チヲハウハネ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

チヲハウハネ [編集]

No.0988 タイプ:むし/かくとう
特性:こだいかっせい(天気が晴れの間、またはブーストエナジーを持って場に出てから交代するまで、一番高い能力が上がる)
体重:92.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
原種/パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
チヲハウハネ85135798510581570こだいかっせい
テツノドクガ807060140110110570クォークチャージ
ウルガモス856065135105100550ほのおのからだ/むしのしらせ
虫/格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
チヲハウハネ85135798510581570こだいかっせい
ヘラクロス8012575409585500むしのしらせ/こんじょう/じしんかじょう

ばつぐん(4倍)ひこう
ばつぐん(2倍)ほのお/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)くさ/かくとう/じめん/むし/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

ウルガモスに類似したパラドックスポケモンの1匹で、むし×かくとう複合。同複合はUB不在によりヘラクロスのみ。
HPと特防は原種と共通するが、こちらは物理攻撃重視となり、進化前のメラルバ(A>Cの種族値)をそのまま一回り強化したような配分になっている。
同複合のヘラクロスと比較すると、素早さ以外はこちらが上回る。

一致であいがしらの使い手であり、ほかにも相手の火力を削ぐとびかかる、HP回復手段のきゅうけつ、対面操作に有用なとんぼがえりなどを持つ。
特殊耐久がもともと高く、出てくる物理ポケモンにおにびを撃ち込めることからも、サイクル戦に向いた性能をしていると言える。
交代を前提とした運用に向く性質上、引っ込むと効果が消えてしまうブーストエナジーとは相性が悪いのが難点。

ヘラクロスと比較した場合、原種譲りのほのお技を多く覚えられるのが特徴的。
一致技と抜群範囲は被るが、一致技を両方半減する全タイプに等倍以上で通り、晴れ下では火力も上がるため有用。
相手のほのお技の威力も上がる点を忘れずに。

特攻が85と最低限あるため特殊アタッカーもできそうに思えるが、習得技が物理に偏っており実用的なのはむしのさざめき・ぼうふう・ねっぷう・ギガドレイン・テラバーストの5つのみ。
特殊かくとう技は一切覚えない。

碧の仮面では10まんばりき、ヒートスタンプを獲得。
ヒートスタンプは珍しい技だが、自身の体重があまり重くなく有効になる相手がかなり限られる。



特性考察 [編集]

こだいかっせい
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がひざしがつよい状態であるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしても天候による発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーは天候が優先されるため、ひざしがつよい状態で繰り出せば天候が変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。特性が書き換え・無効化を受けている場合も同様。
個別考察
チヲハウハネの場合は調整次第でどの能力も対象にできる。
しかし特防は特化気味にする必要があり、防御・特攻・素早さは攻撃個体値が低くないといけないので、素直に攻撃にかけたほうがよい。
どちらかと言えば交代戦が得意なことや炎技の習得もあり、ブーストエナジーよりも晴れでの発動を狙うほうが有効に活かしやすい。
こだいかっせいはいかくよりも発動順が遅く、強化される能力はランク補正の影響を受けるため、
鉢合わせで食らってしまうと上手く攻撃を上げられない場合があることに気を付けたい。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
であいがしら90(135)100優先度+2
初ターンのみ
タイプ一致技。唯一の先制技。
持ち物無しA特化でHB特化チオンジェン確1。
一発限りだが、素早さが平凡なので終盤の削り合いには役立つ。
きゅうけつ80(120)1001/2回復タイプ一致技。回復付き。ビルドアップと相性が良い。
とびかかる80(120)100攻撃↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。
はいよるいちげき70(112)90特攻↓100%タイプ一致技。チョッキとあわせて特殊との打ち合いに。
とんぼがえり70(105)100自分交代タイプ一致技。であいがしらとの併用も有効。
インファイト120(180)100防御↓
特防↓
タイプ一致技。積み技と相性が悪い。
かわらわり75(112)100壁破壊タイプ一致技。威力は控えめだがデメリットなし。壁破壊もできる。
ローキック65(97)100素早さ↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。とびつく・がんせきふうじは覚えない。
フレアドライブ120100反動1/3
火傷10%
対虫。命中・火力ともに申し分ないが、反動が痛い。
A特化で無振りサーフゴーがピッタリ確1。晴れと相性が良い。
やけっぱち75100失敗後威力倍同上。格闘技やおにびとあわせて。
ニトロチャージ50100素早さ↑火力不足だが、追加効果が優秀。晴れと相性が良い。
くさわけ50100素早さ↑火力不足だが、追加効果が優秀。ニトロチャージとは選択。
ワイルドボルト電気90100反動1/4飛行に対する唯一の有効打。反動が痛い。
じしん地面100100-対炎・毒に。虫技やおにびと合わせる際は優先度高め。
呼ぶ飛行に効かないのが難点だが、炎+霊に通るのはこれだけ。
10まんばりき9595-同上。グラスフィールドとの共存や、ダブルでの単体攻撃に。
アクロバット飛行55/110100-もちものがないとき威力2倍。ブーストエナジーと相性が良い。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100テラスタイプ連動自身のテラスタルのタイプに変化し、
AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
おにび85物理アタッカー対策。ほのおやゴースト以外で使えるのは貴重。
あさのひざし-HPを1/2(晴れ時2/3)回復。ほかの天候だと回復量が下がる。
自身は砂パ、雪パに対して強いため、対晴れではなく晴れに組み込んで使う。
ビルドアップ-攻撃・防御を強化。きゅうけつと相性が良いが、4倍弱点があるため居座りは苦手。
にほんばれ-自分で特性を発動させたい場合に。敵味方の炎技も強化される。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
フレアドライブ
ニトロチャージ
ほのおフェアリー、やけどへの耐性を得る。晴れ下での最大打点を伸ばしたい場合にも。
虫草耐性も残るが、一致技と抜群範囲が被る点には注意。
ワイルドボルトひこう。一致技と炎技を半減するギャラドスマリルリにも刺さる。麻痺無効。
インファイト
ばかぢから
ローキック
一致技の強化、および4倍弱点を2倍に抑える目的で。悪への役割も残せる。
きゅうけつ
とびかかる
であいがしら
とんぼがえり
一致技の強化、および4倍弱点を2倍に抑える目的で。
草への役割を残しつつ、であいがしらの火力補強も。
テラバースト苦手なひこうエスパーフェアリーに強くなるが、ほのおには一貫して弱い。対ミミッキュ
のしかかり
からげんき
あばれる
ギガインパクト
ゴーストを無効にできるが、それ以外のメリットに乏しいので非推奨。
テラバースト対炎。
くさわけ粉技無効。
テラバーストひこうドラゴン。攻撃範囲を広げたいなら。炎の一貫に注意。
テラバースト対フェアリー。エスパーが一貫する。
じしん
10まんばりき
対炎。
ダブルウイング
アクロバット
解説
しねんのずつき解説
テラバーストひこうほのお
テラバースト対エスパー。
テラバースト解説
テラバースト苦手なエスパーに強くなるが、フェアリーには一貫して弱い。
テラバースト解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
繰り出し直後だけ使える、であいがしらと相性が良い。

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性:こだいかっせい
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252ベースに耐久調整
持ち物:ブーストエナジー/いのちのたま/とつげきチョッキ/ラムのみ/オボンのみ/半減実/ぎんのこな
確定技:インファイトorばかぢから
選択技:であいがしらorとびかかるorきゅうけつorとんぼがえり/フレアドライブ/ワイルドボルト/じしん/ダブルウイングorアクロバット
変化技:おにび/にほんばれ

一般的なアタッカー型。基本的にフルアタ構成で良いだろう。
変化技を採用するなら殆どおにび一択。

虫技はタイプ一致かつ、格闘を半減するエスパータイプに抜群を取れるが、タイプの通りが今一つなので確定技ではない。
フレアドライブがあれば格闘技と合わせて草、悪タイプに抜群が取れるうえ、何より環境に役割対象が少ないことが採用率が低い要因となっている。

一方で、虫技を採用するなら相性補完となるじしんの優先度が高まる。
特にじしんを半減するくさタイプに抜群を取れる点で相性がよい。
虫・格闘・炎・地面の構成で、飛行とドラゴン以外の全ポケモンに等倍以上。

ニトロチャージを採用してS補強をする場合、いじっぱりではS252振り+1段階上昇でも最速130族をギリギリ抜けない。
ようき最速で1段階上昇ならば最速ドラパルトまで抜けるようになる。

こだわり型 [編集]

特性:こだいかっせい
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252 or HA252
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりハチマキ
確定技:とんぼがえり
優先技:ばかぢからorインファイト
選択技:フレアドライブ/ワイルドボルト/じしん/ダブルウイング/しねんのずつき/とびかかる/おにび

高火力の一致とんぼがえりを軸に立ち回る型。
初手であいがしらを警戒する相手も多いので、交代でとんぼがえりによる有利を取りやすい。
デメリットのある高火力闘技との相性も良好。

虫闘複合の耐性は悪くはなく、特殊耐久も最低限あるため交代戦にも対応可能。
上記のニトロチャージと同様、準速スカーフでは最速130族を抜けない点に注意。

ビルドアップ型 [編集]

特性:こだいかっせい
性格:わんぱく/しんちょう
努力値:HB252ベースに耐久調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ
確定技:ビルドアップ
選択技:とびかかるorはいよるいちげきorきゅうけつ/ローキックorばかぢから/フレアドライブ/ワイルドボルト/じしん/ニトロチャージ
変化技:おにび/あさのひざし/ふきとばし/みがわり

ビルドアップを積んでから全抜きを狙う型。

耐久実数値は平凡だが、おにびやあさのひざしで巻き返せるので種族値以上の硬さを発揮できる。
相手の積み技にはふきとばしで対抗可能。
メインウェポンには回復を兼ねるきゅうけつが候補となるが、おにびが通らないほのおタイプ・サーフゴー対策にじしんを採用するのも手。
ニトロチャージで素早さを上げるのも強い。
格闘技で火力を求める場合、特殊耐久が落ちるインファイトより、ビルドアップでリカバリーが利くばかぢからを推奨。


相性考察 [編集]

もらいびヒードランはチヲハウハネの弱点をすべて半減以下に抑える。
チヲハウハネは水以外のヒードランの弱点をすべて半減。晴れ運用なら水も実質半減になる。


対チヲハウハネ [編集]

注意すべき点
高い攻撃から放たれる格闘技とであいがしら、炎技が強力。
アタッカー以外にも、とんぼがえりとおにびによるサイクル戦や、ビルドアップ+きゅうけつによる耐久型に適性があり、初見では型を読みにくい。
対策方法
4倍弱点のひこうタイプなら圧倒的有利。
かくとうタイプ定番の相性補完の岩技、氷技を一切覚えないが、ワイルドボルトは覚える。
ボーマンダカイリューならワイルドボルトも等倍。

外部リンク [編集]