スコヴィラン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

スコヴィラン [編集]

No.0952 タイプ:くさ/ほのお
通常特性:ようりょくそ(天気が「ひざしがつよい」の時に素早さが2倍になる)
     ふみん(ねむり状態にならない)
隠れ特性:ムラっけ(ターン終了時にどれか1つの能力が2段階上がり、他のどれかの能力が1段階下がる)※カプサイジのとき「ぶきよう」
体重  :15.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
ムラっけHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性特徴
スコヴィラン65108651086575486ようりょくそ/ふみん/ムラっけムラっけ最高の攻撃・特攻、豊富な攻撃技、
耐性優秀、火傷・粉技無効、対物理受け専用技
オニゴーリ808080808080480せいしんりょく/アイスボディ/ムラっけムラっけ最高の耐久かつ最速、
フリーズドライ、一致ぜったいれいど
ドーブル552035204575250マイペース/テクニシャン/ムラっけムラっけと相性の良い全ての技を習得可能
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性特徴
スコヴィラン65108651086575486ようりょくそ/ふみん/ムラっけムラっけ最高の攻撃・特攻、豊富な攻撃技
オーガポン(竈)80120846096110550かたやぶり高速物理アタッカー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/いわ/どく
いまひとつ(1/2)でんき/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなし---

初のくさ×ほのお複合。粉技無効の特性、耐性により、くさタイプに非常に強い。
碧の仮面で同複合の竈オーガポンが登場したが、あちらは純粋な物理アタッカー。
スコヴィランの強みは特性にあるので差別化の意識は薄いが、より確実な差別化を図るなら特殊アタッカー気質に育てるとよい。

種族値は元々控えめな数字を二刀流気味に配分され、ホウエン地方のポケモンによく見られるようなバランスの悪い中速低耐久気質。
技の威力は十分だがサブウェポンは豊富と言い難く、一致技を半減以下に抑えるほのお相手の有効打に欠ける。
耐性も優秀ながらいわは飛んでくる確率もそれなりにあるので、単純なアタッカーとすると少々不安が残る。

最大の個性は特性にあり、ようりょくそ持ちとしては現時点で唯一のほのおタイプ。
テラスタルの権利を切らずに、高速・かつ一致で晴れ補正つきの火力を発揮できるのはスコヴィランのみ。
また希少特性のムラっけ持ちでもあり、数値上の火力では同特性で最も上。
ギガドレイン、やどりぎのタネと回復ソースを持ち、耐性もそれなりにあるため場持ちも悪くない。
どちらも採用理由に直結する要素であり、半端な種族値を補って余りある採用意義を備えている。

専用技のハバネロエキスは、対象の攻撃を2段階上昇、防御を2段階低下させる変化技。
メリット・デメリットを同時に備えるので、活用するのであればダブルでの採用になるだろう。
その場合、スコヴィランの種族値でサポートを担当させるだけの価値があるかどうかは熟考しておきたい。
味方に使うことも想定される技のためか命中率が設定されておらず、無効化されなければ確実に当たるのも強み。

碧の仮面でしっとのほのお、グラススライダー、いかりのまえばを習得。いずれも癖は強いが採用価値はある。
藍の円盤ではやけっぱちを獲得したが、物理アタッカーとして使うにはオーガポンの壁が厚く、また習得技との相性も微妙なライン。



特性考察 [編集]

ようりょくそ
晴れ状態では素早さが2倍。ソーラービームの恩恵を受けるだけでなく、ほのおタイプの技の威力も上げられる。
元が中速・低耐久なので相性が良く、高めの火力を押しつけることが可能。
最速で発動すると最速レジエレキ抜き、準速だと最速スカーフガブリアス抜き。
第九世代のひでり持ちは、禁止級を除けばコータスキュウコンの二択。
いわ弱点が被るものの、大半が物理攻撃なので高い防御を誇るコータスは相方として相性が良い。
ふみん
眠らない。効果自体は悪くはないが、元々ねむりごな、キノコのほうしは無効。
あくびによるループを回避したい時くらいしか採用意義がなく、ほかの特性が強力なこともあり候補外。
ムラっけ
隠れ特性。ターンごとにランダムな能力が2段階上昇、別の能力が1段階低下。
ビーダル、オクタンが未解禁で、現時点では他にオニゴーリドーブルしか持たない希少特性。
晴れパ以外であれば基本的にこちら。中速低耐久なので、試行回数を稼ぐなら回復ソースは必須。
トレースにも注意。相手にサーナイトポリゴン2がいたら警戒しよう。
また、びんじょうは能力上昇のみをコピーしてくるので、クエスパトラにも注意。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
やけっぱち75/150
(112/225)
100前ターン
技失敗で
威力2倍
タイプ一致技。
他の物理炎技はほのおのキバしかないため実質的にこれ一択。
まもる読み交換をされまもるが失敗した場合等も威力が2倍になる。
タネばくだん80(120)100-タイプ一致技。安定重視。
タネマシンガン25(37)*2~5100-タイプ一致技。期待値は3発。威力不安定だが、タスキやばけのかわに強く出れる。
くさわけ50(75)100素早さ↑100%タイプ一致技。微妙な素早さを補う。ムラっけの運に左右されたくないときに。
じだんだ75/150100前ターン
技失敗で
威力2倍
威力は控えめだが相性補完は優秀。
だいもんじなどと組み合わせれば外しをカバーできることも。
かみくだく80100防御↓20%ドラパルトラティオスに。
いかりのまえば-90-優秀な削り技。ゴーストには無効。
特殊技タイプ威力命中効果解説
エナジーボール90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
ソーラービーム120(180)100溜め技タイプ一致技。晴れで溜めなし。ようりょくそ時のメインウェポン。
リーフストーム130(195)90特攻↓↓100%タイプ一致技。最大火力。ムラっけの能力上昇が噛み合えば、低デメリットで打てる。
ギガドレイン75(112)100HP吸収タイプ一致技。攻撃しながら回復可能。ムラっけとの相性がいい。
かえんほうしゃ90(135)100火傷10%タイプ一致技。命中安定。火傷の追加効果はムラっけ戦法と好相性。
だいもんじ110(165)85火傷10%タイプ一致技。威力重視。ムラっけ型の場合、PP数が少ないのが懸念点。
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓100%タイプ一致技。最大火力。ムラっけの能力上昇が噛み合えば、低デメリットで打てる。
しっとのほのお70(105)100ターン中能力が
上がった相手に
火傷100%
タイプ一致技。相手全体攻撃。
ムラっけのまもる読みで積んでくる相手に。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になる。
実数値が攻撃>特攻なら物理技になるため、ムラっけとも好相性。
変化技タイプ命中解説
ハバネロエキス-専用技。対象1体のA↑↑&B↓↓。物理型で物理受け・特殊相手の強行突破に。
ものまねハーブを組み合わせれば相手の耐久を下げつつ攻撃上昇のみコピーすることも可能。
ダブルバトルではイカサマ持ちの相方のサポートに。
いかりのこな-相手の技を引き付けるが自身の耐久は低い。草タイプやぼうじんには無効。
序盤で突撃後、続く展開の囮役に。
なやみのタネ100ムラっけ型においててんねんなどを無効化。
やどりぎのタネ90ムラっけ型において回復量の増加に。
ねをはる-用途はやどりぎのタネと同様だが、強制交代を無効化、かつ相手に交代されても回復が持続する。
コマンドによる交代もできないので、居座って全抜きを目指すなら。
おにび85物理相手にムラっけの試行回数を稼ぎやすくなる。まもみがするだけでスリップダメージを稼げる。
まもる-ムラっけの試行回数を稼ぐ。
みがわり-まもると合わせてムラっけの試行回数を稼ぐ。
せいちょう-攻撃・特攻を補強。晴れ下では効果倍増。
にほんばれ-積み技感覚で。技スペースが厳しいので、できる限りほかの味方で晴らせたい。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
はかいこうせん
テラバースト
解説
やけっぱち
かえんほうしゃ
オーバーヒート
一致技の強化。対こおりむし。物理型で火傷耐性を維持できるが、岩が一貫する。
テラバーストほのお。ただし晴れパでの運用とは相性が悪い。
テラバーストひこう。麻痺無効。
タネばくだん
タネマシンガン
くさわけ
エナジーボール
ソーラービーム
リーフストーム
一致技の強化。粉技耐性の維持。晴れパ運用ではほのおに注意。
テラバーストひこうじめんドラゴン。弱点が多く、晴れパ運用では特にほのおに注意。
テラバースト解説
テラバースト解説
じだんだ
テラバースト
ほのおどく
テラバースト地面技を無効にできるが。岩が一貫する。
しねんのずつき
テラバースト
解説
テラバーストひこういわが一貫しほのおにも弱くなるので非推奨。
テラバーストほのおひこう。弱点は多め。
テラバーストようりょくそ型で障害となるラウドボーンに。ただし同タイプで弱点を突かれる。
しんそく無効なので、素早さが上がればカイリューに先制されにくい。
ねをはる使用後も交代できるようになる。
テラバースト解説
かみくだく
テラバースト
いたずらごころからのみがまも妨害を防ぐ。
テラバースト本来弱点となるタイプが全て半減・無効に変わる。晴れパ運用ではほのおに注意。
テラバースト対ドラゴン。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
タイプ関係なしにムラッけで上がった能力をテラバーストに活かせるためとても相性が良い。

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性:ようりょくそ
性格:ようき/おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:S252 A252orC252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま
確定技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃorやけっぱち/リーフストームorソーラービームorくさむすびorエナジーボールorタネマシンガン
物理技:くさわけ/しねんのずつき/かみくだく/じたんだ/いかりのまえば
特殊技:テラバースト/はかいこうせん
変化技:にほんばれ/せいちょう

味方に晴らせてもらった後、素早さを高めて攻める型。
しかし一致技以外の選択肢に乏しく、ほのおタイプやドラゴンタイプが相手だと止まってしまう恐れがある。
できればテラバーストで相手の弱点を突いたり、せいちょうで一気に強化して押し切りたい。

晴れパメガネ型 [編集]

特性:ようりょくそ
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:こだわりメガネ
確定技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃorしっとのほのお(両立可)/ソーラービームorエナジーボールorリーフストーム(両立可)
特殊技:はかいこうせん

主にコータスとのコンビで活躍する型。
晴れ下+タイプ一致+メガネ+テラスタルから繰り出されるオーバーヒートやだいもんじは半減でもかなりのダメージが入る。
ソーラービームを溜め無しで打てるのも嬉しい。
ねっぷうを覚えないためダブルで範囲攻撃をしたい場合はしっとのほのおに頼ることになる。

ムラっけ型 [編集]

特性:ムラっけ
性格:おくびょう/ずぶとい
努力値:H16n+1 S調整 残り耐久
持ち物:たべのこし
確定技:みがわり/まもる
優先技:やどりぎのタネ
攻撃技:かえんほうしゃ/ギガドレイン/テラバースト
変化技:なやみのタネ/おにび/ねをはる
テラスタイプ:はがね

やどみがとムラっけの相性が良く、特性の試行回数を稼ぎやすい。
攻撃技はやどみがの通らないくさタイプ相手に通るかえんほうしゃか、テラスタルによってムラっけでAかCどちらが上がっても活きるテラバーストのどちらかを選択。
やどりぎのタネを採用しない場合は回復技のギガドレインかねをはるが候補になる。

テラスタイプはみがわりを残したりやどりぎを撒くターンを得るために耐性が変化するものを採用したい。
はがねは元の弱点が全て半減以下になり、動くターンを作りやすいためおすすめ。

H36で実数値145、H164で実数値161になる。
H164B252の余りをSに振るとS実数値107になり、ムラっけのS上昇1回でドラパルト1抜き。最速や仮想敵を見据えての調整をしないならこれが基準になる。


相性考察 [編集]

モトトカゲミミズズと相性がいい。
どちらもしっぽきりでみがわり生成+交代が可能で、特にムラっけ型での起点作りに役立つ。
前者はさいせいりょくでのサイクル戦が可能であり、後者はスコヴィランの弱点を全て半減・無効にできる。


対スコヴィラン [編集]

注意すべき点
タイプの構成上、火傷・粉技が通用しない。
特性も優秀で、ムラっけ型だとギガドレイン・やどりぎのタネで時間を稼がれやすい。
ようりょくそアタッカーとしても優秀で、一致炎技や溜めなしソーラービームを上から放ってくる。
ダブルバトルでは専用技のハバネロエキスで特殊アタッカーの物理耐久を削ってくることも。
特に物理アタッカー・イカサマ持ちの味方と組んで突破してくる場合が多い。
対策方法
ムラっけ型はみがわり貫通のすりぬけや音技、ゴーストタイプののろいなどで対処できる。
ほえる等の強制交代技も有効だが、ねをはるを使われた場合は無効化される点に注意。
アタッカー型に対しては草・炎タイプの技を半減以下にできるポケモンで攻めれば有利。
ボーマンダなどのドラゴンタイプなら有効打はほぼ無い。

外部リンク [編集]