デンヂムシ - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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デンヂムシ [編集]

No.0737 タイプ：むし/でんき
特性：バッテリー（味方の特殊技の威力が1.3倍になる）
体重：10.5kg（けたぐり・くさむすびの威力40）

※しんかのきせき換算はおおよその目安。

クワガノンの進化前。鈍足であることは変わらないが、やや物理寄りのステータスで、特性も異なるため全くの別物と考えてよい。
進化前ながら高めの耐久値を持ち、B補正性格にしんかのきせきを持たせることで総合耐久指数は63140まで伸びる。
特化した方の耐久はトリデプスに迫る程度になる。耐性も弱点2半減4とそこそこ優秀。
最大の特徴として、ダブルバトルで相方の特殊技を強化する専用特性「バッテリー」を持つ。
特性の効果自体はイシヘンジンのパワースポットの下位互換だが、性能が全く異なるのでそちらとの差別化は考えなくてよい。

攻撃種族値もクワガノンよりもやや高いものの強力な攻撃技は覚えないため、ダメージにはあまり期待できない。
一方、「ほうでん」や「いとをはく」といったダブルバトルで便利な範囲技を持ち、味方の耐久サポートになる「ひかりのかべ」も覚える。
攻撃は相方の特殊アタッカーに任せ、自身はサポートに徹することになるだろう。
特性により相方を常時強化しながらサポートや妨害を行えるという点は、ほかのダブル向きサポーターにはない強みと言える。

第九世代では、むしのていこう・とびつく・バトンタッチ・エレキフィールド・とびかかるを新規習得。虫技3種はサポートに便利。
前世代まで覚えられなかったかみなりも新規習得したが、デンヂムシで採用することはないだろう。
当初はエレキネットとはいよるいちげきを剥奪されていたが、藍の円盤で再習得した。

クワガノンが覚えられるがデンヂムシが覚えられない技

でんじほう、むしのさざめき、ソーラービーム、エナジーボール、エアスラッシュ、ラスターカノン、ハサミギロチン、こうそくいどう

特性考察 [編集]

バッテリー

専用特性。第二特性や隠れ特性は無く、これのみ。
場に出ている味方のポケモンの使用する特殊攻撃技の威力を1.3倍にする。
場にいるだけで効果を発揮するため、耐久面で優秀なデンヂムシと相性がよい。
ちなみに、一応シングルでも自身が場にいる状態だと味方の使用したみらいよち・はめつのねがいの威力が上昇する効果がある。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
とびかかる	虫	80(120)	100	攻撃↓100%	タイプ一致技。追加効果が優秀。
とびつく	虫	50(75)	100	素早さ↓100%	タイプ一致技。追加効果が優秀。 単体攻撃・接触技だが無効化されない。エレキネットと選択。
じならし	地	60	100	素早さ↓100%	サポート用。ダブルでは味方を巻き込むので注意。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
エレキネット	電	55(82)	95	素早↓100%	タイプ一致技。相手全体攻撃・非接触。追加効果が優秀。 地面と無効化特性に注意。とびつくと選択。
ほうでん	電	80(120)	100	麻痺30%	タイプ一致技。周囲全体攻撃。麻痺撒きのほか、 相方のちくでん・でんきエンジン・ひらいしんの発動にも。
ボルトチェンジ	電	70(105)	100	自分交代	タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。後続の無償降臨に。 失敗・無効化されると交代できない。とんぼがえりは覚えない。
むしのていこう	虫	50(75)	100	特攻↓100%	タイプ一致技。相手全体攻撃。追加効果が優秀。
どろかけ	地	20	100	命中↓100%	追加効果が優秀。相手の命中率を下げ、自身の生存率を上げる。
変化技	タイプ		命中	解説
ねばねばネット	虫		-	サポート。序盤で撒けるとおいしい。
いとをはく	虫		95	相手の素早さ半減。無効タイプ無し。相手全体対象。
でんじは	電		90	妨害技。電気や地面、ひらいしん等には無効。
かいでんぱ	電		100	相手の特攻↓↓。
てっぺき	鋼		-	自身の防御を強化。
ひかりのかべ	超		-	味方の特防を強化。
まもる	無		-	防御技。バッテリー維持に。
あまごい	水		-	サポート用。味方の水技強化、かみなりやぼうふうの命中補強、相手の炎技弱化に。
エレキフィールド	電		-	味方の電気技の強化や催眠対策に。

+

採用率の低い技

特殊技 タイプ 威力 命中 効果 解説 チャージビーム 電 50(75) 90 特攻↑70% タイプ一致技。自身への恩恵はほぼないのでバトンタッチ前提。 マッドショット 地 55 95 素早↓100% 追加効果が優秀。単体攻撃・非接触。飛行やふゆうに無効。 基本的に無効化されないとびつくか、相手全体攻撃のエレキネットでよい。 テラバースト 無 80<120> 100 - テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。 物理技 タイプ 威力 命中 効果 解説 ワイルドボルト 電 90(135) 100 反動1/4 タイプ一致技。高威力の反動技。 スパーク 電 65(97) 100 麻痺30% タイプ一致技。攻撃兼麻痺撒き。 シザークロス 虫 80(120) 100 - タイプ一致技。 火力はクワガノンより出るが、追加効果がないので優先度は低い。 はいよるいちげき 虫 70(105) 90 特攻↓100% タイプ一致技。追加効果は優秀だが、命中不安。 元々デンヂムシに火力は期待できないので、むしのていこうでよい。 むしくい 虫 60(90) 100 きのみ奪取 タイプ一致技。アッキやタラプ、オボン持ちに。 どくづき 毒 80 100 毒30% 対フェアリー。 かみくだく 悪 80 100 防御↓20% 対ゴースト。一致技半減以下のドラパルト等に。 あなをほる 地 80 100 溜め攻撃 対電気・毒・鋼・炎。ターン稼ぎにもなる。 変化技 タイプ 命中 解説 ねむる 超 - 回復技。バッテリー維持に。 こらえる 無 - 防御技。バッテリー維持に。 バトンタッチ 無 - 能力アップ後に不利対面になった場面での後退にも。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	テラバースト	解説
炎	テラバースト	火傷無効。岩が一貫する。
水	テラバースト	解説
電	ワイルドボルト	タイプ一致技の強化。弱点が地面のみになる。
草	テラバースト	炎が一貫する。
氷	テラバースト	耐性が貧弱になり、炎と岩が一貫するので候補外。
闘	テラバースト	解説
毒	どくづき	毒・猛毒無効。
地	テラバースト	解説
飛	テラバースト	岩が一貫する。
超	テラバースト	解説
虫	シザークロス	タイプ一致技の強化。耐性はやや悪化する。
岩	テラバースト	解説
霊	テラバースト	しんそく・ねこだまし無効。
竜	テラバースト	解説
悪	かみくだく	相手のいたずらごころからの変化技無効だが、元々鈍足なので恩恵は薄い。
鋼	テラバースト	毒・猛毒無効。耐性は優秀だが、炎が一貫する。
妖	テラバースト	解説
ステラ	テラバースト	広範囲の撃ち分けに期待するポケモンではないので候補外。

型考察 [編集]

【ダブル】基本型 [編集]

性格：のんき/なまいき/ずぶとい/おだやか/わんぱく/しんちょう
特性：バッテリー
努力値：H252 BD調整
持ち物：しんかのきせき
確定技：まもる
優先技：ねばねばネット/いとをはく/ひかりのかべ
攻撃技：むしのていこう/ボルトチェンジ/ほうでん/どろかけ
変化技：でんじは/てっぺき/あまごい/かいでんぱ

ダブルにおけるデンヂムシの基本型。バッテリーを活かすためのまもるは確定。
しんかのきせき込みなら耐久も高く、サポート技も豊富。
相手の素早さを下げる技が多いので、「素では遅いがトリパには速すぎる」といった中速アタッカーの補助に向いている。

味方の火力を上げるだけなら、てだすけ持ちやアタッカー2体を並べた方が効果は高い。
特性で火力補佐をしつつ、同時にサポート技も出せるという個性を上手く活かしたい。
分かりやすいのは後攻ボルトチェンジを活かしたクッション性能で、サイクル戦の中で自然と特性を活かすことができる。

サポートに徹する以上、攻撃性能より技の追加効果で有利な状況を作り出すことが求められる。
そのため威力重視のワイルドボルト・スパーク・シザークロスなどは候補外。

相性考察 [編集]

ペリッパー

雨で炎技を半減しつつ、火力・素早さを補助。岩技が一貫するためいわなだれが痛い。

化身ランドロス

持ち物がほぼ珠で固定なので、耐久と素早さをデンヂムシで補う。

ガチグマ（アカツキ）

欠点の特殊耐久と素早さを補えばしんがん＋ハイパーボイスで無双可能。

対デンヂムシ [編集]

注意すべき点

専用特性バッテリーにより、場にいるだけで相手の火力を上げ、さらにサポートをこなす。
しんかのきせきで耐久が上がり、弱点も2つ。低い素早さからの後攻ボルトチェンジでサイクル戦にも対応。
追加効果が厄介な攻撃技も揃っているため、ちょうはつでも完全な機能停止には至らない。

対策方法

ふんかやいわなだれ等で相方もろとも叩く。
ほかのしんかのきせき持ちと同様、はたきおとす等でしんかのきせきを奪えれば耐久が下がる。
強みの一つである特性を無効化させるのもいいだろう。相方が特殊アタッカーの場合、スキルスワップで奪えれば強化できる。
素早さを低下させる技の数々は、まけんきやあまのじゃく持ち、トリパなら牽制しやすい。

外部リンク [編集]

• クワガノン - ポケモン百科事典