづくり等の特性を変える技で強みのしんがんを消してしまえば大幅な弱体化となる。
できればゴーストポケモンかゴーストテラスタルでノーマル技を透かしながら行いたい。
その他 |