ウーラオス(れんげきのかた) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

このページはれんげきのかたのものです。
いちげきのかたはこちら→ウーラオス(いちげきのかた)

ウーラオス(れんげきのかた) [編集]

No.0892
タイプ:かくとう/みず
特性:ふかしのこぶし(接触技で相手のまもる・みきりを無視して攻撃できる)
体重:105.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
一般水/闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウーラオス(れんげき)100130100636097550ふかしのこぶし
ニョロボン909595709070510ちょすい/しめりけ/すいすい
Pケンタロス(水)751101053070100490いかく/いかりのつぼ/はんすう
ウェーニバル8512080857585530げきりゅう/じしんかじょう

ばつぐん(4倍)----
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/むし/いわ/あく/はがね
いまひとつ(1/4)----
こうかなし----

2種類のフォルムをもつ第八世代の準伝説。フォルムごとに種族値・特性の違いは無いが、複合タイプと専用技を含めた習得技に差異がある。
こちらはかくとうみずで、同複合にはウェーニバル水Pケンタロスニョロボン、幻のケルディオが存在。別フォルムともども差別化は意識しなくてよい。

準伝説としては合計種族値は控えめだが無駄が少なく、物理アタッカーとして手堅くまとまっている。
さらに専用特性ふかしのこぶしにより、まもる・みきりといった時間稼ぎを許さない高い攻撃性能を持つ。

特筆すべきは専用技の「すいりゅうれんだ」。
威力25の3連撃で確定急所という破格の性能を誇り、一撃の専用技と並び確定急所技では最高威力。
いかく、B上昇、壁、みがわり、ばけのかわなどのあらゆる足止め手段を無視する。
状況次第ではがんじょうやタスキをも突破し得る高い貫通力を持ち、これに特性の効果も乗るため非常に強力。
連続攻撃であることを考慮せずとも、実質威力113の一貫性の高い水技を一致で撃てるだけでアタッカーとして十分強力である。

ただし接触判定が3回ある以上、必然的にゴツゴツメットやさめはだに弱い点には注意。
こちらは新道具のパンチグローブにて克服可能。非接触になるため特性は発動しなくなるが、持ち物の選択肢としては有力候補で、実際の採用率も高い。
また特性は無視できないため、ちょすい等で無効化されることも忘れずに。

難点としては、特殊耐久は平凡なことと、弱点が5つとやや多いこと。
高火力特殊アタッカーとの撃ち合いは等倍でも不利になりがちで、耐久無振りだとサザンドラのC振りりゅうせいぐんが中乱数1発。
中速故に消耗しやすく、対面を制しても後続に上から縛られてしまうことも多い。
闇雲にごり押さず、確実に攻撃が通せる点を活かした役割遂行重視の運用を心がけるのが活躍の肝となるだろう。

第九世代ではくさわけ、ひやみず、なげつける、つるぎのまい、アイススピナー、テラバーストを新規習得。
失った技で重要なものは特にない。

前作に比べて格闘タイプ自体の採用が増えている中で、特に格闘タイプに求められるパオジアンイーユイディンルーの処理能力に優れること、
確定急所の水技により格闘タイプでありながらランドロスにも隙を見せないことから、第九世代ではBIG6と言われるトップメタになるほど躍進している。
ダイマックスの廃止により、天敵であったダイジェットがなくなったのも大きい。
テラスタルはすいりゅうれんだの威力を底上げする「水」、もしくは弱点を克服する「毒」「鋼」がメジャー。

なおアルセウスオーガポンなどとは違い、ポケモンを示すアイコンは両方の型で同じ。
このため、見せ合いの時点でどちらの型か判別するのは不可能であり、パーティ構成によって相手に読み違いを発生させることも可能。

れんげきのかたのみ覚える技
アイススピナー/アクアジェット/アクアブレイク/あまごい/うずしお/すいりゅうれんだ/たきのぼり/ひやみず


特性考察 [編集]

ふかしのこぶし
第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。
接触技であればまもる系統の技を貫通して攻撃できる。まもるが基本技となるダブルでは特に有用な特性。
いわ技と特殊技を除く攻撃技のほとんどが接触技であるため、ほぼ常時発動する。
なお、パンチグローブを持たせると、パンチ技が非接触扱いになることから特性の効果を受けられなくなる。
ただし、パンチ技以外は引き続き特性の効果を受けるため、技選択でまもる貫通とゴツゴツメット対策を分けることも可能にはなる。
シングルバトルならまもるが一部のポケモンにしか採用されず、ウーラオスの前でまもるを選択するケースもほぼないことから、一考の余地があるだろう。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果接触解説
すいりゅうれんだ25(37)*3100確定急所タイプ一致専用技。3回連続攻撃でありながら確定急所と言う破格の性能。
火力としては実質インファイトに近い数値。パンチグローブ対象。
アクアジェット40(60)100優先度+1タイプ一致技。安定した先制技。
インファイト120(180)100BD↓タイプ一致技。火力・命中共に申し分ないが、耐久が下がる。
ドレインパンチ75(112)100体力吸収1/2タイプ一致技。居座り重視。ビルドアップと相性が良い。
アイススピナー80100フィールド破壊対草飛竜。特にカイリュー。れいとうパンチより高威力。
ただしランドロスにはすいりゅうれんだの方が刺さる。
パーティ単位で上記のポケモンや氷4倍のドラゴンなどが重いなら。
ミスト以外のフィールドは自身と相性が悪いので、それらの破壊にも。
トリプルアクセルは覚えない。
れいとうパンチ75100凍り10%対草飛竜。パンチグローブを持たせる場合のみ、こちらの方が威力で上回る。
また意図的にフィールドを活用したい場合にも。
かみなりパンチ75100麻痺10%対水飛。ギャラドスドヒドイデマリルリに。
一致技が通りにくい相手に有効な場合が多いので優先度が高め。
物理電気を覚える水複合は希少。
とんぼがえり70100使用後交代攻撃しつつ撤退。有利不利がはっきりしているので使いやすい。
どくづき80100毒30%対フェアリー・草。マリルリあたりを意識するなら。
アイアンヘッド80100ひるみ30%対フェアリー。怯みも狙える。
しかし普通のフェアリーならすいりゅうれんだで良い。
くさわけ50100S↑100%積みつつ殴るほか、水技無効の水/地面組へ4倍狙いで。
特殊技タイプ威力命中効果接触解説
テラバースト80<120>100タイプ変動×テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100相手の変化技を封じる。中速なのでやや相手を選ぶ。
みがわり-変化技読みで使えば1ターンの猶予を生める。
つるぎのまい-攻撃↑↑ 受けループ等に強く出られる。アクアジェットと併せて。新規習得。
ビルドアップ-攻撃↑防御↑ タイプ上流せる相手は多い。こちらはドレインパンチと相性が良い。
みきり-ダブル用。まもるよりふういんされにくい。相手のウーラオスには無効化されやすいのでミラー戦に注意。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
すてみタックル
のしかかり
からげんき
ほぼ黒馬バドレックス対策。ハバタクカミはほぼフェアリー技を撃ってくるため耐霊は不安定。
ほのおのパンチ対草。炎と鋼の耐性は残り、フェアリー耐性も付く。
水炎格の範囲は悪くなく、やけど無効も大きい。
すいりゅうれんだ
アクアジェット
一致技の威力向上。一貫性を重視する。弱点が2個に減る。
かみなりパンチ電気と飛行に耐性+麻痺しなくなる。
パオジアンの電気テラスに切り返すタイプで、耐性は微妙だが弱点が一つに。
地面を呼ばないのもよい。せいでんきサンダーマリルリにも。
くさわけ
テラバースト
弱点である草、電気を半減。キノコのほうし対策にも。飛行が一貫する。
アイススピナー
れいとうパンチ
対草・飛行。
インファイト
ドレインパンチ
一致技の威力及び最大火力向上。
どくづき対草・フェアリー。エスパーが一貫する。
テラバースト対電気・毒。格闘技と範囲が被りがち。どうしてもミライドンを相手する必要があるなら。草が一貫する。
つばめがえし
アクロバット
テラバースト
電気が一貫する。
しねんのずつき自身への耐性が少ないため、基本的に候補外。
とんぼがえりとんぼ返りの威力は上がるが、ほかのメリットがあまりない。飛行が一貫する。
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
対飛行。草が一貫する。
テラバーストカウンターやカイリューのしんそくなどを無効化。
テラバースト基本はフェアリーテラスとアイススピナーで十分。
テラバースト連撃の型では有効打の無いゴーストへの対抗手段に。
いたずらごころ対策もついでにできる。
アイアンヘッド電気以外の弱点が半減になる。
テラバーストドラゴンへの有効打を得るなら。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:ふかしのこぶし
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252 or 耐久調整
持ち物:きあいのタスキ/しんぴのしずく/くろおび/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/パンチグローブ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技:すいりゅうれんだ/インファイトorドレインパンチ(パンチグローブ採用時)
優先技:アクアジェット
攻撃技:アイアンヘッド/どくづき/ほのおのパンチ/アイススピナーorれいとうパンチ(パンチグローブ採用時)/かみなりパンチ/とんぼがえり/ストーンエッジ/しねんのずつき/カウンター
変化技:みがわり/ビルドアップorつるぎのまい

種族値に沿ったオーソドックスな物理アタッカー型。
専用技により能力変化、みがわり、きあいのタスキに強い。
また水と格闘の技範囲もそこそこ広いうえ先制技も完備し、対面性能も高い。
さらに耐性も優秀な部類であり、サイクル戦のパーツとしても悪くない。

技はすいりゅうれんだ+格闘技で2枠。さらに拘りアイテムならとんぼがえり、それ以外ならアクアジェットを採用したいところ。
積み技を入れるスペースはあまりないので、出す相手はうまく絞りたい。

A特化持ち物無しゴリランダーのグラススライダーは耐久無振りでも確2。

・持ち物考察
シーズン15では約4割がこだわりスカーフ。パンチグローブが25%、タスキが16%、ハチマキが8%程度であり、これら上位4つが90%以上を占めている。

パンチグローブ
すいりゅうれんだの弱点であるゴツゴツメット対策。ただし対象技は、ふかしのこぶし対象外となる。
対象技はすいりゅうれんだ/ドレインパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/れいとうパンチ/ばくれつパンチ/きあいパンチ。
ほかの持ち物ではできない耐久振り+積み技ができるのもメリット。
こだわりハチマキ
想定外の火力で受けを破壊する。すいりゅうれんだの一貫性の高さを活かせる。
こだわりスカーフ
高速アタッカーを狩ることが可能で、とんぼがえりとも相性が良い。ブーストエナジーでSブーストしたハバタクカミテツノツツミは抜けない。
きあいのタスキ
行動補償を持つことができるので、つるぎのまいや先制技、カウンターと相性が良い。不意のテラスタル対策にもなる。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ウーラオス [編集]

注意すべき点
確定急所の3連続攻撃という破格の性能の専用技を持つ。ほかの一致技の火力も高く、サブウェポンも非常に豊富。
特性ふかしのこぶしとすいりゅうれんだの存在により、まもる・みきり・みがわりによる時間稼ぎが通用しない。
いかくや防御ランク上昇、リフレクター・オーロラベールも専用技の確定急所によって無意味になる。
物理特化のアーマーガアクラスの耐久力であっても、努力値振りや持ち物次第では後出しが安定しない火力も持つ。
ダイマックスの廃止により、すいりゅうれんだをまともに耐えられるポケモンが減っている。
加えて物理耐久もかなり高く生半可な物理技では削れにくい。
選出画面でどちらのフォルムなのか判別できない点も非常に厄介。
対策方法
どちらの型にしろ物理アタッカー1本なので、S98以上のポケモンによるおにびが有効。
ただし炎タイプは水技で弱点を突かれるので、できれば避けたい。
また物理耐久に比べ特殊耐久が薄いため、特殊技なら等倍でもある程度押していける。
具体的にはサザンドラの無補正252振りりゅうせいぐん@1.1倍以上強化アイテムで無振りウーラオスを確1。素早さも丁度1抜いている。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]