ゴーゴート [編集]
No.0673 タイプ:くさ 通常特性:そうしょく(受けた草タイプの技を無効にし、攻撃が1段階上がる) 隠れ特性:くさのけがわ(グラスフィールドのとき防御が1.5倍になる) 体重 :91.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
物理草 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ゴーゴート | 123 | 100 | 62 | 97 | 81 | 68 | 531 | そうしょく/くさのけがわ |
リーフィア | 65 | 110 | 130 | 60 | 65 | 95 | 525 | リーフガード/ようりょくそ |
メブキジカ | 80 | 100 | 70 | 60 | 70 | 95 | 475 | ようりょくそ/そうしょく/てんのめぐみ |
ゴリランダー | 100 | 125 | 90 | 60 | 70 | 85 | 530 | しんりょく/グラスメイカー |
オーガポン碧 | 80 | 120 | 84 | 60 | 96 | 110 | 550 | まけんき→おもかげやどし(テラ特性) |
第六世代出身の単くさタイプ。
種族値は合計値こそ高いもののHP以外全て100以下、そのHPもBの低さに相殺され物理耐久は並程度。
特殊耐久は単草トップだが鈍足なので被弾しやすく数値ほどの硬さは無い。
サブウェポンや回復技を多数習得するも特性に難があり、アタッカーとしても受けとしてもライバルの壁が厚い。
事実上の専用技であるミルクのみや単くさ唯一のなみのりなど独自の技も少なくないが、あれこれ詰め込むと役割を見失う恐れがある。
まずはパーティ内での役割を決め、その後で差別化を意識した技選びをすると良いだろう。
第九世代ではくさわけ、タネマシンガン、リーフストーム、じゃれつく、てだすけを習得。ばかぢからを覚えられなくなった。
碧の仮面で失っていたほえるを再獲得、グラスフィールドと相性の良いグラススライダー、10まんばりきも習得した。
新要素テラスタルとの相性はまずまず。弱点をカバーしつつ、そうしょくで独特の範囲を受けられる。
いまだ習得者の少ないウッドホーンをビルドアップと組み合わせて使えるのも優秀。
特性考察 [編集]
- そうしょく
- くさ技を無効化して攻撃ランクを1段階上げる。
粉技・やどりぎのタネは草タイプなので元から無効、しかも肝心の草タイプへの遂行技がつばめがえししかなく、メジャーな草タイプにはこの特性があっても役割を持つことは難しい。
ダブルなら味方のはなふぶきで能動的に発動可能。
第九世代ではみずやじめんにテラスタルすることで弱点を消せるため、過去作よりは生かしやすくなった。
かまどオーガポンはかたやぶりを持つため、不用意に草弱点のテラスを切ると危険。
トレースされるとこちらのくさ技も通らなくなるので警戒しよう。
- くさのけがわ
- 隠れ特性にして専用特性。グラスフィールド中に防御1.5倍という受け向きの特性。
B特化なら種族値118相当、無補正無振りでも種族値103相当に向上し、高HP・ウッドホーンの強化・フィールドの回復効果も合わせて丈夫になる。
ビルドアップに比べると草技の威力しか上がらず倍率も低い、ターン制限が厳しい等の点で劣るが、急所やてんねんで貫通されないのは利点。
現環境ではゴリランダーやオリーヴァの特性でグラスフィールドが展開できるが、いずれも弱点が被り、さらに後者は被弾前提なのが難点。
自力でグラスフィールドを使用するにしても流されやすく鈍足なゴーゴートで使用する隙は見出しにくいため、ダブルでの味方による補助が前提になるだろう。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
リーフブレード | 草 | 90(135) | 100 | 急所ランク+1 | タイプ一致技。性能安定。 | |
ウッドホーン | 草 | 75(112) | 100 | HP吸収1/2 | タイプ一致技。回復効果付き。 | |
タネばくだん | 草 | 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。性能安定。リーフブレードに威力は劣るが非接触。 | |
タネマシンガン | 草 | 25(37) ×2~5 | 100 | - | タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。 4発以上ならリーフブレードを超えるが期待値は3発。 | |
くさわけ | 草 | 50(75) | 100 | 素早さ↑100% | タイプ一致技。積み技感覚で使える。 | |
グラススライダー | 草 | 55(82) | 100 | GF時優先度+1 | タイプ一致技。グラスフィールドがあれば先制技になる。 | |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対炎・毒・鋼。高威力・広範囲。グラスフィールドだと威力半減。 | |
10まんばりき | 地 | 95 | 95 | - | グラスフィールドを積極的に利用するならこちら。 偶に外れるのと接触技である点に注意。ダブルでの用途も。 | |
じだんだ | 地 | 75/150 | 100 | - | 前のターンで技に失敗すると威力2倍。 ダブルでの単体攻撃や、グラスフィールドを活用する際に。 | |
じならし | 地 | 60 | 100 | 素早さ↓100% | 追加効果が優秀だが自身が抜ける相手は少ない。グラスフィールドで威力半減。 | |
かわらわり | 闘 | 75 | 100 | 壁破壊 | 対鋼。威力は低いが、デメリット無しで壁対策にもなる。 | |
ワイルドボルト | 電 | 90 | 100 | 反動1/4 | 対飛行。反動が痛い。 | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | 対炎・飛行・虫。怯みは狙いにくい。 | |
つばめがえし | 飛 | 60 | 必中 | - | 対草・虫。そうしょくでの草への遂行技。 | |
じゃれつく | 妖 | 90 | 90 | 攻撃↓10% | 対闘・竜・悪。 | |
しねんのずつき | 超 | 80 | 90 | 怯み20% | 対闘・毒。 | |
のしかかり | 無 | 85 | 100 | 麻痺30% | 攻撃しつつ麻痺を撒ける。 ちいさくなる状態の相手には必中・威力2倍。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
エナジーボール | 草 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
リーフストーム | 草 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。撃ち逃げ用。 | |
ギガドレイン | 草 | 75(112) | 100 | HP吸収1/2 | タイプ一致技。ウッドホーンと違い非接触。 | |
ソーラービーム | 草 | 120(180) | 100 | - | タイプ一致技。晴れと合わせて。 | |
マッドショット | 地 | 55 | 95 | 素早さ↓100% | じならしと異なり味方を巻き込まない。 | |
なみのり | 水 | 90 | 100 | - | 対炎。一致技との補完はまずまず。現環境の草タイプではルンパッパとゴーゴートのみ覚える。 | |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | - | テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
やどりぎのタネ | 草 | 90 | 削り技兼回復技。草以外の相手には刺さる。 | |||
ビルドアップ | 闘 | - | 攻撃・防御を補強。ウッドホーンと相性が良い。 | |||
せいちょう | 無 | - | 晴れでAC↑↑。 | |||
まもる | 無 | - | やどりぎのタネやグラスフィールドのターン稼ぎに。 | |||
ほえる | 無 | - | 積み技対策。起点化回避に。 | |||
ミルクのみ | 無 | - | 回復技。高速回復に。回復量が天候に左右されない。第九世代でPPが5に減少した。 | |||
こうごうせい | 草 | - | 回復技。晴れ下では効果増幅だが、他の天候では逆に下がる。 | |||
グラスフィールド | 草 | - | 自力でくさのけがわを発動させる場合に。タマゴ技。 | |||
てだすけ | 無 | - | 使用ターンの味方の攻撃技が1.5倍になる。優先度+5。ダブル用。 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
無 | テラバースト | 環境に蔓延る、ゴーストの受けとして。 | |
炎 | テラバースト | 対草、氷、虫、鋼。火傷耐性。 | |
水 | なみのり テラバースト | 対炎。そうしょくなら弱点が電気のみとなる。 | |
電 | テラバースト | 麻痺無効。苦手なひこうタイプ、特にアーマーガアへの打点と耐性を得られる。 | |
草 | リーフブレード ウッドホーン エナジーボール ギガドレイン リーフストーム | 一致技の火力強化。 | |
氷 | テラバースト | 対飛竜。炎が一貫する。 | |
闘 | かわらわり | 対飛行。炎が一貫する。 | |
毒 | テラバースト | 対耐久ポケ意識。草食であれば宿木等をケアしつつ毒耐性が得れる | |
地 | じしん マッドショット テラバースト | 対炎。そうしょくなら弱点が水・氷となる。 | |
飛 | つばめがえし | 氷が一貫する。 | |
超 | しねんのずつき | 虫が一貫する。 | |
虫 | テラバースト | 炎と飛行が一貫する。特にメリットがないので非推奨。 | |
岩 | いわなだれ テラバースト | 炎や飛行、氷を受け流す時に。 | |
霊 | テラバースト | しんそく、でんこうせっか無効。のろいの効果が変わる。 | |
竜 | テラバースト | 氷が一貫する。 | |
悪 | テラバースト | いたずらごころ耐性の獲得。虫が一貫する。 | |
鋼 | テラバースト | 耐性は優秀だが、炎が一貫する。毒・猛毒耐性。地面や水には草技がある。 | |
妖 | テラバースト | 対竜。良耐性。 | |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。 |
型考察 [編集]
ウッドホーン強化型 [編集]
特性:そうしょく/くさのけがわ
性格:いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値:AB252orAD252ベースで調整
持ち物:ラムのみ/オボンのみ/たべのこし/グランドコート(グラスフィールド採用時)
確定技:ウッドホーン/ビルドアップorグラスフィールド
攻撃技:じしんor10まんばりき(グラスフィールド採用時)/いわなだれ/ワイルドボルト/じゃれつく/グラスライダー(グラスフィールド採用時)
変化技:やどりぎのタネ/ミルクのみ
ビルドアップ、もしくはグラスフィールドを採用し、ウッドホーンを強化してから戦う型。
ビルドアップとウッドホーンを両立できるのは現環境では自身のみ。
やどりぎのタネは受けに来るアーマーガア等に刺さる。
HPは無振りでも十分高いため、BDに振り分けたほうが固くなる。
ウッドホーンの回復量も増えるためHPは調整程度に抑えるのが望ましい。
H68B164D12と振ることで実数値が207-x-103-x-103-xとなり硬くなる。HPも16n-1でたべのこし以外なら都合がいい。
ダウンロード持ちは現環境にいないため、残りの割り振りは好みで。
ちなみにH68B164D20と振ることで耐久系努力値ぴったり252で実数値が207-x-103-x-104-xとなり上記と同等の耐久指数かつダウンロード対策を両立可能。
耐久は優秀なので流し性能はまずまずだが、ビルドアップを積んだターンに有効打を持ったエースを出されることも多い。
相手の構成が割れていない序盤は積むことに拘らず、やどりぎのタネや攻撃技でサイクルを回すのが無難。
特殊流しアタッカー型 [編集]
特性:そうしょく/くさのけがわ
性格:いじっぱり/ひかえめ/ゆうかん/れいせい
努力値:AD252orCD252ベースで調整
持ち物:とつげきチョッキ/たべのこし/オボンのみ/ラムのみ/こだわりハチマキ/こだわりメガネ
確定技:ウッドホーンorリーフブレードorギガドレインorエナジーボールorリーフストーム
攻撃技:じしん/いわなだれ/ワイルドボルト/なみのり/じゃれつく/マッドショット
変化技:やどりぎのタネ/ミルクのみ/グラスフィールド
高HPにより単くさタイプでは最高の特殊耐久を持つことを活かした型。
Dに振ることで特殊との打ち合いに強くなり、特に特殊でんきやみずを中心に安定した役割を持てるようになる。
ACがほぼ同値なので特殊型でも運用可能。接触ダメージを受けずいかくやおにびに強くなり、やどりぎのタネである程度ごまかしも利く。
グラスフィールドによって使いにくくなるじしんの代わりに、なみのりを採用できるのも利点。
ただし、いわなだれ・じしんは役割対象のでんきや、呼ぶほのお・はがねに対する有効打なので、物理型に比べ対応範囲は狭まる。
広く有効打を持つなら物理ベース、有利な相手に確実に役割を持つなら特殊ベースといったところ。
特殊受け型 [編集]
特性:そうしょく/くさのけがわ
性格:しんちょう/おだやか
努力値:HD252
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ラムのみ
確定技:ミルクのみ/やどりぎのタネ
攻撃技:ウッドホーンorギガドレイン/じしん/いわなだれ/なみのり/じゃれつく
変化技:まもる/みがわり/グラスフィールド
ミルクのみ・やどりぎのタネなど豊富な回復ソースを活かした受け型。
役割対象は上記の特殊流し型と同じだが、より場持ちがよくなるため過労死しづらい。
一方で遂行速度が遅く、鈍足なためちょうはつで機能停止しやすい。
【ダブル】くさのけがわ型 [編集]
特性:くさのけがわ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:HA252orAS252をベースに調整
持ち物:ラムのみ/オボンのみ/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/いのちのたま/グラスシード
確定技:ウッドホーンorリーフブレード/グラスフィールド
攻撃技:10まんばりき/いわなだれ/ワイルドボルト/じゃれつく/グラスライダー
変化技:やどりぎのタネ/まもる/ミルクのみ
グラスフィールド下で防御と草技の威力を上げて戦う型。
グラスフィールドを擬似的な積み技として使えるが、ダブルでは頻繁にフィールドの張り直しが起きるので過信はできない。
かといってグラスフィールドを貼れるポケモンを増やすと必然的に草やフェアリーに偏ってしまい、ねっぷうやヘドロウェーブが非常に痛いため、対策は必須。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対ゴーゴート [編集]
- 注意すべき点
- HPが高く回復技も豊富なので、不一致弱点程度では決定打にならない。
くさのけがわの場合、グラスフィールド下では更に高い耐久力を発揮する。
- 対策方法
- やどりぎのタネやビルドアップを使われる前に、一致弱点を突いて速攻で倒す。
特殊技ならビルドアップの影響を受けない。先制ちょうはつも有効。