バチンウニ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

バチンウニ [編集]

No.0871 タイプ:でんき
通常特性:ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。
           ダブルバトルで、自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする。)
隠れ特性:エレキメイカー(場に出た時、フィールドがエレキフィールドになる。
             地面にいるポケモンはねむり状態にならなくなり、でんきタイプの技の威力が1.3倍になる)
体重  :1.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
エレキメイカーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バチンウニ4810195918515435ひらいしん/エレキメイカー
エレキメイカー全振り(目安)146133

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「ひらいしん」の場合、でんき無効


第八世代出身の単でんきタイプ。
同タイプとしては珍しい鈍足両刀タイプで、エレキメイカーの存在が唯一の採用理由になる。

攻撃面はフィールド込みでようやくテツノカイナタケルライコと同程度。
最終進化・無進化ポケモン内ワースト3の素早さからトリックルームでの運用が前提。
極端な鈍足は、フィールド特性同士でかちあった場合の奪い合いに強くなれる利点にはなる。

耐久面はHPが低くBDも並程度で、耐性の少なさもあって場持ちが悪い。
具体的にはH振りのみでの耐久指数(17852,16275)が、同条件のエルフーン(17535,15865)を少し上回る程度。
何度も繰り出しできるようなポケモンではないため、最低限の行動ターン数でなるべく負荷をかけてから後続に繋げるよう立ち回りたい。
幸いまきびし、どくびし、おきみやげなどの起点作成手段も備えている。

フィールド特性持ち共通の悩みとして、後続にも効果が活用できるポケモンを並べるとタイプが偏りがちというものがある。
その点、今作ではクォークチャージを持った未来パラドックスポケモンの登場により組める相手の選択肢が拡がったのは嬉しい。
もちろん、直接的なシナジーはなくとも汎用的な催眠対策にはなるので、それだけを理由に採用することも視野ではある。

第九世代でワイルドボルト、サンダーダイブを習得。共にちょうはつされた際の自主退場に有用。
他にはエレキネット、いたみわけ。
一方で没収された技が多く、第八世代ではバチンウニの要であったライジングボルトの他、じばく、しっぺがえし、ミサイルばりも失っている。
DLCで再習得できた技で目ぼしいのはねっとう、だくりゅう、じごくづき程度。

レギュレーションGではミライドンが解禁。ハドロンエンジンにより自身でアタッカー性能が完結した強力なトップメタとなっている。
同時に採用することはまずないが、こちらは伝説枠を使わず、起点作成能力に長じる点も強みであるためカイオーガの雨などと共存させたい場合には依然選択肢たりうる。



特性考察 [編集]

ひらいしん
でんき技を引き寄せつつ、それを無効化して特攻を1段階上げる。
元々でんき技は半減だが、バチンウニの耐久では半減と無効の差は小さくない。ボルトチェンジを追加効果ごと無効化できるのも大きい。
ダブルにおいてはより有効であり、味方のほうでんで能動的に発動もできる。
ただし、もう1つの特性であるエレキメイカーがバチンウニの採用理由に直結している都合上、採用はほとんど見られない。
かたやぶり系統の電気技は引き寄せ、無効化ともに無視されるが、ルチャブルのかみなりパンチかデカヌチャンのでんじは、ブリジュラスのエレクトロビーム程度であり、あまり意識しなくてもよい。
トレースされると一致技が通らなくなるうえ、特殊火力を上げてしまう。サーナイトに電気技をアンコールされると最悪。
エレキメイカー
隠れ特性。場に出た瞬間エレキフィールドを展開する。
自身の一致技が強化される他、擬似的な催眠耐性を得られるのであくびによる起点化を許さない点は大きなメリット。
今作ではクォークチャージの発動条件となり需要が増した。
今作では他のフィールド特性もちはサイコメイカーイエッサングラスメイカーゴリランダーミストメイカーGマタドガスこぼれダネオリーヴァのみで、先発対面で上書きされるリスクはない。
ただしボルトチェンジを覚えず、じばくも失ったため、退場技はおきみやげと反動技のみに。

技考察 [編集]

電気技の威力の<>はエレキフィールド込の威力。

物理技タイプ威力命中効果解説
ワイルドボルト90(135)
<175>
100反動25%タイプ一致技。反動が痛いが、起点化を防ぐために自主退場にも使える。
びりびりちくちく80(120)
<156>
100怯み30%タイプ一致技。反動なし。トリックルーム下ならひるみが狙える。
アクアブレイク85100防御↓20%対じめん。安定性能で追加効果も優秀。
どくづき80100毒30%対くさ。追加効果が出ればおいしい。
きしかいせい20~200100-鈍足なので使うタイミングが難しい。トリル下ならある程度使いやすい。
じごくづき80100音技封じドラパルトなどのゴーストやエスパーに。
ふいうち70100優先度+1条件付き先制技。鈍足なのであると便利。
特殊技タイプ威力命中効果解説
かみなり110(165)
<214>
70麻痺30%タイプ一致技。命中不安だが最大威力。雨下で必中。
10まんボルト90(135)
<175>
100麻痺10%タイプ一致技。命中安定。
ほうでん80(120)
<156>
100麻痺30%タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃なので
ひらいしんちくでんでんきエンジン持ちとのコンボも。
ハイドロポンプ11080-対じめん。命中が不安だがアクアブレイクより威力がある。
なみのり90100-命中・威力ともに安定した水技。ダブルでは周囲全体攻撃なので
ちょすいかんそうはだよびみず持ちとのコンボも。
だくりゅう9085命中↓30%追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
ねっとう80100火傷30%追加効果が優秀。ダブルでは単体攻撃。
ひやみず50100攻撃↓100%威力は低いが確実に追加効果が発生する。
たたりめ65/130100-状態異常の相手に威力倍増。どくびしやでんじはとあわせて。
ベノムショック65/130100-たたりめと選択だが、こちらは毒専用。
テラバースト80<120>100-テラスタイプに応じたサブウェポンとして。
でんきタイプなら威力156になる。
変化技タイプ命中解説
あまごい-主に後続サポート。かみなりが必中になる。
どくびし-設置技1。毒を撒けるが、ふゆうひこうどくはがねタイプには無効。
どくタイプが場に出ると消滅してしまう点に注意。
まきびし-設置技2。浮いているポケモンに無効。ステルスロックは覚えられない。
エレキフィールド-フィールドを奪い返されそうなときに。
おきみやげ100自主退場技。起点作りに。
のろい-攻撃・防御を補強。もともと極端に遅いのでデメリットは無いに等しい。ふいうちもある。
じこさいせい-高性能な回復技。ひらいしん型で居座りたいときに。
でんじは90妨害技だが、素の素早さが低すぎるため自身への恩恵は少なめ。でんきやじめん、ひらいしんなどには無効。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ギガインパクト
のしかかり
解説
テラバースト火傷無効。
アクアブレイク
ハイドロポンプ
なみのり
解説
ワイルドボルト
びりびりちくちく
10まんボルト
一致技の強化。
テラバースト粉技無効だが、キノコのほうしはエレキフィールドで無効化できる。対トリトドンヌオーピンポイントか。
電気半減なので相手にEFを利用される危険は減る。
テラバースト電気技との補完は良いが、耐性が悪い。
テラバースト解説
どくづき
テラバースト
耐性は優秀だが地面弱点が一貫する。
テラバーストでんき無効。疑似的な麻痺耐性を得られる。
テラバースト地面無効だが、フィールドで強化された電気が抜群になる。
また、フィールドの恩恵を受けられなくなってしまう。
テラバースト耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。
テラバースト地面半減。草、格闘半減とフィールドの効果でキノガッサに強くなる。
テラバースト多弱点。
たたりめ
テラバースト
解説
テラバースト対竜。現環境での使い勝手は氷・妖テラスに劣る。
ふいうち
テラバースト
いたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト毒・猛毒無効。
テラバーストドラゴン無効。

型考察 [編集]

起点作り型 [編集]

特性:エレキメイカー
性格:のんき/なまいき
努力値:H252 BDを調整
持ち物:ふうせん/オボンのみ/グランドコート/しめったいわ/きあいのタスキ
確定技:おきみやげorワイルドボルトorサンダーダイブ
補助技:あまごい/でんじは/どくびし/まきびし/エレキフィールド
攻撃技:かみなりorほうでんorびりびりちくちく/ひやみず/ふいうち

エレキメイカーの展開に加え、雨降らし、麻痺撒き、どくびし撒きなどの仕事を行い、後続の起点を作って退場する型。
退場用のおきみやげか反動技は確定。

風船を持たせておけば、いきなり地震で弱点を突かれて死亡といった展開がなくなるため、ある程度は仕事をしやすくなる。
ただしフィールド効果を受けられないのでワイルドボルトで死ねなくなる。
バチンウニのサポート技から考えると、後続はみずでんきどくタイプのエースアタッカーがおすすめ。もちろん電気や地面が半減以下のポケモンに限る。
相性補完に優れエレキシードとあわせてかるわざの即時発動も狙えるルチャブルフワライドなどもよい。
ただし、それらの弱点の電気技も強化してしまっているので相手の便乗に十分気を付けたい。

トリックルームアタッカー型 [編集]

特性:エレキメイカー
性格:ゆうかん/れいせい
努力値:H252A252 / H252C252
持ち物:いのちのたま/エレキシード/とつげきチョッキ/オボンのみ
確定技(物理):びりびりちくちくorワイルドボルト/アクアブレイク
確定技(特殊):かみなりor10まんボルトorほうでん/ハイドロポンプorなみのりorねっとう
選択攻撃技:どくづき/たたりめ/ふいうち

エレキフィールドによる高い一致火力を活かし、先発のトリックルームから攻撃に転じるアタッカー型。
特にダブルバトルで真価を発揮する。その場合は常套手段であるまもると、一挙に掃討を狙えるほうでんの採用も。
技範囲をできるだけ広げるためにフルアタ推奨。
一致でんき技とじめん対策のみず技は確定として、くさ対策のどく技、ドラパルトに通るあく技も優先的に持っておきたい。

数値的に耐久力は若干の不安が残るため、エレキシード(B↑)かチョッキを持たせておくと安定感が増す。
環境が物理寄りなのでエレキシードが使いやすいか。
Bランク+1で無補正A252珠ドラパルトのドラゴンアローを2耐えできるようになる。こちらからはふいうちで確2。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対バチンウニ [編集]

注意すべき点
エレキフィールドを展開し、おきみやげでエースに繋いでくる。
種族値は低いがでんき技だけは高火力で、トリルアタッカーとしての運用もある。
対策方法
でんき定番サブのくさこおり技がなく、ドラゴンへの有効打もほとんどない。
ちくでんひらいしん、ちょすいヌオー・よびみずトリトドンなどなら繰り出しやすい。みがわりを張ればおきみやげも無効。
残ったエレキフィールドをでんきタイプや未来パラドックスで利用できれば最高。

外部リンク [編集]