オーガポン(みどりのめん) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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オーガポン(みどりのめん) [編集]

No.1017 タイプ:くさ
通常特性:まけんき(相手に能力を下げられると攻撃が2段階上昇する)
テラ特性:おもかげやどし(テラスタルした時や、テラスタルした状態で場に出た時に素早さが1段階上がる)
体重  :39.8kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
草高速物理ATHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
オーガポン(碧)80120846096110550まけんき
Hドレディア70105755075105480ようりょくそ/はりきり/リーフガード
マスカーニャ76110708170123530しんりょく/へんげんじざい
テツノイサハ901308870108104590クォークチャージ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/ひこう/むし/どく
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第九世代のDLC「碧の仮面」で登場した準伝説ポケモンの一体。
準伝説としては合計種族値がやや控えめだが、高速物理アタッカーとしてバランスが良く無駄のない配分となっている。
またテラパゴスと同様、テラスタイプが固定で、テラスタル後に特性が変化するという特徴も持つ。
テラスタルした状態ではかわりものやへんしん、イリュージョンが失敗する点も同じ。

専用アイテムである「めん」を装備することでフォルムチェンジする。
フォルムごとに複合タイプやテラスタイプ、専用技ツタこんぼうのタイプ、通常特性、テラスタル後の特性の効果が変化する。種族値は変化しない。
また「めん」の隠し効果として、無条件ですべての技の威力が1.2倍になるボーナスも得られる。

「みどりのめん」は「めん」を一切持たせていないフォルムで、単草タイプ。特性はまけんきになる。
タイプ一致技は専用技のツタこんぼうをはじめとして優秀なものが多く、対鋼用の格闘技も覚える。
変化技もニードルガードやこのゆびとまれといった珍しいものをはじめとして、やどりぎのタネ、アンコール、こうごうせい、てだすけなど優秀なものが揃っている。
シングルでも一定の活躍は見込めるが、特性の効果からダブルへの適性も高め。

テラスタル後の特性おもかげやどしは、このフォルムでは素早さ上昇の効果を持つ。
高めの素早さがさらに向上することにより、上から叩ける範囲が広がるため、アタッカー性能に磨きがかかる。

ただし攻防ともに不安定な単草タイプであり、前述した「めん」の攻撃補正も得られないという明確な欠点がある。
単草の物理アタッカーとしてもゴリランダーの壁が非常に厚い。
持ち物が自由である点や耐性の違いも考慮しても、他のフォルムより優先すべき理由を見出しがたいのが現状。
ただし、禁止伝説環境下で草唯一のまけんきおもかげやどしによる素早さ上昇+持ち物を併せた高い制圧力が評価され、
採用率もいしずえのめんとほぼ同じかやや勝る程度の状態になり、テラス率に関してはいどのめんを超える状況となった。
上記のような唯一無二の利点を最大限生かす形で採用・活躍させていきたい。

なお、全フォルム共通でテラスタイプを変更できないという無視できない弱点が存在する。
これにより耐性を変えて苦手なタイプの技を無理矢理受けたり、ほかのタイプのテラバーストで範囲を補うという芸当ができない。
みどりのめんではテラスタル前後でタイプが全く変わらないため、この特徴が全フォルム中で最も顕著に影響する。
無理にオーガポンでテラスタルを狙わず、ほかのポケモンに柔軟に権利を譲ることも選択肢に入れたい。



特性考察 [編集]

まけんき
隠れ特性は無くこれのみ。相手に能力を下げられた際に攻撃が2段階上昇する。草タイプでは唯一の所持者。
物理アタッカー向けの能力値であるオーガポンにとってはアタッカー性能を損なわない優秀な特性。
特性いかくに強いことから、いかくが頻繁に飛んでくるダブルバトルだと発動機会が多くなる。
味方からの能力低下には反応しない点と、素早さが低下した際はアタッカー性能が損なわれやすい点に注意。
おもかげやどし
基本仕様
テラスタルした際に発動する特性で、持っている仮面に応じた能力が1段階上昇する。一度交代して再び場に出た際にも発動する。
スキルスワップやトレースなどによるコピーは不可能だが、特性上書きやかがくへんかガスによる特性無効化は可能。
テラスタル前にいえきを受けて「とくせいなし」状態になっている場合もテラスタル後に発動しない。
個別考察
みどりのめんの場合、上昇する能力は素早さ。
詳しくはテラスタル考察に任せるが、抜き性能の向上によりアタッカー・サポーターともにやれることは多い。
まけんきではなくなるため、相手の能力低下に対する耐性を失う点に注意。
なお、とくせいガードを持たせてもテラスタルによる特性変更を阻止することはできない。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ツタこんぼう100(150)100急所ランク+1タイプ一致専用技。命中・威力共に安定で急所に当たりやすい効果持ち。
ただしゴリランダーと差別化するには威力不足。
パワーウィップ120(180)85-タイプ一致技。威力はツタこんぼうを上回るが、命中不安。
ウッドハンマー120(180)100与ダメージの
1/3反動
タイプ一致技。威力はツタこんぼうを上回るが、反動が痛い。
ウッドホーン75(112)100与ダメージの
半分回復
タイプ一致技。威力は控えめだが、回復効果あり。つるぎのまいと併せて。
タネマシンガン25(37)*2~5100連続攻撃タイプ一致技。5回当たればパワーウィップ等を超える威力に。
期待値は3発。いかさまダイスと併せて。
くさわけ50(75)100素早さ↑100%タイプ一致技。威力は控えめだが、追加効果が優秀。
テラスタルで同様の効果を得られるため、他フォルムよりは優先度は下がる。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%追加効果が優秀。無効タイプなし。
ローキック65100素早さ↓100%追加効果が優秀。命中安定だが、ゴーストには無効。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対鋼。高威力だが、連発に向かない。とんぼがえりと併せて。
インファイトは覚えない。
けたぐり20~120100相手の体重依存対鋼。耐久を削らないが、威力は相手依存で不安定。
かわらわり75100壁破壊対鋼。追加効果目当てで。
しねんのずつき8090怯み20%対毒。イイネイヌキチキギスに。
じだんだ75100前ターン
技失敗で
威力2倍
対毒鋼。じしん、10まんばりきは覚えない。
とんぼがえり70100攻撃後交代撃ち逃げ用。こだわりアイテムと相性が良い。
じゃれつく9090攻撃↓10%対闘竜。やや命中不安。
はたきおとす65100相手道具喪失
道具持ち相手に
威力1.5倍
通りの良いサブウェポン。
こだわりスカーフを無効化できればテラ特性が活かしやすくなる。
じごくづき801002ターン
音技封じ
通りの良いサブウェポン。
ラウドボーンのフレアソングを封じられれば美味しい。
でんこうせっか40100優先度+1先制技。タスキ潰しに。GF下を考慮するならグラススライダーも覚える。
カウンター-100優先度-6物理技を倍返し。タスキと併せて。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を2段階上げる。まけんきやテラ特性と併せて突破性能を大幅に強化。
やどりぎのタネ90相手に種を植え付けてHPを吸収。耐久ベース型で。
ニードルガード-様子見や、やどりぎのタネの時間稼ぎに。相手のタスキを潰せればおいしい。
こうごうせい-自身のHPを最大値の半分回復。天候により回復量が変動する。耐久ベース型で。
ちょうはつ1003ターン変化技を封じる。速いので使いやすい。
アンコール1003ターン同じ技しか出せなくする。速いので使いやすい。
てだすけ-ダブル用。相方の火力を補強。
このゆびとまれ-ダブル用。相手の単体攻撃をすべて自分に引き寄せる。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ツタこんぼう
ウッドハンマー
パワーウィップ
テラスタイプは変更できず、このタイプで固定。
耐性変更はできず攻撃範囲も広がらないが、草技の火力強化+テラ特性効果で素早さの補強が可能。
相手の残りポケモンに草技が一貫する場合のスイーパーとしての活用はもちろん、
スカーフやこだいかっせい等での素早さ関係を逆転させての巻き返し・アンコールやみがわりの使用等、
攻めにも守りにも有効に活用できる場面は多い。

型考察 [編集]

こだわりハチマキ型 [編集]

特性:まけんき → おもかげやどし
性格:ようき(推奨)/いじっぱり
努力値:ASベースで調整
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:ウッドハンマーorパワーウィップ/とんぼがえり
選択技:はたきおとす/でんこうせっか/じゃれつく/ばかぢからorけたぐりorかわらわり/しねんのずつき/じだんだ/じごくづき

持ち物が自由である点を活かし、ハチマキで火力を高めた型。
テラスタル前は特性により能力低下、特にいかくに強く、テラスタル後は高い火力と素早さの両立が可能。
技範囲はそこそこ広く、はたきおとすやでんこうせっかなどの器用な技も覚え、また相手の上から高火力のとんぼがえりを打つことができる。
総じて、サイクルを回すうえでの削り性能や対面操作に長けている。

準速だと最速ミミッキュと同速。それより1速い最速ウーラオスは抜きたいため、性格はようき推奨。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対オーガポン(みどりのめん) [編集]

注意すべき点
全フォルム共通でアタッカーとして優れたステータスと優秀な技範囲を持つ。テラスタル後はへんしん無効なので、スカーフメタモンでは対策にならない。
みどりのめんはまけんきを持つため、他フォルムと同様の感覚でいかくを入れに行くと逆に強化してしまう。
またテラスタルを行うことで素早さを上げられるため、高速アタッカー対決には強い。
最速で素早さが1段階上がった場合、最速レジエレキ抜きは勿論、りゅうのまいを2回使用した準速ギャラドスまで抜いてしまう。
タイプは単体だが道具を自由に持たせられるので、どのような型なのか判断がつきにくく、他形態に比して対応が一手遅れがち。
対策方法
テラス前後問わずくさタイプ単体なので弱点を突きやすい。
他フォルムと違いおめんによる火力補正がなく草技以外の火力が不足ぎみであるため、草半減以下で平均以上の耐久のあるアタッカーをぶつけるのが有効。
上から弱点を突くのも効果的だが、低耐久高速ポケモンだとテラスタルによって逆に上から倒される危険があるため、その場合タスキ等での保険があるのが望ましい。
高速物理アタッカーの宿命として、麻痺や火傷に弱い。
+  対策ポケモンの一例

外部リンク [編集]