プクリン - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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プクリン [編集]

No.0040 タイプ：ノーマル/フェアリー
通常特性：メロメロボディ（接触技を受けると30%の確率で相手をメロメロ状態にさせる）
　　　　　かちき（相手に能力を下げられると特攻が2段階あがる）
隠れ特性：おみとおし（自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる）※ププリン＆プリンのとき「フレンドガード」
体重　　：12.0kg（けたぐり・くさむすびの威力40）

第六世代で複合が変わった、初代出身のノーマル×フェアリー。進化前のルリリを除けば固有タイプ。
初代出身の元単ノーマルとあって技範囲が非常に広い。
耐性も無効2・半減2・抜群2とまずまず優秀で、強力なドラゴンや通りの良いゴースト・あくの一貫性を切れる。

一方、種族値自体は低水準で配分も悪い。唯一高いHPも低いBDに相殺され並程度。鈍足や回復技の乏しさも相俟って、等倍相手にもごり押しされやすい。
そのため基本運用は受けではなく、多様な変化技を活かした起点作り、および広大な技範囲とかちきを活かしたアタッカーとなる。
ただし素の火力が低いので、後者はいかくの跋扈するダブル向け。習得技もダブルバトルに向いたものが多い。

今作ではちょうはつ、アンコール、スキルスワップを習得。
スキルスワップはダブルでかちきを味方に渡せるほか、おみとおしを渡して再発動させることも可能。
失った技はじばく、ワイドフォースといった攻撃技が中心。
碧の仮面ではミストバースト、はたきおとすを再習得。前者は相手に負担を掛けながら後続に繋げる事ができ、後者はおみとおしと相性が良い。
藍の円盤ではみわくのボイスを新規習得。ムーンフォースを覚えないため、シングルではマジカルシャインの代わりになるだろう。
基本運用であるサポーターとしては強化傾向と言えるだろう。

進化前のプリンはフレンドガードを持ち、ダブルバトルにおいてサポート要員として採用される。
ほろびのうたを覚えるため、滅びパにおいては自身が始動役にもなれる。
今作ではプクリン同様にスキルスワップ、アンコール、ちょうはつ、バトンタッチなど変化技を更に習得した。

特性考察 [編集]

メロメロボディ

接触技を受けた際に30%の確率でメロメロ状態にする。
相手が動けない確率は50%と麻痺より高く、無効タイプも無い。
しかし発動が異性かつ接触技のみ、どちらかが場を離れると効果が消えるなど活かせる場面が非常に限定的。
ダイマックスが無くなったことで発動機会は増えたものの、不安定なのは変わらないため候補外。

かちき

能力低下でCランク+2。プクリンの採用理由にも直結する強特性であり、シングル・ダブル共に最有力。
同特性持ちではニャオニクス♀に次いで特攻が低いが、攻撃範囲の広さは随一。
大半のいかく持ちに有効打があり、こちらの一致弱点を突かれることも少ないため、有利に撃ち合える。
また、素早さは最も低く鈍足帯のため、がんせきふうじやこごえるかぜにも比較的低リスクで発動できる。
その他バークアウト等の牽制にも期待できるが、おみとおしはアナウンスが出て、メロメロボディが候補外である関係上、場に出た時点で特性が割れる。
なお、自身や味方によって能力を下げられた場合は発動しないので注意。

おみとおし

隠れ特性。場に出た時に相手の持ち物を確認できる。
相手の動きに左右されず、かつ持ち物で型を予測できるポケモンも多いので有用な特性。はたきおとすやかなしばりで妨害もできる。
ダブルでは相手2体の持ち物が見られるので効果も2倍。
アタッカー型でも活かせるが、直接盤面に影響を与える効果ではないのでかちきとは選択になるか。
トレースされるとこちらも持ち物を見抜かれるので注意。

技考察 [編集]

特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
はかいこうせん	無	150(225)	90	行動不可	タイプ一致技。ラス1相手に。
ハイパーボイス	無	90(135)	100	-	タイプ一致技。みがわり貫通。
りんしょう	無	60/120 (90/180)	100	-	タイプ一致技。ダブル用。相方のりんしょうとあわせて。
みわくのボイス	妖	80(120)	100	そのターン中 能力上昇した 相手を混乱	シングル向けのメインウェポン。音技なのでみがわり貫通。
マジカルシャイン	妖	80(120)	100	-	ダブルバトル用。シングルではぼうおん対策に。
ドレインキッス	妖	50(75)	100	HP吸収3/4	タイプ一致技。回復効果付き。高いHPと相性が悪い。
ミストバースト	妖	100(150)	100	使用後瀕死	タイプ一致技。ミストフィールド下で威力1.5倍。 じゅうりょくやマジックルーム、ほろびのうた使用後の退場に。
きあいだま	闘	120	70	特防↓10%	対岩・鋼。命中不安。
かえんほうしゃ	炎	90	100	火傷10%	対鋼。草/毒や虫/毒にも。
だいもんじ	炎	110	85	火傷10%	威力重視なら。命中不安。
くさむすび	草	20~120	100	-	対岩。威力不安定。
10まんボルト	電	90	100	麻痺10%	水/飛行に。
れいとうビーム	氷	90	100	凍り10%	四倍弱点に。
こごえるかぜ	氷	55	95	素早↓100%	追加効果が優秀。サポート用。
サイコキネシス	超	90	100	特防↓10%	対毒。格闘にも。
シャドーボール	霊	80	100	特防↓20%	対ゴースト。性能安定。
変化技	タイプ		命中	解説
でんじは	電		90	妨害技。電気や地面、ひらいしんなどには無効。 おみとおしでラムのみを見抜ける。
うたう	無		55	催眠技。みがわり貫通。命中不安。 おみとおしでラムカゴを見抜ける。
かなしばり	無		100	妨害技。おみとおしでこだわりアイテムを見抜ける。
ほろびのうた	無		-	耐久型対策や、起点化回避に。
ステルスロック	岩		-	サポート用。タスキ潰しや、ほろびのうたと併せてダメージ上乗せに。
ひかりのかべ	超		-	味方の特殊耐久を強化。
リフレクター	超		-	味方の物理耐久を強化。
じゅうりょく	超		-	命中率補強。飛行やふゆうに地面技を当てたり、とびひざげり等を不発にできる。
ねがいごと	無		-	回復技。高HPなのでサポートとしても優秀。
まもる	無		-	ねがいごとやほろびのうたとあわせて。
たくわえる	無		-	防御・特防を補強。
うそなき	悪		100	特防↓↓。耐久型を流せる。
ミストフィールド	妖		-	主にダブルで。フィールドの書き換えに。
てだすけ	無		-	ダブル用。味方アタッカーの火力を補助。
バトンタッチ	無		-	唯一の退場技。かちきやたくわえるの引継ぎに。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	はかいこうせん ハイパーボイス りんしょう	タイプ一致技の火力強化。霊無効耐性を失いたくない場合にも有用。 毒や鋼も等倍になるが、格闘は受けられなくなる。
炎	だいもんじ かえんほうしゃ	対鋼。サーフゴー、ハッサムに。
水	テラバースト ひやみず	良耐性。鋼半減。
電	10まんボルト かみなり	まひ無効。攻撃面ではギャラドス、マリルリなどの水タイプに刺さる。
草	ソーラービーム エナジーボール くさむすび	こちらも水タイプに有効だがどく弱点が据置。
氷	ふぶき れいとうビーム こごえるかぜ	あられで防御1.5倍。数値面では足りない物理耐久を補えるが耐性は劣悪。
闘	きあいだま	解説
毒	テラバースト	弱点であった毒を半減、状態異常の毒と猛毒も無効。フェアリーにも強くなる。
地	テラバースト	解説
飛	テラバースト	解説
超	サイコキネシス サイコショック アシストパワー	ドオーやドラミドロに。
虫	テラバースト	解説
岩	テラバースト	解説
霊	シャドーボール	攻撃面では等倍範囲が広い。 ノーマルと格闘無効になるので、物理面の耐久不足を若干ケアできる。
竜	テラバースト	解説
悪	あくのはどう なげつける	解説
鋼	テラバースト	毒無効、鋼半減と元タイプ弱点が反転する。
妖	マジカルシャイン ドレインキッス	一致技の火力強化。ムーンフォースを覚えず技威力不足なので選択肢としては無難。
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性：かちき
性格：ひかえめ
努力値：BC252ベース
持ち物：オボンのみ/たつじんのおび/とつげきチョッキ/こだわりメガネ/きあいのタスキ/半減実
優先技：みわくのボイスorマジカルシャイン/ハイパーボイス/10まんボルト/れいとうビーム/だいもんじorかえんほうしゃ
攻撃技：きあいだま/シャドーボール/サイコキネシス/くさむすび/はかいこうせん
変化技：でんじは/うそなき/ほろびのうた

いかくメタとなる特殊アタッカー型。
物理主体の相手が多いので努力値はBC振りが基本。
その他がんせきふうじやおきみやげ等にも強い。

ギャラドスやランドロスを狩るために10まんボルト・れいとうビームの優先度は高い。
鋼に通る炎技、かちき不発時に起点化を避けられるほろびのうた等も有用。

持ち物は、行動回数を増やしやすいオボンのみが安定。
たつじんのおびを持たせれば確定数が変わる相手も多い。
受け出しやサイクルを意識するならとつげきチョッキも候補。

先発サポート型 [編集]

特性：おみとおし
性格：ずぶとい/おだやか/わんぱく/しんちょう
努力値：BD252ベース
持ち物：メンタルハーブ/レッドカード/ひかりのねんど/たべのこし/オボンのみ/半減実
攻撃技：ハイパーボイス/みわくのボイスorマジカルシャイン/だいもんじ/こごえるかぜ/ミストバースト/はたきおとす
変化技：ステルスロック/でんじは/かなしばり/まもる/リフレクター/ひかりのかべ/ほろびのうた/ねがいごと/バトンタッチ

特性おみとおしを有する先発サポート要員。相手の持ち物から動きを読み、後続の起点を作る。
ステルスロックや両壁、でんじはやかなしばりなどレパートリーは豊富なのでパーティにあわせて選択。
サポートし終わったらミストバーストで退場。

こだわり持ちに対してはまもるで様子見が有効。受けられるならかなしばりで流す。そうでなければ有利な後続に交代。
積み技持ちにはほろびのうた。ステルスロックとの相性も良い。

努力値はBD振りが基本だが、でんじはで抜ける範囲を増やすためにS調整も一考。
無補正20振り+でんじはで最速70族抜き。無振りカバルドンも抜ける。

序盤で使い捨てず温存しておく事で、ゴースト・ドラゴン技を牽制したり、後続をねがいごとで回復したりと、中盤以降も仕事ができる。
2回目以降のおみとおしが役立つ場面もある。

サイクル導入型 [編集]

特性：かちき/おみとおし
性格：ずぶとい/おだやか
努力値：HB252orHD252ベース
持ち物：とつげきチョッキ/オボンのみ/半減実
確定技：みわくのボイスorマジカルシャイン/だいもんじ
攻撃技：ハイパーボイス/10まんボルト/れいとうビーム
変化技：でんじは/かなしばり/ステルスロック/ほろびのうた/ねがいごと/まもる

優秀な耐性を活かしたサイクル型。ゴーストやドラゴンを流しやすく、かちきならいかく持ちへの交代も牽制できる。
有利な相手への繰り出し回数を稼ぐため耐久特化+持ち物での補強が基本。
火力は低いので的確に弱点を突くか、ステルスロックやほろびのうたを駆使したい。

ゴースト・悪に耐性があり、格闘を等倍に抑えられるため、鋼入り構築の穴を埋めやすい。
自身の弱点技は鋼のほか、高耐久の数値受けでも受けられる。

こだわりアイテムなどによる役割破壊には注意。耐性自体は4つしか無く、一致等倍や不一致弱点でも致命傷となる。

【ダブル】かちきアタッカー型 [編集]

特性：かちき
性格：ひかえめ/れいせい
努力値：C252 S調整 残り耐久
持ち物：とつげきチョッキ/いのちのたま/たつじんのおび/こだわりメガネ/半減実/オボンのみ
確定技：マジカルシャイン
優先技：ハイパーボイス/まもる
攻撃技：かえんほうしゃorだいもんじ/10まんボルト/れいとうビーム/こごえるかぜ/きあいだま/シャドーボール
補助技：てだすけ

ダブルではいかく持ちの使用率が高く、かちきの発動機会は多い。
広い技範囲とあわせて彼らに強く出られるうえ、一致全体攻撃技によりこのゆびとまれ・いかりのこなに強く、鈍足ゆえトリパ適性も高い。
総じてシングル以上の活躍が見込める。

C特化・Cランク+2で特攻300となり、種族値130＠メガネ相当の火力となる。
一致かつ無効タイプが無いマジカルシャインで、相手全体に高い負荷をかけることが可能。
かちきが発動しなければニンフィアに劣る火力だが、豊富なサブウェポンで差別化は容易。

【ダブル】りんしょう型 [編集]

特性：かちき/おみとおし
性格：ひかえめ/れいせい
努力値：C252 BD調整
持ち物：いのちのたま/オボンのみ/半減実/こだわりメガネ
確定技：りんしょう/まもる
攻撃技：マジカルシャイン/かえんほうしゃorだいもんじ/10まんボルト/れいとうビーム/こごえるかぜ/きあいだま/シャドーボール
補助技：てだすけ

通常の特殊アタッカー型の場合、鈍足ゆえにかちきが発動しても上から叩かれて攻撃前に落とされるといった難点が存在するが、
りんしょうを使う事で素早い相方に続いて速攻できる。トリル下でも自身が始動役となれるため腐りにくい。
かちき持ち唯一のノーマルで、りんしょうを一致補正込みの高火力で撃てる。ノーマル半減以下の岩・ゴースト・鋼への有効打となるサブウェポンも完備。

りんしょうパの弱点である麻痺や怯み、高火力の集中攻撃には弱いため、それらをカバーできる相方選びが重要。
候補としてはりんしょうがタイプ一致でいかく＋スキルスワップによるサポートもできるアヤシシなど。

【ダブル】プリン：滅びパ型 [編集]

特性：フレンドガード
性格：のんき
努力値：BD252
持ち物：しんかのきせき
確定技：ほろびのうた/まもる
選択技：てだすけ/じゅうりょく/いやしのはどう/うたう/かなしばり/しんぴのまもり/ミストフィールド/リフレクター/ひかりのかべ

滅びパにおけるプリンは

• フレンドガードによる相方の耐久補強
• かげふみ持ちとの相性補完（ゴチルゼルの弱点である虫・ゴースト・悪が半減以下）
• 鈍足（ほろびのうたの仕様上、Sが低いほど有利）
• ほろびのうた始動役
• 各種サポート技の充実

と多くの採用理由を持つ。

対プクリン [編集]

注意すべき点

特性かちきと、ノーマル特有の豊富なサブウェポン。
いかく持ちを対面させるとCを強化してしまう上、弱点を突かれて落とされてしまう。一致技による全体攻撃も強力で、ダブルでは特に危険。
耐久も不一致弱点程度では倒せず、ゴースト・ドラゴン・あくといった一貫性の高い技で削る事もできない。
おみとおし型も厄介で、持ち物を見極めた上ででんじはやかなしばりを仕掛けてくる。
進化前のプリンもフレンドガード+サイドチェンジによる滅びパ型が存在する。

対策方法

素早さは低いので先手を取る事は容易。HPこそかなり高いが防御・特防は低く、総合的な耐久は並程度。
かちきが発動しなければ火力もさほど高くなく、一致技で弱点を突ける範囲も狭い。
ゴースト技を受けられても鋼技を持つサーフゴーなら対抗できる。特性によりほろびのうたも無効。

外部リンク [編集]

• プクリン - ポケモン百科事典