フォレトス - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

フォレトス [編集]

No.0205 タイプ:むし/はがね
通常特性:がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る) 
隠れ特性:ぼうじん(天候によるダメージを受けない・粉系の技と特性「ほうし」を無効化)
体重  :125.8kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
虫/鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フォレトス7590140606040465がんじょう/ぼうじん
ハッサム70130100558065500テクニシャン/むしのしらせ/ライトメタル

ばつぐん(4倍)ほのお
ばつぐん(2倍)---
ふつう(1倍)みず/でんき/かくとう/じめん/ひこう/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ノーマル/むし/はがね/エスパー/こおり/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなしどく

第二世代出身のむし×はがね複合。弱点が4倍のほのおのみで、耐性も非常に多い。
物理耐久が高く、豊富な設置技をがんじょうにより確実に設置、仕事を終えた時の自主退場も完備。
現環境での同複合はハッサムのみで、物理アタッカーが主力のそちらとは全く役割が異なる。

第九世代では新規習得技が非常に多い。
なかでも目玉と言えるのがでんじはの習得で、麻痺撒きの役割を得られたことでサポート性能にさらに磨きがかかった。
攻撃面では高防御を活かせるボディプレスを筆頭に、新技のアイススピナー、タネばくだん、ストーンエッジ、アイアンヘッド他多数を習得。
こおりくさの新たなサブウェポンを得たうえに、ジャイロボールと好相性なのろいも覚えたことでアタッカー性能も向上。
むしのていこう、とびつくといった新たなサポート技も手に入れ、かつてないほどの大幅強化となっている。
一方でどくどく、ロックカットが習得不可になり、ボディパージ、リベンジが廃止されている。
いたみわけも当初は習得不可だったが、DLCの藍の円盤にて再習得した。
BDSPで一度忘れてしまったステルスロックは、本作で無事再取得出来た。

テラスタルとの相性については要考察。
元々耐性が優秀なのでテラスタルを使う必要性は薄いかに思えるが、耐性を変えれば4倍弱点の炎を克服できる。
のろい・てっぺきによる攻守の同時強化が行えるようになったため、炎技持ちの物理相手に居座り狙いで単タイプ化する選択肢は十分考えられる。
炎を半減しつつそれなりの耐性を得るなら水、竜などが考えられるが、等倍で受けられるなら弱点の少ない霊なども候補になりうるか。



特性考察 [編集]

がんじょう
不意のほのお技や、高火力の特殊技を受けても1回は動ける。元々サポートに向いた性能なので相性が良い。
かたやぶりには無効化されるが、所有者は基本的に物理アタッカー。
ほのお技を食らわない限り、高い物理耐久もあって1回は耐えるだろう。警戒が必要なのは一撃必殺を備えるオノノクス程度。
ぼうじん
隠れ特性。今作で霰が消滅し、天候ダメージは元々無効化できる砂嵐のみ。
役割としては粉技対策。キノガッサなど相手にも設置技を撒いていきたいなら選択肢。
基本的に安定感はがんじょうに劣るので、採用の場合は明確な役割を与えておきたい。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ジャイロボール~150(225)100-タイプ一致技。高速アタッカーに対して高威力。のろいと併せて。
遅い相手にはあまり効かない。
ヘビーボンバー40~
120(180)
100小さくなる相手に
必中・威力2倍
タイプ一致技。軽量ポケモンに対して高威力。
フェアリーへの遂行を重視するなら候補。詳細は後述。
アイアンヘッド80(120)100ひるみ30%タイプ一致技。安定した一致技。
まひさせるか、トリル下でないと追加効果は狙いにくい。
とびかかる80(120)100A↓100%タイプ一致技。性能安定で追加効果も優秀。
交代されてもある程度負担をかけられる。
とびつく50(75)100S↓100%タイプ一致技。がんせきふうじよりも安定性がある。ジャイロボールとは相性が悪い。
ミサイルばり25(37)
*2~5
95-タイプ一致技。きあいのタスキやみがわりに強いが威力は低い。期待値は3発。
ボディプレス80100-新規習得。防御依存ダメージなのでAに振らなくても火力が出る。
防御種族値が高くてっぺきも覚えるので相性は非常に良い。
じしん100100-対炎毒鋼。一致技との相性補完に優れる。
ドリルライナー8095
(76)
急所ランク+1同上。ダブルバトルで味方を巻き込みたくない場合に。
じならし60100全体S↓100%追加効果が優秀。ダブルでは味方を巻き込むので注意。
アイススピナー80100フィールド除去新規習得した氷技。抜群範囲の広い優秀なサブウェポン。
追加効果でエレキフィールドなどの各種フィールドを除去する。
タネばくだん80100-新規習得。対水地。ラグラージを一撃で倒すにはA全振り+火力補強アイテムが必要。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対炎飛。新規習得。浮いている電気やウルガモスリザードンファイアロー等に有効。
いわなだれ7590怯み30%同上。ストーンエッジよりは命中安定。
トリックルームでないと追加効果狙いは難しい。
がんせきふうじ6095素早さ
↓100%
攻撃兼サポート。とびつくより半減タイプが少ない。
ロックブラスト25*2~590-新規習得。威力不安定だがタスキやみがわりに強い。期待値は3発。
しっぺがえし50→100100-だいばくはつのイメージが強いおかげでゴーストを呼びやすく、相性は悪くない。
ただし、交代際には負担がかからないので注意。
こうそくスピン50100設置技破壊
拘束解除
素早さ↑
素早さを上げても抜ける相手は限られるが、設置技の除去効果は優秀。
カウンター-100優先度-5高い防御を活かして反撃。
だいばくはつ250100自分ひんしサポート後の退場に。
特殊技タイプ威力命中効果解説
てっていこうせん140(210)95最大HP1/2反動タイプ一致技。退場用。だいばくはつと異なり無効化されない。
命中率95%なので確実な退場を見込めない点には注意。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。タスキを潰しつつ特殊アタッカーを弱体化。ダブルでは全体攻撃。
ボルトチェンジ70100交代交代読みや後続サポートに便利。特殊技なので威力はタスキ潰し程度。
とんぼがえりは覚えないので、じめんタイプによる受け出しに注意。
テラバースト80<120>100-自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-設置技1。無効化されない。リザードンウルガモス等には大ダメージ。
3つの設置技の中では汎用性が一番高い。
どくびし-設置技2。相手の控えに継続ダメージを与えられる。
ふゆうひこうどくはがねタイプには無効。
毒タイプが場に出ると消滅してしまう点に注意。
まきびし-設置技3。ふゆうや飛行に無効。ステルスロックorどくびしが優先されるが重ね掛けしたいなら。
でんじは90でんきタイプに無効化されるので注意。
ジャイロボールとの相性は悪いが、アイアンヘッドとの相性は良い。
ひかりのかべ-サポート用。特殊面を補う。
リフレクター-サポート用。後続にも有効。
てっぺき-積めば物理に対しては要塞に。ボディプレスと合わせれば積みアタッカーに。
のろい-新規習得。攻撃と防御を強化しつつ、ジャイロボールの威力も上げられる。
ねむる-カゴのみと合わせて、回復手段として。
いたみわけ-藍の円盤にて再習得。回復しつつダメージを与えられる。
じゅうりょく-先発サポートに。自身への恩恵は少ない。
てだすけ-ダブル用。味方の火力補強に。

ヘビーボンバーについて [編集]

技使用者と対象者の体重比で威力が変動する。
自身の体重の1/5以下の相手には威力120。1/4以下なら100、1/3以下なら80、1/2以下なら60、それより重たければ40。
フォレトスの体重は125.8kgと特別重い訳ではないため、高威力を狙える相手は限られてくる。
しかし、フェアリーは軽いポケモンが多く、対フェアリーとしてはメジャーどころには最高威力を発揮できる相手も多い。
ただし、交代されると途端に威力が激減してしまう可能性が高いのが難点であり、
フォレトスを耐久型と判断して居座る相手を仕留める用途に限る。

A無振りでもミミッキュは確1。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ギガインパクト
からげんき
のしかかり
解説
テラバースト炎半減。
テラバースト炎半減。
ボルトチェンジ
テラバースト
解説
タネばくだん解説
アイススピナー
テラバースト
4倍ドラゴンなどに
ボディプレス
テラバースト
解説
どくづき
テラバースト
解説
じしん
じならし
ドリルライナー
解説
テラバースト解説
テラバースト解説
ミサイルばり
とびつく
一致技の強化
いわなだれ
がんせきふうじ
ストーンエッジ
ロックブラスト
解説
のろい(効果変更)
テラバースト
解説
テラバースト解説
しっぺがえし
テラバースト
解説
ジャイロボール
ヘビーボンバー
アイアンヘッド
一致技の強化
テラバースト解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。
一致技以外の補正は1.2倍だが、だいばくはつを併用した際に融通が利きやすい。

型考察 [編集]

サポート型 [編集]

特性:がんじょう
性格:のんき/わんぱく/なまいき/しんちょう/ゆうかん/いじっぱり
努力値:HP252 防御or特防or攻撃252
持ち物:ゴツゴツメット/レッドカード/メンタルハーブ/ノーマルジュエル/ひかりのねんど/ラムのみ/くろいてっきゅう/イバンのみ
確定技:ステルスロック/だいばくはつorボルトチェンジ
選択攻撃技:がんせきふうじ/ジャイロボールorヘビーボンバーorアイアンヘッド/じしん/ボディプレス/とびかかるorミサイルばりorとびつく/こうそくスピン/しっぺがえし/カウンター
選択変化技:ひかりのかべ/リフレクター/じゅうりょく/どくびし/まきびし/でんじは/いたみわけ

ステルスロックやどくびし、まきびしを撒いたら、だいばくはつで退場する型。
確実に役割をこなすために、特性はがんじょうを推奨。
3つ全てを最大まで撒こうとするのは流石に悠長であるため、自分や相手の構築に合わせて最適なものを選びたい。

アタッカー型 [編集]

特性:がんじょう/ぼうじん
性格:ゆうかん
努力値:HP252 攻撃252
持ち物:くろいてっきゅう/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/ノーマルジュエル/ラムのみ/イバンのみ
確定技:ジャイロボール
選択攻撃技:ミサイルばり/だいばくはつ/じしん/しっぺがえし/ボディプレス/ストーンエッジ/ボルトチェンジ/カウンター/アイススピナー/タネばくだん
選択変化技:ステルスロック/のろい

設置技が得意なサポートのイメージが強い故に、先発でちょうはつを誘いやすいのを逆手に取って普通に殴る。
同タイプの中でもそこそこ攻撃技のレパートリーは多く、非接触技に恵まれており意外なところに刺さったりする。

持ち物考察[1]
ジャイロボールの威力計算式:(25×相手のすばやさ÷自分のすばやさ)+1
最遅フォレトスのSは40でくろいてっきゅうを持つと20となる。
結論から言うと
S159まではくろいてっきゅう。S159からはこだわりハチマキの方が威力が出る。
くろいてっきゅう
S120から威力最大となる。具体的には最速58族や無振り100族。
ジャイロボールの威力の上限150を超える威力は出せず、ジャイロボール以外の技は強化できない。
S159まではこだわりハチマキの火力を超える。最速93族、準速108族まで。
こだわりハチマキ
S239から威力最大となる。ただし最速スカーフ(1段階上昇)95族、2段階上昇58族あたりからと最大火力を出せる相手は限定的。
全ての技を1.5倍にできるが行動が固定される。S159からはくろいてっきゅうより火力が出る。

クッション型 [編集]

特性:ぼうじん
性格:なまいきorのんき
努力値:HP252 特防252
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ボルトチェンジ
選択技:ジャイロボール/だいばくはつ/じしん/がんせきふうじ/ボディプレス/しっぺがえし/カウンター/アイススピナー

優れた耐性と鈍足による後攻ボルトチェンジにより、後攻で受け出し、きあいのタスキを潰しつつ味方を無償降臨させる。
ハッサムと比べて、交代技自体の火力は乏しい点、でんき無効相手に効かない点、先制技が無い点が短所だが、
高い物理・特殊耐久を維持しつつ、特性ぼうじんによってキノガッサなどにも役割を持てる点が長所。

物理耐久は無振りでも元々高いため、ガブリアスのじしんを確3にできる程度の耐久はある。


対フォレトス [編集]

注意すべき点
弱点の少なさと高物理耐久、そして確実な行動が約束されるがんじょうが強み。
ステルスロックを始めとする設置技を一通り揃え、退場技も充実。
またサポート型がメインであることの裏をつく、ジャイロボール主体のアタッカー型も存在する。
対策方法
サポート型ならちょうはつ、みがわり、マジックミラー等で対応。
アタッカー型はジャイロボール以外の威力は低いので、遅い高耐久ポケモンなら後出しも痛くない。
かたやぶり+炎技でがんじょうを無視して倒せる。
特殊耐久は高くないので等倍以上の特殊技で攻める。
ただしじしんや岩技を持っている可能性が高いので炎ポケモンの安易な後出しは危険。

外部リンク [編集]


[1] 最遅で計算