ケルディオ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ケルディオ [編集]

No.647 タイプ:みず/かくとう
特性:せいぎのこころ(悪タイプの技を受けると攻撃が1段階上がる)
体重:48.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
水/格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ケルディオ91729012990108580せいぎのこころ
ニョロボン909595709070510ちょすい/しめりけ/すいすい
ウーラオス(れんげき)100130100636097550ふかしのこぶし
ウェーニバル8512080857585530げきりゅう/じしんかじょう
Pケンタロス(水)751101053070100490いかく/いかりのつぼ/はんすう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/むし/いわ/あく/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

みず×かくとう複合の幻のポケモン。
同複合の中では唯一の特殊アタッカーであり、差別化を考える必要はない。
今作の格闘ポケモントップの特攻に加え、専用技しんぴのつるぎにより特殊受けに強いのが特徴。

種族値配分に無駄はないが、高種族値のポケモンが多い禁止級環境では力不足感が漂う。
素早さも禁止級としては高めながら、ザシアンミライドンといったより高速かつ苦手なポケモンが存在する。
また、せいぎのこころは種族値と全く噛み合っていないため、オーソドックスな特殊型では特性無しも同然となる。
専用技の性能も固有の戦術を確立できるようなものではなく、差別化はできても実用性に乏しい。

水+格闘技で多くのポケモンに等倍以上を取れるが、禁止級環境では共にあまり通りが良くない。
補完のサブウェポンもほとんど覚えられず、ドラゴンやゴースト、フェアリー等多くの禁止勢に為す術がない。

性能自体は決して悪くないが、使用可能な環境における立ち位置がとにかく悪く、不遇な印象は拭えない。
さらに、性能には影響ないがフォルムチェンジにより技構成が一部バレるというハンデも抱えている。詳細は形態考察にて。

第九世代ではくさわけ、バトンタッチ、しんくうは、いたみわけを新規習得。
ねっとう、メガホーンは覚えられなくなった。技マシンに追加されたがむしゃらも習得不可。



形態考察 [編集]

専用技「しんぴのつるぎ」覚えていないと「いつものすがた」、覚えていると「かくごのすがた」になる。
しかし、このフォルムチェンジは見た目のみの変化であり、タイプや特性、種族値の変化は一切ない。
実質「しんぴのつるぎを持っているか否かが相手に即時バレる」というハンデを背負って戦うことになる。
あえてしんぴのつるぎを切ってはどうだんなどにすることで、相手に物理型と思い込ませる作戦も考えられなくはないが、元々特殊運用が基本なので意表は突きづらい。
なにより、禁止伝説戦でも採用率の高いバンギラスハピナスへの打点を失うことになるため、相応以上のデメリットが発生する。
当然ながらしんぴのつるぎを搭載した物理型というのもほぼ意味がないため、総じてデメリットにしかならない要素である。


特性考察 [編集]

せいぎのこころ
隠れ特性は存在しない。
上がるのは特攻ではなく攻撃なので、特殊アタッカーが基本のケルディオとは噛み合わない。
ダブルバトルならふくろだたきなどを受けることで活かせるが、A種族値72で高耐久の禁止級とどこまで戦えるかは疑問。
さらに、下手に発動するとテラバーストの判定が狂うのもマイナス。
テラキオンと違っていわなだれ・じしんなどの物理全体攻撃は覚えず、ダブル適性は高いとは言い難い。
一応、元来悪タイプには耐性があるためタイプ相性自体は悪くなく、トレース持ちに物理型がいないためついでに対策もできる。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80--タイプ一致技。威力は高いがやや命中不安。
なみのり90(135)100--タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃。性能安定。
だくりゅう90(135)85命中率↓30%タイプ一致技。ダブルでは相手2体攻撃。追加効果も優秀だが命中不安。
しんぴのつるぎ85(127)100相手の防御で
ダメージ計算
タイプ一致専用技。サイコショックの格闘版。バンギラス等の特殊受けに。
はどうだん80(120)必中-一致技。性能安定。
きあいだま120(180)70特防↓10%一致技。高威力・命中不安。
Hに振ったFCキュレムを乱1にできるなど、仮想敵に応じて選択。
しんくうは40(60)100優先度+1特殊先制技。アクアジェットと選択。霊に無効なのが難点。
エアスラッシュ7595怯み30%対草虫。怯みも狙いやすい。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%追加効果が優秀。れいとうビームやふぶきは覚えない。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
テラスタイプがステラの場合、威力100+使用後AC↓に変化する。
せいぎのこころ発動時は物理技になる可能性がある。
物理技タイプ威力命中効果解説
アクアブレイク85(127)100防御↓20%タイプ一致技。性能安定。特性と相性が良い。
アクアジェット40(60)100優先度+1ダメ押しに便利な先制技。特殊型でも候補に入る。
クイックターン60(90)100控えと交代一致技。ダメージを与えつつ撤退する。素早さが高めなので使いやすい。
せいなるつるぎ90(135)100能力変化無視タイプ一致技。性能安定。てっぺきやふくつのたてに強い。
けたぐり20~120
(30~180)
100相手の体重依存タイプ一致技。禁止級では高威力を出しやすい。
インファイト120(180)100防御・特防↓タイプ一致技。安定した高威力を出せるが、デメリットが痛い。
きしかいせい20~200
(30~300)
100残HPで威力変化ロマン性が高め。きあいのタスキを持たせるなら。
シザークロス80100-対草・超。メガホーンは過去作限定。
どくづき80100毒30%対草・妖。
ストーンエッジ10080急所率+1対飛・虫。いわなだれは覚えない。
くさわけ50100素早さ↑積み技感覚で。
変化技タイプ命中備考
めいそう--C↑D↑ 速さを活かして先制で積みやすいのは魅力的。
つるぎのまい--A↑↑ 物理型の決定力強化に。
ちょうはつ100耐久ポケモン対策などに。
リフレクター--先制で貼れば、無補正ゼクロムのらいげきまでは確定で耐えられる。
ひかりのかべは覚えない。
みがわり--状態異常回避や交換読みなどで。積みの起点を作るための補助にもなる。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
すてみタックル
テラバースト
解説
テラバースト対草。フェアリーも半減。火傷無効。
ハイドロポンプ
なみのり
アクアブレイク
タイプ一致技の強化。
テラバースト対飛行。麻痺無効。
テラバースト粉技無効。飛行が一貫する。
テラバースト対ドラゴン。こごえるかぜでは火力不足なので、テラバーストを推奨。
しんぴのつるぎ
インファイト
せいなるつるぎ
タイプ一致技の強化。
どくづき
テラバースト
対フェアリー。エスパーが一貫する。
テラバースト電気無効はメリットだが、草とフリーズドライが一貫する。
エアスラッシュ
テラバースト
電気が一貫する。
テラバースト解説
シザークロス
テラバースト
飛行が一貫する。
ストーンエッジ
テラバースト
草が一貫する。
テラバースト解説
テラバーストドラゴンの多い禁止級環境では非推奨。
テラバーストいたずらごころ耐性の獲得。フェアリーが一貫する。
テラバースト解説
テラバースト対ドラゴン。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

性格:おくびょうorひかえめ
努力値:CS252H4
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/半減実/カムラのみ/たつじんのおび/たべのこし/きあいのタスキ
確定技:ハイドロポンプorなみのり/しんぴのつるぎ
攻撃技:きあいだま/エアスラッシュ/こごえるかぜ/アクアジェットorしんくうは/クイックターン/テラバースト
変化技:めいそう/ちょうはつ/リフレクター/みがわり

種族値に沿った特殊型。
多くの禁止級を一歩抜きん出たすばやさから攻撃できるが、一般ルールと違い伝説戦では水・闘の通りは悪いのが残念。

しんぴのつるぎによりバンギラスなど高特防の相手もできる。
ただし鋼にはザマゼンタブリジュラスなど防御>特防の相手も多い。
サブウェポンはエアスラッシュ、こごえるかぜ程度と非常に少ないので、味方との連携が必須となる。

物理アタッカー型 [編集]

性格:ようき
努力値:AS252H4
持ち物:いのちのたま/こだわりハチマキ/半減実/カムラのみ/たつじんのおび/たべのこし/きあいのタスキ
確定技:アクアブレイク/けたぐりorインファイト
優先技:つるぎのまい
攻撃技:ストーンエッジ/シザークロス/どくづき/スマートホーン/アクアジェット
変化技:ちょうはつ/リフレクター/みがわり

物理アタッカー型。
ダブルではテラキオンよろしくエルフーンのふくろだたきを使って、せいぎのこころを能動的に発動させることが可能。
A+4けたぐりorインファイトでH振りB+1ザマゼンタを確1。
シングルでは唯一の能動的に攻撃を上げる手段であるつるぎのまいは必須。悪技読みの受け出しも可能だが、耐久面にやや不安がある。

技範囲は特殊型より広い。パーティに合わせて仮想敵を定め技を埋めていこう。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ケルディオ [編集]

注意すべき点
速攻特殊アタッカーとして優秀なステータスを持つ。
しんぴのつるぎは防御依存のため、安易に特殊受けを出すと突破される恐れがある。
素早さも高めで、禁伝勢は上を取られやすい。
対策方法
サブウェポンに乏しく、ドラゴンやゴーストの相手は苦手。
一致技半減以下のムゲンダイナギラティナ等は後出し安定。
耐久や素早さもやや高め程度。ラティオスハバタクカミ等の一般ポケモンでも先制確1にできる。

外部リンク [編集]