イイネイヌ [編集]
No.1014 タイプ:どく/かくとう 通常特性:どくのくさり(攻撃技でダメージを与えたとき、相手を30%の確率でもうどく状態にする) 隠れ特性:ばんけん(いかくを受けると攻撃が下がらずに1段階上昇する、ほえるなどの強制交代を無効化する) 体重 :92.2kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
同複合 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イイネイヌ | 88 | 128 | 115 | 58 | 86 | 80 | 555 | どくのくさり/ばんけん | |
ドクロッグ | 83 | 106 | 65 | 86 | 65 | 85 | 490 | きけんよち/かんそうはだ/どくしゅ | |
オオニューラ | 80 | 130 | 60 | 40 | 80 | 120 | 510 | プレッシャー/かるわざ/どくしゅ |
第九世代のDLC、碧の仮面にて追加された準伝説枠の一体でどく×かくとう複合。
合計種族値は準伝説としてはやや低いが無駄は少なく、物理アタッカーとして一定の水準を満たす。
同複合のドクロッグ、オオニューラと比べて最も遅いが、その分耐久指数は物理・特殊双方でトップ。
またマフィティフの専用特性であったばんけんを隠れ特性として持つ。
相手のいかくを逆に起点にできる上に強制交代も利かず、バトン先としても安定感が高い。
搦め手はちょうはつ、はたきおとす程度といまいちなので、基本的に正面からの殴り合いになる。
ビルドアップ+ドレインパンチを使えるので物理アタッカーには強い一方、特殊耐久は並程度。
特にエスパーは4倍弱点とあって基本的に相手取ることは出来ず、また一致技はどく、ゴーストに同時に半減以下にされる。
得手・不得手は比較的はっきりした系列なので、採用の際は構築全体でイイネイヌを活かせるように意識しておきたい。
特性考察 [編集]
- どくのくさり
- 物理特殊、接触非接触問わず、相手に攻撃技を当てた際に猛毒状態にすることがある。
どくやはがねタイプ以外の耐久型に対して強く出られる特性。また遅効性ながら火力補強にも繋がる。
イイネイヌは一致かくとう技を使えるため、はがねタイプを呼びにくい点では相性が良い。ただしどくにはかくとう技も半減される。
また発動チャンスを増やすうえで有効な先制技は覚えられず、同じく有効な範囲技もぶんまわすとバークアウトのみとかなり絞られている。
隠れ特性のばんけんもイイネイヌと相性が良いので、イイネイヌ単体の性能と後続サポートのどちらを重視するかで選択したい。
- ばんけん
- 隠れ特性。いかくを受けると攻撃が下がらずに1段階上昇する。更にほえるなどこちらを強制交代させる効果を受け付けない(きゅうばんと同じ効果)。
物理アタッカーの性能を削ぐいかくを逆に強化材料にできる点が特に優秀で、イイネイヌのステータスとも噛み合っている。
いかく込みで物理を受けるポケモンに役割を持たせず、サイクル戦において非常に有用。
一方でいかく持ちの大半は一致技のどちらかは通り難いタイプを持っていることが多いため何かしらの対策は絡めたい。
こちらの特性を採用する際はとくせいパッチの使用が必要。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ダストシュート | 毒 | 120(180) | 80 | 毒30% | タイプ一致技。高威力だが命中不安。 | |
どくづき | 毒 | 80(120) | 100 | 毒30% | タイプ一致技。安定性能だが火力はダストシュートの2/3に落ちる。 | |
どくどくのキバ | 毒 | 50(75) | 100 | 猛毒50% | タイプ一致技。どくのくさりと合わせると高い確率で相手を猛毒にできる。 | |
インファイト | 闘 | 120(180) | 100 | 自身のBD↓ | タイプ一致技。高威力&命中安定だが安定した耐久を削ってしまう。 | |
ドレインパンチ | 闘 | 75(112) | 100 | 与ダメージの 半分回復 | タイプ一致技。デメリットなし。ビルドアップとの相性もよい。 | |
けたぐり | 闘 | 20-120 (30-180) | 100 | 相手体重依存 | タイプ一致技。耐久を維持できるが威力は相手依存で安定はしない。 | |
かみくだく | 悪 | 80 | 100 | 防御↓20% | 対超・霊。相性補完は良好。 | |
はたきおとす | 悪 | 65 | 100 | 相手道具喪失 | 対超・霊。相手が持ち物を持っている場合威力1.5倍&持ち物喪失。 | |
うっぷんばらし | 悪 | 75/150 | 100 | 能力低下で 威力倍 | 対超・霊。ダブルでは追加効果発生機会も多い。 | |
れいとうパンチ | 氷 | 75 | 100 | 凍り10% | 対飛。霊獣ランドロスやグライオンに。 | |
10まんばりき | 地 | 95 | 95 | - | 対毒。一致技が通りにくい相手へ。じしんは覚えない。 | |
サイコファング | 超 | 85 | 100 | 壁破壊 | 対毒。主に同族意識。どちらかというと追加効果目当て。 | |
がんせきふうじ | 岩 | 60 | 95 | 素早さ↓100% | 岩技はこれのみ。相性補完、追加効果共に優秀。自身にも後続にも活きる。 | |
カウンター | 闘 | - | 100 | 優先度-6 | 物理技を倍返し。ゴースト相手には効かないので注意。 | |
はやてがえし | 闘 | 65(97) | 100 | 優先度+3 怯み100% | 先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。 優先度が高くても攻撃技以外が選ばれると失敗する。 怯み効果もせいしんりょく、おんみつマントなどで無効化されるので注意。 この技自体が先制技のため、先制技無効特性の前には無力。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
バークアウト | 悪 | 55 | 95 | 特攻↓100% みがわり貫通 | 追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。 | |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | - | テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
ビルドアップ | 闘 | - | 攻撃と防御を補強。 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 相手の補助技を封じる。 | |||
どくどく | 毒 | 90(必中) | 特性に頼らずに相手を猛毒にしたいなら。 どくタイプとしての特徴で必中だがテラスタルで他タイプに変化すると命中が90になるので注意。 | |||
ほえる | 無 | - | 相手を強制的に交代させる。 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
毒 | ダストシュート どくづき どくどくのキバ | 一致技強化。くろいヘドロを持たせる場合にも。 | |
闘 | インファイト ばかぢから ドレインパンチ けたぐり かわらわり はやてがえし | 一致技強化。瞬間火力を狙っていくなら。 | |
悪 | かみくだく はたきおとす うっぷんばらし じごくづき バークアウト | エスパー・ゴースト対策に。悪半減は維持出来るが格闘半減は失うので注意。 | |
水 | テラバースト | パオジアンの氷柱や連撃ウーラオスの連打などを半減。 テラバーストを採用するかどうかはお好みで。 | |
炎 | ほのおのパンチ | 火傷無効。鬼火等での役割破壊を意識するなら。 | |
草 | テラバースト | 地面技半減、粉技無効。使い勝手はあまり良くないので、その辺を重く見るなら。 | |
電 | かみなりパンチ | 対飛行。ついでに麻痺耐性も得られるが、地面弱点が一貫するのが惜しい。 | |
超 | サイコファング | 毒同士の撃ち合いを制すが、毒耐性を失う為微妙。 | |
鋼 | アイアンヘッド ハードプレス | 単純に耐性が増えるが、地面弱点が一貫してしまう。 | |
竜 | げきりん テラバースト | ウーラオスのすいりゅうれんだや、オーガポンとの撃ち合いが多少可能に。 | |
飛 | テラバースト | 地面技を空振りさせる為に採用する。弱点の中でもよく打たれがちなので、使う機会は多い。 | |
妖 | テラバースト | 純粋な強力なドラゴン技を無効化するために。 | |
ステラ | テラバースト | 豊富なサブウェポンを活かしたい場合に。 |
使用率・採用率の低いテラスタル |
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:ばんけん or どくのくさり
性格:いじっぱり(推奨) or ようき
努力値:HA252 or AS252 or 必要に応じてHBDS調整
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/とつげきチョッキ/いのちのたま/たつじんのおび/ラムのみ/オボンのみ
確定技:ダストシュートorどくづき/インファイトorばかぢからorドレインパンチ
選択技:はたきおとすorかみくだく/れいとうパンチ/かみなりパンチ/がんせきふうじ/10まんばりき/サイコファング/カウンター
変化技:ビルドアップ
テラス:あく/かくとう/どく/みず
種族値に沿った物理アタッカー型。
基本的には同タイプ(特にオオニューラ)との違いを活かしやすいいじっぱりHAベースの振り方を推奨。
例として、れいとうパンチを覚えさせ、素早さに振っていない霊獣ランドロスを攻撃対象に加えるのであれば、
素早さに100振ってS4振り霊獣ランドロス抜き調整を行う等、必要に応じて調整を行うとよい。
特性や習得技の差異から完全劣化ではないものの、こだわりスカーフを持たせた高速型は基本的にオオニューラの壁が厚く、奇襲の域を出ない。
種族値配分からとつげきチョッキを持たせたくなるが、その場合はビルドアップは入れずにすべて攻撃技で構成すること。
特性は物理アタッカーとして使う以上いかくを逆利用できるばんけんの方が優先度は高いが、
持久戦になるほど優位に働くどくのくさりも採用価値があるため、役割や運用を想定して選択したい。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対イイネイヌ [編集]
- 注意すべき点
- 物理方面の種族値に優れた能力を持ち、格闘タイプ由来の優れたメインウエポン、サブウエポン技を併せ持つ。
特性どくのくさりによりもうどくを与える機会が多く、持久戦に非常に強い。
- 対策方法
- エスパーが4倍。先制技は持たないので上から特殊高火力で叩くとよい。
毒以外の状態異常への耐性はないのでとりあえず火力を削げる鬼火は有効。
サーフゴーは一致技両方無効だが、対抗手段のはたきおとす、10まんばりきを覚えるため耐久に多めに振っておきたい。