イイネイヌ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

イイネイヌ [編集]

No.1014 タイプ:どく/かくとう
通常特性:どくのくさり(攻撃技でダメージを与えたとき、相手を30%の確率でもうどく状態にする)
隠れ特性:ばんけん(いかくを受けると攻撃が下がらずに1段階上昇する、ほえるなどの強制交代を無効化する)
体重  :92.2kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イイネイヌ88128115588680555どくのくさり/ばんけん
ドクロッグ8310665866585490きけんよち/かんそうはだ/どくしゅ
オオニューラ80130604080120510プレッシャー/かるわざ/どくしゅ
ばんけんHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イイネイヌ88128115588680555どくのくさり/ばんけん
マフィティフ8012090607085505いかく/ばんけん/はりこみ

ばつぐん(4倍)エスパー
ばつぐん(2倍)じめん/ひこう
いまひとつ(1/2)くさ/かくとう/どく/いわ/あく
いまひとつ(1/4)むし
こうかなし----

第九世代のDLC碧の仮面で追加された準伝説枠の一体で、どく×かくとう複合。
合計種族値は準伝説としてはやや低いが無駄は少なく、物理アタッカーとして一定の水準を満たす。
同複合のドクロッグオオニューラと比べて最も遅いが、その分耐久指数は物理・特殊双方でトップ。
特性も優秀で、ダメージの底上げになるどくのくさり、ほかにマフィティフしか持たないばんけんを持つ。
ばんけんの場合は相手のいかくを逆に起点にできるうえに強制交代も利かず、バトン先としても安定感が高い。

搦め手はちょうはつ、はたきおとす程度といまいちなので、基本的に正面からの殴り合いになる。
ビルドアップ+ドレインパンチを使えるので物理アタッカーには強い一方、特殊耐久は並程度。
特にエスパーは4倍弱点とあって基本的に相手取ることはできず、また一致技はどく、ゴーストに同時に半減以下にされる。
得手・不得手は比較的はっきりした系列なので、採用の際は構築全体でイイネイヌを活かせるように意識しておきたい。

藍の円盤でじごくづき、のろい、ハードプレス、はやてがえしを新規習得。



特性考察 [編集]

どくのくさり
物理特殊、接触非接触問わず、相手に攻撃技を当てた際に猛毒状態にすることがある。
どくはがねタイプ以外の耐久型に対して強く出られる特性。また遅効性ながら火力補強にも繋がる。
イイネイヌは一致かくとう技を使えるため、はがねタイプを呼びにくい点では相性が良い。ただしどくにはかくとう技も半減される。
また発動チャンスを増やすうえで有効な先制技は読みが必要なはやてがえししか覚えられず、同じく有効な範囲技もぶんまわすとバークアウトのみとかなり絞られている。
隠れ特性のばんけんもイイネイヌと相性が良いので、イイネイヌ単体の性能と後続サポートのどちらを重視するかで選択したい。
なお、りんぷんやおんみつマント持ちには無効化される。
ばんけん
隠れ特性。いかくを受けると攻撃が下がらず、逆に1段階上昇する。更にほえるやレッドカードなどこちらを強制交代させる効果を受け付けない(きゅうばんと同じ効果)。
物理アタッカーの性能を削ぐいかくを逆に強化材料にできる点が特に優秀で、イイネイヌのステータスとも噛み合っている。
いかく込みで物理を受けるポケモンに役割を持たせず、サイクル戦において非常に有用。
一方でいかく持ちの大半は一致技のどちらかは通り難いタイプを持っていることが多いため、何かしらの対策は絡めたい。
こちらの特性を採用する際はとくせいパッチの使用が必要。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ダストシュート120(180)80毒30%タイプ一致技。高威力だが命中不安。
どくづき80(120)100毒30%タイプ一致技。安定性能だが、火力はダストシュートの2/3に落ちる。
どくどくのキバ50(75)100猛毒50%タイプ一致技。どくのくさりなら猛毒を実質65%で与えられる。
インファイト120(180)100自身のBD↓タイプ一致技。高威力・命中安定だが、安定した耐久を削ってしまう。
ドレインパンチ75(112)100与ダメージの
半分回復
タイプ一致技。中火力だがデメリットなし。ビルドアップとの相性もよい。
けたぐり20-120
(30-180)
100相手体重依存タイプ一致技。耐久を維持できるが、威力は相手依存で安定はしない。
かみくだく80100防御↓20%対超・霊。タイプ一致技との相性補完は良好で、同複合以外に等倍以上。
はたきおとす65/97100相手道具喪失
+威力1.5倍
対超・霊。追加効果が優秀。
うっぷんばらし75/150100能力低下で
威力2倍
対超・霊。ダブルでは追加効果発生機会も多い。
ただしいかくの能力低下を無効にするばんけんとの相性は悪い。
じごくづき801002ターン
相手の音技封印
対超・霊。音技メインの相手を想定するなら。
れいとうパンチ75100凍り10%対飛。霊獣ランドロスグライオンに。
10まんばりき9595-対毒。一致技が通りにくい相手へ。じしんは覚えない。
じだんだ75/150100前ターン技失敗で
威力2倍
対毒。一致技はどちらも無効耐性があるので条件は満たしやすい。
サイコファング85100壁破壊対毒。主に同族意識。どちらかというと追加効果目当て。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%岩技はこれのみ。相性補完、追加効果共に優秀。自身にも後続にも活きる。
カウンター-100優先度-6物理技を倍返し。ゴースト相手には効かないので注意。
はやてがえし65(97)100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
特殊技タイプ威力命中効果解説
バークアウト5595特攻↓100%
みがわり貫通
追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
どくのくさりならダブルで相手のどちらか1体以上を51%で猛毒にできる。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ビルドアップ-攻撃と防御を補強。
ちょうはつ100相手の変化技を封じる。中速なので少々使いづらい。
どくどく90(必中)特性に頼らずに相手を猛毒にしたいなら。
どくタイプとしての特徴で必中だが、テラスタルで他タイプに変化すると命中が90になるので注意。
ほえる-相手を強制的に交代させる。必ず後攻になる点に注意。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ダストシュート
どくづき
どくどくのキバ
タイプ一致技の強化。毒・猛毒耐性を維持する。くろいヘドロを持たせる場合にも。
インファイト
ドレインパンチ
けたぐり
タイプ一致技の強化。瞬間火力を狙っていくなら。毒・猛毒耐性はなくなる。
かみくだく
はたきおとす
うっぷんばらし
じごくづき
エスパー・ゴースト対策に。悪半減は維持できるが、格闘半減は失うので注意。
テラバーストパオジアンの氷技や連撃ウーラオスのすいりゅうれんだなどを半減。
テラバーストはほかに仮想敵がいる場合に。
ほのおのパンチ火傷無効。鬼火等での役割破壊を意識するなら。ただし地面が一貫するので注意。
テラバースト地面技半減、粉技無効。テラバーストも有用。
ただし弱点が多く、飛行が一貫する。
かみなりパンチ対飛行。ついでに麻痺耐性も得られるが、地面弱点が一貫する。
10まんばりき
じだんだ
電気技無効。格闘技と範囲が被りがち。
アイアンヘッド単純に耐性が増えるが、地面弱点が一貫してしまう。
げきりん
テラバースト
ウーラオスのすいりゅうれんだや、オーガポンとの撃ち合いが多少可能に。
テラバースト地面技を空振りさせるために採用する。弱点の中でもメジャーなので相性は良い。
テラバースト純粋な強力なドラゴン技を無効化するために。
ステラテラバースト豊富なサブウェポンを活かしたい場合に。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:ばんけん/どくのくさり
性格:いじっぱり(推奨) or ようき
努力値:HA252 or AS252 or 必要に応じてHBDS調整
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/とつげきチョッキ/いのちのたま/たつじんのおび/ラムのみ/オボンのみ
確定技:ダストシュートorどくづき/インファイトorドレインパンチ
選択技:はたきおとすorかみくだく/れいとうパンチ/かみなりパンチ/がんせきふうじ/10まんばりき/サイコファング/カウンター
変化技:ビルドアップ

種族値に沿った物理アタッカー型。
基本的には同タイプ(特にオオニューラ)との違いを活かしやすいいじっぱりHAベースの振り方を推奨。
例として、れいとうパンチを覚えさせ、素早さに振っていない霊獣ランドロスを攻撃対象に加えるのであれば、
素早さに100振ってS4振り霊獣ランドロス抜き調整を行う等、必要に応じて調整を行うとよい。

特性や習得技の差異から完全劣化ではないものの、こだわりスカーフを持たせた高速型は基本的にオオニューラの壁が厚く、奇襲の域を出ない。
種族値配分からとつげきチョッキとの相性は良いが、ビルドアップによる火力補強ができなくなるので一長一短。

特性は物理アタッカーとして使う以上、いかくを逆利用できるばんけんの優先度は高い。
しかし戦いが長引くほど優位に働くどくのくさりも採用価値があるため、役割や運用を想定して選択したい。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対イイネイヌ [編集]

注意すべき点
物理方面の種族値に優れた能力を持ち、格闘タイプ由来の優れたメインウェポン、サブウェポンを多く併せ持つ。
特性どくのくさりによりもうどくを与える機会が多く、持久戦に非常に強い。
ばんけんの場合はいかく頼みの物理受けを破綻させられる。
対策方法
特殊耐久と素早さは並程度で、エスパーが4倍弱点。先制技は使いづらいはやてがえしのみなので、上から特殊高火力で叩くとよい。
毒以外の状態異常への耐性はないので、とりあえず火力を削げるおにびは有効。
サーフゴーは一致技両方無効だが、対抗手段の悪技や地面技を覚えるため安定しない。

外部リンク [編集]