オオタチ [編集]
No.0162 タイプ:ノーマル 通常特性:にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる) するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率変化を無視して攻撃) 隠れ特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる) 体重 :32.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高速おみとおしトリック | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
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オオタチ | 85 | 76 | 64 | 45 | 55 | 90 | 415 | にげあし/するどいめ/おみとおし |
オンバーン | 85 | 70 | 80 | 97 | 80 | 123 | 535 | おみとおし/すりぬけ/テレパシー |
マシマシラ | 88 | 75 | 66 | 130 | 90 | 106 | 555 | どくのくさり/おみとおし |
お片付けバトン | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オオタチ | 85 | 76 | 64 | 45 | 55 | 90 | 415 | にげあし/するどいめ/おみとおし |
チラチーノ | 75 | 95 | 60 | 65 | 60 | 115 | 470 | メロメロボディ/テクニシャン/スキルリンク |
イッカネズミ | 74 | 75 | 70 | 65 | 75 | 111 | 470 | フレンドガード/ほおぶくろ/テクニシャン |
第二世代出身の序盤ノーマル枠ポケモン。
種族値は素早さ以外パッとせず、素早さも高速とは言い難いが、特性おみとおしやトリック、とんぼがえり等で相手をかき乱せる。
シングルではおみとおし+トリック、ダブルではこのゆびとまれとおみとおしの相性が良く、相手の展開の妨害、味方の展開のサポートに長けている。
おみとおし+トリック/すりかえの両立ができるポケモンの中では素早い方だが、
タイプによる耐性は違うが似たような動きができ能力も高いオンバーンの存在が気がかり。
とぐろをまく+バトンタッチの両立も可能。とぐろバトンを扱えるのはほかにノココッチ系統のみで、耐久で劣るが素早さで勝る。
ただし種族値の低さゆえにおみとおしトリックととぐろバトンを両立させるのは難しいので、どちらかに絞って行動させるのが無難。
第九世代ではくさわけ、ひやみず、しねんのずつき、タネばくだん、じゃれつく、おかたづけ、がむしゃらを新規習得。第三世代以来のしかかりも再習得。
攻撃技は積まない限り生かしづらいが、おかたづけはバトンタッチと併せて後続のタスキやがんじょうの維持と物理エースの強化を狙える。
自分のみがわりまで除去してしまうので、両立させる場合は使う順番に注意すること。
同様にバトンタッチと両立できるチラチーノやイッカネズミには攻撃性能と素早さ、後者にはさらに耐久指数でも負けているが、特性の違いから差別化は難しくないだろう。
廃止されたもの以外で失った技はほしがる、アイアンテールなど採用率が低いものばかりなので、どちらかといえば強化傾向にある。
新要素のテラスタルは、アタッカー性能が高くないオオタチの場合は耐性変更目的で切ることになるが、基本的にはエースに権利を渡すべき。
BDに比べてHが高い。サポート型でSに振り切った残りの努力値をすべて耐久に回す場合、
H振りは124までに留め、余った分をBDに振り分けたほうがわずかに硬くなる。
進化前のオタチはしんかのきせきでも補えないほど耐久が低く、素早さも20族と非常に鈍足。
しかしその数値の低さを逆に生かしてダブルのトリパでタスキを持たせ、おみとおしで偵察し、このゆびとまれやがむしゃらなどを撃つ戦法が可能。
シーズン19で白馬バドレックスとの組み合わせが注目され、徐々に採用数を増やしている。
特性考察 [編集]
- にげあし
- 対戦では発動しない特性であるため候補外。
トレース対策にはなるが、そのためだけに低種族値のオオタチを実質無特性で運用するのは無理がある。
- するどいめ
- 自分の命中ランクの低下や相手の回避ランクの変動を無視できるので、回避戦法に強くなる。
ただ回避戦術自体はZワザやダイマックスの廃止で復権しつつあるとはいえ、ピンポイントで汎用性に乏しい。
同特性を持つほかのポケモンとの差別化も難しいため、候補外。
なおすながくれやひかりのこななど、ランク変動ではない回避率の上昇は無視できない。
- おみとおし
- 隠れ特性。相手の持ち物が分かる。
低種族値なためできることが限られているオオタチにとって、場に出るだけで情報アドバンテージが得られるのは大きい。
おみとおし+トリックのコンボがオオタチの採用理由でもあり、ほかの特性がイマイチなのもあって、基本はこれ。
ダブルでは相手2体の持ち物がわかるのでより強力に。また、おみとおしとこのゆびとまれを唯一両立するので差別化要素としてもより際立つ。
ライバルのオンバーンとは先制技やはたきおとす、耐性の差などで差別化を狙いたい。
トレースされるとこちらの持ち物もバレる。スカーフトリックがメジャーではあるが、バトン型の場合は注意。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
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すてみタックル | 無 | 120(180) | 100 | 反動1/3 | 高威力の一致技。反動が痛いが、役目を終えた後の自主退場に使える。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 交代 | おみとおしによって引き際が分かりやすく、読み違いのリスクも軽減できる。 こだわりスカーフ持ちなら相手のタスキを潰しつつ先手で交代できる。 | |
ふいうち | 悪 | 70 | 100 | 優先度+1 | 高威力の先制技。あると便利。 | |
でんこうせっか | 無 | 40(60) | 100 | 優先度+1 | 威力はふいうちよりやや下がるが、相手の行動に左右されない。 | |
いかりのまえば | 無 | - | 90 | 相手HP半減 | 耐久ポケモン相手に。ゴーストには無効。 | |
はたきおとす | 悪 | 65→97 | 100 | 道具消失 | トリック後の妨害に。押し付けたこだわりスカーフまではたきおとさないように注意。 | |
なげつける | 悪 | - | 100 | - | 相手のラムのみなどを見通しつつ状態異常玉を投げ、積み技の起点にする。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
おかたづけ | 無 | - | 準専用技。自分の攻撃と素早さを1段階上げ、設置物やみがわりを除去する。 自身のみがわりや相手に仕掛けた設置物も片付けてしまう点には注意。 細かい仕様はイッカネズミのページを参照。 | |||
トリック | 超 | 100 | こだわり系アイテムの押し付けに。おみとおしにより相手の持ち物を把握できるので使いやすい。 | |||
あまえる | 妖 | 100 | 相手の攻撃↓↓。起点作りや死に際に。 | |||
とぐろをまく | 毒 | - | 攻撃・防御・命中を1段階上げる。貴重な命中補強技。 ハイドロポンプなどの命中不安技を主力とする特殊アタッカーにバトンタッチしても活かせる。 | |||
こうそくいどう | 超 | - | 素早さ↑↑。1回積んだ場合、最速だと素早さブーストテツノツツミまで抜ける。 準速だと最速スカーフ120族まで、無補正無振りだと最速スカーフ81族まで抜ける。 | |||
きあいだめ | 無 | - | 急所アップ状態になる。バトンタッチ用。きょううん・スナイパーやピントレンズ持ちに繋ぐ。 | |||
みがわり | 無 | - | バトンタッチ用。おかたづけとの両立時は使う順番に注意。 | |||
ドわすれ | 超 | - | 特防↑↑。バトンタッチ用。 | |||
バトンタッチ | 無 | - | 上記の通り後続へ引き継げる技は豊富。 素の能力が高くないので積む機会をうまく作れるかが課題となる。 | |||
てだすけ | 無 | - | ダブル用。アタッカーのサポートに。 | |||
このゆびとまれ | 無 | - | ダブル用。耐久が低いので使いづらいが、相手の攻撃から味方を守ることができる。 |
採用率の低い技 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
無 | すてみタックル のしかかり | タイプ一致技の強化。 | |
炎 | ほのおのパンチ | 火傷無効。 | |
水 | テラバースト | 解説 | |
電 | かみなりパンチ | 麻痺無効。 | |
草 | タネばくだん | 粉技無効。 | |
氷 | れいとうパンチ | 格闘が一貫する。 | |
闘 | かわらわり | 解説 | |
毒 | テラバースト | 解説 | |
地 | テラバースト | 解説 | |
飛 | テラバースト | 解説 | |
超 | しねんのずつき | 対格闘。 | |
虫 | とんぼがえり テラバースト | 解説 | |
岩 | テラバースト | 格闘が一貫する。 | |
霊 | シャドークロー | 格闘無効。しんそくやねこだましなども無効化。 | |
竜 | テラバースト | 解説 | |
悪 | はたきおとす ふいうち テラバースト | ゴースト対策に。格闘弱点はそのまま。いたずらごころ耐性の獲得。 | |
鋼 | テラバースト | 格闘が一貫する。SVではアイアンテールを覚えない。 | |
妖 | じゃれつく | 対格闘。 | |
ステラ | テラバースト | 技範囲は広いものの、アタッカーとしては非力。 オオタチでテラスタルを切るなら耐性切り替えが優先されるため、候補外。 |
型考察 [編集]
スカーフトリック型 [編集]
特性:おみとおし
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252 or H124 S252 残りBD
確定技:トリック/とんぼがえり
攻撃技:のしかかりorすてみタックル/ふいうちorでんこうせっか/いかりのまえば
変化技:あまえる
おみとおしにより相手の持ち物を偵察し、トリックでこだわりスカーフを押し付けたり、
とんぼがえりできあいのタスキを潰しつつ有利なポケモンにつなぐ。
こだわりスカーフを渡した後も先制技で多少の仕事はできる。
単におみとおしトリックを行うだけでは、素早さが上のオンバーンに見劣りしてしまう。
かげうち無効な点や、ほかの技で差別化を図りたい。
準速スカーフで最速ドラパルトと同速。
最速にしてもこれ以上は役割を果たせないこだわりスカーフ持ちや
どの道抜けないブーストエナジー持ちばかりなので、性格は無補正で十分。
ただしトリック後の動きやすさも考えるならようきを選択。
削りをいかりのまえばに任せる場合、努力値をSに振った余りは耐久に回すといい。
とぐろをまく/おかたづけバトン型 [編集]
特性:おみとおし
性格:ようきorしんちょうorわんぱく
努力値:H124 S252 残りBDor耐久調整
持ち物:オボンのみ/混乱実/カムラのみ/でんきだま/メンタルハーブ/おんみつマント
確定技:とぐろをまくorおかたづけ(両立可)/バトンタッチ
攻撃技:のしかかりorすてみタックル/ふいうちorでんこうせっか/とんぼがえり/なげつける(でんきだま採用時)
変化技:ドわすれ/あまえる/こうそくいどう/みがわり
強力な積み技であるとぐろをまく/おかたづけをバトンタッチで繋げる型。
概要にある通り、とぐろバトンの使い手としては最速である個性を活かす。
耐久はさほど高くないため、ほかのポケモンで事前に壁貼りや麻痺撒きを行うなどの一工夫は必要。
耐久に寄せてのバトンはノココッチに分があるため、そちらが抜けないポケモンのうちどこまで抜きたいかを考慮して努力値を調整したい。
対面する相手を想定して、カムラのみ発動圏内になるように耐久調整を施すのもよい。
とぐろをまくとおかたづけを両立させて、引き継がせたいポケモンや対面した相手に応じて使い分けるという手もある。
【ダブル】このゆびとまれサポート型 [編集]
特性:おみとおし
性格:しんちょう(推奨)/おくびょう/ようき
努力値:H124 S252 残りBDor耐久調整
持ち物:混乱実/きあいのタスキ/オボンのみ/ラムのみ
確定技:このゆびとまれ
優先技:まもる/てだすけ
攻撃技:いかりのまえば/ふいうちorでんこうせっか/はたきおとす/とんぼがえり/ひやみず
変化技:トリック/あまえるorつぶらなひとみ/にほんばれorあまごい
ダブルのおみとおしは相手2体の持ち物がそれぞれ分かる。
持ち物を見て相手の動きを予想し、このゆびとまれで味方の展開や積みをサポートする。
ボーマンダやマリルリなどの積みエース、ハギギシリのようなトリル展開役との相性が良い。
このゆびとまれ以外にも、いかりのまえばによる削り、はたきおとすによる持ち物排除、てだすけで味方の火力補強など、やれることは多い。
おみとおしとこのゆびとまれを両立する唯一のポケモンなので、戦術の独自性も高い。
持ち物は耐久が低いので回復系きのみの優先度は高い。複数の攻撃を受ける可能性が高いため、きあいのタスキよりも安定しやすい。
【オタチ・ダブル】このゆびとまれサポート型 [編集]
特性:おみとおし
性格:ゆうかん/のんき
努力値:HB252ベース
持ち物:きあいのタスキ
確定技:このゆびとまれ/がむしゃら
優先技:はたきおとす
攻撃技:いかりのまえば/ふいうちorでんこうせっか/かわらわり
変化技:てだすけ/まもる/こらえる
テラスタイプ:草
叩き台として作成。
主にトリックルーム始動役の隣に置き、このゆびとまれによる囮役、サポート、削りに回る。
テラスタイプはキノコのほうしや連撃ウーラオスのすいりゅうれんだを受けるための草で確定。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対オオタチ [編集]
- 注意すべき点
- おみとおしからのこだわりスカーフ+トリックで耐久型や積みを妨害してくる。
とぐろをまくorおかたづけ+バトンタッチも可能で、初見では型が読みづらい。
ダブルではこのゆびとまれで味方の起点作りを支援してくるため厄介。
火力は乏しいものの、ふいうち・いかりのまえばといった技で負担をかけることができる。
- 対策方法
- 種族値は全体的に低水準で耐性も乏しいため、仕事をさせる前にタイプ一致・高火力の技を使えるポケモンで倒す。
いたずらごころ+ちょうはつであればあらゆる型に画一的な対処が可能。