バンバドロ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

バンバドロ [編集]

No.0750 タイプ:じめん
通常特性:マイペース(混乱状態にならない、特性いかくを受けない)
     じきゅうりょく(攻撃技でダメージを受けたときにぼうぎょが1段階アップする)
隠れ特性:せいしんりょく(ひるまない・いかくも効かない)
体重  :920.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
物理耐久地面HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バンバドロ100125100558535500マイペース/じきゅうりょく/せいしんりょく
ドンファン90120120606050500がんじょう/すながくれ
カバルドン108112118687247525すなおこし/すなのちから
サダイジャ72107125657071510すなはき/だっぴ/すながくれ
じきゅうりょくHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バンバドロ100125100558535500マイペース/じきゅうりょく/せいしんりょく
ブリジュラス901051301256585600じきゅうりょく/がんじょう/すじがねいり

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

第七世代出身のじめんタイプ。鈍足な分物理攻撃力と耐久に割り振られており、重火力アタッカーとして理想的な種族値配分が特徴。
特性じきゅうりょくを合わせ、物理アタッカーとの殴り合いに心強いスペックを持つ。
耐性も弱点が比較的特殊に寄り、役割と合致しており、相性不利な相手でも連続技主体なら起点にできる等、個性的な性能。

ただし高速再生技を持たず、搦め手もあまり習得しない為、起点作成・物理受けとしてはカバルドンなどに劣り気味。
アタッカーとしてもガブリアスという強豪が立ちはだかるなど、特性の独自性に反して通常の構築での採用は少なめ。
鈍足を逆用したトリルエース、特性や習得技を活用しやすいダブルでの採用など、明確な役割を与えて差別化したい。

第九世代ではストーンエッジを獲得。いわ技の最大火力を更新した。
一時的にすなじごくを失っていたが、それも碧の仮面で再獲得。
藍の円盤では念願の火力強化技であるのろいを習得。これにより、てっぺきボディプレス以外でも火力を伸ばせるようになった。
新要素のテラスタルとの相性は悪くなく、耐性の変化により被弾回数を増やし、じきゅうりょくの発動回数を稼ぎやすくなる。
残念ながら弱点を全て半減以下に抑えるタイプは無いが、予定した役割に応じてテラスタイプを決めればよいだろう。
素の攻撃種族値が高いので、単にアタッカー性能を強化するために使っても悪くはない。

一方で新たなじきゅうりょく持ちであるブリジュラスが登場。
技範囲・素早さ・耐性を大分上回り、あちらもボディプレスを習得する。
主な差別化要素としては特殊耐久や物理火力の高さ、多数のじめん技や一撃必殺技、高体重で火力を出しやすいヘビーボンバー辺りか。



特性考察 [編集]

マイペース
混乱といかくを無効化。
混乱の自傷率低下以来、混乱自体が採用数を減らしており恩恵を感じるタイミングは少ない。あばれるやげきりんといった能動的に混乱する技も覚えない。
いかく対策なら怯みも防げるせいしんりょくの方が有用。
ダブルでいばる持ちと組んでコンボにするなら。
じきゅうりょく
物理・特殊問わず攻撃技を受けると防御が上昇。
ただし、相性やまもる状態などでダメージを無効化したときや、みがわり状態で攻撃を防いだときは発動しない。
元々の防御の高さもあって1回発動すると物理耐久指数は無振りでも31500、HP252振り時は37260、HB特化時は51853に達する。
HP252振り時は物理耐久指数41140であるレジロックに匹敵し、物理技読みで受け出しが成功するだけでも大きなアドバンテージを取ることが出来る。
ボディプレスとの相性も抜群で、強力なライバルとの差別化もあり基本はこの特性が最有力。
連続技には1回ごとに効果が発動。スキルリンクやいかさまダイス持ちのロックブラストを食らえばかすり傷程度で4~5段階積める。ダブルで味方に撃たせるのも良い。
せいしんりょく
隠れ特性。怯まなくなり、マイペース同様にいかく無効。
ただし、じきゅうりょくでもねこだまし自体は牽制可能。
ダブルにおいていかくやいわなだれ対策を優先するなら。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
じしん100(150)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
10まんばりき95(142)95-タイプ一致技。ダブルでの単体攻撃に。
じしんと異なり接触技。グラスフィールドの影響を受けない。
じだんだ75/150
(112/225)
100技失敗後に
威力2倍
タイプ一致技。じわれの保険に。
すなじごく35(52)85拘束ダメ対面操作に。ターンを稼げばダメージにもなる。やや命中不安。
ヘビーボンバー40~120100ちいさくなる相手に
必中&2倍
対フェアリー。現環境の全フェアリーに威力120で出せる。
体重が非常に重いので相性がいい。
アイアンヘッド80100怯み30%ヘビーボンバーより最大威力は下がるが、相手の体重に左右されない。
トリルでは怯みも狙える。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。新規習得のサブウェポン。高威力だが命中不安。
いわなだれ7590怯み30%対虫・飛行。命中重視ならこちら。トリルなら怯みも狙える。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。後続にも活きる。
インファイト120100防御・特防↓高威力・広範囲のサブウェポン。耐久低下が痛い。
けたぐり20~120100-上記二つに比べて耐久は下がらないのは優秀だが、威力不安定。
ボディプレス80100-Aの代わりにBの値でダメージ計算。じきゅうりょくと相性が良い。
がむしゃら-100-削り技。こらえると併せて。遅いので使いづらい。
カウンター-100優先度-5高い物理耐久を活かして倍返し。
からげんき70/140100状態異常で威力倍増。おにび・どくどく対策に。
じわれ-30一撃必殺耐久型なら優先度は高い。起点化阻止にも有用。がんじょうには無効。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
まもる-たべのこしとあわせて。
みがわり-補助技対策や、たべのこしとのコンボに。
ほえる-流し技。積み技対策。起点化回避に。
てっぺき-防御を強化。ボディプレスとも相性が良く、1度積めば物理技での突破は困難を極める。
のろい--攻撃・防御を強化。素早さ低下のデメリットは小さい。
攻撃強化のおかげでゴーストタイプにも有効打を持てる。
てっぺきに比べて防御上昇は少ないが、その分はじきゅうりょくでカバーしやすい。
ねむる-唯一の回復技。カゴのみやねごととあわせて。
ステルスロック-設置技。ほえると合わせて。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト解説
テラバースト火傷無効。弱点の草と氷が半減になる。水が一貫する。
テラバースト解説
テラバースト麻痺無効。弱点の水と一致技の通らない飛行への反撃。
テラバースト水タイプ、特に弱点1つで相性の悪いウォッシュロトムに対して有効。
キノガッサに対してもキノコのほうしを不発にしたり、
タネマシンガンを半減受けしてじきゅうりょくを複数回発動させ殴り勝ったりできる。
テラバースト解説
インファイト
ばかぢから
けたぐり
ボディプレス
範囲は地面技と被りがち。
テラバースト解説
じしん
じだんだ
10まんばりき
一致技での火力補強に。
テラバースト対草闘。弱点の草を半減できる。
テラバースト解説
テラバースト解説
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
砂嵐のダメージ無効が共通し、砂嵐で特防が上がり、
タイプ一致技の通らない飛行の弱点を突ける。
ただし地面と弱点が被る上耐性も悪いためあまり利点がない。
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト対霊超。いたずらごころからの変化技を無効化できるのが優秀。
ヘビーボンバー
アイアンヘッド
対妖氷。砂嵐のダメージを受けないことを筆頭に耐性が非常に優秀。毒を無効化。
テラバースト解説

型考察 [編集]

ステロ撒き型 [編集]

特性:じきゅうりょく
性格:わんぱくorしんちょうorいじっぱり
努力値:HD252ベースで調整余りA
持ち物:混乱実/たべのこし/オボンのみ/ラムのみ/カゴのみ
確定技:じしん/ステルスロック/ほえる
選択技:ヘビーボンバー/けたぐりorボディプレス/がんせきふうじorストーンエッジ/カウンター/ねむる/じわれ

じきゅうりょくによる物理流し性能を活かしたステロ撒き型。
努力値はHD振りが基本。特防に厚くすることで特殊技で対応しようとする相手もステロの起点にしていくことができる。
各種回復実があればさらに確定数をずらせるほか、特殊アタッカーの攻撃を耐えて反撃で倒して回復し、HPの余裕とB上昇の恩恵を得たまま後続の物理アタッカーと対面することも可能。

仮想敵に合わせて性格とD努力値は要調整。

高めのA種族値により、無振りでもある程度の火力は出るため、そこそこ撃ち合い性能もある。
フェアリーに打点を持たせるならA調整や性格いじっぱりも選択肢。
仮想敵によっては耐久面に性格補正をかけずとも十分な指数が得られるため、最低限の火力を持たせるならAに補正をかけるほうが効率が良い。

カバルドンとはじきゅうりょくによる物理相手への居座り性能と特殊耐久の差、攻撃面の性能で差別化可能。
しかし当然、あくびによる強烈な流し性能や高速回復技の有無などにおいては向こうに劣る。

じきゅうりょくアタッカー型 [編集]

特性:じきゅうりょく
性格:いじっぱり
努力値:A252 残りH振りをベースに耐久調整
持ち物:ゴツゴツメット/オボンのみ/カゴのみ/たべのこし/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
確定技:じしん
優先技:ヘビーボンバー/ボディプレス
選択技:ストーンエッジ/からげんき/カウンター/ねむる/ほえる/のろい

ねこだましやストーンエッジ読みで受け出していき、じきゅうりょくで防御を上げながら物理型に圧力をかけていく。
とつげきチョッキを持たせたり特殊寄りに調整すれば、特殊型相手でも不一致弱点程度なら撃ち負けない。

鈍足なので相手を撃破するのに時間がかかり、上から叩かれやすいので被弾回数も増える。不意の急所等には注意したい。
格闘技は特性と相性がいいボディプレス推奨。インファイトやばかぢからは特性と相性が悪く、けたぐりは威力が安定しない。

じきゅうりょく要塞型 [編集]

特性:じきゅうりょく
性格:わんぱく
努力値:H252 B252
持ち物:カゴのみ/ラムのみ/回復きのみ/ゴツゴツメット/たべのこし
確定技:ねむる
攻撃技:じしん/ボディプレス/ストーンエッジorがんせきふうじ/ヘビーボンバー/じわれ
補助技:ねごと/てっぺき/ほえる

物理相手に繰り出し、じきゅうりょくとねむるで居座り要塞化する型。

ボディプレスをメインに据える場合は特性で十分に防御上昇できるものの、遂行速度を上げるてっぺきも採用しておきたい。
採用しない場合、相手に積みの起点にされないようにほえるを入れること。

他の技は格闘技との補完に優れる岩技、起点化回避と攻撃を兼ねるじわれなど。PTにあわせて選択したいところ。

特殊技やてんねんには弱いので注意。

【ダブル】アタッカー型 [編集]

特性:じきゅうりょく(推奨)/せいしんりょく/マイペース
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:HA252 or 耐久調整
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/オボンのみ/混乱実/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/ラムのみ
確定技:10まんばりき
優先技:まもる
選択技:ヘビーボンバー/ボディプレスorインファイトorけたぐり/いわなだれ/からげんき/じしん/ほえる/じわれ

ダブルのアタッカー。遅いのでトリパ用に最遅もあり。

特性はじきゅうりょく推奨。味方から連続攻撃技を受けることで即座に強力な物理耐久を獲得できる。
相方はスキルリンクパルシェンフレンドガードイッカネズミが候補に挙がる。
つららばりやタネマシンガンでじゃくてんほけんも発動できるが、1発ごとに防御が上がるとはいえ無視できないダメージになる。

せいしんりょくはどうしても怯みたくない場合に。
じきゅうりょくで牽制できるとは言え、ダブルはねこだまし・いわなだれが飛び交うので出番はある。
マイペースはいばるを味方から受ける前提なら。ただしミストフィールドで代用可能で、優先度は低い。
せいしんりょくとマイペースはダブルでメジャーないかくも無効なので、発動機会は多い。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対バンバドロ [編集]

注意すべき点
特性のじきゅうりょくは、物理/特殊、接触/非接触問わず攻撃によるダメージ全てに反応する。
半端な攻撃では防御を上げてしまうが、積んで突破を試みてもほえる、じわれで流されてしまう。
相性の良いボディプレスや補完の岩技、ヘビーボンバーなどを覚え最低限の攻撃性能もある。
とつげきチョッキを盾に攻めるアタッカー、ゴツゴツメットで削る物理受け、特殊耐久に寄せた昆布役など、型も複数存在。
ダブルでは連続攻撃技持ちの味方に攻撃させ、防御を上昇させるコンボもある。
対策方法
種族値に無駄が無く高耐久だが、鈍足で回復手段も少ないため、弱点の特殊技か一撃必殺技で速攻を決める。
重いのでくさむすびは特に有効。ただしとつげきチョッキ持ちには効果が薄く、接触技なのでゴツゴツメットにも注意。
てんねんヘイラッシャなら積みを無視して弱点を突けるが、じわれの存在は忘れずに。
水ウーラオスマスカーニャも確定急所で貫通できるが、倒し損ねると威力の上がったボディプレスで反撃される。
アーマーガアなら高耐久かつじしん・じわれ無効、鋼半減、岩・格闘等倍の耐性で流せる。

外部リンク [編集]