ミミズズ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ミミズズ [編集]

No.0968 タイプ:はがね
通常特性:どしょく(地面タイプの技を受けた時、その技を無効化し、最大HPの1/4を回復する)
隠れ特性:すながくれ(天気が「すなあらし」の時、回避率が1.25倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
体重  :310.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
地面無効鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ミミズズ7085145605565480どしょく/すながくれ
アーマーガア9887105538567495プレッシャー/きんちょうかん/ミラーアーマー
エアームド6580140407070465がんじょう/するどいめ/くだけるよろい
単鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ミミズズ7085145605565480どしょく/すながくれ
ニャイキング70110100506050440カブトアーマー/かたいツメ/はがねのせいしん
(158)(488)252振り+かたいツメ換算
ダイオウドウ12213069806930500ちからずく/ヘヴィメタル

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう/じめん
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ひこう/エスパー/むし/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしどく

特性どしょくの場合、じめん無効


第九世代で登場した単はがねタイプ。
はがねらしく防御が高い一方で他は並〜控えめ。専用特性どしょくと準専用技しっぽきりでの差別化が重要となる。
じめんの弱点を潰しつつ回復でき、特にダブルでは味方のじしんで発動できるため耐久力の補強が狙いやすい。

技範囲はやや狭めながら、高い防御と相性のよいボディプレス、後続補助のじならし、がんせきふうじと性能は悪くない。
準専用技しっぽきりも含め、本人が抜くよりもサポートやサイクル戦に適したポケモンといえる。
同じしっぽきり使いとしてモトトカゲジュカインがいるが、耐久・耐性・素早さの違いで全くの別物と言える。

余談だが、潜鋼のヌシ撃破後に捕獲できるヌシ個体のみ、特別な技のずつきを覚えている。
忘れさせると現状再習得はできないのと、ずつきとミミズズの相性がイマイチなことから、通常個体を使用したほうがいいだろう。

環境においては採用率自体はそれほど高くないが、受けループなど一定の構築で採用され、毎シーズン上位で採用が見られる。
高い防御種族値、じめん無効のはがね、ステルスロック持ちという点からエアームドのような役割が多い。

藍の円盤でじだんだの炎版となる技やけっぱちの登場に伴い、地面技無効後に奇襲をされやすくなったのは逆風。
その技を習得するポケモンには留意しておきたいところ。



特性考察 [編集]

どしょく
専用特性。ちくでんちょすいじめん版。
自身の弱点を1つ消し、鋼対策を地面に依存している物理アタッカーを牽制できる。
わざわざ砂パに組み込みたいポケモンでもないため、基本はこれ一択。
効果こそふゆうに似るが、接地しているためフィールドの恩恵を受けられ、じゅうりょくやうちおとすなどで無効にされることもない。
ただしまきびしによるダメージや、鋼・毒以外にテラスタルしてから再登場した場合に限りどくびしによる状態異常も受ける。
かたやぶりには貫通されるので要警戒。
トレース等で相手に取られるとこちらのじめん技も通らなくなる。
ダブルバトルでは、味方のじしんやじならしで能動的に発動できる。
すながくれ
隠れ特性。天候が砂嵐の場合にスリップダメージを無効化しつつ、回避率が上がる。
発動できればしっぽきりを安全に行える利点はあるが、砂嵐を撒く手間がかかることに加えて発動も運次第である。
また、居座りに向かないので試行回数も稼ぎにくいなど、ミミズズの性能と噛み合っていない。
もう一方の特性であるどしょくが非常に強力なこともあり、基本的には優先度が低い。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
アイアンテール100(150)75防御↓30%タイプ一致技。命中不安。とぐろをまくとあわせて。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%タイプ一致技。命中安定。工夫をしないと怯みは狙いにくい。
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100ちいさくなる相手に
必中&2倍
タイプ一致技。軽い相手に有効。
デカヌチャン以外の一般フェアリーに最大威力で放てる。
ボディプレス80100自身の防御で
ダメージ計算
防御が高く、てっぺきも覚えるので有力。
じしん100100-対炎電鋼。鋼安定のサブウェポン。
10まんばりき9595-ダブル用。ダブルでの単体攻撃やグラスフィールドと共存させる場合にも。
じならし60100素早さ↓100%追加効果が優秀。
ダブルバトルでは味方を巻き込むので注意。
じだんだ75/150100技失敗後
威力2倍
主にダブルバトル用。ちょうはつされた際などの奇襲として。
いわなだれ7590怯み30%ストーンエッジは覚えない。怯みは狙いにくい。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%追加効果が優秀。じならしと異なり無効化されないが、稀に外す。
まきつく1590拘束拘束技。ダメージソースというより、交代を防ぐのに役立つ。霊には無効。
すなじごく3585拘束まきつくと選択。ゴーストに通るが浮いている相手に効かず、命中で少し劣る。
メタルバースト-100反射1.5倍
ダメージ
タイプ一致技反射技。優先度0なので、使う相手には気を付けよう。
特殊技タイプ威力命中効果解説
てっていこうせん140(210)95HP1/2消費タイプ一致技。起点化を防ぐ退場技で、ちょうはつに強い。
命中安定、非接触でアイアンテールに肉迫する火力を持つ。
テラバースト80<120>100-自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
しっぽきり-HP1/2+みがわりで交代。起点作りとして。
習得者では最鈍で後続にみがわりを残しやすいが、先手で半分以上削られると失敗するので注意。
ステルスロック-控えのタスキ潰しやサイクル負荷に。
てっぺき-防御2段階上昇。ボディプレスと併せて。
とぐろをまく-攻撃・防御・命中を強化。アイアンテールと併せて。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
アイアンテール
アイアンヘッド
ヘビーボンバー
てっていこうせん
タイプ一致技の威力上昇。
じしん
じならし
じだんだ
ほのおじめんいわの組み合わせに強い。
ボディプレス
テラバースト
ボディプレスの威力強化に。
じめんいわの組み合わせに強い。
テラバーストどしょくと併せて実質弱点なし。麻痺無効。
テラバーストどしょくにより弱点がエスパーだけになり、かくとうを半減できる。
毒無効の耐性も維持可能。
テラバーストハッサムアーマーガア等。火傷対策にも。
どしょくじめん無効だがサブウェポンのいわ技に注意。
いわなだれ
がんせきふうじ
テラバースト
かくとう一貫だがほのお半減、どしょくじめん無効。
砂下では相手のみ定数ダメージ&自身のD1.5倍。
テラバーストかくとうノーマル無効。
弱点をカバーしつつカイリューのしんそく+じしんや
ガチグマの一致技を双方無効化。
テラバーストいたずらごころ耐性の獲得。格闘が一貫する。
テラバーストほのおじめんへの遂行にも。
テラバーストほのおは一貫だがじめんに遂行可能。
やどりぎや粉技対策にも。
テラバーストほのお半減。
こおりフェアリーには鋼技で対応可能だが、
みずに繰り出す際はサブウェポンのこおり技に注意。
テラバーストかくとう
ドラゴンのタイプ一致技+補完のじめん技を双方無効化。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

しっぽきり型 [編集]

特性:どしょく
性格:のんきorなまいき/わんぱくorしんちょうorようき
努力値:H252orH244 残りBDS調整
持ち物:オボンのみ/フィラのみorウイのみ/メンタルハーブ/ヨプのみorオッカのみ
確定技:しっぽきり
選択攻撃技:ボディプレス/アイアンヘッドorアイアンテール/まきつく/じならしorがんせきふうじ/メタルバースト
選択変化技:ステルスロック/ねむる/ねごと

しっぽきりで交代しながら様子見する型。
HPに余裕があればまきつくで拘束してから安全な交代が行える。
交代が前提なので積み技が入らず、技スペースが余りやすいので選択肢としては十分。

メタルバーストはこちらのHPを削られすぎてしまう相手と鉢合った場合に使用。
体力が残らないのでしっぽきりとしての役割を放棄してしまうが、最低でも1体と相打ちに持ち込める。

持ち物としてはオボンのみが安定。HPが半分以上減らされるとしっぽきりが失敗してしまうので、即時回復できることは重要。
その場合は4n調整となるHP244振りを推奨。これによりHP実数値176となり、オボンのみの回復効率が上がる。
また、よりHPが減らされる場合を考慮してウイのみにしたり、メンタルハーブでちょうはつに対抗するのも手。
ピンポイントだが、ヨプのみかオッカのみで確実に耐えるのも良い。

なお、しっぽきりの消費HPは端数切り上げの処理となっており、最大HPが奇数で満タンの時にカタストロフィなどを受けると最大HPの50%+1の状態となる訳だが、この場合でもしっぽきりの発動には失敗するため注意。
オボンを持たせる場合は最大HPを偶数にしておけば被弾直後にオボンを食べるため、後攻でしっぽきりを発動できるようになる。その意味でもHP244振りは有効。
タイプ相性やしっぽきりの性能上、ディンルーチオンジェンに対して強めであるため、この仕様は覚えておきたい。

攻撃性能は高くないため、テラスタルはできる限りほかのアタッカーに回したい。
やむを得ずミミズズで使う可能性を考慮する場合、弱点が無くなるでんきや、抜群技を半減できるドラゴン、ゴーストなどが候補。

性格の候補に素早さが下がるのんき/なまいきがあるのは、しっぽきり、メタルバーストを成功させやすくするためである。
後攻で確実にみがわりを残せる方が控えに積む機会を与えられるので有利になる。最鈍でS無振り44族(ドラミドロ)抜かれ。
勿論、その前にちょうはつを受けたり抜群技で倒されては意味が無いので、先手でしっぽきりして交代する方が役立つ場合もある。
それぞれ要調整。


相性考察 [編集]

いずれもかたやぶりの地面技には注意。

ドラミドロ
ドラミドロの弱点をミミズズが全て半減以下に、ミミズズの弱点をドラミドロが全て半減以下にできる。
ドラミドロは特殊受け、ミミズズは物理受けと役割分担ができる。
バウッツェル
格闘半減、かつこんがりボディにより炎技を無効化できる。
ミミズズはバウッツェルの弱点である毒無効、鋼半減。
どちらも物理寄りなので、相手の特殊アタッカーには注意。

対ミミズズ [編集]

注意すべき点
準専用技のしっぽきりの他、ステルスロック+がんせきふうじ等サポートに長ける。
鋼タイプの優秀な耐性に加え、どしょくにより地面技が無効。かたやぶりで貫通しようにも軒並み不一致で火力不足。
攻撃は低いが防御が高く、てっぺき+ボディプレスやメタルバーストで攻めてくる事も。
対策方法
特防は低いので、ラウドボーンルカリオなど炎・格闘の一致特殊技が使えるポケモンで攻めよう。じしんやメタルバーストには注意。
攻撃性能はあまり高くなく、しっぽきりをメインとしたサポートが主になるので、ちょうはつも有効。

外部リンク [編集]