ニョロボン - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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ニョロボン [編集]

No.062 タイプ：みず/かくとう
通常特性：ちょすい（水タイプの技を受けた時、その技を無効にし、HPを最大値の1/4回復する）
　　　　　しめりけ（じばく、だいばくはつ、ビックリヘッド、ミストバースト、ゆうばくを無効にする）
隠れ特性：すいすい（雨の時に素早さが2倍になる）
体重　　：54.0kg（けたぐり・くさむすびの威力80）

※特性「ちょすい」の場合、みず無効

初代出身のみず×かくとう複合。種族値は耐久がやや高めのバランス型。
耐性は全く補完しておらず多耐性多弱点で、じゃくてんほけんとの相性は良いが攻撃と素早さは低め。

第九世代ではウーラオスが続投、ウェーニバルとPケンタロスが新登場し、同複合のライバルが多数存在。
いずれも専用技や特性が優秀で、種族値もほぼニョロボンの上位互換。
アンコール等の搦め手や特性の違い、やや高い特防で差別化を意識したい。

技方面ではちょうはつ、はたきおとす、しんくうはといった小技の他、バトンタッチを新規獲得。はらだいこを後続に託すことが可能になった。
失った技はせいぜいあくタイプのサブウェポンだったDDラリアット程度。
一方で耐久水のねっとう剥奪やダイマックスの廃止により、ちょすいやすいすいを活かせる機会が減少している。

特性考察 [編集]

ちょすい

水タイプの技のダメージを無効化してHPを回復する。
みずタイプに対して安定して受け出しすることができる。繰り出し性能を優先する場合に。
みずは元々半減だが、クイックターンでの交代やアクアブレイク・たきのぼり・ねっとう等を追加効果ごと無効化できるのは大きい。
テラスタルや味方のなみのりと組み合わせるとより効果的。
かたやぶりの水はほぼ不在、トレースはポリゴン２にはかくとう技で弱点を突けるので警戒すべきはサーナイト程度。

しめりけ

じばく・だいばくはつによる起点作りを阻止する。
第九世代ではじばく・だいばくはつが技マシンに存在しないことで使い手が減った。スキンだいばくはつもAゴローニャのみ。
ゆうばくやミストバーストも対象になるが、所持者は相性不利なポケモンが多くニョロボンで相手をする意義が薄い。
トレース対策としても上記の通りサーナイトピンポイント。
他の特性が優秀なのもあって基本的に候補外。

すいすい

隠れ特性。最速でスカーフ111族と同速（実数値268）。
複合タイプや技範囲により、他のすいすい持ちとの差別化も容易。
第九世代はダイマックス廃止で使い勝手が落ちた。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
アクアブレイク	水	85(127)	100	防御↓20%	タイプ一致技。追加効果が優秀。
たきのぼり	水	80(120)	100	怯み20%	安定した一致技。すいすいなら怯みも狙える。
インファイト	闘	120(180)	100	BD↓	一致技。能力低下が痛いが、高威力で連発できるのは優秀。
かわらわり	闘	75(112)	100	壁破壊	一致技。デメリットがなく、壁破壊も優秀だが威力不足。
ドレインパンチ	闘	75(112)	100	HP半分吸収	待望の吸収技。ビルドアップやはらだいことのコンボが非常に強力。
ローキック	闘	65(97)	100	素早さ↓100%	最速で当てれば130族を抜ける。
ともえなげ	闘	60(90)	90	強制交代 優先度-6	交換読みで流したり、積んでくる相手を流したり。 やや命中不安で、外すと交代させられないので注意。
きあいパンチ	闘	150(225)	100	-	物理格闘の最高火力。交換読みまたはみがわり・さいみんじゅつと併せて。
ばくれつパンチ	闘	100(150)	50	混乱100%	空振り保険の発動に。
れいとうパンチ	氷	75	100	凍り10%	飛行・草・ドラゴンに。両一致技との補完に優れる。
いわなだれ	岩	75	90	怯み30%	飛行や虫タイプに。
がんせきふうじ	岩	60	95	素早さ↓100%	最速で当てれば130族を抜ける。
どくづき	毒	80	100	毒30%	草・フェアリーに。
はたきおとす	悪	65/97	100	道具排除	対エスパー・ゴースト。追加効果が優秀。
じごくづき	悪	80	100	音封じ	エスパーやゴーストに。みがきあ型なら音技封じとしても使える。
しっぺがえし	悪	50→100	100	後攻時威力2倍	エスパーやゴーストに。ローキックやがんせきふうじとの相性は悪い。
じしん	地	100	100	-	高威力・広範囲だが水・格闘と攻撃範囲が被る。毒タイプに。 ダブルでは味方を巻き込む。
10まんばりき	地	95	95	-	同上。ダブルでは単体攻撃。グラスフィールド下でも威力低下無し。
がむしゃら	無	-	100	-	耐久力の高さゆえに扱いが難しい。みがわりと併せて。
はやてがえし	闘	65(97)	100	優先度+3 怯み100%	先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ハイドロポンプ	水	110(165)	80	-	高火力の一致技。雨時ならC無振りでもそれなり。
なみのり	水	90(135)	100	-	命中重視。ダブルでは味方を巻き込む。
だくりゅう	水	90(135)	85	命中↓30%	追加効果が優秀だが命中不安。ダブルでは相手全体攻撃。
きあいだま	闘	120(180)	70	特防↓10%	命中は不安だが特殊型最高火力のメインウェポン。
れいとうビーム	氷	90	100	凍り10%	飛行・草・ドラゴンに。
ふぶき	氷	110	70	凍り10%	命中不安だが威力を重視するなら。
サイコキネシス	超	90	100	特防↓10%	対闘毒。ドヒドイデや連撃ウーラオスに。
だいちのちから	地	90	100	特防↓10%	命中安定。範囲は水・格闘とかぶる。
しんくうは	闘	40(60)	100	優先度+1	貴重な先制技。これ以外の先制攻撃技は相手の行動を読む必要があるはやてがえしのみ。
テラバースト	無	80<120>	100	-	テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技	タイプ		命中	解説
さいみんじゅつ	超		60	命中は不安だが、当たれば積んだり流したりと状況を大きく変えられる。
アンコール	無		100	変化技や半減技を縛れれば積む隙を作れる。
ビルドアップ	闘		-	攻撃と防御を強化できる。
はらだいこ	無		-	攻撃を最大まで強化。すいすいと両立させて全抜きを狙う。
みがわり	無		-	交換読み、状態異常の回避、がむしゃら用の調整、きあいパンチ、きのみの発動などに。
あまごい	水		-	すいすいなら使用感は積み技に近い。
バトンタッチ	無		-	はらだいこ等の積み技やみがわりとあわせて。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	テラバースト	解説
炎	テラバースト	対草。火傷耐性。ちょすいなら水無効。
水	アクアブレイク たきのぼり ハイドロポンプ なみのり だくりゅう	タイプ一致。
電	テラバースト	対飛行。マヒ耐性。
草	テラバースト	解説
氷	れいとうパンチ ふぶき れいとうビーム	解説
闘	インファイト かわらわり ドレインパンチ きあいだま	タイプ一致。
毒	どくづき テラバースト	対草、妖。
地	じしん 10まんばりき だいちのちから	対電気。ちょすいなら水無効。
飛	テラバースト	対草。
超	サイコキネシス テラバースト	解説
虫	テラバースト	解説
岩	いわなだれ テラバースト	ちょすいなら水無効。
霊	テラバースト	解説
竜	テラバースト	解説
悪	はたきおとす テラバースト	対超。いたずらごころ耐性。
鋼	テラバースト	5つの弱点のうち4つを半減する。炎は呼びにくい。
妖	テラバースト	解説
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

はらカム型 [編集]

特性：ちょすい
性格：ようきorいじっぱり
努力値：H4n調整 S調整 残りA
持ち物：カムラのみ
確定技：はらだいこ/みがわり
優先技：ドレインパンチ
選択技：インファイト/れいとうパンチ/いわなだれ/たきのぼりorアクアブレイク/じしん/はたきおとす

同じ戦術の使い手の中でもAとSは控えめだが、耐久と耐性のおかげで繰り出し性能は群を抜く。特に対みず性能が非常に高い。
Sは最速が安定。準速では抜けないエースバーンやインテレオンを抜ける。

攻撃技は一致技2種が無難だが、ドラパルトなど止まる相手も多いためパーティに合わせて選ぼう。

HP個体値が30以上の場合努力値を24振らないとHPが4nにならないため、個体値28or29を狙うのもアリ。

すいすいアタッカー型 [編集]

特性：すいすい
性格：ようきorいじっぱり
努力値：A252 S252or調整 残り耐久
持ち物：こだわりハチマキ/いのちのたま/たつじんのおび/オボンのみ/ラムのみ
確定技：たきのぼりorアクアブレイク/インファイト
選択技：れいとうパンチ/いわなだれ/じしん/どくづき/はたきおとす
変化技：アンコール/さいみんじゅつ/みがわり

すいすいを活かしたアタッカー。
他のすいすいアタッカーと違い一致でインファイトを使える。
その他サブウェポンや小技も充実。

ちょすいアタッカー型 [編集]

特性：ちょすい
性格：いじっぱり/ようき
努力値：A252 H252orS調整 残りH
持ち物：いのちのたま/たつじんのおび/オボンのみ/ラムのみ/とつげきチョッキ
確定技：たきのぼりorアクアブレイク/インファイトorドレインパンチ
優先技：ともえなげ
攻撃技：れいとうパンチ/じしん/いわなだれorがんせきふうじ/どくづき/はたきおとす
変化技：さいみんじゅつ/アンコール/ビルドアップ

ちょすいを活かしたアタッカー。みずに対してアクアブレイクやねっとうの追加効果を恐れずに繰り出せる。
ただしペリッパー・アシレーヌ・水オーガポン等、複合タイプで弱点を突かれる相手も多い。
テツノツツミのフリーズドライはH振りで確2、チョッキで低乱2。

技の範囲は広いがみずの弱点を突ける技は無く、これを使っておけば間違いないという戦法はない。
物理にはビルドレインもできるが特殊が来たら退く羽目になる。ローブシンと異なりおにび耐性もない。
みずを流してそれらの相手が出てきた際に、強制的に交代させられるともえなげは優先度高め。

素では若干火力不足だが、帯などで補強すればB振りきせきラッキーをドレインパンチで確2など痒いところに手が届く。

みがきあ型 [編集]

特性：ちょすい
性格：いじっぱり
努力値：A252 H252orS調整 残りH
持ち物：オボンのみ/ラムのみ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技：みがわり/きあいパンチ
攻撃技：たきのぼりorアクアブレイク/れいとうパンチ/じしん/いわなだれorがんせきふうじ/どくづき/はたきおとすorじごくづき
変化技：さいみんじゅつ/アンコール/ビルドアップ

特性は基本的に耐性の増えるちょすいがよいだろう。ねっとうはもちろん、みがわり貫通のうたかたのアリアも怖くない。
ただしアシレーヌはサイコノイズも採用率が高いので注意。

持ち物はHP確保のオボンのみ、先制おにび対策になるラムのみ等がお勧め。
技構成としてはきあいパンチ/みがわり/サブウェポン1/サブウェポン2or変化技が基本。
鈍足のでんじはをみがわりで躱してアンコールすればきあいパンチの回数を稼げる。

からぶりほけん型 [編集]

特性：ちょすい/すいすい
性格：いじっぱり/ようき
努力値：A252 S調整 残りH
持ち物：からぶりほけん
確定技：さいみんじゅつorばくれつパンチ
攻撃技：たきのぼりorアクアブレイク/インファイトorドレインパンチ/れいとうパンチ/じしん/いわなだれ/どくづき/はたきおとす
変化技：アンコール/ビルドアップ/バトンタッチ

からぶりほけんと合わせてさいみんじゅつやばくれつパンチを使い、命中しても相手の行動を制限できる。
ばくれつパンチの場合はみず技をメインにするか、別のかくとう技と両立させる必要がある。

バトンタッチでS上昇を他のポケモンに引き継がせる事も可能。
その場合はビルドアップも有力候補か。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対ニョロボン [編集]

注意すべき点

種族値配分がバランス良く、耐久寄りのちょすい型や雨パのすいすいアタッカー型が存在する。
はらだいこを覚えるため、積まれると全抜きされかねない。
はたきおとす、アンコール等の小技も厄介。

対策方法

攻撃性能はすいすいやはらだいこに大きく依存している。高威力な技はインファイトのみで、サブウェポンも威力不足。
仮にはらだいこを積まれても、ゴリランダーのグラススライダーなら先手で倒せる。積んだ直後なら強制交代技も有効。
スカーフ持ちやSブーストしたパラドックスポケモンなら、カムラ持ちに対しても有利。
すいすい発動前ならハバタクカミや水オーガポン等で対策できる。

外部リンク [編集]

• ニョロボン - ポケモン百科事典