ノココッチ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ノココッチ [編集]

No.0982 タイプ:ノーマル
通常特性  :てんのめぐみ(技の追加効果の発動確率が2倍になる)
       にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる)
隠れ特性  :びびり(ゴースト・虫・悪タイプの技を受けるか、相手の特性いかくを受けると素早さが1段階上がる)
体重    :39.2kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
(みつふし):47.4kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
進化前後HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ノココッチ12510080857555520てんのめぐみ/にげあし/びびり
ノコッチ1007070656545415てんのめぐみ/にげあし/びびり
115107502しんかのきせき無振り
ステロあくび回復HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ノココッチ12510080857555520てんのめぐみ/にげあし/びびり
カバルドン108112118687247525すなおこし/すなのちから
ドオー13075604510020430どくのトゲ/ちょすい/てんねん
ヌオー958585656535430しめりけ/ちょすい/てんねん
トリトドン1118368928239475ねんちゃく/よびみず/すなのちから
てんのめぐみHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ノココッチ12510080857555520てんのめぐみ/にげあし/びびり
メブキジカ8010070607095475ようりょくそ/そうしょく/てんのめぐみ
ハピナス25510107513555540しぜんかいふく/てんのめぐみ/いやしのこころ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

ノコッチの進化系。あまり変わらない見た目に違わず、タイプと特性はそのままで、種族値が全体的に底上げされている。
相変わらず鈍足ながら耐久はなかなかハイレベル。火力も並程度に改善された。
能力値傾向がよく似たベロベルトやタブンネは未解禁なので差別化も不要。

ただし、一致技で抜群が取れず耐性もゴースト無効しかないノーマル単タイプということで、アタッカー同士の殴り合いは押し負けやすい。
技範囲は広く、変化技も豊富なので、的確に弱点を突いたり、搦め手を活かした立ち回りが重要となる。

ノココッチの登場によりノコッチにしんかのきせきが適用されるようになったが、きせきノコッチの耐久はオボンノココッチとあまり変わらない。
現状ではノコッチを対戦に出す意義は薄い。

+  議論スペース

見た目の異なる2つのフォルムがあるが、体重と見た目以外に差はない。けたぐりやくさむすびを受けるときの威力は同じ。
対戦で影響があるのはドータクンのヘビーボンバー(しかも特性がヘヴィメタル以外の場合)くらいなので、どちらのフォルムでも問題ない。

なおチャージビームの技マシンが復活したが、ノコッチ/ノココッチは習得不可になっている。

碧の仮面ではダブルウイング、スケイルショット、とびかかる、どくどくなどを習得。



特性考察 [編集]

てんのめぐみ
技の追加効果の発動確率が2倍になる。へびにらみを用いたまひるみ型ならこれで確定。
怯み以外に、この効果込みで発動率が5割を超えるのは「のしかかり」「どくづき」「かみなり」「ぼうふう」。
へびにらみと相性が悪かったり、命中不安だったり、効果が被ったりするが、それらを採用するなら優先度が上がる。
にげあし
対戦では効果無し。トレース対策にはなるが、本人の性能を損なってしまう。
第九世代のトレースは現状だとサーナイトポリゴン2しかいないので、編成でカバーした方が早い。
てんのめぐみが適用される技を使わず、トリックルーム構築に組み込むなら消去法的にこれ。
とはいえ、そのような構成で単ノーマルのノココッチが必要かどうかは疑問。基本的には候補外。
びびり
隠れ特性。あくむしゴーストタイプの技か、いかくを受けると素早さが上昇。ただしいかくによる攻撃の低下は防げない。
またひらいしんなどと違いタイプ相性で無効化される場合は発動しないため、テラスタルなどでタイプを変えられない限りはゴースト技では発動しない。
最速で1回発動すると準速123族(マスカーニャオンバーン)と同速になるが、本人のアタッカー性能は並程度。
バトンタッチを習得するので、「とぐろをまく」等のほかの積み技も搭載して後続に能力上昇を渡すために使用するのが基本。
いかくが跋扈し、味方の「ふくろだたき」や「ミサイルばり」で連続起動できるダブルでは更に効果的。
第九世代ではテラスタルを併せ、じゃくてんほけんとの同時起動も狙えるようになり追い風傾向。
てんのめぐみを活かす攻撃技を一切使わない場合もこちらを採用することになる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果
[天の恵み]
備考
すてみタックル120(180)100反動1/3タイプ一致技。反動が痛い。
ずつき70(105)100怯み30%
[60%]
タイプ一致技。威力は低いが怯み率が高い。麻痺と合わせて。
のしかかり85(127)100麻痺30%
[60%]
タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺を撒ける。
ちいさくなる状態の相手には必中・威力2倍。
じたばた20~200
(30~300)
100-タイプ一致技。HP低下時には最高火力。
がむしゃら-100-高耐久の相手も強引に削れる。
ハイパードリル100(150)100まもる・
みきり貫通
タイプ一致専用技。ゴースト以外のまもるを打ち破るので、敵の作戦の裏をかける。
まもる必須のダブルバトルで特に有力。なおフェイントと違い状態解除効果は無い。
じしん100100-鋼・岩に有効。へびにらみがメジャーなので、麻痺を受けにくる電気にも。
いわなだれ7590怯み30%
[60%]
ウルガモスフワライド等に。無効のない怯み技。
ワイルドボルト90100反動1/4ギャラドスフワライド等に。反動が痛い。
アイススピナー80100フィールド破壊対草・ドラゴン。状態異常を防ぐミストフィールドの破壊に。
アクアテール9090-じしんと範囲が被っている。
しねんのずつき8090怯み20%
[40%]
ゲンガーや、潰しにくる格闘に。
ダブルウイング40*290-対格闘。みがわりに強いがたまに外れる。
かみつく60100怯み30%
[60%]
威力は低いが怯みでゴーストをゴリ押せる。
ドラゴンダイブ10075怯み20%
[40%]
命中不安、とぐろをまくとあわせて。ドラゴンに有効。
ちいさくなる状態の相手には必中・威力2倍。
スケイルショット25*2~590防御↓素早さ↑ドラゴンダイブよりは当たりやすいが、威力不安定かつBダウンが痛い。
期待値は3発。
どくづき80100毒30%
[60%]
毒を与えたいなら。
とびかかる80100攻撃↓100%対悪。追加効果が優秀。
特殊技タイプ威力命中効果
[天の恵み]
備考
ばくおんぱ140(210)100みがわり貫通タイプ一致技。
追加効果は無いが、無条件で出せる技としてはノココッチ最大火力。
テラバースト80(120)100タイプ変動タイプ一致技。
テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
かえんほうしゃ90100火傷10%
[20%]
命中安定だが低威力。4倍ピンポイント。
だいもんじ11085火傷10%
[20%]
無補正C252でHハッサムを確1。
れいとうビーム90100凍り10%
[20%]
命中安定だが低威力。4倍ピンポイント。
ふぶき11070凍り10%
[20%]
威力を求めるなら。
10まんボルト90100麻痺10%
[20%]
ギャラドスに。威力不足。
かみなり11070麻痺30%
[60%]
威力を求めるなら。麻痺率も高い。
雨だと必中だが、ひざしが強いと命中率は50になる。
だいちのちから90100特防↓10%
[20%]
岩、鋼に有効。
エアスラッシュ7595怯み30%
[60%]
テラスタル飛行を活用する際や特殊型でまひるみを狙う際の技候補。
ぼうふう11070混乱30%
[60%]
雨だと必中だが、ひざしが強いと命中率は50になる。
シャドーボール80100特防↓20%
[40%]
ゴーストに有効。特防低下を狙える。
たたりめ65/130100-へびにらみやほかの技の追加効果での状態異常が狙いやすい。
変化技タイプ命中解説
へびにらみ100無効化されにくい優秀な麻痺技。怯みとの相性がいい。
あくび-積んでくる相手を流す。
どくどく90耐久型でのダメージ源に。
ステルスロック-サポート用。あくびでの流しと相性がいい。
とぐろをまく-攻撃・防御・命中を強化。
ドわすれ-特防を2段階強化。
めいそう-特攻・特防を強化。
こうそくいどう-素早さを2段階強化。最速で準速スカーフガブリアス抜き、準速で最速ドラパルト抜き。
おいかぜ-場にいる味方の素早さ2倍。ダブルでのサポートも兼ねて。
バトンタッチ-積み技やみがわりを後続へ受け継ぐ。
はねやすめ-回復用。麻痺と相性がいい。PPが5に減少したため乱発できなくなった。
ねむる-カゴのみが必要になるが、状態異常にも強くなる。
ねごと-ねむると合わせて。
みがわり-麻痺と相性がいい。がむしゃら、じたばた用の調整に。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ハイパードリル
すてみタックル
のしかかり
ずつき
じたばた
ばくおんぱ
タイプ一致技の補強目的。
どちらかというと終盤までほかにテラスタルを使用しなかった場合に、
ダメージレースを有利に運ぶために使用する。
だいもんじ
かえんほうしゃ
テラバースト
火傷無効。
アクアテール
テラバースト
解説
ワイルドボルト
かみなり
10まんボルト
麻痺無効。
ソーラービーム
テラバースト
粉技無効。
アイススピナー
ふぶき
れいとうビーム
解説
テラバースト解説
どくづき
テラバースト
格闘半減。どくどく無効化目的なら鋼と選択。
じしん
だいちのちから
対岩、鋼へのサブウェポンの強化目的。
ぼうふう
エアスラッシュ
テラバースト
対格闘。地面対策にも。
しねんのずつき
テラバースト
対格闘。しねんのずつきを軸に怯みを仕掛ける。
とびかかる
テラバースト
格闘を半減できるが、弱点のデメリットが大きい。
ストーンエッジ
いわなだれ
砂嵐で特防アップ。格闘は一貫。
シャドーボール
たたりめ
テラバースト
格闘無効。こちらもゴーストで弱点付かれるので注意。
げきりん
ドラゴンテール
ドラゴンダイブ
テラバースト
解説
かみつく
テラバースト
いたずらごころ無効。格闘は一貫する。
テラバースト耐性面に優れ、どくどくを無効化。ただし格闘が一貫する。
テラバースト対格闘。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

起点作り型 [編集]

特性:びびり/てんのめぐみ
性格:ようき/わんぱく/しんちょう など(AorCの内使わない方に下方補正をかけ、BDSのいずれかに上昇補正が基本)
努力値:耐久振りをベースにS調整
持ち物:たべのこし/ヨプのみ/オボンのみ/イバンのみ
優先技:へびにらみorあくび/はねやすめ/ステルスロック
選択技:ずつきorのしかかり/かみつく/がんせきふうじ/こらえる/ばくおんぱなど

へびにらみによる麻痺撒きや、ステルスロック+あくびのコンボなどによる起点づくりに長けている。
耐久がかなり向上したため、タスキカウンターやがむしゃらの優先度は低下した。

ワンウェポンにする場合はばくおんぱが最大火力となる。無補正無振りでもガブリアスが超低乱数2発。へびにらみやあくびをみがわりで透かしてきた相手にも刺さる。
もちろん、のしかかりの追加効果等による起点作成に特化してもいい。

またサポート重視の技は殆どがてんのめぐみとのシナジーが無いため、特性を殆ど活かせない。
トレース対策のため基本はびびりを推奨。

専用技のハイパードリルは使いどころが難しい印象を受ける。
ワンウェポンの場合はばくおんぱでいいので、基本的にはAに振って物理技を複数採用する技構成でないとハイパードリルを採用する意味がない。
その上で流石にのしかかりの6割麻痺は強力なので、あくびを採用して相手を麻痺らせたくないなどの事情でないと採用価値を見出しにくい。

まひるみ型 [編集]

特性:てんのめぐみ
性格:ようき/わんぱく/いじっぱり
努力値:S調整 残り耐久orA
持ち物:たべのこし/カゴのみ
確定技:へびにらみorのしかかり/はねやすめ
優先技:じしん
選択技(怯み効果持ち):ずつき/いわなだれ/しねんのずつき/かみつく/ドラゴンダイブ/エアスラッシュ

特性てんのめぐみをいかしたまひるみ型。
りんぷんやおんみつマント持ちの相手には、怯みとのしかかりの麻痺が無効なので注意。

麻痺が効かないでんきタイプ対策として、じしんは覚えさせてやりたいところ。

とぐろをまくバトン型 [編集]

特性:てんのめぐみ/びびり
性格:わんぱく/しんちょう/ようき など
努力値:S調整 残りHBD振り分け
持ち物:オボンのみ/混乱実/ヨプのみ/メンタルハーブ
確定技:とぐろをまく/バトンタッチ
攻撃技:のしかかりorずつき/いわなだれ
変化技:へびにらみ/あくび/はねやすめ/こうそくいどう/ドわすれ/みがわり

バトンタッチを使う型。現環境でとぐろをまくと両立できるのは他にオオタチだけ。
耐久確保のため、素早さ調整は麻痺した相手を基準にしてもよい。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:てんのめぐみ/びびり
性格:ひかえめ
努力値:C252残り耐久
持ち物:オボンのみ/こだわりメガネ/とつげきチョッキ
確定技:ばくおんぱ
攻撃技:シャドーボール/かえんほうしゃorだいもんじ/だいちのちから/れいとうビーム/ぼうふう
変化技:へびにらみ/あくび/ステルスロック/はねやすめ/めいそう

特攻は85とそこまで低くなく、タイプ一致でばくおんぱを使えるため、選択肢としては十分。
技威力の高さのお陰で、等倍相手の火力は特殊アタッカーの中で指折りのものがある。

等倍ばくおんぱの威力が飛び抜けて高いため、サブウェポンはノーマルタイプの補完か、4倍弱点狙いが基本となる。

特性てんのめぐみなら各種追加効果の発動率も上がるが、追加効果のないばくおんぱを撃つことが多いので恩恵は少なめ。
ただ交代警戒で撃ったシャドーボールの追加効果が決め手になるなど思わぬ所で助けられることもあるので、特に理由が無いならてんのめぐみを推奨。

【ダブル】てんのめぐみいわなだれ型 [編集]

特性:てんのめぐみ
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:A252 HBDで調整 S調整
持ち物:こだわりハチマキ/こうかくレンズ/たべのこし/とつげきチョッキ/カゴのみ
確定技:ハイパードリルorずつきorのしかかり/いわなだれ
物理技:かみつく/しねんのずつき/アイアンテール/じしん/アクアテール
変化技:とぐろをまく/こうそくいどう/ねむる/へびにらみ/まもる

特性てんのめぐみをいかした全体怯み型。
まもるを貫通するハイパードリルがあるので、まもるを使う相手にも強気で出られる。
てんのめぐみ+いわなだれを使えるのは、ほかにラッキーハピナスのみ。
素早さも低く、トリル下で先手を取りやすいのが強みだが、準速の2倍で丁度最速ドラパルトを抜けるので
逆に素早さに厚く振ってこうそくいどう等で上を取るよう調整する手もある。

【ダブル】テラスタルびびり弱保型 [編集]

特性:びびり
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 S252or調整 残りHBD
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:ばくおんぱ
攻撃技:アシストパワー/シャドーボール/かえんほうしゃorだいもんじ/だいちのちから/れいとうビーム/ぼうふう
変化技:まもる/バトンタッチ
テラスタイプ:エスパー/ゴースト

テラスタルにより特性とじゃくてんほけんの同時起動が可能となる事を活かす、味方殴りパーティ採用型。
ノココッチはびびり持ちの中でも一致技が高威力、定番のふくろだたきや先制かげうちと併せるついでで格闘耐性が得られるので適性が高い。
テラスタイプはアシストパワーが一致になるエスパーの価値が高い。ゴーストはねこだまし対策が必要な場合に。

ばくおんぱは味方を巻き込むので、相方にゴーストタイプやテレパシー持ちを起用するか、味方退場から詰めエース展開も考慮した構築を組んでおきたい。

準速の場合、S+4で最速スカーフドラパルト抜き、S+1で準速108族と同速。
最速の場合はS+4で準速かるわざのジュカインオオニューラ抜き、S+1で最速106族と準速ゲッコウガ抜き。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対ノココッチ [編集]

注意すべき点
へびにらみによる麻痺と、てんのめぐみで怯み率が強化されたずつきで相手の行動を制限する「まひるみコンボ」が有名。
ちょうはつ対策で、へびにらみの代わりにのしかかりで麻痺を狙うこともある。
高いHPのおかげで耐久力もそれなりにあり、高速回復技のはねやすめも完備。
それらを補助する豊富な積み技にバトンタッチ、ステルスロックまで習得でき、一見しただけでは型を見破れない。
ダブルバトルではハイパードリルで、こちらのまもるを打ち破ってくる。
物理アタッカーのイメージが強いが、ばくおんぱ、かえんほうしゃなど優秀な特殊技を用いた特殊アタッカーの場合もある。
対策方法
もっとも安定するのはサーフゴー。あくび、へびにらみ、ばくおんぱ、のしかかりとメインウェポンを全て封殺できる。
ただ特殊型だった場合はかえんほうしゃ、シャドーボールで弱点を突かれる。またステルスロックは防げない。
麻痺を完全無効にできるでんきタイプならまひるみを阻止できる。
基本的に変化技を絡めるため、ちょうはつが効果的。

外部リンク [編集]