チオンジェン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

チオンジェン [編集]

No.1001 タイプ:あく/くさ
特性:わざわいのおふだ(特性が「わざわいのおふだ」以外のポケモンの攻撃が25%弱くなる)
体重:74.2kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高耐久草/悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
チオンジェン85851009513570570わざわいのおふだ
140610特性込み無振り
アラブルタケ11112799799955570こだいかっせい
高耐久やどりぎHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
チオンジェン85851009513570570わざわいのおふだ
140610特性込み無振り
バドレックス白馬1001651508513050680じんばいったい

ばつぐん(4倍)むし
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/かくとう/どく/ひこう/フェアリー
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

第九世代の準伝説である通称「四災」の一角で、あく×くさ複合。
やや鈍足寄りの中速帯だが、防御面はかなりのハイレベル。
専用特性わざわいのおふだにより、物理・特殊双方に禁止級伝説並の耐久力を実現させている。

同じく準伝説のディンルーはより鈍足耐久型として特化しているが、こちらはくさ由来の搦め手を多数習得。
やどりぎのタネ、ギガドレインといった回復ソースや、耐久を底上げする両壁、半端な素早さをカバーするしびれごな等で差別化は容易。
もちろん第九世代の準伝説専用技であるカタストロフィ、物理受けとして便利なイカサマといった攻撃手段も備えており、耐久型として高い完成度を誇る。
悪複合のためいたずらごころちょうはつでは止まらない。
攻撃面も決して低くはなく、一致技の威力も十分なので、意表を突いてアタッカーとして運用するのも視野に入るだろう。

一方、あく×くさの組み合わせは互いに弱点を一切補完せず、多弱点・多耐性。そのため純粋な受けとしては不安定さも目立つ。
4倍弱点を持つが、むし技はとんぼがえり以外はサブウェポンとして採用されることが少なく、一撃で倒される危険は察知しやすい。
加えてテラスタルとも相性が良く、耐性を安定させることで耐久型としての性能を盤石にできる。

高耐久ポケモンとしては高めの素早さに加え、多彩な削り手段と妨害技を併せ持つため、純粋な耐久ポケモンというよりは耐久ポケモンキラーの側面が強い。
みがわりまで考慮すると受け主体の構築では突破が非常に難しい。

同複合は数こそ多いが、種族値傾向的にライバルになりそうなのはアラブルタケ程度。
そのアラブルタケも習得技が大きく異なるため、差別化は特に必要無い。

HP振りに関しては252振りだと実数値192となり、16nによりたべのこしの回復量が最大になる。
それ以外の持ち物を持たせる場合は奇数調整になる244振りが無難か。



特性考察 [編集]

わざわいのおふだ
専用特性。場にいる限り、特性がわざわいのおふだではない全てのポケモンの物理攻撃はダメージが25%下がる。
この特性によって防御種族値は実質的に更に向上し、物理特殊ともに非常に高い耐久となる。
ランク低下ではないためクリアボディなどに無効化されない。
ただし、かがくへんかガスでは無効化されるので注意。
ダブルでは味方にも影響が及ぶ。運用する際は相方を特殊アタッカーにするなど工夫が必要。
トレース等でコピー可能だが、同じ特性を持つポケモンが複数存在しても効果は重複しない。
攻撃実数値ではなく「物理攻撃のダメージ」を直接25%減少させる効果のため、自身のイカサマはダメージが減らず、自分以外のイカサマ・ボディプレスはダメージが減少する。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
リーフストーム130(195)90特攻↓↓タイプ一致最大火力。連発は利かない。撃ち逃げ向き。
ちなみにC特化にするとA特化パオジアン(特性込み)の
つららおとしよりも僅かに火力で勝る。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2タイプ一致。貴重な回復効果付き。
くさむすび20~120
(30~180)
100-タイプ一致。威力不安定。
カバルドンキョジオーンにはエナジーボールより高威力。
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致。怯みは狙いにくい。
バークアウト55(82)95特攻↓100%タイプ一致技。特殊アタッカー対策。みがわり貫通。
カタストロフィ-90-優秀な削り技。一貫性が高く、交代読みで撃ちやすい。
かふんだんご90100-対草、悪。ダブルでは味方に使うと回復。ぼうだんで防がれる。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
パワーウィップ120(180)85-タイプ一致技。命中不安。
はたきおとす65/97
(97/145)
100道具排除タイプ一致技。追加効果が優秀。
イカサマ95(142)100-タイプ一致技。相手の攻撃力で殴る。
耐久型で育成する場合、メインのダメージソースとなりうる。
変化技タイプ命中解説
やどりぎのタネ90じこさいせいなどを覚えないのでHP管理として優秀。サイクルの度に撒くのもよい。
ねをはる-回復技。交代不可になるが、上手く使えば、くろいまなざし・どろかけと併せて相手を封殺できる。
ちょうはつ100相手の耐久型対策や起点回避として。
くろいまなざし-有利対面維持用。回復技と併用したい。
こわいかお-ダブル向け。妨害用や縛りの解除に。
まもる-やどりぎなどによる定数ダメージ稼ぎやHPの管理に。
みがわり-やどりぎとあわせてまもみがで相手を封殺する。
ひかりのかべ-サポート用。多弱点なのでリフレクターと併用は厳しいか。
リフレクター-サポート用。多弱点なのでひかりのかべと併用は厳しいか。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ギガドレイン
リーフストーム
エナジーボール
くさむすび
パワーウィップ
タネばくだん
タネマシンガン
ソーラーブレード
最大火力強化。ギガドレインの回復量も微増。
元の有効な相手をあまり失わないのは地味ながら大きい。
あくのはどう
バークアウト
はたきおとす
イカサマ
しっぺがえし
うっぷんばらし
草の弱点が消える。悪技の火力不足も補える。
エスパー・ゴーストなどへの役割重視に。
虫弱点は残るが、高耐久なので大体は耐えてくれる。
テラバースト格闘と虫に耐性、ドラゴンへの打点を得る。弱点が減り、受けが安定しやすい。
ウーラオスの対面処理にも有用。毒弱点が消えない点に注意。
テラバースト闘・妖・毒・虫の4つの弱点に切り返す。少弱点多耐性の受けに有利なタイプ。
但し、元の耐性は草以外失い、地面が弱点になる。
テラバースト対鋼。弱点の虫、炎、氷、妖を半減に抑えるが、元の耐性は草以外失う。
テラバースト対炎。氷にも耐性がつき他の弱点も一貫しない。
テラバースト草・フェアリー・毒・虫・氷の5つの弱点に切り返し、等倍タイプ全てを半減。
しかし炎・格闘弱点だけは素通ししてしまう。
ボディプレス
テラバースト
対鋼。耐久型と好相性だが、防御実数値自体は耐久型としては平凡。
たたりめ
テラバースト
格闘無効、虫半減。
テラバースト耐性そのものは多いが、フェアリー・氷弱点が一貫する。
テラバースト対飛行。電気耐性が残り弱点も一つだけに。
はかいこうせん
からげんき
のしかかり
ギガインパクト
テラバースト
弱点・耐性共に大きく減少。
ただし格闘弱点が一貫する上、ノーマル技では弱点を突けない。
しねんのずつき
テラバースト
攻撃特化で珠を持たせればHB特化モロバレルを低乱数3発から確定2発にできる。ダブル向けか。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
+  使用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

やどりぎ耐久型 [編集]

性格:ずぶとい/おだやか/なまいき/わんぱく/のんき/しんちょう
努力値:H252 BD振り分け
持ち物:たべのこし
確定技:やどりぎのタネ
優先技:ギガドレイン/イカサマ/まもる
攻撃技:カタストロフィ/はたきおとす/あくのはどう/テラバースト
変化技:みがわり/ちょうはつ

特性と恵まれた耐久力、やどりぎのタネを活かした耐久型。
タイプ不一致の2倍弱点程度なら大抵2耐えすることが可能。
例として、イルカマンマイティフォルムのれいとうパンチ2発で落ちる確率は乱数1/256であり、やどりぎやギガドレイン、持ち物の回復を合わせることで3回以上耐えることも可能。

技構成については、メインの回復技としてやどりぎのタネは確定。できればギガドレインも採用して継戦能力を上げたい。

炎や氷、妖や闘などの苦手な相手にはとことん弱いので、有利タイプのテラスタルを切って対処するか、裏のポケモンで対策したほうがいい。

アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう/いじっぱりorようき
努力値:A252orC252 H244orS252
持ち物:じゃくてんほけん/とつげきチョッキ/こだわりアイテム系/ラムのみ
特殊確定技:リーフストームorギガドレインorエナジーボール/あくのはどう
物理確定技:パワーウィップorタネばくだん/はたきおとす
攻撃技:くさわけ/バークアウト/しねんのずつき/かふんだんご/ボディプレス/マッドショット
変化技:ちょうはつ/しびれごな/せいちょう

積極的に相手を攻撃していく型。
二刀流のステータスだが技範囲における差はあまり無いので、どちらか一方に絞っておいた方が使いやすい。
くさわけを採用するならS振り。そうでないならH振りが無難か。

補正有C228振りかふんだんご@こだわりメガネにより、H244チオンジェンを確1。
もっとも、同系対決なら相手が有効打を持たない場面も多いので、C252振りによる確2でも十分か。


相性考察 [編集]

  • 水×毒複合
    チオンジェンの飛行以外の弱点を補いあう。ドヒドイデと組んで、毒ややどりぎのタネでサイクルを回しつつ相手を消耗させられる。
  • もらいびヒードラン
    格闘・岩以外をいずれか一方が半減以下にできる。ただし格闘はどちらも弱点。

対チオンジェン [編集]

注意すべき点
特殊耐久に優れた種族値と、物理耐久を強化する特性が合わさって倒しにくい。
妨害技も数多く習得するので耐久型対決にも強い。
素早さも最低限あり、鈍足アタッカーや耐久型同士だと上を取られて妨害されやすい。
攻撃面も悪くなく、二刀流型のステータスもあって読み辛い。
むしタイプが4倍弱点だが、特性の効果もあって様子見目的のとんぼがえりでは殆ど倒せない。
例として陽気A252珠ドラパルトでとんぼがえりしても、H244振りだけで確定耐えされる。
対策方法
テラスタルによる耐性変更が厄介だが、防御面の積み技やこうごうせいを覚えないので
セグレイブイーユイなど、耐性に関係なく1ターン目から高火力を出せるポケモンでごり押してしまいたい。
セグレイブならつららばりでみがわりを貫通可能。
やどりぎのタネ対策には草タイプやみがわりを置くのもいい。同じ草タイプに弱点をつける技もかふんだんごのみ。
+  対抗可能なポケモンの例

外部リンク [編集]