オンバーン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

オンバーン [編集]

No.0715 タイプ:ひこう/ドラゴン
通常特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる)
     すりぬけ(オーロラベール・リフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもり・しろいきり・みがわりを無視して攻撃できる)
隠れ特性:テレパシー(味方の攻撃を受けない)
体重  :85.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高速特殊竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
オンバーン8570809780123535おみとおし/すりぬけ/テレパシー
ドラパルト881207510075142600クリアボディ/すりぬけ/のろわれボディ
ラティオス809080130110110600ふゆう

通常時はねやすめ使用時
ばつぐん(4倍)こおり---
ばつぐん(2倍)いわ/ドラゴン/フェアリーこおり/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/むし/かくとうほのお/みず/くさ/でんき
いまひとつ(1/4)くさ---
こうかなしじめん---

第六世代で登場したひこう×ドラゴン複合タイプ。
両タイプでトップクラスの素早さを持ち、攻撃範囲も広め。いかりのまえば、おいかぜ、とんぼがえり、すりかえ等の小技も豊富な器用さが売り。
おみとおし+すりかえ/トリックを両立できるポケモンでは最速であり、ダブルでのサポーターとしての適性が強い。

一方他の能力はすべて100未満で、同複合のカイリューボーマンダと比べると、火力と特性込みの耐久からどうしても見劣りしてしまう。
何よりも、ドラパルトには火力と速度で上回られ、耐久面にしてもそこまで差はないので、採用面・敵対面いずれも強力なライバルとなる。
サポーターとしてもエース級のドラゴン・格闘・炎ポケモン等と弱点が被りがちで、性能に反して採用機会に乏しい。
おみとおし最速という点や、初見ではアタッカー・サポーターの判別を付けられづらいという点を生かして運用したい。

第九世代で新規習得した技で、テラバースト以外にめぼしいものは少ない。
一方はがねのつばさとアイアンテールを失い、シナジーに合わないとは言えフェアリーへの打点を失った。

新要素テラスタルはこおり4倍を無くせる点で有用。
ガブリアス等ほかの氷4倍勢との同時採用も現実的になったのは大きいが、テラスタイプを読まれやすくなるリスクもある。
また、相手のテラスタルで優劣関係が逆転する恐れもある点に注意。特に電気タイプは氷テラバーストの採用率が高め。
ダイマックス廃止は然程影響なく、仕様面では強化傾向か。



特性考察 [編集]

おみとおし
場に出た時に発動し、相手の持ち物を知ることができる。同特性持ちでは最速。
相手の型を推測しやすくなり、特にタスキ・スカーフによる奇襲を予見できるため安定性が高い。
すりかえでデメリットアイテムを奪ってしまうこともなくなるため相性が良い。
ただしおみとおしが発動したことで、すりぬけでないことを相手に知られてしまう。
役割と合致しており、ドラパルトとの差別化にも役立つため、迷ったらこの特性でよい。
ダブルでは相手2体の持ち物を確認できるため、より強力な性能となる。
トレースされるとこちらの持ち物もバレるので注意。
すりぬけ
壁やみがわり等を無視して相手に技を通せる。
みがわりはばくおんぱやふきとばしでも対策できるので、アタッカー型で弱点を突きつつ壁を意識するなら。
終盤の掃除役として使う場合、おみとおしの効果が薄いこともありこちらが優先される。
ただし同特性でより速いドラパルトとの差別化は意識する必要がある。
こちらもトレースには注意。
テレパシー
隠れ特性。ダブル専用で味方からの攻撃を受けなくなる。
まもるを使う必要がなく、全体攻撃メインの相方と隙のない連携をとることができる。
しかし周囲全体攻撃としてメジャーなじしんは飛行タイプなので最初から無効。
ほかのメンバーにほうでんやふんえん、自爆技などを採用する場合や、テラスタルで飛行以外にチェンジすることを想定するなら候補になる。
なお回復目的のかふんだんごや、じゃくてんほけんを持たせて味方に発動させてもらうこともできなくなる点に注意。
かたやぶりで貫通されるが、所持者の全体攻撃は概ねじしんなのであまり意識しなくていいだろう。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。連発には向かない。撃ち逃げ向き。
C無振りでも無振りボーマンダドラパルトを確1。
ぼうふう110(165)70混乱30%タイプ一致技。雨下で必中。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。怯みを狙いやすい。
ばくおんぱ140100-一致りゅうのはどうより高威力だが、ゴーストに無効。
ぼうおんやじごくづき持ちにも注意。
みがわり貫通。のどスプレーと併用可能。ダブルでは周囲全体攻撃。
かえんほうしゃ90100火傷10%対鋼。性能安定。だいもんじは覚えない。
ねっぷう9590火傷10%対鋼。ダブルでは相手全体攻撃。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
ワイドブレイカー60(90)100攻撃↓100%タイプ一致技。威力は低いが、追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。おみとおしやりゅうせいぐん、スカーフと併せて。
いかりのまえば-90相手HP半減優秀な削り技だが、ゴーストに無効。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100変化技対策。すりぬけでなくてもみがわり貫通。素早いので使いやすい。
みがわり-様子見に。あると便利。音技や連続技、すりぬけに注意。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ強化。
はねやすめ-回復技。耐性変化に注意。弱点はあまり変化しない。
つきのひかり-回復技。晴れで回復量が増加し、それ以外の天候では減少する。
すりかえ100こだわりメガネやスカーフと併せて。おみとおしと相性がよい。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
一致技の威力上昇。4倍弱点がなくなる。
ぼうふう
エアスラッシュ
一致技の威力上昇。4倍弱点がなくなる。
はねやすめでの耐性変化は起こらない。
ばくおんぱ抜群は取れないが、等倍範囲の広い高威力の一致技を放つことができる。
またミミッキュのかげうちも無効に。
かえんほうしゃ
ねっぷう
氷、妖への耐性と鋼への打点を同時に持ちたいときに。岩が一貫する。
だいもんじを覚えないので、少しでも威力を高めたい場合に採用。
テラバースト対水飛。耐性よりも麻痺無効の恩恵が大きい。
物理ではワイルドボルトがあるが、特殊方面では電気技を覚えない。
きあいだま
テラバースト
バンギラス。フェアリーが一貫する。
ソーラービーム
テラバースト
対水地岩。オンバーンの相性補完に優れる。
粉技ややどりぎのタネも無効化する。氷が一貫する。
シャドーボール対霊超。しんそくやねこだましを無効化。
あくのはどう対霊超。いたずらごころによる先制変化技での妨害を許さない。
受けた後はちょうはつで縛るなど。フェアリーが一貫する。
テラバースト対炎岩。氷半減。
テラバースト対妖岩。ドラゴン・飛行複合との相性が良い。
現状はノーマルのほうが採用率は多いが、どちらも格闘弱点なので対策されやすい。
テラバースト対ドラゴン性能の強化。
テラバースト4倍狙いで。でんじは無効。氷が一貫する。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

基本アタッカー型 [編集]

性格:おくびょう
特性:おみとおし
努力値:CS252 H4
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりスカーフ/のどスプレー(ばくおんぱ採用時)
確定技:りゅうせいぐん(推奨)orりゅうのはどう/エアスラッシュorぼうふう
優先技:かえんほうしゃ/いかりのまえば
攻撃技:きあいだま/とんぼがえり/ばくおんぱ/テラバースト(鋼)
変化技:みがわり/ちょうはつ/おいかぜ/すりかえ

高い素早さを生かし先発の偵察を兼ねたアタッカーとして運用する。
タスキやチョッキでの反撃、スカーフでの奇襲等を恐れず攻撃できる。
しかし火力は足りておらず、無補正りゅうのはどうではドラパルトが中乱1、珠りゅうせいぐんでもエースバーンが高乱1止まり。
いかりのまえばを持たせておけばとりあえず削りを入れることができ、ドラパルトとの差別化にもなるので優先的に持っておきたい。

いのちのたまを持たせたときの確定数の変動(なし→あり)
・りゅうせいぐんで無振りゲッコウガ確2→確1
・りゅうせいぐんで無振りゲンガー低乱1(2/16)→H155-D95ゲンガー@くろいヘドロ高乱1(13/16)
・りゅうせいぐんでH252D4振りラティアス確2→確1(101.1%~)
・きあいだまでH4振りテラキオン確2→中乱1(11/16)

こだわりメガネ型 [編集]

性格:おくびょう
特性:おみとおし/すりぬけ
努力値:S252 C252or耐久調整
持ち物:こだわりメガネ
確定技:りゅうせいぐん/ぼうふうorエアスラッシュ
優先技:とんぼがえり/かえんほうしゃorねっぷう
攻撃技:ばくおんぱ/きあいだま
変化技:すりかえ

基本アタッカー型と同様に先発適性の高いアタッカー型。
撃ち分けができなくなるためとんぼがえりの優先度が高くなる。
珠に比べオーガポン以外)がエアスラッシュで乱1→確1になるなど確定数に差が出る。
りゅうせいぐんの撃ち逃げも強力だが、火力はラティオスに2割程劣る。特性やSの差で差別化したい。
すりぬけの場合はCS共にドラパルトに劣る点も留意。

調整例はH4-B76振りでA特化ファイアローのブレイブバード@ハチマキを確定耐え、A特化ガブリアス(スカーフ)のストーンエッジが低乱1(1/8)。
最速残りC172振りで特攻実値139×こだわりメガネ=208。
ぼうふうでH204-D102マリルリがオボン込み超高乱2(255/256)。
りゅうのはどうでD4振りガブリアスが確1。

C振り特攻実値149×こだわりメガネ=223。
エアスラッシュは無振りガブリアス超高2(63/64)程度の火力。
りゅうせいぐんでH252-D4振りヌメルゴンが高乱1(7/8)。
マルチスケイルカイリューは耐久無振りでも確2。

レッドカード前歯型 [編集]

性格:おくびょう
特性:おみとおし
努力値:S252 耐久調整
持ち物:レッドカード
確定技:いかりのまえば/ちょうはつ
攻撃技:エアスラッシュorぼうふう/りゅうせいぐん/ばくおんぱ/かえんほうしゃorねっぷう/とんぼがえり/どろぼう

先発前提。先制いかりのまえばとレッドカードで相手2匹のHPを半分削りパーティ弱体化を狙う型。
いかりのまえば使いでは最速。パオジアンはより速く無効タイプの無いカタストロフィを使えるが、タイプや特性が全く異なるので差別化は不要。
HPは全振りだと192(16nかつ6n)となってしまうため244振り推奨。

耐久調整

レッドカード発動後は持ち物なしになるため、どろぼうは好相性。相手のさらなる弱体化を狙える。
ただし相手2体目の持ち物はおみとおしで見抜けないため読みが必要。
ちなみに悪弱点のじゃくてんほけん持ちにどろぼうを使うと奪う前に発動させてしまうので注意。

【ダブル】サポート型 [編集]

性格:おくびょう
特性:おみとおし(推奨)/すりぬけ/テレパシー
努力値:HS252 または S252 HC調整
持ち物:きあいのタスキ/半減実/おんみつマント
確定技:エアスラッシュorぼうふう/おいかぜ
優先技:いかりのまえば
攻撃技:きあいだま/かえんほうしゃorねっぷう/りゅうのはどうorりゅうせいぐん/あくのはどう/とんぼがえり/ばくおんぱ
変化技:みがわり/ちょうはつ

高い素早さを活かしたサポーターとして起用。
ダブルではおみとおしやおいかぜがシングル以上に有用。
攻撃技は差別化として重要ないかりのまえば、怯みを狙えるエアスラッシュ、撤退できるとんぼがえり辺りが優先度は高い。
全体攻撃となるばくおんぱやねっぷうも候補。ただしばくおんぱは味方も巻き込むので、ぼうおんテレパシー持ちやゴーストタイプと組ませたい。


相性考察 [編集]

はがねタイプのポケモンはオンバーンの弱点をすべて半減し、自身の弱点である地面・格闘・炎はオンバーンが半減以下にできるため相性がよい。
オンバーンと鋼タイプを同時に選出した場合、一貫するのは電気・悪・ゴーストのみ。
残りの1枠にはこれらに対抗できるポケモン(悪と地面ドラゴンのいずれかの複合)を入れるとよい。


対オンバーン [編集]

注意すべき点
S123からの高威力特殊技の数々。いかりのまえばやちょうはつ等の小技も習得。
おみとおしによりこちらの行動を読まれやすく、耐久型もすりかえで機能停止させられる。みがわりもすりぬけやばくおんぱには無力。
一致技とばくおんぱ半減の鋼には炎技で攻めてくる。
対策方法
ハバタクカミテツノツツミ等で上から一致弱点を突く。ブーストエナジーなら見抜かれても問題ない。
タスキが多いので、こおりのつぶてやつららばり、ロックブラストも有効。

外部リンク [編集]