ジラーチ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ジラーチ [編集]

No.385 タイプ:はがね/エスパー
特性:てんのめぐみ(追加効果の発動確率が2倍になる)
体重:1.1kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
禁伝超/鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ジラーチ100100100100100100600てんのめぐみ
ソルガレオ1371371071138997680メタルプロテクト
日食ネクロズマ9715712711310977680プリズムアーマー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/じめん/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ひこう/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)エスパー
こうかなしどく

第三世代の幻のポケモン。数少ないはがねエスパー複合ポケモン。
特性てんのめぐみにより怯み6割となるアイアンヘッドという突出した個性を持ち、攻撃・補助共に技が豊富で器用なのが特徴。
特殊アタッカー・とんぼがえりによるサイクル回し・サポート役・耐久型など実用的な型・運用法が多数存在し、
パーティの穴を埋めつつ潤滑油のような活躍が期待できる。

同複合タイプにはメタグロスドータクン、伝説ポケモンであるソルガレオ日食ネクロズマが存在する。
単に攻撃するだけでは火力で劣るので、ジラーチを選択する意義を考える必要は生じるものの、差別化自体は容易。
耐性や特性の優秀さを考えると、幻のポケモンによくあるALL100族の中では、頭一つ抜き出た強さを持つと言えるだろう。

第九世代ではうそなき、きんぞくおん、サイコノイズを新規習得し、チャージビームを再習得した。

剣盾のセーブデータがある本体でBDSPをプレイすれば序盤でNPCから譲り受けられ、事実上恒常入手が可能。モンスターボール固定、色違いは出ない。

SVに輸送した時点で過去作限定技は使えなくなる(過去作で忘れさせていない限りは内部データに保存されている)。
配布限定の貴重な技が多く、これらを覚えた個体は可能な限り使用を控えたい。
通常個体なら上記のBDSP産、プレシャスボール入りなら2022年映画特典として配布予定の個体、色違いなら第六世代にポケモンセンターで配布された個体(トウホク限定のものではない)を推奨。
前者2つは第八世代産のため過去作限定技が無く、後者は色違いの個体では最も配布が新しく、トウホク限定個体と異なり特別な技(ムーンフォース)が無い。



特性考察 [編集]

てんのめぐみ
状態異常や能力低下で相手を弱体化させられる確率が上がる。
この特性と相性が良い技を多数覚えられるため、非常に有用。

技考察 [編集]

特性「てんのめぐみ」により、追加効果の発動率2倍。ほかの特性は存在しないので、考察はてんのめぐみ前提。

物理技タイプ威力命中効果解説
アイアンヘッド80(120)100怯み60%特性により非常に強力な物理型のメインウェポン。
コメットパンチ90(135)90攻撃↑40%アイアンヘッドより威力が高く火力補強もできるが、やや命中不安。
しねんのずつき80(120)90怯み40%アイアンヘッドと比べると怯み率が低く命中も不安。
ドレインパンチ75100体力吸収鋼への有効打点。悪にも抜群。
ダメージを与えつつ回復。Hバンギラスが確定2発。
ほのおのパンチ75100火傷20%鋼への有効打点。エスパーとの相性補完が優秀。
れいとうパンチ75100凍り20%攻撃範囲が優秀。てんのめぐみにより凍り確率が上がっているのも見過ごせない。
かみなりパンチ75100麻痺20%鋼技を半減する水タイプに対する有効打。
とんぼがえり70100攻撃後交代ダメージは期待できないが交代読みや退却用に便利。
じゃれつく9090攻撃↓20%苦手な悪に対する物理最高火力となるうえ、たまに攻撃を下げる。
のしかかり85100麻痺60%でんじはと選択となる攻撃技。
特殊技タイプ威力命中効果解説
みらいよち120(180)1002ターン後に攻撃一致特殊技。悪タイプに交代されると無効になるので注意。
サイコキネシス90(135)100特防↓20%一致特殊技。しねんのずつきの様な魅力はないが安定はする。
サイコショック80(120)100--特殊受けに対してはサイコキネシスよりこちらが刺さる。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100PF下で威力1.5倍
+全体攻撃化
一致特殊技。ダブルでサイコフィールド前提なら。
アシストパワー20(30)~100-一致特殊技。能力上昇で威力上昇。積み技とあわせて。
はめつのねがい140(210)1002ターン後に攻撃専用技。威力は高いが発動までにタイムラグがある。
みらいよちと違い無効化されない。
てっていこうせん140(210)95HP半減はめつのねがいとは一長一短。散り際に。
ラスターカノン80(120)100特防↓20%上記2つと異なり性能安定の特殊鋼技。
追加効果でアイアンヘッドに劣るが特殊型ではメインウェポンとなる。
10まんボルト90100麻痺20%範囲・威力共に安定。
かみなり11070麻痺60%命中は安定しない(雨化で必中)が、威力があり6割麻痺が強力なので優先度は高め。
チャージビーム5090特攻↑100%元の威力は低いので積み技として。
はどうだん80-必中対悪・鋼。性能安定。
エナジーボール90100特防↓20%くさむすびと違って威力安定。
くさむすび20~120100--相手が重いほど威力が上がる。
伝説解禁ルールでは重いポケモンが多いが、安定しないのが欠点。
シャドーボール80100特防↓40%鋼やゴーストに対して有効。
マジカルシャイン80100--特殊では貴重なドラゴンや苦手な悪への有効打だが、威力不足気味。
こごえるかぜ5595相手全体
素早↓100%
威力は低いが素早さを下げられる。
メテオビーム12090溜め技
特攻↑
パワフルハーブ必須。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
でんじは90相手を麻痺させる。アイアンヘッドやしねんのずつきと相性がよく味方のサポートにも。
電気タイプや地面タイプに無効なので注意。
ステルスロック--それなりに素早いうえに耐性・耐久共に優秀なので撒きやすい。
コスモパワー--防御と特防を上げる。耐久型に。
ねがいごと--タイムラグはあるが自分や味方の体力を回復できる。
めいそう--やや高めの素早さから耐久・火力を補える。
てっぺき--積むスピードは早いが、特防を強化できない点ではコスモパワーに劣る。
リフレクター--後続サポートを意識するなら。
ドわすれ--D重視ならこちら。
ひかりのかべ--後続サポートを意識するなら。
いやしのねがい--死に際に。消耗、機能停止した味方のポケモンの再利用。なおPPは回復できない点には注意。
いのちのしずく--貴重な回復技。ダブルバトルでも。
バトンタッチ--積み技で上がった能力の引継ぎに。
アンコール100敵の戦術を半壊させられる。
うそなき100特殊受けを弱体化。命中安定だが、みがわりに防がれる。
きんぞくおん85特殊受けを弱体化。命中不安。音技なのでみがわり貫通、かつのどスプレーとのコンボも可能。
じゅうりょく--自身は命中安定技が多いので、主に味方のサポートに。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

まひるみ型 [編集]

性格:いじっぱりorようき
努力値:攻撃・HP・素早さ調整
持ち物:たべのこし/ラムのみ
確定技:アイアンヘッド/でんじはorのしかかりorこごえるかぜorトリックルーム
優先技:しねんのずつき
選択技:ドレインパンチ/ほのおのパンチ/かみなり

敵に先手を取り、6割怯みのアイアンヘッドで攻めるジラーチの基本形。
戦術上、敵に先手を取るための素早さ操作技が確定。
鋼が半減となる炎水電相手にまひるみできるしねんのずつきもまず採用される。

素早さ操作技の基本はでんじはだが、6割麻痺で攻撃が伴うのしかかりも候補になる。
対面からではやや難があるものの、交代で出てきた地面相手にも6割で麻痺を入れることが可能となる。
その他の素早さ操作技としてこごえるかぜ・トリックルームがあり、これらは電気タイプ相手にも有効。

残る1枠には2つ目の素早さ操作技を採用するか、耐性により撃ち合いが可能な鋼への打点技の採用となる。
特に回復を伴うドレインパンチはまひるみで削った相手へのトドメ技としても活かせる汎用性が高い技であり、
まひるみ×たべのこしによる回復と合わさりHPを保持する性能が高くなる。
かみなりは従来どおり麻痺6割を兼ねる鋼打点技となる。

持ち物はまひるみによるターン稼ぎと非常に相性の良いたべのこしか、
戦術上致命的となる麻痺状態から回復するラムのみの2択。

調整例
  • 193-167-120-108-120-135 (いじっぱり140-252-0-0-0-116振り)
    HP16n+1調整、攻撃特化、最速70族抜き (HP16n+1調整につき持ち物たべのこし用)

スカーフ型 [編集]

性格:ようきorいじっぱり
努力値:素早さ252 攻撃・HP調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:アイアンヘッド
攻撃技:しねんのずつき/とんぼがえり/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ
変化技:トリック/いやしのねがい/なげつける

こだわりスカーフにより先手を取り、6割ひるみのアイアンヘッドで攻める型。

スカーフと相性がよいとんぼがえりやトリックも覚えるので柔軟に立ち回ることが可能。
しねんのずつきでも4割でひるませることが可能だが、無効タイプがあり命中不安定なので、アイアンヘッドほど使い勝手はよくない。

物理型 [編集]

性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252
持ち物:こだわりハチマキ/ラムのみ/オボンのみ/とつげきチョッキ/ぼうじんゴーグル
確定技:アイアンヘッドorコメットパンチ/しねんのずつき
攻撃技:ドレインパンチ/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/とんぼがえり/じゃれつく
変化技:でんじは/トリック/ステルスロック

まひるみ軸・スカーフ以外で物理攻めする場合、ソルガレオ日食ネクロズマメタグロスとの差別化への意識は必要。

アイアンヘッドは6割怯みで命中も安定しているが、威力はコメットパンチに劣る。
コメットパンチはてんのめぐみで4割の確率で攻撃が上昇するが、命中がやや不安定と一長一短。
攻撃性能は高くないが耐性に優れ、耐久も比較的高いので、場持ちがよく戦線維持に役立つ。

こだわりハチマキなら並の火力を補え、オボンのみは繰り出し性能が高まる。とつげきチョッキであれば特殊主体のフェアリータイプに強く出られる。

特殊型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252/HC252
持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフ/ラムのみ/オボンのみ/とつげきチョッキ/ぼうじんゴーグル
確定技:サイコキネシスorサイコショック
攻撃技:ラスターカノン/10まんボルトorチャージビームorかみなり/エナジーボールorくさむすび/シャドーボール/マジカルシャイン/こごえるかぜ/とんぼがえり
変化技:めいそう/でんじは/ステルスロック/トリック/みがわり

物理と比べると使える技が多いのが特徴で、火力もこちらの方が高い。
てんのめぐみを活かせそうな技はかみなり程度だが、物理より攻撃範囲が広い。

耐久型 [編集]

性格:おくびょう
努力値:HS252
持ち物:たべのこし/オボンの実/ラムの実
確定技:コスモパワー/ねがいごと
選択技:はめつのねがい/みらいよち/でんじは/みがわり/まもる

優秀な耐性と高い耐久種族値を生かした耐久型。
高い素早さを活かして、先制でコスモパワーを積むことで防御や特防に振るよりも固くなる。
耐久をあげて居座るこの型であれば専用技のはめつのねがいも扱いやすく、タイムラグがあるとはいえ優秀なダメージ源になる。

ねがいごと・はめつのねがい共に発動までにタイムラグがあるのが難点で、使うタイミングを見計らう必要がある。
ただし、ねがいごとはジラーチが落ちても後続のポケモンを回復させられる点が優秀。
ジラーチの最大HPは207なので、後続のポケモンの体力を104回復させられる。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ジラーチ [編集]

注意すべき点
覚える技が多様で型を読みにくい。
特性のてんのめぐみと相性のよい怯み効果を持つ技をタイプ一致で2つも持ち、
ジラーチより遅い場合怯まされて最後まで相手に勝ち筋が残る場合がある。
また、でんじはなどのサポートのイメージが強いが、優秀な耐性と耐久力にとんぼがえりができるためサイクル回しも得意。
弱点をつけるポケモンでもジラーチより遅い場合はとんぼがえりで逃げられる場合があるので注意。
対策方法
耐久無振りでも不一致ならA無補正オノノクス(A147)のじしん程度は確定で耐えるので、一致弱点技で攻めていきたいところ。
覚える技の関係でサーフゴーなどの弱点を突ける鋼タイプは特に有利。
でんじはの効かないガブリアスは元々の素早さで勝っているうえ、じしんで弱点をつける。
ただし強化アイテム持ってない場合はH振りジラーチには耐えられてしまう。また、れいとうパンチなどの奇襲に注意。

外部リンク [編集]