チラチーノ - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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チラチーノ [編集]

No.573 タイプ：ノーマル
通常特性：メロメロボディ（接触技を受けると30%の確率で相手をメロメロ状態にする）
　　　　　テクニシャン（威力60以下の技の威力が1.5倍になる）
隠れ特性：スキルリンク（連続技が必ず最大回数当たる）
体重　　：7.5kg（けたぐり・くさむすびの威力20）

第五世代出身の単ノーマルタイプで、速攻物理アタッカー気質。
同傾向のポケモンは他にペルシアン、エテボース、イッカネズミと多いが、
チラチーノの強みは多数の有用な連続技と、それを活かせる特性スキルリンク、テクニシャンを持つこと。
性質上タスキやみがわり、反射技に強く、高い素早さからおうじゃのしるしで怯みを狙うことも可能。
とんぼがえりやはたきおとす、でんじはといった小技も覚えるので器用に立ち回れる。

ただし種族値自体は全体的に数値不足で、連続技が通らない鋼や高耐久のポケモンは厳しい。
またスイープビンタやトリプルアクセルは接触技のため、ゴツメやさめはだ、せいでんき等を持つポケモンは天敵となる。
ぼうごパッドで補う事は可能だが、火力不足となるデメリットも見過ごせない。
総じて有利不利がはっきりしたポケモンであるため、不利対面は退くか、捨てるかの選択を間違えないようにしたい。

第九世代では相性の良い持ち物としていかさまダイスが登場。
スキルリンクに頼らずとも連続技が4～5回出るようになることで、テクニシャン型がかなり活かしやすくなった。
技方面では新技おかたづけを習得。ASアップの有用な積み技で、設置技撤去の効果も嬉しい。
他にがむしゃら、いかりのまえば、バトンタッチ等も習得し、サポート性能も向上した。
またスイープビンタの技マシンが廃止され、チラチーノ・ドーブル以外の習得者がキチキギスのみで、そちらはタイプ不一致。
チラチーノの個性・差別化要素として再び有用になった。

特性考察 [編集]

メロメロボディ

耐久が低く確率も30%、更に発動しても行動不能になる可能性は50%。
確率に依存しすぎる上に、相手が異性でないと発動しない。
アタッカー型なら候補外だが、以下二つの特性の対象攻撃技を一切採用しないサポート型等なら消去法で候補になる。

テクニシャン

威力60以下の技の威力が1.5倍になる。単発の威力が60以下の連続技は全ての攻撃時に補正がかかるため、それらをメインとするチラチーノと好相性。
第九世代ではいかさまダイスの登場により活かしやすくなった。最大火力の補強やいかさまダイスを持たせる場合は優先候補となる。
連続技は4回以上のヒットでスキルリンクの火力を超えるが、いかさまダイスを持たせない場合は2ヒットで終わることもあり安定性に欠ける。

スキルリンク

隠れ特性。各種連続技が必ず全段ヒットするようになる。連続技が安定した火力源に。
ただし4種類覚える連続技は全て鋼に半減されるので、他のメンバーで対策は必須。
各種判定は攻撃ごとに発生する。ゴツゴツメットに弱く、おうじゃのしるしとの相性が良い。
なお、スキルリンク＋おうじゃのしるしによる怯み率は5連続技で4割強。
いかさまダイス以外の持ち物を持たせる場合はこちらが優先される。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力 <テクニシャン> [スキルリンク]	命中	効果	解説
スイープビンタ	無	25(37)*2~5 <55*2~5> [185]	85	-	タイプ一致技。スキルリンクなら威力185。いのちのたまで240.5。命中不安。接触技。 テクニシャンなら5発で威力275だが、期待値は3.1発の威力170.5。ダイスで247.5。
じたばた	無	20~200 (30~300) <45~300>	100	-	タイプ一致技。最大威力では一番。 きあいのタスキやこらえるとあわせて。
タネマシンガン	草	25*2~5 <37*2~5> [125]	100	-	スキルリンク・テクニシャン対象技。岩・水・地面に抜群。命中安定。非接触。
ロックブラスト	岩	25*2~5 <37*2~5> [125]	90	-	スキルリンク・テクニシャン対象技。炎・飛行・虫などに抜群で広範囲。命中不安。非接触。
トリプルアクセル	氷	20→40→60 <30→60→90> [120]	90	-	1回ずつ命中判定が行われ、外れた時点で終了する。接触技。 特性がスキルリンクor持ち物がいかさまダイスの場合は、 1回目が当たれば必ず3回当たる。
アイススピナー	氷	80	100	フィールド破壊	性能安定で追加効果も優秀。 基本的にはトリプルアクセル優先だが、どうしても命中安定の氷技が欲しいなら候補。
とんぼがえり	虫	70	100	自分交代	攻撃しつつ撤退。交代読みで。
はたきおとす	悪	65/97	100	道具排除	対ゴースト。追加効果が優秀。
どろぼう	悪	60 <90>	100	道具強奪	対ゴースト。テクニシャン対象技。
ダストシュート	毒	120	80	毒30%	フェアリーに抜群だが、ノーマル技と半減範囲が被る。
アクアテール	水	90	90	-	対岩、またはドリュウズのような水抜群の鋼にも。タマゴ技。
じゃれつく	妖	90	90	攻撃↓10%	対かくとう、あく、ドラゴン。技範囲の拡張に。命中不安。
くさわけ	草	50 <75>	100	素早さ↑	追加効果が優秀。テクニシャン対象技。
あなをほる	地	80	100	-	唯一の鋼打点。鋼/飛やミミズズには無効。
いかりのまえば	無	-	90	-	タイプ一致技。ゴースト以外には通る削り技。
がむしゃら	無	-	100	-	相手のHPを自分と同値まで減らす。 素早いので成功しやすい。死に際に。
特殊技	タイプ	威力 <テクニシャン> [スキルリンク]	命中	効果	解説
テラバースト	無	80(120)	100	-	タイプ一致技。テラスと絡めて技範囲のケアに。 テラスタル時は攻撃と特攻の高い方で物理か特殊かが決まる。
変化技	タイプ	命中	備考
おかたづけ	無	-	新規習得のAS積み技兼設置技除去。積み目的の場合は何かしらのサポートも併用したい。
でんじは	電	90	妨害技。おうじゃのしるしとあわせてまひるみを狙える。自身が突破された際に後続の起点作りとしても。
アンコール	無	100	妨害技。素早いので使いやすい。
うたう	無	55	からぶりほけん+バトンタッチとのコンボに。
みがわり	無	-	変化技対策やふいうち回避、交代読みなどで。じたばたの威力調整にも。 自身のおかたづけで撤去されるので使う順番に注意。
ひかりのかべ	超	-	後続のサポート用。でんじは、あまえる、アンコール、とんぼがえりなどと併せて。
あまえる	妖	100	物理アタッカーに対して対面、交代読みで有効。リフレクターは覚えない。
こらえる	無	-	じたばたorがむしゃらと合わせて。きあいのタスキを持たせない場合に。
バトンタッチ	無	-	上がった能力やみがわりを引き継ぐ。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	スイープビンタ じたばた	一致技補強。ノーマルが一貫しているなら射程範囲を増やせる。
草	タネマシンガン	対水地面。弱点増加はさほど気にならない。
氷	トリプルアクセル アイススピナー	4倍狙いで。弱点増加はさほど気にならない。
岩	ロックブラスト	4倍狙いで。刺さる範囲は多い。弱点増加はさほど気にならない。
地	あなをほる	対岩鋼。対電気であれば電気無効やでんじは無効も活かせるか。
水	アクアテール	対岩。鋼にも等倍で通る他、タスキ潰し目当てで強引に押してくる連撃ウーラオスのケアを目的にするなら。
悪	はたきおとす	対霊。いたずらごころに耐性を得る。格闘は一貫するので注意。
妖	じゃれつく	格闘を半減しつつ射程範囲に入れるなら。耐性も優秀な部類だが鋼への打点にはならない。
闘	テラバースト	対鋼。ノーマルと併せてゴーストには通らないため注意。
炎	テラバースト	対鋼。ヒードランには等倍ロックブラストか抜群アクアテール等でゴリ押すしかなくなる。
電	テラバースト	麻痺無効。技範囲の増強としては微妙。
霊	テラバースト	格闘無効。ゴーストへの打点確保と同時に行いたいなら。
竜	テラバースト	耐性は比較的優秀だが範囲補強にはならないため微妙か。
鋼	テラバースト	多耐性で耐久の低さを補強。格闘は一貫するので注意。
ステラ	テラバースト	メインとなる連続技のタイプはばらけているので各1回ずつ強化できるのは嬉しい。 元々耐久は低く耐性で攻撃をしのぐことも難しいので、割り切って攻めに重きを置くのであれば十分選択肢になる。

+

使用率の低いテラスタル

タイプ 主な技 解説 毒 ダストシュート 対草妖。格闘半減が主なメリット。 飛 テラバースト 格闘半減が主なメリット。対格闘にしても基本フェアリー優先。 超 テラバースト 格闘半減が主なメリット。対格闘にしても基本フェアリー優先。 虫 とんぼがえり 範囲が狭い。格闘半減が主なメリット。一応とんぼがえりの威力増強にも。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性：スキルリンク or テクニシャン
性格：ようき
努力値：AS252
持ち物：おうじゃのしるし/ぼうごパット/こだわりハチマキ/きあいのタスキ/いのちのたま/ピントレンズ/いかさまダイス（テクニシャン）
確定技：ロックブラスト/タネマシンガン
優先技：スイープビンタ/トリプルアクセル
攻撃技：ダストシュート/アクアテール/はたきおとす/とんぼがえり/あなをほる/じゃれつく
変化技：アンコール/でんじは/おかたづけ/みがわり

チラチーノの独自性である連続技を主体とする型。
特性は安定性を求めるならスキルリンク、火力を求める場合といかさまダイスを持たせる場合はテクニシャンを選択。
第九世代ではいかさまダイスの登場でスキルリンクに頼らずとも50％の確率で連続技が最大数の5回出せるようになった。スキルリンク＋こだわりハチマキと同等の火力を維持しつつ行動が固定化されないメリットもある。
ただし4回で止まる場合もあり、その際は合計ダメージが約2割減少することは留意。

一方でスキルリンクの場合は従来通りおうじゃのしるしを持って上から最大5回出る連続技で攻撃すると4割強の怯みを押し付けられる点が強み。
おかたづけを積まないと突破力には欠けるが、怯んだ時のアドバンテージは大きい。

ゴツゴツメットやさめはだなどの接触判定は1回ごとに行われるため、スイープビンタは5発当たれば5回ダメージを受ける。
元々等倍でゴリ押しできるほどの火力もなく、接触判定を嫌うなら他の連続技で代用が効くため、タイプ一致技とは言え必ずしも採用する必要はない。

サポート型 [編集]

特性：スキルリンク/テクニシャン/メロメロボディ
性格：ようき
努力値：H172 A4 B36 D44 S252（最速かつ耐久指数が最大でダウンロード対策）orAS252（きあいのタスキ時）
持ち物：きあいのタスキ/オボンのみ
攻撃技：はたきおとす/がむしゃら/いかりのまえば/とんぼがえり/各種連続技
変化技：でんじは/アンコール/あまえる/ひかりのかべ/みがわり/おかたづけ/バトンタッチ

チラチーノはスキルリンクを利用したアタッカー採用が一般的なため、補助型は非常に読まれにくい。
妨害や削り、バトンサポートと幅広くこなせる。
仕事後はとんぼがえりで撤退も可能だが、すばやさが高いため先攻とんぼになりがちで後続に負担がかかりやすいことは注意。リフレクターは覚えない。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。

対チラチーノ [編集]

注意すべき点

テクニシャン＋いかさまダイスやスキルリンクによる連続技。
メイン技の性質上、きあいのタスキやがんじょう、みがわり、カウンターに強い。
スキルリンク＋おうじゃのしるしで怯む確率が約40%。でんじはとあわせてまひるみで突破される恐れも。
高い素早さと相性がよいとんぼがえりやアンコール、はたきおとすといった小技も豊富。

対策方法

種族値自体は全体的に低め、素早さも高いとはいえ115族。
先手を取って叩いてしまう、おにびやでんじは、いかくで攻撃や素早さを下げるのが有効。
連続技は全て鋼に半減。先制技持ちのハッサムやルカリオなら怯みも怖くない。
変化技無効のサーフゴー、じきゅうりょくのブリジュラス等も受け出しやすい。

外部リンク [編集]

• チラチーノ - ポケモン百科事典