キレイハナ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

キレイハナ [編集]

No.182 タイプ:くさ
通常特性:ようりょくそ (晴れの時に素早さが2倍になる)
隠れ特性:いやしのこころ (味方の状態異常が毎ターン終了時に1/3の確率で回復する。自身は適用されずダブル専用)※ナゾノクサのとき「にげあし」 クサイハナのとき「あくしゅう」
体重  :5.8kg (けたぐり・くさむすびの威力20)
ようりょくそHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
キレイハナ7580959010050490ようりょくそ/いやしのこころ
ラフレシア7580851109050490ようりょくそ/ほうし
ドレディア7060751107590480ようりょくそ/マイペース/リーフガード
ちょうのまい
+バトンタッチ
HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
キレイハナ7580959010050490ようりょくそ/いやしのこころ
モルフォン706560907590450りんぷん/いろめがね/ミラクルスキン
アメモース7060621008280454いかく/きんちょうかん
オドリドリ757070987093476おどりこ
アブリボン6055609570124464みつあつめ/りんぷん/スイートベール

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/どく/ひこう/むし
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

ラフレシアの分岐進化で、単くさタイプ。
種族値は特攻を下げて防御・特防に配分したもので、全体的には鈍足ながら他はバランスが取れている。
ただし単タイプになり、特攻が低下した分、単純なアタッカーとして用いるとラフレシアの劣化になりがち。
また防御面の種族値が上昇したとはいえ耐久はそれでも中程度。単くさ故の耐性の悪さもあって扱いは難しい。

差別化要素として、ちょうのまい+バトンタッチ、ちからをすいとるが重要になる。
ちょうのまいとバトンタッチを両立出来るのは、他にモルフォンアメモースオドリドリアブリボンがいるが、
彼らはちからをすいとるを覚えられず、物理・特殊双方に強いバトン役という個性は大きい。
ようりょくそによる素早さの補強など、サポーターとしては独自の性能を持ち、差別化は難しくない。

ようりょくそ+おさきにどうぞ、てだすけ、はなふぶき等、ダブルでも役立つ要素も多い。
ただしその場合は同じくダブル適性の高いドレディアも存在しており、あちらの方が素早さ・特攻共に上。
キレイハナは第八世代でなやみのタネを失っているのもあり、ダブルに採用する場合は敢えてこちらを採用する理由が欲しいか。

第九世代では、くさわけ、アシッドボム、かふんだんご、トリプルアクセル、がむしゃら、アンコール等を習得。



特性考察 [編集]

ようりょくそ
シングルでは確定。ダブルでも基本的にこれ。
発動すれば素早さが倍加するが、元が鈍足すぎて準速では実数値204。
環境の中心であるハバタクカミパオジアンテツノツツミに届かないのは非常に痛い。
一応スカーフ70族は抜かせる。
ダイマックス廃止で晴れを始動しにくくなったが、相手から上書きされる恐れも減った。
いやしのこころ
隠れ特性。ターン終了時に味方の状態異常を回復することがあるが、確率は1/3。
自身には適用されないためシングルでは使えない上、ダブルであっても効果は相方のみで発動には運が絡む。
採用する明確なメリットに乏しく、ダブルでもあまり使われない。
消極的な理由ではあるが、後攻バトン運用を想定している場合には素早さが上がられると困るのでこちらを採用。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
リーフストーム130(195)90特攻↓↓高威力の一致技だが、連発には向かない。
ソーラービーム120(180)100溜め技晴れパで使う時のメインウェポン。
はなびらのまい120(180)100自動攻撃+混乱高火力だが、半減が多い草技で縛られるのはやや危険。
くさむすび20~120
(30~180)
100-デメリットはないが威力が不安定。重いポケモンを意識するなら。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2吸収効果が優秀な一致技。耐久型の確定数ずらしに。
エナジーボール90(135)100特防↓10%可もなく不可もないという感じの一致技。
ヘドロばくだん90100毒30%草技との相性補完としてそこそこだが、毒・鋼で止まる。
その上、威力は一致で放てるラフレシアに大きく劣る。
ムーンフォース95100特攻↓30%対ドラゴン・悪・格闘。草ともども毒・鋼で止まる。
マジカルシャイン80100-シングルではムーンフォースの劣化。全体攻撃が生きるダブル用。
はかいこうせん15090反動1ターン範囲が狭いため候補としてはあり。炎・毒・飛行への等倍火力として。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
グラススライダー55(82)100GFで優先度+1タイプ一致技。唯一の先制技。
じゃれつく9090攻撃↓10%対竜。ラフレシアは覚えない。
なげつける-100-状態異常道具で、一度だけだがどくどくや粉技よりも命中率に優れる。
変化技タイプ命中解説
やどりぎのタネ90耐久型でのダメージ源。
どくどく90やどりぎのタネでは遂行が追いつかない耐久ポケモンへの対抗策。
しびれごな75命中はやや不安だが、低い素早さを補える。後続へのサポートにも。
ねむりごな75眠らせてつるぎのまいを積んだり。
バトンタッチ-第八世代新規取得。蝶舞バトンに。
つるぎのまい-物理型の火力強化に。素の火力は低いので、複数回積みたい。
ちょうのまい-特殊型の火力強化だけでなく特殊受けの強化にも。
H振りだけでも役割破壊の不一致特殊炎・氷技程度なら簡単に受けられるようになる。
ちからをすいとると合わせたじゃくてんほけん型も可能か。
つきのひかり-比較的安定した回復技。天候変化に注意。こうごうせいでも可。
ちからをすいとる100相手の攻撃の実数値だけHPを回復し、相手の攻撃を下げる。
HP全振りの場合相手A実数値182以上で体力全回復、91以上で体力半分以上回復。
よほどAが低い相手でない限りこうごうせい/つきのひかり以上の回復性能になる。
回復量は相手の攻撃ランク補正の影響を受け、ランクが下げられない状況では失敗する。
まけんきかちきあまのじゃくマジックミラーに注意。
回復が発生しない状況や各種特性に対しての詳しい仕様はこちらを参照のこと。
みがわり-流し際に残したり、晴れ下での様子見、状態異常の回避、
じたばた用の調整、きのみの発動に。
せいちょう-晴れパ用の強力な積み技だが、ラフレシアも習得するので差別化の観点ではちょうのまいが優先される。
アンコール100此方を突破出来ない相手が積み技を使って来たら、先手で放って起点にする。
+  その他の物理技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ウェザーボール
さわぐ
霊無効。
テラバースト
ウェザーボール(晴)
虫、氷、鋼への打点に。
テラバースト
ウェザーボール(雨)
対炎、氷。良耐性。
テラバースト麻痺無効。苦手なひこうタイプ、特にアーマーガアへの打点と耐性を得られる。
リーフストーム
ギガドレイン
エナジーボール
リーフブレード
タイプ一致。
テラバースト
ウェザーボール(雪)
トリプルアクセル
対飛行。炎が一貫する。
テラバースト
ドレインパンチ
対飛行。炎が一貫する。
ヘドロばくだん
アシッドボム
対かくとう、フェアリー。 猛毒耐性。
テラバースト氷が一貫する。
テラバースト氷が一貫する。
テラバースト虫が一貫する。
テラバースト
かふんだんご
炎と飛行が一貫する。特にメリットがないので非推奨。
テラバースト
ウェザーボール(砂嵐)
対炎虫飛氷。毒も半減。
テラバーストしんそく、でんこうせっか無効。のろいの効果が変わる。
テラバースト氷が一貫する。
テラバースト
なげつける
いたずらごころ耐性の獲得。虫が一貫する。
テラバースト耐性は優秀だが、炎が一貫する。毒・猛毒耐性。地面や水には草技がある。
ムーンフォース
マジカルシャイン
じゃれつく
対竜。良耐性。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

ちょうのまい耐久型 [編集]

性格:おだやか/ずぶとい/おくびょう
特性:ようりょくそ
努力値:HP252 BorD252ベースでCS調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ラムのみ/メンタルハーブ/ゴツゴツメット/アッキのみ/おんみつマント
確定技:ちょうのまい/ちからをすいとる
優先技:ギガドレイン/やどりぎのタネ/アンコール
選択技:ムーンフォース/ヘドロばくだん/ねむりごな/みがわり/バトンタッチ

ちょうのまいを活かした耐久型。
単純な耐久指数で見れば他に優秀なポケモンが多数いるが、ちょうのまいと各種回復技により受けながら複数回積むことができる。
主にウォッシュロトムなど有効打のない草・電気・水を起点に積んでいく。
USUMで習得したちからをすいとるにより物理も起点化できるようになった。
どくどくの習得者は激減したが、思わぬ相手からテラバーストで役割破壊されないように注意。

ちからをすいとるでは一度攻撃を受ける必要があるのでHBベースが使いやすい。アッキのみがあるとより受けやすくなる。
HDベースなら特殊は一致弱点を突かれない限り安泰。
晴れを想定したS調整もあり。
調整により晴れ+ちょうまいで抜ける相手を増やしておくと使い勝手が増す。

草にはやどりぎが無効。鋼には攻撃技がほぼ通らない。
構成にもよるがこれらの相手は突破するのが難しいので、バトンタッチでステータスアップを引き継いで後続に託すのが賢明。
ちょうのまいによる耐久上昇とS上昇は繋げる後続が特殊型でなくとも意外と腐りにくい。

あまのじゃくやクリアボディ持ちの攻撃は下げられない。つるぎのまい持ちも攻撃ダウンが追い付かない。
ボディプレス使いに対してはちからをすいとるの真価が発揮されず、結果的に押し負ける状況が発生し得る点に注意。

物理受け型はこの型とほぼ同じなのでまとめました。

第九世代で新規習得したアンコールを優先技に追加。
ちょうのまいを積んでおいて、突破できない相手が積み技を扱った際に先手を取れれば非常に強力だった。

使用感
素のSが遅すぎるためちょうのまい1回では抜ける対象がかなり低い。
最速HSなら1積みでリザードンなど100族を抜ける。
が、そこまで素早さ特化させると耐久が疎かになる可能性がある為、2回ぐらい積めた時に抜けるポケモンが増えると使いやすい。
例えば無補正S124振りする事で2回積んで最速ガブリアスを抜くことができる。
これは1積でも最速バンギラスや準速ストリンダーを抜ける数値でもあるため、多少Dから回すのも有り。

ちょうのまいアタッカー型 [編集]

性格:ひかえめ/おくびょう
特性:ようりょくそ
努力値:CS252
持ち物:ラムのみ/いのちのたま/きあいのタスキ/半減実
確定技:ちょうのまい
優先技:ギガドレインorエナジーボールorソーラービーム/ムーンフォース
選択技:ヘドロばくだん/はかいこうせん/ねむりごな/みがわり/アンコール

主に晴れパに組み込む場合の積みアタッカー型。
無天候で運用する場合は一回積んだ程度では最速でもS100族までしか抜けないため、上記の耐久ベースで複数回の積みを狙うほうが無難。
先制で積むことで特殊アタッカー全般を起点に火力補強できることが強み。

ようりょくそ発動下であれば準速ようりょくそ+ちょうのまいで実数値306になり、Sランク+2の85族あたりまで抜けるようになる。
ラフレシアはS上昇手段を持たず最速でも実数値224に留まるため、晴れ状況でも多くのスカーフ勢に抜かれてしまう。
せいちょうではなくちょうのまいを持たせることが他のようりょくそアタッカーとの差別化にもなる。

素早さに補正をかけることで晴れ下であれば最速ドラパルト等も抜くことができる。
ただし特攻無補正だと1舞ムーンフォースで無振りドラパルトが確1にならない。

対キレイハナ [編集]

注意すべき点
草タイプ定番の粉技、やどりぎに加え、対物理の「ちからをすいとる」、対特殊の「ちょうのまい」を併せ持つ。
耐久寄りの種族値のため不一致弱点程度では落とせず、半端な火力では起点にされてしまう。
かつては耐久上昇が間に合わないつるぎのまいやわるだくみに弱かったが、アンコール習得によってこの弱点をも克服。
自身の攻撃範囲は広くないが、今作は積んでからのバトンにも警戒しなければならない。
晴れ下での素早さにも注意。ちょうのまいと合わせられると多くのポケモンが抜きさられてしまう。
対策方法
各種変化技が強力なので、ちょうはつやみがわりで封じる。
ちょうのまいやようりょくそで素早さを上げられる前に決められればほぼ完封。
ちからをすいとるの効果が薄いボディプレス+B上昇技も有効。
ただし悠長に積んでいると後続にバトンタッチされることがあるので、苦手なアタッカーが控えている場合は注意。

外部リンク [編集]