ヤミラミ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ヤミラミ [編集]

No.0302 タイプ:あく/ゴースト
通常特性:するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率上昇を無視して攻撃できる)
     あとだし(優先度が同じなら必ず後攻になる)
隠れ特性:いたずらごころ(使用する変化技の優先度が+1されるが、あくタイプの相手を対象にする技だと必ず失敗する)
体重  :11.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
悪戯心悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヤミラミ507575656550380するどいめ/あとだし/いたずらごころ
ヤミカラス608542854291405ふみん/きょううん/いたずらごころ
(73)(73)しんかのきせき・BD無振り
(89)(89)しんかのきせき・BD全振り
オーロンゲ9512065957560510いたずらごころ/おみとおし/わるいてぐせ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)フェアリー
いまひとつ(1/2)どく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう/エスパー

第三世代出身のあく×ゴースト複合。同タイプは今作でもミカルゲのみ。
種族値は全体的に低水準だが、強力な特性いたずらごころと豊富な変化技により、代替が利かない個性的な性能を誇る。
自身があくタイプのため、相手のいたずらごころからの変化技は無効で、相手もあくでない限りは特性ミラーに強いのも利点。
おにび、かなしばり、スキルスワップ等他のいたずらごころ持ちでは覚えない技も多く、差別化には困らない。

第九世代ではリフレクター、ひかりのかべ、スキルスワップ、ビルドアップ、でんじはを新規習得。変化技の多彩さにさらに磨きがかかった。
スキルスワップはダブルバトルで強力な変化技を持つ味方に渡したり、敢えて相手に渡して自身への変化技をシャットアウトさせることが可能になった。
リフレクター、ひかりのかべはクレッフィオーロンゲでも可能だが、かわらわり・サイコファングといった汎用的な壁破壊技を無効化できる点で差別化は容易。
ただし、使用率は高くないがPケンタロスのレイジングブルには注意。
碧の仮面ではじゅうりょくを再習得し、ダブルのじゅうりょく構成において妨害されづらい始動役としても活躍できるように。
他の習得技で目ぼしい物ははたきおとす、うらみ、ポルターガイスト辺りで、いずれも再習得。
失った技で有用なのはサイドチェンジ程度で、被害はあまり大きくない。

ダイマックスの廃止でかなしばり+アンコールを無効化する手段が減少したのも追い風となる。
反面、テラスタルの登場により、相手にあくタイプに変化されると変化技が通らなくなるので注意。
元の耐性と本人の性質の相性が良く、自分でテラスタルを切ることはほぼ無いだろう。強いて言えば毒を無効にできるどくはがねか。

ほかのいたずらごころとの習得技比較はイルミーゼのノートにあります。



特性考察 [編集]

するどいめ
相手の回避率上昇と自身の命中率低下を無効化する。
ちいさくなる耐久型への回答にはなるが極めてピンポイント。
アタッカー性能の低いヤミラミで対策するものでもないため、候補外。
あとだし
専用特性。全ての行動が必ず後攻になるデメリット特性。ただし優先度については無視しない。
優先度0のメタルバーストを多少使いやすくなるが、元々鈍足なので恩恵は薄い。
スキルスワップで相手に押し付けることも可能だが、いたずらごころ+こうこうのしっぽトリック/さきおくりの方が先制で使える分扱いやすい。
いたずらごころ
隠れ特性。変化技を先制で出せるようになる。ヤミラミの豊富な変化技を最大限活用できるため、基本的にこれで確定。
ただし相手のあくタイプに対する変化技が無効化される。サイコフィールドや先制技無効化特性にも注意。
トレースされても自分があくタイプのため変化技をある程度縛れるためついでに対策もできる。
なお、自分や味方を対象にする技の場合、相手や味方があくタイプであっても無効化されない。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
バークアウト55(82)95特攻↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。みがわり貫通。
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。無効タイプは無いが半減されやすい。
シャドーボール80(120)100特防↓20%タイプ一致技。ノーマルに無効だが等倍範囲が広い。
ナイトヘッド-100-特攻無振りでも使える攻撃技。
サイコキネシス90100特防↓10%格闘相手に。
パワージェム80100-リザードンモスノウ等4倍相手に。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
イカサマ95(142)100-タイプ一致技。攻撃無振りでも使える攻撃技。
はたきおとす65/97
(97/145)
100道具排除タイプ一致技。追加効果が優秀。
じごくづき80(120)100音技封じタイプ一致技。ほえるやみわくのボイスの対策になる。
ふいうち70(105)100優先度+1タイプ一致技。読みが要るが高威力の先制技。ちょうはつと好相性。
かげうち40(60)100優先度+1タイプ一致技。いつでも使える便利な先制技。
ポルターガイスト110(165)90-タイプ一致技。高威力で相手の道具の確認もできる。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
フェイント30100優先度+2ダブルでのサポートに。
シングルでも優先度の高さといつでも使える点は優秀。
メタルバースト-100-反射技。タスキとあわせて。優先度0なので、あとだしと相性が良い。
変化技タイプ命中解説
おにび85物理アタッカー対策。炎やこんじょうに注意。
ゆびをふる-運次第だが、いたずらごころだと攻撃技を先制技として扱える。
あくタイプにどんな技が出ても失敗するので注意。
ちょうはつ100補助技対策。撃たれる前に撃てれば強力。
トリック100こだわりアイテム、後攻のしっぽ等とあわせて。
あやしいひかり100妨害技。いばるは現状習得できない。
みがわり-補助技対策や様子見。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊方面を補える。
じこさいせい-回復技。おにびやめいそうとあわせて。
ふういん-ダブル向け。主にまもるを封じる。
まもる-おにびなどのターン稼ぎに。
みきり-ふういん対策に。みきり+ふういんが可能なのはヤミラミのみ。
さきおくり100ダブル専用。いたずらごころで優先度0の技を強制的に後回しにできる。
アンコール100起点作り。先制で発動できるため使いやすい。ダイマックスが消えたのも追い風。
かなしばり100同上。アンコールと組み合わせると強力。
いたみわけ-回復兼削り。低HPと好相性。
でんじは90妨害技。電気や地面、ひらいしんなどには無効。
リフレクター-先手で物理耐久を強化。
ひかりのかべ-先手で特殊耐久を強化。
スキルスワップ-強力な変化技を持つ味方にいたずらごころを渡す。
じこあんじ-対象の能力変化をコピーする。シングル・ダブルともに先制で使えるのは大きい。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
解説
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解説

型考察 [編集]

物理受け型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:わんぱくorずぶといorのんき
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/オボンのみ/ラムのみ
確定技:おにび/じこさいせい
選択攻撃技:あくのはどう/バークアウト/イカサマ/はたきおとす/シャドーボール/ナイトヘッド
選択変化技:ちょうはつ/めいそう/みがわり/ふういん/リフレクター/ひかりのかべ/ビルドアップ

主にノーマル・格闘タイプのポケモンを相手に、おにびを撒いてじこさいせいで粘る。
隙あらば一致イカサマで攻撃。いたずらごころは適用されないが、火傷状態の相手にも威力が低下しない。
おにびの効かない炎やこんじょう持ちに対してはパーティ単位で対策が必要。

また、ふういんをクレッフィ共々先行して放てるのも見逃せない。

型サンプル
持ち物:こうかくレンズ
技構成:イカサマ/おにび/めいそう/じこさいせい

おにび命中率が93%になるため、ほとんど外れることがない。
そのため物理はおにびによるAダウン前提調整で済み、余った努力値を特防に振れて、特殊の面倒も見ることができる。
おにびが効かない炎やフェアリー、再生回復技持ちの耐久相手は無理だが、
それをカバーできる相方を用意してやれば先発を安定して任せられる。

みがしばアンコ型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:たべのこし
確定技:みがわり/アンコール/かなしばり
選択技:おにび/じこさいせい/ナイトヘッド/イカサマ/ちょうはつ

いたずらごころにより、確実に先手を取ってみがわり+アンコール+かなしばりのコンボを使用できる。
同じコンボを使えるエンニュートとはいたずらごころの有無、タイプの差等あらゆる要素が異なるので差別化不要。
交換連打によりPP切れを待たれると辛いので、あらかじめステルスロック等を撒いておくとより有効。

タスキメタルバースト型 [編集]

反撃技のメタルバースト+先制技で相手を倒す型。
最大234[1]+ふいうち圏内までのHPの相手を倒すことができる。
1:1交換を制した後はいたずらごころによる変化技か先制技で後続に繋ぐ。
ただし、ステルスロックや砂嵐、連続技に非常に弱い。
またメタルバーストは優先度0のため、相手より速いと反撃できないことは要注意。(特性あとだしならば関係無い)
なおメタルバーストは物理技のためちょうはつは効かないが、相手に技を見せてしまうためPPの兼ね合いでちょうはつ連打で対処されてしまう。
以下いたずらごころ軸とあとだし軸を記載。

いたずらごころ軸 [編集]

特性 :いたずらごころ
個体値:AHさいこう・BDSだめかも(推奨)
性格 :さみしがり(A↑B↓)orゆうかん(A↑S↓)
努力値:HA252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:メタルバースト/ふいうち(推奨)
先制技:ふいうち/かげうち/ねこだまし/フェイント
変化技:おにび/ちょうはつ/こらえる/トリック/あやしいひかり/にらみつける など
天候技:あまごい/にほんばれ

特性がいたずらごころのメタルバースト型。変化技を先制で使えるため行えることが非常に多い。
個体値はメタルバーストの反撃量を増やすため、また相手より遅く行動するためBDSダメかもが望ましい。
1:1交換後は
安定のおにびちょうはつ、相手のアイテムを奪うトリック、相手の動きを阻害するあやしいひかり、
あいての防御を1段階下げるにらみつける、先制攻撃技各種等。
天候変化技はあまごい・にほんばれを使用でき、すいすいサンパワー持ち等に繋げることができる。
先制技の考察はあとだし軸参照。

あとだし軸 [編集]

特性 :あとだし
個体値:AHさいこう・BDだめかも(推奨)
性格 :さみしがり(A↑B↓)
努力値:HA252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:メタルバースト+先制技から選択
先制技:ふいうち・かげうち・ねこだまし・フェイント

特性があとだしのメタルバースト型。先制技以外は基本的に必ず後攻になる。
変化技が先制で使えないが必ず後攻を取れるため、相手がどれだけ遅くとも、またトリックルーム中でも必ず反撃できる。
先制攻撃技は先制で使えるためこちらの選択が重要になる。また、反撃を諦めれば変化技を1回は使えるので1つは持っておくのもあり。
・先制技考察

ふいうち 威力70・タイプ一致技なので非常に高威力。メタルバーストと併せて多くのポケモンを倒せる。基本的に必須技。
かげうち 威力40のタイプ一致技。相手の行動によらず安定して攻撃できる。ゴースト技なので相性が安定している。
ねこだまし威力40で相手を怯ませるが出た瞬間しか使えない。ダメージを水増しできる程度。
フェイント威力30で相手のまもるを貫通する。重要な点として優先度+2と大抵の先制技より高く、先制技同士ですばやさ負けしていても先に動ける。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい/おだやか/わんぱく/しんちょう
努力値:HB252 or HD252
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ロゼルのみ/メンタルハーブ/こうかくレンズ/こうこうのしっぽ
確定技:イカサマ
優先技:さきおくり/おにび
選択技:ねこだまし/ちょうはつ/トリック/リフレクター/ひかりのかべ/スキルスワップ/でんじは

豊富なサポート技といたずらごころによりサポートする型。
一致故に高火力を出しやすいイカサマは確定技。
さきおくりはいたずらごころにより高確率で対象の行動を後回しにできる。
物理アタッカーを機能不全にするおにびも候補。

性格は物理受け、特殊受けかで分かれる。
また、相手のイカサマを嫌う場合攻撃↓を、ねこだましで少しでも打点を上げたい場合特攻↓を選ぶことになる。

もちものは場持ちを良くするたべのこしやオボン、ちょうはつやアンコール対策のメンタルハーブ、おにびの命中率を上げるこうかくレンズが候補。

やることがオーロンゲと被りがち。
タイプや習得技の違いはあるもののステータス面では劣っているため、採用意義は明確にしておきたい。


対ヤミラミ [編集]

注意すべき点
いたずらごころによる先制おにび・じこさいせいと一致イカサマによる物理型への圧力。
特殊型もめいそうを積まれると厳しくなる。弱点がフェアリーのみなので大ダメージを狙いにくい。
またダブルサポートとしてねこだまし、いたずらごころ無効のため初手の先制変化技阻止が非常に難しい。
対策方法
いたずらごころ+変化技がほぼ全て。火力源もイカサマだけなので、あくタイプなら完封可能。
ただし両壁やトリック、スキルスワップはタイプ特性では防げない。
両壁については攻撃技種別の異なるアタッカーで狙ったり、後続に壁を破壊できる技を叩き込むなり、時間稼ぎで効果切れを狙うなり。
後者2つは持ち物や特性に依存しないポケモンで対処できる。
変化技を食らわないマジックミラーサーフゴーでもよいが、イカサマは抜群で通りやすい点は一応注意。

外部リンク [編集]


[1] (ヤミラミの最大HP157-タスキにより残る1)×メタルバーストによる1.5倍