アシレーヌ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

アシレーヌ [編集]

No.0730 タイプ:みず/フェアリー
通常特性:げきりゅう(HPが残り1/3以下になると、みずタイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:うるおいボイス(音を使う技がみずタイプになる)
体重:44.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
水特殊重火力ATHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アシレーヌ80747412611660530げきりゅう/うるおいボイス
シャワーズ13065601109565525ちょすい/うるおいボディ
ブロスター7173881208959500メガランチャー
妖特殊重火力ATHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アシレーヌ80747412611660530げきりゅう/うるおいボイス
ブリムオン57909513610329510いやしのこころ/きけんよち/マジックミラー
霊獣ラブトロス7411511013510046580ぼうじん

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/どく
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/かくとう/あく/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしドラゴン

第七世代のみず御三家でフェアリー複合。
同複合は第九世代ではマリルリのみでカプ・レヒレは不在。物理型のマリルリ、特殊型のアシレーヌで住み分けできているので差別化は意識しなくてよい。
弱点3・耐性6・無効1と非常に優秀な耐性を誇り、攻撃面でも両タイプを半減にできるポケモンは少ない。
禁止級伝説を除くとテツノツツミウネルミナモを僅かに上回るみずタイプトップの特攻を持ち、攻撃範囲と合わせダメージレースに寄与しやすい。

難点としては鈍足とやや不安な物理耐久が挙げられる。中の下といった程度で高威力の物理技に弱い。
一応、耐性としては弱点に物理技が少なく、確2圏内に入る範囲は広いものの、後出しからの処理は安定しない。
メガシンカ、Zワザの廃止で出落ちするケースは減ったが、役割対象を想定した調整は依然として有用。
何度も受け出すよりも、限られた行動機会で如何に高い負荷を与えられるかを重視した運用が肝心となる。

新規習得技としては、めいそう、ドレインキッス、サイコノイズなど。
特殊を起点に積み、ドレインキッスで耐えながらじわじわ削っていく戦術ができるようになった。
サイコノイズは相手の回復技を封じる音技で、上記とあわせ耐久型を機能停止に追い詰めることができる。
アンコールを始めとする変化技の多くも健在で、クイックターン、ミストバーストの習得で起点作成も可能。
また、音技が主体であることから、居座る前提ならば新アイテムののどスプレーとの相性も良好。
藍の円盤ではみわくのボイスが追加。フェアリータイプの音技のため戦術の幅が広がる。
じごくづきが技マシン化され習得者が増えたが、タイプ相性で半減なのでアシレーヌを早急に処理したい相手が撃ってくることは無い。
そもそもシングルではゴースト技やはたきおとすの方が優先されるため、じごくづきの採用自体が稀。
失った技はねっとう、りんしょう、ワンダールーム。



特性考察 [編集]

げきりゅう
HPが最大値の1/3になるとみず技の威力が1.5倍になる。特防が高く、弱点も特殊寄りなので発動圏内で戦うことも十分可能。
補正がかかった状態の火力は目を見張るものがある。うたかたのアリア以外の音技を採用しない場合や、みず技の火力を重視したい場合に。
うるおいボイス
隠れ特性であり専用特性。音技がすべてみずタイプとなる。スキン系特性とは違い威力上昇効果は無い。
シングルではハイパーボイスの採用により、うたかたのアリアを採用する必要がなくなり、相手のやけどを治さずみがわりを貫通できる。
またサイコノイズをみず技化することで、あくテラスで無理矢理サイコノイズを無効化して来ようとする相手の回復封じが可能になる。
ダブルにおいてはほろびのうた、ハイパーボイスをみずタイプにすることで、独自の動きが可能に。
具体的には相方にみずを無効化する特性を採用することで、ほろびのうたに巻き込むことなく発動できる。
ハイパーボイスも命中安定・みがわり貫通・相手全体攻撃の一致技と、非常に使い勝手が良好となる。
総じて第九世代はうるおいボイスの採用価値が高まったといえる。
なお、この特性だとみわくのボイスも水技になるので、別のフェアリー技を用意したい。前述したサイコノイズについても同様。
また水テラスタルした場合、特性対象技は元のタイプではなく水タイプとして扱われるので、タイプ一致ボーナスを引き続き受けられる。

技考察 [編集]

[ボイス]はうるおいボイス適用時のタイプ・威力を指す。

特殊技タイプ
[ボイス]
威力
[ボイス]
命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80タイプ一致技。高威力・命中不安。
うたかたのアリア90(135)100みがわり貫通
周囲火傷回復
タイプ一致技。のどスプレーと併せて。
なみのりも覚えるが、基本的にこちらを優先。
ぼうおんやじごくづきに弱く、相手の火傷を治してしまう点に注意。
ダブルでは味方も巻き込む。特にこんじょう持ちと組む際は注意。
みずのちかい80(120)100-ダブルでのほのおのちかい・くさのちかいとのコンボに。
コンボ抜きでも、命中安定の単体攻撃として使える。
よびみずで引き寄せられない(無効化はされる)。
ハイパーボイス
[水]
90
[135]
100みがわり貫通うるおいボイスならうたかたのアリアより優先される。
ダブルでは相手全体攻撃。
ムーンフォース95(142)100特攻↓30%タイプ一致技。水技と併せて全18タイプに等倍以上。
マジカルシャインは覚えない。
みわくのボイス
[水]
80(120)
[120]
100みがわり貫通DLCにて新規習得。のどスプレーと併せて。
ターン中能力が上昇した相手に当てると100%混乱させる。
鈍足なので相手が積み技使ってから行動しやすい。
テツノツツミチオンジェンなどのみがわりを意識するなら。
ドレインキッス50(75)100与ダメ3/4吸収タイプ一致技。貴重な回復技だが威力は低い。めいそうと併せて。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒。現環境ではエンペルト以外の一致技両半減相手に抜群を取れる。
サイコノイズ
[水]
75
[112]
100みがわり貫通
2ターン回復封じ
受けポケモンへの抑止力。ドヒドイデドオーに。
うるおいボイスでタイプ一致化。ちょすいドオーに無効化される点に注意。
エナジーボール90100特防↓10%対水。ラグラージウォッシュロトムに。一致技と半減範囲が被る。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%ダブルでは相手全体の素早さを下げられるので優秀。
ミストバースト100(150)100使用後瀕死
MF時威力1.5倍
自主退場用。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
アクアジェット40(60)100優先度+1タイプ一致の先制物理技。トドメやきあいのタスキ潰しに。
クイックターン60(90)100控えと交代鈍足なので後続の無償降臨を狙える。
変化技タイプ
[ボイス]
命中解説
めいそう-特攻・特防↑ 特殊を受けつつ反撃。
ドわすれ-特防↑↑ 特殊方面を要塞化。
みがわり-変化技対策や、げきりゅうの発動に。
アンコール100妨害技。遅いので使いづらい。
ほろびのうた
[水]
-耐久型やバトンタッチ対策。まもる・みがわり貫通かつ必中。
うるおいボイスだとちょすいよびみずかんそうはだに無効化される。
ダブルバトルでは上記水無効特性の味方を守るというコンボが可能。
あまえる100物理アタッカーを弱体化。
つぶらなひとみ100先制で物理アタッカーを弱体化できる。あまえるとは一長一短。
リフレクター-味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-味方の特殊耐久を強化。ドわすれと選択。
アクアリング-回復技。毎ターンHPを1/16回復。即効性は薄いため居座り向き。
いのちのしずく-回復技。自身と味方のHPを1/4回復。シングルでは効果が薄いのでダブル用。
くろいきり-能力変化解除。自身も積み技を使いにくくなるが、ダブルで真価を発揮する。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ハイドロポンプ
うたかたのアリア
ハイパーボイス(※)
タイプ一致技の強化。ハイパーボイスはうるおいボイス時のみ。
ムーンフォース
みわくのボイス(※)
ミストバースト
水の弱点を消して、一貫性の高い一致フェアリー技を強化。
みわくのボイスはうるおいボイスだとタイプ一致ボーナスを得られないので注意。
エナジーボール毒が一貫するが、電気・草半減かつ粉技を無効化。
草の変化技による回復を防ぐサイコノイズとの併用を推奨。
テラバースト炎・氷耐性を残しつつ呼ぶ草に切り返す。但し水は抜群に。
テラバースト対電気・毒。電気無効だが、草が一貫する。
伝説解禁ルールでミライドンを意識する場合にも。
ハイパーボイス(※)耐性は1つだけだが、トップメタの相手を見るなら選択肢。
ハイパーボイスはうるおいボイスだとタイプ一致ボーナスを得られないので注意。
テラバースト草・毒半減。くろいヘドロや草の変化技による回復を防げるサイコノイズとの併用推奨。
サイコキネシス
サイコノイズ(※)
毒への打点強化。
サイコノイズはうるおいボイスだとタイプ一致ボーナスを得られないので注意。
テラバースト毒無効。なおかつ炎はもともと呼ばない。
テラバースト電気半減。
ステラテラバースト優秀な耐性を維持しつつ、サブウェポンの火力と範囲を上げられる。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:げきりゅう(推奨)/うるおいボイス
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:C252 耐久素早さ調整
持ち物:とつげきチョッキ/ゴツゴツメット/たべのこし/こだわりメガネ/いのちのたま/しんぴのしずく/オボンのみ/こだわりスカーフ/のどスプレー(一致音技採用時)/おんみつマント
確定技:うたかたのアリア(推奨)orハイドロポンプ(両立可)/ムーンフォース
攻撃技:みわくのボイス/アクアジェット/クイックターン/サイコキネシスorサイコノイズ/れいとうビームorふぶき/エナジーボール/ひやみず/テラバースト(炎・ステラ)
変化技:めいそう/アンコール/ほろびのうた+うずしお/みがわり

一致水技とフェアリー技を軸に、高い特攻と広い攻撃範囲を活かして攻めるアタッカー型。
その受けられにくさにより、相手のサイクルを崩す性能に長けている。
一致技2つを半減以下にする複合タイプの中でメジャーなポケモンは、モロバレルドヒドイデちょすいドオーといった具合。

高い特攻種族値と通りのいいメインウェポンを持つため、こだわりメガネと相性がよい。
C特化@メガネのうたかたのアリアで無振りカビゴンが高乱2、ムーンフォースなら確2になる。ハイドロポンプなら珠で確2。
ハイドロポンプであればH振りクレセリアポリゴン2を確2に持ち込める。
ムーンフォースだとクレセリアが中乱2(52%)、ポリゴン2が高乱2(82%)。

水技は基本的にうたかたのアリアを選択。
ハイドロポンプ自体はうたかたのアリアより強いが、命中不安でみがわりも貫通できないので安定感が低い。
フェアリー技はムーンフォース。みわくのボイスは鈍足と相性が良さそうだが、後手アンコールも警戒されやすいため対面で積まれるケースは少ない。

素早さは60族。周辺の重火力アタッカーには先手を取れるかどうかで勝負が決まるが、アカツキは素で抜いているので基本無振りでいい。
振るにしてもポリゴン2ガオガエン意識で12振りまででいいだろう。

きあいのタスキ型 [編集]

特性:げきりゅう
性格:おっとり(推奨)
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:うたかたのアリアorハイドロポンプ/ムーンフォース/アクアジェット
攻撃技:サイコキネシス/れいとうビーム
変化技:アンコール

前世代から一定数の採用が見られたタスキ型。
水の通りのよさを活かし、主に対面構築の先発などで相手に大きく負担をかける。

自身が迅速な処理を強いる高火力アタッカーであることを活かして攻撃を誘い、
あえて下げたBでげきりゅうの発動圏内までダメージを受け、一致みず技+アクアジェットで高い負荷をかける。
きあいのタスキを持つことで、本来苦手な電気との対面でも居座りが可能。
S振りによって中速帯での制圧力が上がるため、一匹落とすだけに留まらない活躍が期待できる。
特にバンギラスなど60族前後の上を取れる可能性が高まる点は大きなメリットと言える。

アイテムや技による火力上昇ができないため、数値受け系のポケモンは苦手。

【ダブル】基本型 [編集]

特性:うるおいボイス(推奨)/げきりゅう
性格:ひかえめ
努力値:C252 H252orS調整
持ち物:とつげきチョッキ/いのちのたま/のどスプレー
確定技:ハイドロポンプorハイパーボイス(うるおいボイス)
優先技:ムーンフォース/まもる
選択技:マジカルシャイン/エナジーボール/ふぶきorれいとうビーム/サイコキネシスorサイコノイズ/アクアジェット/ほろびのうた

みず+フェアリーの広範囲の一致技を主力に戦う重火力特殊アタッカー。
ハイパーボイスが味方を巻き込まず相手全体に当たる水技になることから、シングルと違い隠れ特性のうるおいボイスが大半を占める。

サブウェポンはアシレーヌミラーやトリトドンに強く出られるエナジーボールか草対策の氷技が有力。
ほろびのうたはうるおいボイスの場合水タイプになり、水無効特性のポケモンと組むと有効。


相性考察 [編集]

ジバコイルとの組み合わせは地面とゴースト以外を半減以下にできる。
竜鋼複合との組み合わせは地面・ゴースト・フェアリー以外を半減以下にできる。
相方の弱点である地面はアシレーヌで処理できる。


対アシレーヌ [編集]

注意すべき点
水タイプ最高峰の特攻。一致技に加え、各種サブウェポンや先制技、変化技も完備。
アンコールやほろびのうた、みがわり貫通の音技により、耐久型では受けにくい。
音技をぼうおんで対策しようにもまともなポケモンがいない。
じごくづきも半減なので有効打にならず、交代読みや不一致でならまだしも、一致で対面だと逆に返り討ちに遭う。
耐性も優秀。特防が高いので、特殊技では一致弱点を突いても倒しきれないことも。
対策方法
氷技はまず無いので、草が攻守両面で有利。毒複合ならフェアリーも半減だが、モロバレルはサイコノイズやアンコールに弱いのでイマイチ。
受けに回るよりは上から殴って早急に始末した方がいいだろう。物理耐久は平凡なので物理技で攻めよう。タネマシンガンならタスキ貫通。
+  対策ポケモンの一例

外部リンク [編集]