タケルライコ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

タケルライコ [編集]

No.1021 タイプ:でんき/ドラゴン
特性:こだいかっせい(ひざしがつよい状態かブーストエナジーを持たせた時に一番高い能力が上がる)
体重:480.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
原種・パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
タケルライコ12573911378975590こだいかっせい
ライコウ908575115100115580プレッシャー/せいしんりょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/じめん/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/くさ/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)でんき
こうかなし---

古代パラドックスポケモンの1匹で、でんき×ドラゴン複合。外見はライコウに似ている。
ライコウとは異なりすばやさは中速帯、その分引き上げられたHPと特攻の高さが特徴的。
同複合は、禁止級伝説のゼクロムミライドンを除けば第九世代では固有タイプ。

専用技「じんらい」は電気特殊版のふいうち。
高い特攻も相まって対面性能を大きく高めてくれる優秀な技。サイクル戦においても体力を削れた後も役割を保つことができる。
専用技の性能の高さや高耐久・高火力による安定性の高さから、解禁後はシングル・ダブル両方ででんきタイプの中では群を抜いた使用率を記録している。

パラドックスポケモンの宿命とあって、技範囲は原種より狭められている。
原種が覚えられた有力なサブウェポンであるねっとう、シャドーボール、じんつうりき、はどうだんといった技は軒並み習得不可。
変化技も原種の主要な役割であったリフレクター、ひかりのかべが習得不可。代わりにちょうはつを習得する。
両タイプの等倍範囲は広いもののどちらにも無効化するタイプが存在し、特に地面タイプには簡単に止められやすい。

一方で、電気技だけで先制技のじんらい、交代技のボルトチェンジ、麻痺狙いのほうでんと有用かつ異なる役割を持つ技が豊富に存在。
また、採用は稀であるが現環境では唯一のライジングボルトの使い手でもあり、でんき技を2〜3採用することも珍しくない。
さらに持ち前の高耐久のおかげで、持ち物の選択肢も豊富であり、技範囲の狭さからは考えられないほどのカスタマイズ性能を誇る。

また、耐性や特性への依存度が低く、素の耐久や火力が優秀であるため、テラスタルをしても本来の役割を失いづらくテラバーストも強力に扱える。
そのため、苦手な地面タイプが多い現環境下でも強気に選出することができる点で評価されている。



特性考察 [編集]

こだいかっせい
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がひざしがつよい状態であるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしても天候による発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーは天候が優先されるため、ひざしがつよい状態で繰り出せば天候が変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。
タケルライコとウガツホムラに限り、特性の書き換えや無効化を受けている場合はブーストエナジーのやり取りが可能。同じ立ち位置のウネルミナモではできないため、バグの可能性あり。
個別考察
タケルライコは一応全ての能力を対象にできるが、特攻が群を抜いて高いため基本は特攻の上昇により決定力を高める形となる。
藍の円盤で手に入るタケルライコは個体値が全て20固定であり、
防御は特攻を王冠で底上げしても防御特化でかけられるが、それ以外をブーストする場合は、特攻に王冠を使用してはいけない。
すばやさをブーストする場合更にようきにする必要がありせっかくの特攻を殺してしまうためアタッカー運用は現実的ではないが、ワイドブレイカー、バークアウト、エレキネットといった妨害技をブーストなしテツノツツミより速く繰り出せるのでサポーター運用として一考の余地ありか。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
じんらい70(105)100優先度+1専用技。電気特殊版ふいうち。読みが必要だが高威力で非常に強力。
10まんボルト90(135)100麻痺10%一致技。性能安定。
ほうでん80(120)100麻痺30%一致技。まひ撒きを兼ねたいなら。
かみなり110(165)70麻痺30%一致技。雨で必中。晴れとの相性は悪い。
ライジングボルト70(105)100相手EF下で威力倍一致技。相手がエレキフィールドの上に立っていれば威力2倍。
現時点ではこの技を覚えるのはタケルライコのみ。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代一致技。後続の無償降臨が狙えるが呼ぶ地面タイプに注意。
でんじほう120(180)50麻痺100%一致技。からぶりほけんとあわせて疑似こうそくいどうができる。
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓一致技。強力だが反動が痛い。撃ち逃げ向け。
りゅうのはどう85(127)100-一致技。性能安定。めいそう型向け。
げんしのちから60100全能力↑10%サブが少ないため候補。ウルガモスモスノウに4倍だが一撃で倒すのは難しい。
ソーラービーム120100溜め技対地。晴れパに組み込むなら候補。パワフルハーブでの奇襲も。
ウェザーボール50100天候下で威力2倍
タイプ変化
晴れパや雨パに組み込むなら。
バークアウト5595特攻↓100%追加効果が優秀。サポート用。みがわり貫通。
テラバースト80100技範囲が狭く、素の特攻が高いため一致テラス以外では積極的に採用される。
物理技タイプ威力命中効果解説
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
相手交代
交代で呼びやすい地面への奇襲に。
味方のステルスロックやどくびしとあわせて。
ヘビーボンバー40-120100体重依存対妖。重量級を活かして軽量級フェアリーに。
A下降補正無振りだとハバタクカミに確1がとれない。無補正だと低乱数1発。
ボディプレス80100-唯一の格闘技。対鋼・岩。
変化技タイプ命中解説
めいそう-特攻・特防を補強。じんらいの決定力強化に。
ちょうはつ100耐久型の機能停止。じんらいとの相性も良い。
みがわり-変化技対策。
でんじは90サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。
にほんばれ-サポート用。
こだいかっせいの発動やサブウェポンの起動に。かみなりと相性が悪い。
あまごいは覚えられない。
エレキフィールド-サポート用。電気技の決定力強化のほか、サイコフィールドやミストフィールドの除去に。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
エレキフィールド下では使えないので注意。
ほえる-積み技対策や麻痺撒きに。まもる・みがわり貫通かつ必中。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
10まんボルト
かみなり
ボルトチェンジ
じんらい
ライジングボルト
電気技を一致補正2倍に。地面以外の弱点を全て消す。
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
ドラゴン技を一致補正2倍に。地面弱点がなくなる他、B振りなら炎オーガポンへの遂行にも使える。
テラバースト地面に切り返しつつ、氷耐性を獲得。弱点も一変する。
ソーラービーム
テラバースト
地面に切り返しつつ、草・水・電気の耐性を維持。氷は一貫。
テラバースト地面に切り返しつつ電気技との相性補完に優れるテラバーストを撃てる。元の耐性は全て失う。
ハイパーボイスハバタクカミ・黒馬バトレックスを意識するなら。
テラバースト解説
ボディプレス
テラバースト
解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト地面を無効にする。氷が一貫する。
テラバースト解説
テラバースト解説
げんしのちから
テラバースト
解説
テラバースト解説
バークアウト
テラバースト
解説
ヘビーボンバー
テラバースト
地面以外の弱点に切り返せるが、地面だけは一貫。
テラバースト竜弱点を隠せる上、元のタイプと合わせて両ウーラオスに対応できる。元々が高耐久のため弱点が減少するだけでも強力
ステラテラバースト電気技と竜技の撃ち分けを重視するのなら。ただしサブウェポンは貧弱。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:こだいかっせい
性格:おくびょう/ひかえめ/れいせい
努力値:CS252 BC252orC252 耐久素早さ調整
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/ブーストエナジー/タイプ強化アイテム/こだわりスカーフ/ラムのみ/オボンのみ
確定技:じんらいor10まんボルトorかみなりorボルトチェンジ(じんらいと両立可)/りゅうせいぐんorりゅうのはどう
攻撃技:ハイパーボイス/ソーラービーム/バークアウト/げんしのちから/ヘビーボンバー/ボディプレス/テラバースト(草・氷・鋼など)
変化技:でんじは/めいそう/ちょうはつ/にほんばれ

種族値に沿った特殊アタッカー型。
高い耐久と高威力の先制技じんらいにより、ダメージを与える回数は稼ぎやすい。
じんらい読みで交代を行ってくる相手にはボルトチェンジが刺さるが、地面相手には無力。
素直に有利対面に引く、もしくは渾身のテラバーストを返したい。

ちょうはつは鈍足耐久型対策の他、じんらいの成功率を高めることができる。使いどころは多い。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対タケルライコ [編集]

注意すべき点
高い特攻とHP、専用高威力先制技じんらいによる圧倒的な制圧力。
優秀な耐性とりゅうせいぐん、ボルトチェンジによってサイクル戦にも対応。
さらにちょうはつやめいそうも覚えるため、下手な受けは起点にされる恐れがある。
ダブルバトルではトップメタの化身トルネロス連撃ウーラオスの並びに強い他、晴れやEFで火力を上乗せしてくることも。
EFを展開された場合は超火力のライジングボルトにも注意。
対策方法
まともなサブウェポンを持たないため、一致技を無効化できるじめんフェアリーでの対策が有効。
特に主要技をでんき技に頼った構成であることが多いため、じめんタイプでの受け出しは特に有効。
すばやさの高いガブリアスランドロス等を電気技読み交代や死に出しで出せば、地面技で弱点を突ける。
ただし、ウェザーボールやソーラービーム、テラバースト等による思わぬ反撃に注意。
テツノワダチドリュウズなら、晴れ・雨ウェザーボールとテラバースト以外の主要な攻撃技を半減以下に抑えられる。

外部リンク [編集]