イーユイ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

イーユイ [編集]

No.1004 タイプ:あく/ほのお
特性:わざわいのたま(特性が「わざわいのたま」以外のポケモンの特防が25%弱くなる)
体重:4.9kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
特殊悪/炎HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イーユイ558080135120100570わざわいのたま
ヘルガー7590501108095500はやおき/もらいび/きんちょうかん
類似傾向炎HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イーユイ558080135120100570わざわいのたま
テツノドクガ807060140110110570クォークチャージ
ウルガモス856065135105100550ほのおのからだ/むしのしらせ

ばつぐん(4倍)--
ばつぐん(2倍)みず/かくとう/じめん/いわ
いまひとつ(1/2)ほのお/くさ/こおり/ゴースト/あく/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

第九世代の準伝説である通称「四災」の一角で、あく×ほのお複合。
高速特殊アタッカー気質の種族値を持ち、専用特性のわざわいのたまで更にその火力を間接的に底上げする。
これにより特攻の実質種族値は197相当(特化時)になり、一致等倍での受け出しは基本的に不可能。等倍範囲が広いあくタイプというのも嬉しい限り。
上から縛れる範囲を増やすこだわりスカーフや超火力により受けを崩壊させるこだわりメガネが主流ではあるが、
おにびに加え、わるだくみやちょうはつ、おきみやげといったあくタイプらしい変化技も覚えるため、安易なこだわり読みは裏目になることも。
全体攻撃も習得するためダブルバトルにおいても高い制圧力を発揮するが、特性により味方の特殊耐久まで下げてしまうのが注意点。

短所としては技範囲の狭さ。一致技以外はノーマルエスパーゴーストのみ。
ノーマルは等倍範囲は広いが弱点を突けず、ゴーストは悪と抜群範囲が完全に被るため、実質サブウェポンはエスパーのみ。
ゆえに、一致技+エスパー技が通らない相手には中耐久程度であっても決め手に欠けやすい。
特にバンギラスは一致・サブ技含めて半減以下にされ、すなあらしによる特防強化もあってゴリ押しも利かない。
格闘テラス+テラバーストならH振り程度は落とせるが、それ以外は基本的に引くしかない。

総合すると、等倍火力で一発殴れれば一気に状況を作り出すことができるような性能を持っている。
テラスタルは一致技の底上げ、或いは苦手な相手を仮想的に定め、テラバーストや耐性変化で対応可能になるタイプを選択することがより重要になるだろう。

同複合にヘルガーガオガエンがいる。
前者は同じ特殊アタッカー傾向だが、こちらより火力と素早さが低い代わりに技の種類が豊富。
後者は能力傾向や役割が全く異なる。どちらも差別化を意識する必要はない。



特性考察 [編集]

わざわいのたま
専用特性。場にいる限り、特性がわざわいのたまではないすべてのポケモンは、特殊防御力が25%下がる。
この特性によって特攻種族値は実質的に約1.33倍向上し、高火力を遺憾無く発揮できるだろう。
ランク低下ではないためクリアボディなどに無効化されないが、かがくへんかガスなど特性そのものの無効化は受ける。
ダブルでは味方にも影響が及ぶので注意。ひかりのかべなどで補うか、高速特殊アタッカーと組んで一気に攻めるといいだろう。
トレース等でコピー可能だが、同じ特性を持つポケモンが複数存在しても効果は重複しない。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。瞬間火力は非常に高いが連発には向かず、撃ち逃げ向き。
一応、2連発した時の威力(292)はかえんほうしゃ2回(270)より大きい。
だいもんじ110(165)85火傷10%タイプ一致技。高威力・命中不安。
かえんほうしゃ90(135)100火傷10%タイプ一致技。中威力・命中安定。
ねっぷう95(142)90火傷10%タイプ一致技。ダブルでの範囲攻撃に。
かぜのりに無効化されるが、同特性持ちの採用率は低い。
ふんえん80(120)100火傷30%タイプ一致技。ダブルでは味方を巻き込む。
威力は低めだが、火傷率は少し高い点が魅力。
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。怯みも狙える。
バークアウト55(82)95特攻↓100%タイプ一致技。特殊アタッカー対策。みがわり貫通。
悪テラスタルや初回ステラで威力60(120)。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒、格闘。ドヒドイデテツノドクガや水ウーラオスに。
カタストロフィ-90-相手の現在HP半減。元々火力のあるポケモンなので優先度は低い。
バンギラスハピナスラッキー等の天敵を強引に削りたい場合に。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
ニトロチャージ50(75)100素早さ↑タイプ一致技。殴りつつ加速。追加効果目当てで。
ミミッキュを採用目的とする場合、皮を剥ぐ際に有用。
変化技タイプ命中解説
おにび85物理アタッカー対策。こんじょうには注意。
わるだくみ-一度積めば容易に受けきれない超火力となる。一貫性の高い悪技と高相性。
ちょうはつ100変化技対策。素早いので使いやすい。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。特性による味方の特防低下のフォローに。
おきみやげ100サポート後の退場、起点作りに。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
オーバーヒート
だいもんじ
かえんほうしゃ
ねっぷう
ふんえん
ただでさえ高い最大火力、特にオーバーヒートを更に強化する。
ひかえめ+こだわりメガネなら無振りガブリアスを半減ながら一撃で消し飛ばし、だいもんじならHDハピナスを確2にする。
ほのおのうずもひかえめヒードランのものしりメガネ持ちマグマストームに匹敵する火力に。
あくのはどう
バークアウト
耐性はやや悪くなるが、通りのいいあくのはどうが高火力に。
テラバースト一致技が通らないサザンドラトドロクツキへの打点。
テラバースト呼ぶ水、特にマリルリへの打点。一応バンギラスにも。粉技無効。
テラバーストバンギラストドロクツキに対する役割破壊。イーユイミラーにも。
テラバースト呼ぶ岩や地面に対する打点。耐性が優秀。
たたりめ
テラバースト
格闘無効。しんそくなどノーマルの先制技も対策できる。
テラバースト4倍弱点の相手に。攻撃面で優秀だが、格闘と岩の一貫に注意。
サイコキネシス対毒、格闘。ドヒドイデムゲンダイナ等の高耐久毒をよほど強く意識する場合に。
テラバーストミライドンがどうしてもきついなら。一応岩や同族ミラーにも刺さるが水が一貫。
テラバーストしんそく耐性が付くが無効の霊の方が優秀。
ホウオウカイリュー、同族ミラーに対する奇襲用。
攻撃範囲は魅力だが、水闘地が一貫する。
ステラテラバースト1回ずつとはいえ炎悪両方の一致超火力を叩き込める。
全等倍テラバーストの火力も凄まじいが、半減テラスオーバーヒートのほうがまだ上回る。
ほのおのうずとバークアウトは初回補正がかかっている場合のみ威力60。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

基本アタッカー型 [編集]

性格:おくびょう(推奨)orひかえめ
努力値:CS252 素早さ耐久調整
持ち物:こだわりスカーフ/とつげきチョッキ/きあいのタスキ/いのちのたま
確定技:あくのはどう/かえんほうしゃorねっぷうorふんえん
攻撃技:オーバーヒートorだいもんじ/カタストロフィ/サイコキネシス/ほのおのうず/テラバースト(格闘/フェアリーなど)
変化技:わるだくみ/ちょうはつ/おにび/みがわり/おきみやげ/ねごと

特性や高い特攻から高火力技を放ち、相手が居座ろうが退かれようが負担をかけるアタッカー型。
技範囲が狭いのが欠点。欲しいタイプのテラバーストで補うのも一考。
準専用技カタストロフィやわるだくみ等、不利対面での突破力もあり、一致技を両方半減するサザンドラトドロクツキにもフェアリーテラスタルで対応が可能。
ちょうはつ、おきみやげを習得するため、相手を機能停止にしたり起点回避も可能。
素早さは激戦区の100なので基本的に最速推奨。
耐久面に不安があるため、とつげきチョッキを持たせるのも一考。過剰気味の火力を削ってHやBに回すのも効果が大きい。
特に禁伝環境では桁外れの火力を叩き出してくる伝説が数多く、現在ではタスキとは使用率が逆転している。

性格ひかえめ+こだわりスカーフで、S180で最速ドラパルト抜き、S236で最速スカーフサーフゴー抜き。

こだわりメガネ型 [編集]

性格:ひかえめ(推奨)orおくびょう
努力値:CS252 素早さ耐久調整
持ち物:こだわりメガネ
確定技:オーバーヒート/あくのはどう
優先技:かえんほうしゃorだいもんじorほのおのうず
選択技:サイコキネシス/バークアウト/はかいこうせん/テラバースト(格闘・ステラなど)
変化技:ねごと

初動から出せる最大火力に注目し、中速以下のサイクル要員を破壊する型。
上記のアタッカー型とは目的が違うので分離。

特にメガネ+炎テラスタル+ひかえめC特化のオーバーヒートは火力が凄まじい。
具体的にはH振りチョッキセグレイブやHD特化ブラッキードオーが確1、半減でもH252ウォッシュロトムヒートロトム、無振りガブリアスが確1。
サザンドラドラパルトも耐久に振っていないなら確1となる。
耐久自慢のディンルーすらH252振りだけなら確1であり、半減の中耐久や等倍の数値受けでは一発耐えることすら難しい。
あくのはどうも悪技随一の火力になり、サイコキネシスも不一致ながらリキキリン以上のダメージを出せる。
性格補正やテラスタル抜きでも火力のボーダーラインは高いため、仮想敵に合わせて調整するといいだろう。
ちなみにほのおのうずは無振りジバコイルくらいならいのちのたま以上で確定1発。
サイコキネシスでH252D4ドヒドイデは確定1発で、特化でもしていない限りはDにある程度振られていても乱数で落とすことができる。
バークアウトはグライオン等のみがわりを盾にしてくる相手への有効打。

だいもんじはやや命中不安だが持続的に高火力を出すことができる。
ほのおテラスタル+メガネでしんかのきせきラッキーすらH振りのみでは2発耐えられないため、読みを必要とせず単独で受けループを崩すことも可能。


相性考察 [編集]

草×ゴースト複合はイーユイの岩以外の弱点を半減以下。イーユイは草×ゴーストの飛行以外の弱点を半減する。
飛行・毒・岩・虫・ドラゴン・フェアリーが両方に等倍以上なので、鋼タイプがいると安心。


対イーユイ [編集]

注意すべき点
クリアボディでも防げない特防ダウン特性を持ち、悪、炎の高火力技で攻めてくる。
特に炎技は技威力の高さにより半減でも並大抵のポケモンでは受け出しが難しく、ここにテラスタルや持ち物による補正を乗せられると1発耐えることすら難しい。
特防、素早さもなかなか高く、耐性が優秀なのもあって特殊同士の撃ち合いにも強い。
対策方法
技範囲は悪、炎、超、無のみと非常に狭い。バンギラスへの有効打はテラバーストのみ。
マリルリなどの物理高火力、高耐久ポケモンにチョッキを持たせれば殴り勝てる。
弱点となる先制技を持つマリルリイルカマンなどのアクアジェット、ジェットパンチも有効。
S100族と半端なので、ガブリアスなど素早さで上回るポケモンの物理一致高火力もあり。 
しかしこだわりメガネを持たれると半減でも受けが効かないため、選出の順番は注意したい。
特殊アタッカーはチョッキ持ちもいるのでおすすめしない。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]