キョジオーン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

キョジオーン [編集]

No.0934 タイプ:いわ
通常特性:きよめのしお(状態異常にならない。ゴーストタイプの技で受けるダメージを半減する。)
     がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る。)
隠れ特性:クリアボディ(相手に能力を下げられない)
体重  :240.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
単岩HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
キョジオーン100100130459035500きよめのしお/がんじょう/クリアボディ
ウソッキー70100115306530410がんじょう/いしあたま/びびり
イシヘンジン100125135202070470パワースポット
ガケガニ70100115355575450いかりのこうら/シェルアーマー/さいせいりょく
レジロック801002005010050580クリアボディ/がんじょう
ジオヅム6060(160)35(107)35457しんかのきせき込み無振り

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/かくとう/じめん/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/どく/ひこう
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「きよめのしお」の場合、ゴースト半減


第九世代の単いわタイプ。ウソッキーに近い、特攻と素早さを切り捨てた典型的な重戦車型。
数値の上では両受けも可能なレベルで、じこさいせいも習得可能。
きよめのしおにより状態異常への耐性と一貫性の高いゴーストへの耐性も備えるため、数値以上に堅牢。

専用技「しおづけ」も優秀で、命中安定の岩技でありながら追加効果で必ず1/8のスリップダメージを与える状態にできる。
これによりちょうはつや受け出しでは完璧な対策とならず、一度しおづけさえ叩き込めばじこさいせいで粘る戦術も可能。
これらの優秀な性能から、不遇な単岩タイプとしては異例ともいえる使用率を誇る。

しかししおづけの威力自体は40とかなり低く、その他のサブウェポンも威力不足で遂行速度が遅いのは難点。

また単岩タイプということで弱点が多い上にメジャー。鈍足も相まって削られやすい。
それらの欠点をカバーできるテラスタルでの運用が鍵となる。

進化前のジオヅムはしんかのきせき込みでもキョジオーンより耐久指数が低く、素早さも同値なので、採用価値に乏しい。



特性考察 [編集]

3つの特性はいずれもかたやぶりで貫通されるのは忘れずに。

がんじょう
HP満タン時に必ずHPが1残り、一撃必殺技も受け付けなくなる。
効果自体は非常に優秀だが、キョジオーンは防御・特防どちらも高く、特性無しでも耐えることの方が多い。
きよめのしおが更に強力なので優先度は落ちるが、優秀な特性であることは確かで、
キョジオーンミラーに対して強くなれるため、その想定で採用するのもあり。
きよめのしお
①状態異常にならない。
②ゴーストタイプの技によるダメージを半減する。
2つの効果を複合した優秀な専用特性。
受け向けの種族値と、あくびやおにびを恐れず繰り出していける点は噛み合っており非常に優秀。
ゴースト耐性はテラスタルしても持続する。
なおやるきなどと違い、かたやぶりで貫通されて状態異常になった場合、回復する効果を持たないので注意。
ただし、あくびによるねむけ状態は貫通されても次のターンの眠り状態は通常通り無効になる。
クリアボディ
隠れ特性。能力を下げられない。
いかく無効、追加効果で崩されることを防げるなど、能力ダウンを重く見るなら十分候補。
とはいえ、状態異常と特定タイプの2種に対応するきよめのしおの方が優先度は高く、その裏をかいた択としての採用が主。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
しおづけ40(60)100継続ダメージ専用技。塩漬け状態にして毎ターン1/8ダメージを与える。受けた相手が引っ込むまで永続。
みずタイプ及びはがねタイプには2倍となり、呪いと同等の1/4ダメージ。
尚、水・鋼複合のエンペルトに使ってもダメージは1/4のまま変わらない。
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1一致技。高威力・命中不安。
いわなだれ75(112)90怯み30%
2体攻撃
一致技。ダブル向け。トリックルーム下でもない限り怯みは狙いにくい。
じしん100100-対鋼。一致技との補完に優れる。
ボディプレス80100防御の数値
を参照して
ダメージ計算
防御の高さを活かせる攻撃技。主力にするならてっぺきと併用したい。
ヘビーボンバー40~120100ちいさくなるに
必中&2倍
対妖。現環境ではサーナイト(100)、オーロンゲ(80)、デカヌチャン(60)以外の妖に最大威力。
だいばくはつ250100使用後ひんし起点づくり後の自主退場や奇襲に。ダブル向け。
じわれ-30一撃必殺タマゴ技。有効打のない相手に。からぶりほけんの適用外なので注意。
ひこうタイプやふゆうがんじょうどしょくには無効。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100-自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-サポート用。しおづけなど交代を誘発させる技とあわせて。
じこさいせい-回復技。第九世代でPPが5に減ったため使いどころに注意。
まもる-しおづけのダメージ稼ぎに。ダブルでは基本技。
てっぺき-防御強化。居座りやボディプレスの強化に。
進化前レベル技。技マシンでも覚えられるが、節約したいなら進化前で習得推奨。
のろい-タマゴ技。霊テラスタルを使う場合は効果変更に注意。むしろ積極的に利用したい。
ワイドガード-ダブル用。こちらへの全体攻撃技を防ぐ。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト
のろい(効果変更)
本来弱点の格闘を透かせる上に、きよめのしおなら実質弱点は悪のみ。
のろいを採用する場合は効果変更に注意。HP減少は自己再生で補える。
テラバースト本来弱点の地面無効。格闘と草も半減。
テラバースト弱点が少なく安定感がある。塩漬けによる対水鋼への役割を重視するなら。
草弱点の一貫に注意。
テラバーストきよめのしおならミミッキュハバタクカミコノヨザルの一致技を双方半減できる。
がんせきふうじ持ちキノガッサにも。地面弱点の一貫には注意。
じしんじしんの火力を上げられるが弱点が岩と被る。
テラバースト対ドラゴン。本来苦手な格闘にも強くなるが、鋼弱点は一貫する。
だいばくはつ
すてみタックル
のしかかり
一致大爆発で奇襲できる。清めの塩のゴースト半減との相性は良くなく、格闘が一貫する。
しねんのずつき攻撃範囲は不遇だが、きよめのしおなら実質弱点は虫と悪のみ。
これらは高威力の技が少ないため一撃死の心配も薄れる。
アームハンマー
かわらわり
ボディプレス
きあいパンチ
ボディプレスの火力を上げたい場合に。
テラバースト攻撃範囲には期待できないが、弱点・耐性ともにがらっと変わる。
テラバースト弱点・耐性ともにがらっと変わる。粉技無効だがきよめのしおなら恩恵は薄い。
アイアンヘッド
ヘビーボンバー
ハードプレス
耐性を増やせるが元の岩タイプと地面、格闘弱点が一貫する。
とは言えドラパルトミミッキュを意識するならこれでも十分か。
ほのおのパンチ対草・鋼。耐性の数は多いが弱点がメジャーどころで岩とも被る。
火傷無効もきよめのしおなら意味はない。
かみなりパンチ弱点が地面だけになるため、てっぺきの防御上昇と相性が良い。
テラバースト本来の弱点の水、草に強くなるが、フェアリーもドラゴンもメジャーなのが痛い。
そのドラゴン技がサブウェポンでは殆ど使われないのが唯一の救い。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

しおづけ耐久型 [編集]

特性:きよめのしお
性格:わんぱく/しんちょう
努力値:H252 BorD252
持ち物:たべのこし
確定技:しおづけ/じこさいせい
選択攻撃技:ボディプレス/じわれ/じしん
選択変化技:まもる/てっぺき/みがわり/のろい(ゴーストテラス)
テラスタイプ:ゴースト/どく/ひこう/みず/フェアリー

しおづけを打ち、持ち前の耐久力と自己再生で粘り強く戦う型。

たべのこしを持たせ、確定技2つとみがわり&まもるで時間稼ぎをする型が主流。
物理相手にてっぺきを積んでもよい。

単岩タイプは弱点が多くダメージレースに負けやすいため、その点を解消できるテラスタルでの運用がほぼ前提となる。
テラスタルはきよめのしおにより弱点が実質悪のみになる「ゴースト」、
きよめのしお込みでハバタクカミミミッキュなどの一致技を両方半減できる「どく」、
地面を透かせて格闘も半減できる「ひこう」あたりが主流。
その他弱点が少ない「みず」や「フェアリー」も候補。

無対策の相手にはそのままハメ倒せる固さがある一方で、
火力がないためみがわりやおんみつマント持ちにはなす術がない。

アタッカー型 [編集]

特性:きよめのしお/クリアボディ
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:HA252
持ち物:こだわりハチマキ/じゃくてんほけん/かたいいし/たつじんのおび
確定技:ストーンエッジorロックブラスト
選択攻撃技:しおづけ/じしん/アームハンマー/がんせきふうじorじならし/じわれ/ヘビーボンバー/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/れいとうパンチ/だいばくはつ
選択変化技:じこさいせい/のろい/ステルスロック

種族値に沿ったアタッカー型だが、キョジオーンとしてはかなり奇襲寄りの型になる。
「起点作り型なら瞬間火力は低い」と考えて動いてくる相手に対し、高火力のいわ技で負荷をかけていく。

鈍足岩物理アタッカーとしてはバンギラスとの競合を意識する必要がある。
最大火力や素早さで上をとられ、一致であく技も扱えるため攻撃面では劣る。
起点作りのイメージを逆手に取ることは勿論、タイプ耐性の違いやきよめのしおによるやけど耐性を考慮して仮想敵を定めておきたい。

起点作り型 [編集]

特性:きよめのしお/がんじょう
性格:わんぱく/しんちょう
努力値:H252 BorD252
持ち物:たべのこし/オボンのみ/かえんだまorどくどくだまorでんきだま(なげつける採用時)
確定技:ステルスロック/しおづけ
選択攻撃技:がんせきふうじorじならし/ボディプレス/じわれ/だいばくはつ/なげつける
選択変化技:じこさいせい

叩き台。
持ち前の耐久力に加え、きよめのしおにより相手のあくびなどに強く出られる点、
だいばくはつで自主退場できる点、しおづけやじわれにより安易なちょうはつや居座りを許さない点が優秀。

おんみつマントには更に弱くなるが、きよめのしおで状態異常にならないことを活用できるなげつけるも有用。
対物理アタッカーのかえんだま、対耐久のどくどくだま、起点作りとして汎用性が高いでんきだまから選択。
特にかえんだまやどくどくだまなら、キョジオーン対策に使われるトリック等への対抗にもなりえる。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対キョジオーン [編集]

注意すべき点
非常に高い物理耐久と専用特性きよめのしおにより、状態異常を駆使した戦術に圧倒的な耐性を持つ。
専用技しおづけによりいかなる相手にも永続スリップダメージを与えてくる。
本人は岩単タイプと不遇寄りタイプだが、しおづけの性能によりみず・はがねの後出しを許さない。
不遇なタイプもテラスタルで相性を変化させることにより無理矢理克服してくる可能性がある。
じこさいせい、てっぺき、ボディプレス、じわれを持ち、持久戦にも非常に強い。
対策方法
しおづけはおんみつマントで追加効果を無効化できる。
またAが100と並程度で攻撃面の積み技がのろいくらいであり、役割遂行速度に乏しい。
しおづけは素の威力が低くみがわりを壊せない可能性が高い。よってちょうはつ、みがわりからの積み技が有効。
ただしみがわりにはゴーストテラスタル+のろいで対抗できるため注意。
また、こだわりトリックも非常に効果的。
  • サーフゴー@おんみつマント
    おんみつマントでしおづけのスリップダメージを防げば起点にできるが、じわれに注意。
  • カットロトム@こだわり系アイテム
    しおづけのダメージが増えず、抜群にもならないフォルム。じわれも無効。
    こだわり系アイテムを押し付ければ機能停止する。
  • リククラゲ@おんみつマント
    後攻になるが特性を無視して状態異常技を撃てる。どくどくやキノコのほうしを打ち込めば機能停止する。
    どく、はがねにタイプを変えられても一致弱点を突ける。
    みがわりを置けば完璧。初手のじわれにだけは注意。
  • グライオン@どくどくだま
    ポイズンヒールでしおづけのダメージを相殺。
    じしん、じわれも効かず一方的に起点に出来る。
    ほぼいないが飛行テラスの鉄壁ボディプレ型には打ち負けるので注意。

外部リンク [編集]