カビゴン - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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カビゴン [編集]

No.143 タイプ：ノーマル
通常特性：めんえき（どく状態にならない）※ゴンベのとき「ものひろい」
　　　　　あついしぼう（ほのおタイプとこおりタイプの攻撃技のダメージを半減する）
隠れ特性：くいしんぼう（本来、HPが最大HPの1/4以下の時に使用するきのみを、HPが最大HPの半分以下の時に使うようになる）
体重　　：460.0kg（けたぐり・くさむすびの威力120）

※特性「あついしぼう」の場合、ほのお・こおり半減

初代からおなじみノーマルタイプの重火力アタッカー。
高めの攻撃種族値に広い技範囲、圧倒的な特殊耐久を備える、「耐えて殴る」を体現したポケモンである。
防御種族値は65と低めだが、豊潤なHPのお陰でHB無振りでもH振りFCロトム並の物理耐久を持つ。
ドラパルトのような中火力物理なら殴り合いで安定して有利を取りやすく、のろいを積めば物理特殊共に難航不落の要塞となりうる。

新規習得はくさわけ、ひやみず等でめぼしいものが無い。藍の円盤ではサンダーダイブを新規習得。
一方でメガトンキック、じばく、ばかぢからを喪失。自主退場の手段が消滅し、鋼への遂行力がやや落ちた。
なおどくどくの技マシンが復活したがカビゴンは習得できない一方、第八世代より習得者が増えたことからめんえきの重要性が上がった。

また第九世代ではダイマックスに代わりテラスタルが登場。
元々数値で受けるポケモンで耐性が1つしかなく、おまけにあついしぼうもあるため、その分テラスタルと非常に相性が良い点は見逃せない。
強力なキョダイマックスを失った点は痛いが、一応リサイクルで代用可能。

進化前のゴンベの考察はノートにあります。

特性考察 [編集]

あついしぼう

ほのお、こおりの攻撃技によるダメージを半減。元の耐性が無効1・弱点1と少ないので、相対的に恩恵は大きい。
無難に優秀な特性であり、とつげきチョッキやたべのこしを持たせた特殊流し型は基本的にこれ。
テラスタルとの相性も良く、弱点の相殺で独自の耐性を得られる。特にマイナーなテラスタイプを使うならほぼ必須。
特性を貫通する竈オーガポンなどのかたやぶり、伝説環境ではレシラム、ホワイトキュレム、ブラックキュレムに注意。

めんえき

どく・もうどく無効。高耐久のカビゴンと好相性で、居座って積みたい場合の選択肢。
こちらもかたやぶりに貫通されるが、直後に回復するので実質無効。
他2つの特性と比べると汎用性には劣るものの、どくどくの技マシンの復活、どくびし展開の流行、新特性どくのくさり等、第九世代では活きる場面がかなり増えた。

くいしんぼう

隠れ特性。ピンチ時に発動するきのみの発動条件が、残りHP1/4から1/2に変化。
リサイクルとの相性は抜群で、混乱実と高い耐久と併せて第七世代ではメジャーな特性だった。
トリック対策としてフィラのみ（攻撃低下性格で混乱）が一般的だが、むしくい・ついばむを意識するならこの限りではない。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
すてみタックル	無	120(180)	100	反動1/3	タイプ一致技。高威力だが、せっかくの耐久が削られる。 一方で木の実発動前まで削ってから積もうとする相手の計算を崩すことができる。 メガトンキックは失った。
のしかかり	無	85(127)	100	麻痺30%	タイプ一致技。追加効果が優秀。ちいさくなる状態の相手に必中＋威力2倍。
からげんき	無	70/140 (105/210)	100	-	タイプ一致技。火傷・毒対策。特にねむるを入れない場合に。
アームハンマー	闘	100	90	素早さ↓	対鋼・岩。元が鈍足なので素早さ低下は気にならない。ばかぢからは没収。
じしん	地	100	100	-	対鋼・岩。使いやすいサブウェポン。ダブルでは味方を巻き込む。
10まんばりき	地	95	95	-	ダブル用の単体地面技。グラスフィールドに妨害されない。
じだんだ	地	75/150	100	技失敗で 威力2倍	じわれやカウンターなどのフォローに。
じならし	地	60	100	素早さ↓100%	追加効果が優秀だが、ダブルでは味方を巻き込む。
いわなだれ	岩	75	90	怯み30%	ダブルのトリパなら怯みを狙える。ストーンエッジは覚えない。
がんせきふうじ	岩	60	95	素早さ↓	追加効果が優秀。味方を巻き込まず、無効タイプもないが、稀に外す。
ダストシュート	毒	120	80	毒30%	対草妖。毒状態も狙えるが、命中不安。
かみくだく	悪	80	100	防御↓20%	対霊。疑似的な火力補強を狙える。DDラリアットは没収。
ヘビーボンバー	鋼	40~120	100	相手との 体重比依存	軽いフェアリーなどに。特にハバタクカミには効果絶大。 ちいさくなる状態の相手に必中＋威力2倍。
じわれ	地	-	30	一撃必殺	高耐久により試行回数は稼げる。飛行や無効特性に注意。
カウンター	闘	-	100	優先度-5	役割を放棄することになるが、ヨプのみを持たせて格闘を返り討ちに。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
テラバースト	無	80(120)	100	-	テラスタル前でもタイプ一致だが、特殊固定なのでダメージは低い。 テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技	タイプ		命中	解説
あくび	無		-	交代読みや、積み技を使ってくる相手を流す。
のろい	霊		-	攻撃・防御を高めて要塞化。遅くなるのは気にならない。
たくわえる	無		-	防御面を補強。3回までしか積めない。
ドわすれ	超		-	特殊防御をさらに堅牢にする。
ねむる	超		-	回復技。状態異常にも強くなる。カゴのみ、ねごとなどと併せて。
まもる	無		-	たべのこしによる回復とあくびのターン稼ぎ。とびひざげり透かしにも。
リサイクル	無		-	くいしんぼうと併せてフィラのみを再利用することで、疑似的な再生回復技になる。 はたきおとすに注意。
はらだいこ	無		-	攻撃を最大まで上昇。フィラのみとくいしんぼうと併せれば使いやすい。HP偶数調整推奨。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	すてみタックル のしかかり からげんき	タイプ一致技の強化。一貫性を作った後のエース運用を想定するなら。
炎	ほのおのパンチ ヒートスタンプ	対はがね。やけど無効。あついしぼうなら炎と氷を1/4に抑えられる。
水	テラバースト	良耐性。あついしぼうなら炎と氷を1/4に抑えられ、フリーズドライも等倍。
電	サンダーダイブ ワイルドボルト かみなりパンチ	あついしぼうでこおりテラスのでんきに強く出られ、尚且つ耐性5弱点1と優秀。 但し、まひ無効の恩恵はほぼない。
草	タネばくだん	あついしぼうなら炎と氷が実質等倍。粉技とやどりぎのタネを無効化。 水や電気を受けることを意識するなら。
氷	れいとうパンチ	雪で防御1.5倍、無振りでも特殊耐久と同程度まで引き上げられる。 あついしぼうで炎等倍になるが、格闘が一貫する。
闘	アームハンマー	あく耐性をつけ、イーユイなどへの安定性を向上。暁ガチグマを1発で仕留めたい場合にも。
毒	ダストシュート テラバースト	かくとう半減、毒・猛毒無効。 めんえきの場合はテラスタル前から毒無効なので、あついしぼうやくいしんぼうで。
地	じしん 10まんばりき	氷はあついしぼうなら実質等倍だが、水や草は物理技も多い。
飛	テラバースト	対かくとう。あついしぼうなら氷等倍。
超	しねんのずつき	苦手なかくとうのほか、どくにも。ゴーストが弱点になるので注意。
虫	テラバースト	かくとう半減。あついしぼうなら炎等倍。
岩	いわなだれ	あついしぼうなら炎が1/4に。砂嵐で特防が上がるが、弱点は増える。
霊	テラバースト	対ゴースト。かくとうを無効に。のろいを使う場合は効果変更に注意。
竜	げきりん テラバースト	良耐性。あついしぼうなら炎は1/4、氷は実質的に等倍になる。
悪	かみくだく	対ゴースト。かくとうが一貫。 アシストパワーやルミナコリジョンなどで強引に特殊受けを突破するエスパーに強くなる。 いたずらごころによる変化技も無効。
鋼	ヘビーボンバー アイアンヘッド	対フェアリー・いわ。良耐性。あついしぼうなら炎タイプが等倍になる。 格闘技が一貫してしまう点には注意。
妖	テラバースト	対かくとう・ドラゴン。あついしぼうならサブに多い炎・氷を半減。 重要な遂行技が多いため、テラバーストの採用は要検討。
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

第七世代Wikiからフィラのみリサイクル型・めんえきアタッカー型・イバンのみ型を、第八世代Wikiから【ダブル】トリルはらだいこ型を記述調整したうえで復帰。

あついしぼう型 [編集]

特性：あついしぼう
性格：いじっぱり/わんぱく/しんちょう/ゆうかん
努力値：A252 BorD244 残りH
持ち物：ラムのみ/たべのこし/オボンのみ/カゴのみ/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/ヨプのみ(カウンター採用時)
確定技：すてみタックルorのしかかりorからげんき
攻撃技：ヘビーボンバーorアイアンヘッド/かみくだく/じしん/じわれ/れいとうパンチ/サンダーダイブ/ダストシュート/ほのおのパンチorヒートスタンプ/カウンター/アームハンマー
変化技：ねむる/のろい/あくび/まもる

素の状態でも高い特殊耐久を活かした特殊流し型。あついしぼうにより炎・氷相手にはめっぽう強い。
攻撃範囲は広く、とつげきチョッキを持たせて変化技無しの運用も可能。
のしかかりはあくびとの相性が悪いため、併用する場合はからげんき推奨。

A振りはサイクルで交代先に負荷をかけていく場合に。
流しや起点作りに徹するなら耐久振り。

フィラのみリサイクル型 [編集]

特性：くいしんぼう
性格：いじっぱり/わんぱく/しんちょう/ゆうかん
努力値：HABD調整
持ち物：フィラのみ
確定技：リサイクル
攻撃技：すてみタックルorのしかかりorからげんき/じしん/かみくだく/ヘビーボンバー/サンダーダイブ/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/じわれ
変化技：はらだいこ/のろい/あくび

くいしんぼうとリサイクルでフィラのみを使いまわすことで疑似高速再生が可能に。居座り性能が格段に上がる。
最初の1回は自動で発動する点では再生技より優秀。またちょうはつされても最低1回は発動の機会がある。
はたきおとすを使われると、きのみリサイクルができなくなる点に注意。

HPを偶数調整してはらだいこをすれば、攻撃が最大になりHPも全快する。
その後はリサイクルで居座りつつ超火力で殴ることができる。
参考までに、A特化A+6すてみタックルorテラスタルのしかかりで防御特化きせきポリゴン２を確1。

サブはメインの通らないゴーストや鋼、岩対策にじしんorかみくだく、浮いている鋼にほのおのパンチなど、仮想敵に応じて選びたい。

じわれを搭載する場合、一撃必殺技を覚える高速回復技持ちでは最も特殊耐久が高く、受けループで効果を発揮する。

めんえきアタッカー型 [編集]

特性：めんえき
性格：いじっぱり/しんちょう/ゆうかん
努力値：A252 BorD252をベースに調整
持ち物：たべのこし（推奨）/カゴのみ/とつげきチョッキ など
確定技：すてみタックルorのしかかりorからげんき（からげんきは両立も可）
攻撃技：じしん/いわなだれ/かみくだく/じわれ
変化技：ねむる/ねごと/まもる/のろい/あくび

あついしぼう型とは異なり、カビゴンに対しどくどくしか有効打がない耐久ポケモンが役割対象になる。
耐久相手に強い回復手段は欲しい場合が多いので、ねむる＋ねごとorカゴのみ、またはたべのこしのどちらかは搭載したい。
元々の高耐久からAに努力値を割けるため、アタッカーとしてもなかなかの負担をかけることができる。

イバンのみ型 [編集]

特性：くいしんぼう
性格：いじっぱり/わんぱく/しんちょう/ゆうかん
努力値：HP2n調整、AB252ベース
持ち物：イバンのみ
確定技：のしかかりorすてみタックル
優先技：はらだいこ
攻撃技：カウンター/じしん/かみくだく/ヘビーボンバー/サンダーダイブ/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/じわれ
変化技：あくび

特性くいしんぼうによりイバンのみがHP1/2以下で発動することを活かした、タイマン性能・ストッパー性能に優れた型。
相手が殴ってくるならイバンのみ発動により増える行動回数でもう一度殴るも良し、カビゴンを起点にしてくるならはらだいこが刺さる。
ただしはらだいこをしたターンにみがわり、あるいはイバンのみが発動したターンにまもるをされると無力化する。さらに先制技には先に動かれる。
総じて相手の行動を読み切る必要があるため、運用難易度は高い。
またイバン消費後は起点になりやすいため、あくびの採用もあり。

【ダブル】トリルはらだいこ型 [編集]

特性：くいしんぼう
性格：のんき/ゆうかん
努力値：HP2n調整 攻撃・耐久調整
持ち物：混乱実
確定技：はらだいこ
攻撃技：すてみタックルorのしかかりorからげんき/10まんばりきorじしん/ほのおのパンチorヒートスタンプ/アームハンマー/いわなだれ/ヘビーボンバー/れいとうパンチ
変化技：リサイクル/まもる

味方がトリックルームを、自身ははらだいこを決め、トリル下から高火力で制圧していく型。
ねこだまし無効とばけのかわによりトリックルームを張りやすく、じこあんじを覚えるミミッキュとよく組まれる。
また、相手がトリパだった場合の対策として用いることも可能。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対カビゴン [編集]

注意すべき点

全ポケモン中屈指の高い特殊耐久を持つ。めんえきなら毒・猛毒が無効で、あついしぼうならほのおタイプとこおりタイプを起点にしてくる。
くいしんぼう＋フィラのみなどの木の実を使った戦法も得意。リサイクル、はらだいこといった相性の良い技を覚える。
素の火力もそれなりにあるので、ちょうはつで機能停止しづらい。
ねむるの搭載率もそれなりにあるため、火傷や麻痺による機能停止は型が割れるまで狙いづらく、じわれも覚えるため時間稼ぎも難しい。

対策方法

防御はやや低めだが、タイプ不一致の格闘技程度では耐えられる可能性が高くカウンターやのろいも覚えるため、一致インファイトなどの高火力で一撃で仕留めよう。
非常に鈍足なので、中速帯の格闘アタッカーでも余裕で先手を取れる。
あくびを警戒するならラムのみを持たせておきたい。
たべのこし、ねむカゴ、フィラのみリサイクルなど持ち物への依存度が高めなので、多くの型ではたきおとすが有効。

外部リンク [編集]

• カビゴン - ポケモン百科事典