ペリッパー - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

• ページ
• ノート

ペリッパー [編集]

No.0279 タイプ：みず/ひこう
通常特性：するどいめ（命中率を下げられない・相手の回避率上昇を無視して攻撃できる）
　　　　　あめふらし（天候が雨になる）　※キャモメのとき「うるおいボディ」
隠れ特性：あめうけざら（雨の時に毎ターンHPを1/16回復する）
体重　　：28.0kg（けたぐり・くさむすびの威力60）

※通常時はフリーズドライで4倍ダメージ

第三世代出身のみず×ひこう複合。同複合はギャラドス、スワンナ、ウッウの3体。
貴重なあめふらし持ちという個性により、差別化を意識する必要はない。

微妙な素早さを活かしたとんぼがえりによる後続の無償降臨、引っ込めたことによる再展開は他の天候特性には無い強み。
おいかぜ、ワイドガードとダブル向けの技も取り揃えている。これらの要素により、第七世代のダブルではトップメタの一角として活躍した。
雨によるみず技の強化、ぼうふう必中化と火力面も優秀だが、素の攻撃力や耐久はイマイチなので、無理せず後続のエースに回すのが無難。

第九世代では、多くの水ポケモンの例に漏れず、ねっとうを没収され代わりにひやみずを習得した。
天候始動特性を持つ一般ポケモンの中では最もダブル使用率が高く、晴れ始動特性のコータスよりも上。
シーズン18以降毎回のように使用率20位以内に位置しているため、現在でもトップメタの一角と言える。

DLCでライバルのニョロトノが解禁された。
ニョロトノと比べた場合、特殊耐久と素早さで劣り4倍弱点持ちという欠点はあるが、
雨パの苦手なくさに強く、交代技や補助技の存在から始動役としての適性もこちらに分がある。

だがニョロトノ以上に問題なのが天候始動技を覚えて解禁された化身トルネロスの存在。
雨始動に一手必要とはいえ種族値、サポート性能共にこちらを凌駕している。さらに主力技のこがらしあらしはダブルで有効な全体攻撃かつ雨下なら必中。
おまけに相手に回した場合は交換から天候を取ろうとしても、後から天候始動技で天候を奪われてしまう。
色々と強力すぎて、ペリッパーよりもさらに使用率が高いという状態である。

対するこちらは、氷技の威力やワイドガード、とんぼがえり、はねやすめなど差別化自体は容易ではある。
トルネロスが強すぎるだけでペリッパーも十分に強力であることは間違いないので、独自の強みを生かせば問題ないだろう。
また、サイクルが重要なシングルバトルにおいては、トルネロスよりもペリッパーの方が使用率が高い。

特性考察 [編集]

するどいめ

命中率低下を防げるが、汎用性は極めて低いので基本的に候補外。
回避戦術対策にもなるものの、雨下ぼうふうを撃てば元から必中である。

あめふらし

ペリッパーの要。とんぼがえりの併用による雨パエースのサポートや、
みず技の火力補強・ぼうふうの必中化によるアタッカー性能の向上に不可欠。
他2つの特性が独自性に欠け、数値不足を補うほどではないので基本的にこれで確定。
ただし、相手のぼうふう、かみなりも必中となる。特にかみなりは4倍弱点なのでまず耐えられない。

あめうけざら

隠れ特性。まもるやたべのこしと併用すれば高い回復効果を得られる。
が、わざわざ居座って正面から戦いたい状況は稀で、ターン制限もきつい。
発動条件を満たすには結局雨が必要であり、大抵の場合はすいすいエースで暴れた方が有意義。よって候補外。

技考察 [編集]

特殊技	タイプ	威力 [雨降]	命中	効果	解説
ぼうふう	飛	110(165)	70 [必中]	混乱30%	タイプ一致技。雨下で必中。あめふらしとあわせて。
ハイドロポンプ	水	110(165) [247]	80	-	タイプ一致技。高威力・命中不安。
なみのり	水	90(135) [202]	100	-	タイプ一致技。中威力・命中安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
だくりゅう	水	90(135) [202]	85	命中↓30%	タイプ一致技。追加効果が優秀だが命中不安。ダブルでは相手2体攻撃。
うずしお	水	35(52) [78]	85	拘束ダメージ	タイプ一致技。エース交代時の釣り出し防止や、耐久戦術にも。 雨の持続ターンとの相性は悪い。
ひやみず	水	50(75) [112]	100	攻撃↓100％	タイプ一致技。威力は低いが追加効果が優秀。
ウェザーボール	無	50/100 (150) [225]	100	天候準拠	碧の仮面で解禁。自身で雨を降らせるので威力100命中100の水技として使える。 天候の変動に注意。
れいとうビーム	氷	90	100	凍り10%	範囲は水や飛行とやや被り気味。カイリューやガブリアス等を重く見るなら。
こごえるかぜ	氷	55	95	素早さ↓100%	サポート用。ダブルでは相手全体攻撃。
物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
とんぼがえり	虫	70	100	自分交代	攻撃しつつ撤退。後続の無償降臨に。威力は期待できない。
でんこうせっか	無	40	100	優先度+1	先制技。タスキ潰しに。
はたきおとす	悪	65/97	100	道具除去	攻撃が低いため威力は期待できない。妨害目的の補助技感覚で。
変化技	タイプ		命中	解説
おいかぜ	飛		-	サポート用。味方の素早さ倍増。とんぼがえりで撤退可能。
はねやすめ	飛		-	回復技。先手で使うと耐性が一変。
こうそくいどう	超		-	素早さ強化。おいかぜと異なり、ターン制限無しだが効果は自分のみ。
たくわえる	無		-	防御・特防を補強。
フェザーダンス	飛		-	相手の物理アタッカーを弱化し流しを誘う。とんぼがえりとあわせて。
みずびたし	水		100	タイプ一致補正を消して火力を削いだり、ダブルで味方の攻撃技の一貫性を向上させたり。
ワイドガード	岩		-	ダブル用。全体技対策。
てだすけ	無		-	ダブルでのサポート用。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
水	ハイドロポンプ なみのり ひやみず	一致技の強化。電気が2倍になるが対して変わらない。
飛	ぼうふう エアスラッシュ エアカッター	一致技の強化。
地	テラバースト	電気無効で岩半減だが、特性によるデメリットが大きい。
草	テラバースト	水・電気共に半減。特性により弱点の炎を軽減できる点が大きい。 ぼうふうが必中なので飛行の特殊アタッカーには注意。
妖	テラバースト	解説
鋼	テラバースト	ぼうふう耐性含め多くのタイプを半減、毒は無効。あめふらしで炎も軽減する一方水が苦手になる。
竜	テラバースト	水・電気半減に加え炎耐性も維持。
電	テラバースト	かみなり・ぼうふう共に半減できるが、水耐性は失う。
氷	ふぶき れいとうビーム こごえるかぜ	対ドラゴン。耐性は脆くなるが水との相性補完が優秀。 鋼以外の弱点も一致技で対応可能で弱点の炎も軽減できる。
毒	テラバースト	解説
霊	テラバースト	解説
悪	はたきおとす	対ドラゴン。
虫	とんぼがえり テラバースト	地面・格闘耐性を維持。電気等倍で弱点も飛行以外は水技で対処可能。 おまけに炎は特性で軽減。ぼうふうにだけ注意。

+

使用率・採用率の低いテラスタル

タイプ 主な技 解説 無 はかいこうせん 抜群はとれない。耐性もゴースト無効しか無いため基本的に候補外。 炎 テラバースト あめふらしにより炎技を弱くし、弱点の水を強くしてしまうので候補外。 闘 テラバースト 岩に強くなる以外にメリットは無く、むしろ弱点のぼうふう必中が痛いので候補外。 超 テラバースト 耐性が悪く仮想敵も居ないため非推奨。 岩 テラバースト 特性によるデメリットが大きい。

型考察 [編集]

あめふらし基本型 [編集]

特性：あめふらし
性格：ひかえめ/れいせい
努力値：HC252
持ち物：しめったいわ/こだわりメガネ/ゴツゴツメット/いのちのたま/とつげきチョッキ/だっしゅつボタン
確定技：ぼうふう/ハイドロポンプorなみのりorウェザーボール
攻撃技：れいとうビームorふぶき/こごえるかぜ/とんぼがえり/でんこうせっか
補助技：おいかぜorこうそくいどう/みずびたし/はねやすめ

特性あめふらしを活かすペリッパーの基本型。
一致技2種を両方半減以下に抑えるのは、現環境ではウォッシュロトムと禁止伝説のミライドンのみ。
水技は高威力、ぼうふうは必中で撃てる。持ち物による補強も可能。
とんぼがえりを覚えるので始動役としても優秀。

下記のタスキ・スカーフ型もそうだが、雨があがると途端に火力や命中率が下がる点に注意。

あめふらしスカーフ型 [編集]

特性：あめふらし
性格：おくびょう
努力値：CS252
持ち物：こだわりスカーフ
確定技：ぼうふう/ハイドロポンプorなみのり/とんぼがえり/れいとうビーム

素早さをスカーフで補うことで先制から必中ぼうふう・雨下水技・とんぼがえりを繰り出す。
最速スカーフにより123族（オンバーン）と同速となる。

あめふらしタスキ型 [編集]

特性：あめふらし
性格：ひかえめorおくびょう
努力値：CS252
持ち物：きあいのタスキ
確定技：ハイドロポンプorなみのり/ぼうふう/とんぼがえり
選択技：上部技候補から

1回の行動保証が非常に大きい、雨展開兼アタッカーを活かすタスキ持ち。
自分より速い相手には後攻とんぼがえり→雨エース降臨で上から潰せ、なおかつその後の再度の雨展開、クッション役をこなすことができる。
自分より遅い相手には2度の高火力攻撃で潰しが狙えるなど、どちらのパターンでも雨エースに大きな負荷をかけることなく展開が可能。

総じて自分専用雨のピンポイント用より、雨パの展開役に非常に適した性能である。
ダブルにおいてはこの型が大多数を占めている。

こごえるかぜの優先度が他の型よりも高くなると思う。ダブルだと相手全体攻撃になるし、最速ペリッパーなら最速120族まで抜いて次ターンは先に行動できる。
↑タスキ型の一番のメリットは確実にとんぼがえりを打って雨エースに繋げることであり、こごえるかぜのように対面性能を上げるメリットは薄い。むしろ相手の天候書き換え要員の後投げに対しても確実に雨を維持すべくあまごいを入れておく方が使い道は多くて有用である。

物理受け型 [編集]

特性：あめふらし
性格：ずぶとい
努力値：HB252
持ち物：たべのこし/オボンのみ/ゴツゴツメット
確定技：ひやみず/はねやすめ
攻撃技：ぼうふう/れいとうビーム/とんぼがえり
補助技：たくわえる/みずびたし/アクアリング

優秀な耐性に加え、はねやすめやみずびたしなど耐久型向けの技も豊富。

対ペリッパー [編集]

注意すべき点

特性「あめふらし」からの高威力水技・必中ぼうふう。
後攻とんぼがえりによるタスキ潰し・後続エースの無償降臨。
おいかぜ・ワイドガード等でのサポートにも長ける。

対策方法

素の耐久は低く、特殊電気技やフリーズドライで4倍弱点を突けば一撃。
一致技半減以下のウォッシュロトムなら防御面でも有利。
バンギラスも天候上書きとタスキ潰しができ、特防上昇により弱点の水技も痛手にはならないため有利。

外部リンク [編集]

• ペリッパー - ポケモン百科事典