フワライド - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

フワライド [編集]

No.0426 タイプ:ゴースト/ひこう
通常特性:ゆうばく(接触攻撃を受けて瀕死になると相手に最大HPの1/4ダメージを与える)
     かるわざ(持っている道具がなくなると素早さが2倍になる)
隠れ特性:ねつぼうそう(やけど状態の時に特攻が1.5倍になる)
体重  :15.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
特殊霊バトンタッチHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フワライド1508044905480498ゆうばく/かるわざ/ねつぼうそう
145553ねつぼうそう無振り
161569ねつぼうそう全振り
ポットデス60656513411470508くだけるよろい/のろわれボディ
ジュナイパー781077510010070530しんりょく/えんかく
オドリドリ(まいまい)757070987093476おどりこ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)くさ/どく
いまひとつ(1/4)むし
こうかなしノーマル/かくとう/じめん

第四世代出身のゴースト×ひこう複合で、他はオドリドリ(まいまい)のみ。
種族値はHPが極端に高いが防御・特防は低く、全体としてはバランス型。
この手のポケモンの例に漏れず、努力値はBDに振った方が硬くなり、努力値の恩恵も大きく指数が大幅に変わる。
変化技も豊富でカスタマイズ性が高く、メインの積み技バトンからゴースト特有の絡め手、いざとなれば自主退場手段まで備えている。
火力は低めなのでちょうはつに弱いが、散り際に定数ダメージを与えるゆうばく、特攻を高めるねつぼうそうを用いたアタッカー型も考えられる。

第九世代では特性と相性の良いなげつける、積み技で火力が上昇するアシストパワー、サポートの択としてトリックルーム、てだすけを習得。
エアスラッシュも獲得し、多少威力は控えめながらようやくまともなひこう特殊技を使えるようになった。
第八世代から失った技は特に有用なものがないので、全体としては強化傾向にある。

またZワザ、ダイマックスの廃止に伴い、必中技が大幅に減少。ちいさくなるの利用価値が上昇している。
今作ではちいさくなるの習得者が激減、バトンタッチと両立できるのはドーブルを除けばフワライドのみで、大きな個性として確立されるように。
必中+威力2倍のメタ技や毒タイプの必中どくどく、強制交代技等の対策は残っているが、前世代までよりはかなり動きやすくなったと言える。
テラスタルの登場で弱点技や状態異常、いたずらごころ耐性を得られるようになったのも追い風。



特性考察 [編集]

ゆうばく
接触技でひんしになると、相手のHPを1/4削る。
弱点は非接触技が多いタイプだが、はたきおとす、ふいうちとあくに対しては有効になりやすい。
テラスタルで接触技の多いタイプが弱点になることで発動を誘導することも可能。ダイマックスの廃止も大きい。
他の特性に比べ持ち物の自由度が高いが、やはりそれらを用いた型の方が役割を持たせやすいか。
ちなみにしめりけがいると不発に終わるが、採用される例が少ないのでほぼ気にしなくてよい。
かるわざ
持ち物消費で素早さ倍増。
無補正4振りで最速130族抜き抜き、準速ならスカーフ108族と同速。
元が中速帯、かつ変化技が非常に豊富なため、上を取ることでできることは一気に増える。
能動的に発動するなら各種フィールド+シード系、ゴーストダイブ+パワフルハーブ辺りが手っ取り早い。
第九世代でなげつけるを習得したため、持ち物の選択肢が増加した。
なお、最初から持ち物を持っていなければ無効で、引っ込んだり再び持ち物を持たされると効果が切れる。
またランク変動では無い以上、バトンタッチで引き継ぐこともできないので注意。
ねつぼうそう
隠れ特性にして専用特性。やけど状態で特攻が1.5倍。
能動的に発動するならかえんだまとセットで。発動後はトリックやなげつけるで物理アタッカーを無力化可能。
他の状態異常を予防しつつ火力を上げて、一貫性の高い一致技で攻められる。
一方で技自体の威力や元の特攻は高くないので、数値ほどの火力は出ない点には注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
シャドーボール80(120)100特防↓20%タイプ一致技。性能安定。
たたりめ65/130
(97/195)
100-タイプ一致技。状態異常の相手に威力倍増。おにびやでんじはとあわせて。
エアスラッシュ75(112)9530%ひるみタイプ一致技。かるわざやでんじはと合わせれば追加効果も狙える。
エアカッター60(90)95急所ランク+1きあいだめとあわせれば確定急所。ダブルでは相手全体攻撃。
10まんボルト90100麻痺10%性能安定。ゴースト技が通らないノーマル/飛行水/悪に有効。
かみなり11070麻痺30%雨とあわせて。
こごえるかぜ5595相手全体
素早↓100%
追加効果が優秀。氷技はこれのみ。
クリアスモッグ50必中能力変化解除攻撃と同時に能力ランクリセット。起点化回避に。
アシストパワー20100-能力が上昇するほど威力の上がるエスパー技。
ちいさくなるを含む積み技やじゃくてんほけん+かるわざと合わせて。
テラバースト80<120>100-テラスタイプに応じたサブウェポンとして。
物理技タイプ威力命中効果解説
ゴーストダイブ90(135)100溜め攻撃タイプ一致技。まもる貫通。ゴースト物理技は他はおどろかすのみ。
パワフルハーブを持たせて使えばかるわざを発動できる。
そらをとぶ90(135)95溜め攻撃タイプ一致技。普通に使う場合は相手のかみなりに警戒。
アクロバット55/110
(82/165)
100-タイプ一致技。消費アイテム必須。
やけっぱち75/150100技失敗時2倍念願の炎物理技。さいみんじゅつ+からぶりほけんのフォローにも。
なげつける-100道具消費新規習得。能動的にかるわざを発動できる。
ねつぼうそう発動後のかえんだまの再利用にも。
だいばくはつ250100自分瀕死退場技。火力は据え置きで、ゴーストには無効化される。
変化技タイプ命中解説
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連続使用で必ず失敗。
こらえる-HP消費トリガーのアイテムを強引に発動する。
かるわざからみちづれに繋ぐなどのコンボ用途に。
おにび85物理アタッカー対策。炎やこんじょうに注意。
でんじは90サポート用。地面は呼びにくいが、電気やひらいしん等に注意。
さいみんじゅつ60起点作りに。からぶりほけんでフォロー可能。エレキフィールド・ミストフィールド下では無効。
ちからをすいとる100相手の攻撃を下げつつ体力回復。
おきみやげ100起点作りや自主退場に。
かなしばり100起点作りに。かるわざとあわせて。
トリック100かえんだまを押し付けつつ相手の持ち物を奪う。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊面を補える。
ドわすれ-特防を超強化。
たくわえる-防御・特防を補強。耐久面を補える。
ちいさくなる-回避率強化。一部の必中2倍技に注意。ただしのしかかり、ふみつけは無効。
アシストパワーの威力も上がる。
きあいだめ-急所ランク+2。主にバトン用。
バトンタッチ-積み技やみがわりとあわせて。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ倍増。
あまごい-サポート用。かみなりがあれば相性は良い。
くろいきり-起点化回避用。積み技とは併用し辛いがクリアスモッグと違い鋼にも通る。
スキルスワップ-ガチグマ(アカツキ)ピンポイント。特性がなければ有効打はないので逆に起点にできる。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト
だいばくはつ
弱点のゴースト技を無効に。
テラバーストこおりはがねねつぼうそうと相性が悪い。
解説
10まんボルト一貫性が高い。麻痺無効。
解説
こごえるかぜ範囲は優秀だが威力低め。耐性が劣化するので注意。
テラバースト悪対策で相性最悪のドドゲザンの4倍弱点をつける
範囲は微妙で威力も低い。鋼テラスタルで十分か。
弱点であるでんきを透かし、いわも半減できる。ただし、こおりは一貫しているので注意。
エアスラッシュ一致火力強化。
どくへの遂行技。弱点はゴーストと被る。
解説
解説
シャドーボール一致火力強化。
解説
なげつける
テラバースト
ちいさくなる型の天敵であるドドゲザンのドゲザン対策。いたずらごころからの変化技も無効にできる。
テラバースト元の弱点いわこおりを半減し、残りを等倍。また新たな弱点じめんかくとうは元の無効タイプ。
相手の戦略を大幅に狂わせることができる。テラバースト以外の攻撃わざを覚えないのでサポート向け。
解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。攻撃範囲の広さを生かすなら。
一致技以外の補正は1.2倍だが、だいばくはつを併用した際に融通が利きやすい。

型考察 [編集]

バトンタッチ型 [編集]

性格:おだやか/ずぶとい/おくびょう
特性:かるわざ
努力値:HB252orHD252orBD252ベースでS調整
持ち物:オボンのみ/チイラのみ/ヤタピのみ/カムラのみ/各種シード/じゃくてんほけん/からぶりほけん(さいみんじゅつ)
確定技:バトンタッチ
選択技(バトン):ちいさくなる/きあいだめ/みがわり/めいそう/たくわえる/ドわすれ
選択技(その他):シャドーボール/クリアスモッグ/でんじは/おにび/おいかぜ/かなしばり/さいみんじゅつ

ちいさくなるが独自の強み。他の積み技バトンタッチは他のポケモンでもできるのでお好みで。
きあいだめはきょううんスナイパーに、その他積み技はアシストパワー持ちなどもおすすめ。

バトンタッチ使いとしてはママンボウに次ぐ高いHPをもち、BDが高いポケモンにみがわりをバトンできれば一撃で壊されない強度にもなりうる。
ちいさくなるやたくわえるを積み、みがわりと共に抜きエースにバトンできれば非常に強力。
かるわざのおかげで後攻みがわり(オボン消費)→先制バトンと繋ぎやすい。

各種シードを持たせ、対応するフィールドを展開しておけば、登場と同時に耐久を補強しつつ持ち物を消費できる。

第九世代でなげつけるを習得。シードやきのみに頼らずともかるわざを発動させられるようになった。
ただし最大威力の黒い鉄球を持っていると、地面技が当たってしまうのは一応忘れずに。威力を出したいならでかいきんのたまを持たせよう。

ちいさくなる型 [編集]

性格:おだやか/ずぶとい
特性:かるわざ/ゆうばく
努力値:HB252orHD252orBD252ベースでS調整
持ち物:オボンのみ/きあいのタスキ/たべのこし
確定技:ちいさくなる
選択技:たたりめ/エアスラッシュ/クリアスモッグ/アシストパワー/おにび/ねむる/ちからをすいとる/みがわり/スキルスワップ
テラスタイプ:無/鋼/悪

バトンタッチせずにちいさくなって戦う型。
無効3の耐性を持ち起点化できる相手は多いが、火力が低いためこちらも起点にされやすい。
味方で先にどくびしを撒く等の工夫が必要。

相手攻撃→きあいのタスキorオボンのみ消費→かるわざ発動→ちいさくなる→先制ちいさくなる、
と回避率4段階アップはほぼできる。さらに4/7の確率に勝てば、MAXまで積める。

毒タイプのどくどく、ドドゲザンのドゲザン等、一部の必中技は天敵。
ちいさくなる必中技のうち、サンダーダイブには弱点を突かれる他、ヘビーボンバーは体重が軽いのでほぼ最大威力で受けることになってしまう。
テラスタルで耐性を付けるか、おにびやちからをすいとるで対策したい。ドドゲザンはまけんき注意。
また特性しんがんのガチグマ(アカツキ)はゴースト耐性、回避率の双方を無視する特殊アタッカーのため相性最悪。
スキルスワップくらいしか対策が無く、それすらも交代で解除されるため、流した隙に積んで倒せる状況を作るかラス1の場面限定となる。

かるわざアタッカー型 [編集]

パワフルハーブ型 [編集]

特性:かるわざ
性格:いじっぱり
努力値:A252 S調整 残り耐久
持ち物:パワフルハーブ
確定技:アクロバット/ゴーストダイブ
選択技:だいばくはつ/おきみやげ/みちづれ/みがわり/おにび/でんじは/ちいさくなる/さいみんじゅつ/かなしばり/たくわえる
テラスタイプ:霊/飛

パワフルハーブを持たせて、ゴーストダイブで確実に道具を消費する型。
相手の行動に左右されず、自身のみで発動できるのでお手軽。
一方でゴーストダイブでしか消費できないため、ノーマル相手には使いにくい。

じゃくてんほけん型 [編集]

特性:かるわざ
性格:いじっぱり/ひかえめ
努力値:AorC252 S調整 残り耐久
持ち物:じゃくてんほけん
物理技:アクロバット/ゴーストダイブ/だいばくはつ
特殊技:アシストパワー/エアスラッシュ/シャドーボール/テラバースト
補助技:おきみやげ/みちづれ/みがわり/おにび/でんじは/ちいさくなる/さいみんじゅつ/かなしばり/たくわえる/ちからをすいとる/バトンタッチ
テラスタイプ:霊/飛

じゃくてんほけんを使い、能力アップとかるわざ発動を同時に狙う型。
攻撃技は物理ならアクロバット、特殊ならエアスラッシュやアシストパワーと相性が良い。状況次第ではバトンもあり。

旧世代の議論や型サンプルはコメントアウト。

ねつぼうそう型 [編集]

特性:ねつぼうそう
性格:おくびょう
努力値:C252 S調整 残り耐久
持ち物:かえんだま
確定技:シャドーボール
優先技:トリックorなげつける
選択技:10まんボルト/エアスラッシュ/こごえるかぜ/テラバースト/おいかぜ
テラスタイプ:霊/飛/闘/地 等

特殊版こんじょうのねつぼうそう型。
無補正C振り+ねつぼうそう時のCは213。無補正全振りの種族値161に相当する。
数値上はC特化シャンデラ(216)とほぼ同値だが、一致技の威力が低いことと他の持ち物を持てないことから、圧倒的な火力は期待できない。耐久、素早さも不安。

【ダブル】かるわざサポート型 [編集]

特性:かるわざ
性格:おくびょう/ようき など(S補正推奨)
努力値:S252 BD調整 残りAC
持ち物:各種シード
優先技:おいかぜ/おにびorちからをすいとる
攻撃技:シャドーボール/こごえるかぜ/アクロバット/どろぼう/だいばくはつ
補助技:にほんばれ/あまごい/みちづれ/かなしばり/くろいきり/でんじは/まもる/さいみんじゅつ/バトンタッチ/ちいさくなる

フィールドを発生させるポケモンと組ませ確実にシードを消費し、かるわざによる圧倒的な素早さからサポートをする。

かるわざでは唯一のおいかぜ使いだが、ファイアローやいたずらごころ、ようりょくそ・すいすい持ち等がライバル。
ねこだまし耐性だけでも差別化できるものの、彼らもおんみつマントやゴーストテラスタルで防げる点には留意。
ちょうはつやトリックルーム対策も欲しい。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対フワライド [編集]

注意すべき点
ちいさくなるを始めとした豊富な積み技が厄介。
かるわざを活かして重ね掛けされたり、エースにバトンされると最悪詰みかねない。
耐久も低くなく、その他妨害技やじゃくてんほけん等の持ち物を絡めてくる恐れもある。
対策方法
フワライドより素で速いポケモンでちょうはつするのが最善。
のろいやほろびのうたもちいさくなる、バトンタッチの双方に有効。
一番の対策はガチグマ(アカツキ)。ゴースト耐性と回避率上昇を無視してハイパーボイスでみがわりを貫通できる。
特性まけんきのドドゲザンも一致技半減、ちからをすいとるは逆効果、ちいさくなるを積まれてもドゲザンが必中、と安定的である。

外部リンク [編集]