コジョンド - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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コジョンド [編集]

No.620 タイプ：かくとう
通常特性：せいしんりょく（怯まない、いかくも効かない）
　　　　　さいせいりょく（手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する）
隠れ特性：すてみ（反動を受ける技の威力が1.2倍になる）
体重　　：35.5kg（けたぐり・くさむすびの威力60）

速攻アタッカー気質の配分を持つ単かくとうタイプ。
とびひざげりを始めとする高威力の一致技から、ねこだまし・とんぼがえり・はたきおとすといった小技も充実。
特性もそれらと相性の良いものが揃っている。

ただ、攻撃は高いとはいえ同タイプとしてはありふれた水準。素早さも昨今の環境では心許なく、耐久面は不安しかない。
そのため単体性能が求められるシングルよりも、ダブルでのアタッカー兼サポーターに適性がある。
ファストガードやワイドガード、フェイント等を覚える他、種族値・タイプ・特性の観点からトップメタのガオガエンに滅法強く、強豪が増えた現在でも健闘が見られる。

第九世代では以前にも増して高性能なゴーストが環境上位にひしめいている。
加えてテラスタルにより対面が突然ゴーストになる恐れも出て、とびひざげりやねこだましを空かされるリスクが更に増加した。
自身のテラスタルは元が低耐久なので耐性変化は活かしにくく、基本的には攻撃面での選択・使用になる。

技方面ではアイススピナー、トリプルアクセルを獲得。抜群範囲が広く、相性補完にも優れる。
他にくさわけ、しんくうは、はやてがえし辺りは型によって候補に入ってくるか。
失った技で有用だったのは、ダブルで怯み狙いで使われたいわなだれ、唯一のほのお技だったブレイズキック辺り。

特性考察 [編集]

せいしんりょく

怯まない。いかくを無効化する。
いかくに加えねこだまし、いわなだれが跋扈するダブルにおいて、自身の性能を損なわずに役割をこなせる優秀な特性。
習得技も相俟ってコジョンドの採用理由に直結する。
シングルでもいかく対策として有用だが、能動的に発動できる他の特性が優先されやすい。

さいせいりょく

交代すると最大HPの1/3を回復。
ねこだまし＋とんぼがえりやいのちのたまと相性が良く、ゴツゴツメットやステルスロック等の定数ダメージにも強くなる。
みがわり＋バトンタッチも使いやすいが、より素早くしっぽきりを使えるモトトカゲとの差別化を強く意識したい。
とびひざげりをメインにする場合の反動をリカバーする目的でも採用できるが、威力を上げられるすてみとは選択になる。
なお元の耐久力は低いので、他の同特性持ちのようにサイクル戦で活用するのは難しい。
参考までに、耐久無振りの場合は特化130族の一致じしんで確1ライン。

すてみ

隠れ特性。反動を受ける技の威力が1.2倍。適用技はとびひざげりとすてみタックルのみ。
ピンポイントだがメインウェポンを強化し、確定範囲を広げられる。
火力の目安としては無補正A振り鉢巻のとびひざげりで、B特化ポリゴン２をしんかのきせき込みで確1。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力 <すてみ>	命中	効果	解説
とびひざげり	闘	130(195) <234>	90	外すと反動	タイプ一致技。すてみなら高威力だが命中率とゴーストが怖い。 有利対面でも相手パーティにゴーストがいる限り迂闊には使用できない。 今作で習得したつめとぎとの併用で安定性を増加できる。
インファイト	闘	120(180)	100	防御・特防↓	タイプ一致技。高威力・性能安定。 元々耐久は低いのでデメリットはあまり気にならない。
ドレインパンチ	闘	75(112)	100	HP吸収	タイプ一致技。回復効果付き。ビルドアップと相性が良い。
かわらわり	闘	75(112)	100	壁破壊	タイプ一致技。サポート寄りでの採用。
ローキック	闘	65(97)	100	素早さ↓100%	タイプ一致技。がんせきふうじと選択。
はっけい	闘	60(90)	100	麻痺30%	タイプ一致技。麻痺狙いで。
きしかいせい	闘	20~200 (30~300)	100	-	タイプ一致技。条件付きだが最高火力を体現できる。タスキとあわせて。
ストーンエッジ	岩	100	80	急所ランク+1	対虫・飛行。格闘定番のサブウェポン。高威力・広範囲。
がんせきふうじ	岩	60	95	素早さ↓100%	追加効果が優秀。竜舞ドラゴン等に。
はたきおとす	悪	65/97	100	道具排除	対エスパー・ゴースト。交代読みで撃ちやすい。 メガストーン・Zクリスタル廃止で通りが良い。タマゴ技。
どくづき	毒	80	100	毒30%	対フェアリー。ミミッキュには等倍。
とんぼがえり	虫	70	100	自分交代	対エスパー。攻撃しつつ撤退。さいせいりょくと相性が良い。
アクロバット	飛	55/110	100	-	対虫。消費アイテムとの併用が基本。
アイススピナー	氷	80	100	フィールド破壊	性能安定。追加効果も優秀。
トリプルアクセル	氷	20→40→60	90	-	連続技なのでタスキに強い。命中判定は1回ごとに行われ、3回命中する確率は72.9%。
くさわけ	草	50	100	素早さ↑	積み技感覚で。タスキ潰しにもなる。
すてみタックル	無	120 <144>	100	反動1/3	すてみ対応技。どくへの最大打点。
ねこだまし	無	40	100	優先度+3 怯み100%	タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。とんぼがえりと相性が良い。
フェイント	無	30	100	優先度+2	タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。タマゴ技
はやてがえし	闘	65(97)	100	優先度+3 怯み100%	先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
はどうだん	闘	80(120)	必中	-	タイプ一致技。物理受けに。無補正無振り＠珠でH振りナットレイを確2。
きあいだま	闘	120(180)	70	特防↓10%	タイプ一致技。威力はこちらが上。
しんくうは	闘	40(60)	100	優先度+1	タイプ一致技。特殊型なら候補に。
くさむすび	草	20~120	100	-	威力不安定。ミロカロスやカバルドンに。
テラバースト	無	80<120>	100	-	テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技	タイプ		命中	解説
みがわり	無		-	変化技対策や、交代読みで。さいせいりょくで回復できる。
ちょうはつ	悪		100	変化技対策。素早いので使いやすい。
つるぎのまい	無		-	攻撃を強化。全抜きを狙うなら。
ビルドアップ	闘		-	攻撃・防御を補強。ドレインパンチと相性が良い。
つめとぎ	悪		-	とびひざげりやきあいだまなどのフォローに。
めいそう	超		-	特攻・特防を補強。特殊型なら。
こうそくいどう	超		-	自身は十分素早いので専らバトン用。
ワイドガード	岩		-	ダブル用。全体攻撃を防ぐ。
ファストガード	闘		-	ダブル用。先制技を防ぐ。
みきり	闘		-	ほぼダブル用。まもるよりふういんされづらい。
バトンタッチ	無		-	積み技やみがわりとあわせて。さいせいりょくと相性が良い。
てだすけ	無		-	ダブル用。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	ねこだまし フェイント	ゴーストを無効化。先制技の火力補強。
炎	テラバースト	火傷無効。サーフゴー対策に。
水	テラバースト	対ほのお。
電	テラバースト	麻痺無効。水タイプに弱点がつける。
草	テラバースト	粉技、やどりぎのタネ無効。
氷	アイススピナー	サブウエポンの火力補強。4倍ドラゴンに。
闘	インファイト とびひざげり	一致技の火力補強。
毒	どくづき	対フェアリー。耐性面ではエスパー弱点が一貫する。毒無効、毒びしの回収に。
地	テラバースト	電磁波無効。サーフゴー対策に。
飛	アクロバット	地面技無効。サブウエポンの火力補強や4倍弱点相手に。
超	テラバースト	主に毒・闘への打点。
虫	とんぼがえり	とんぼがえりの威力が上がり、後続への負荷が高くなる。
岩	ストーンエッジ がんせきふうじ	対ひこう。
霊	テラバースト	対ゴースト。相手からの先制技対策に。
竜	テラバースト	炎草水電気への豊富な耐性。ただしフェアリー弱点は一貫し、使いにくい。
悪	はたきおとす	いたずらごころによる変化技を無効化する。対ゴーストに。
鋼	テラバースト	対フェアリー。耐性を変化させ相手の起点化に。
妖	テラバースト	対ドラゴン。
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

すてみ基本型 [編集]

性格：ようき
努力値：AS252 H4
持ち物：いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりハチマキ
確定技：とびひざげり
攻撃技：ねこだまし/ストーンエッジorがんせきふうじ/はたきおとす/とんぼがえり/どくづき/フェイント/アイススピナーorトリプルアクセル
変化技：みがわり/ちょうはつ

メインウェポンのとびひざげりをすてみで強化し、高火力で攻める型。
性格は100族に先手を取れるようきで確定。
とびひざげりがメインウェポンなので、HPは奇数を推奨。
端数の4を振れば実数値141になる。

持ち物無しでもB特化エアームドが高乱2（84.8%）。後出しを許さない。
いのちのたま持ちならH振りFCロトムやハッサムが乱1。ねこだまし込みで確定。

ねこだまし読みで交代を誘いやすく、はたきおとすやがんせきふうじが有用。
どちらも追加効果が優秀で、苦手なエスパー・ゴーストやこだわりスカーフ持ちに強くなれる。

型サンプル

性格：ようき
持ち物：いのちのたま
技構成：とびひざげり/ねこだまし/がんせきふうじ/はたきおとす
相手パーティにゴーストがいないときは先発ねこだましで、相手のタスキやスカーフの可能性をみていく。
相手の反撃はまず耐えないので、味方のでんじはでの補助や確定範囲を見極めることが重要。

さいせいりょく基本型 [編集]

特性：さいせいりょく
性格：ようき
努力値：AS252をベースに調整
持ち物：いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりハチマキ
確定技：インファイトorとびひざげり/とんぼがえり
優先技：ねこだまし
選択技：ストーンエッジorがんせきふうじ/はたきおとす/どくづき/フェイント/アイススピナーorトリプルアクセル/みがわり（＋バトンタッチ）

とんぼがえりを絡めてトリッキーに立ち回る型。いのちのたまも使いやすい。
格闘技はリスクの少ないインファイトも選択肢。
珠＋インファイトですてみ＋とびひざげりとほぼ同等の火力を出せる。

HPは無振りだと実数値140。
個体値を26～27に下げて138にすればさいせいりょくや珠の効率が良くなるが、
微々たるものなのであまり気にしなくても良いだろう。

すてみ型に比べ柔軟に動ける一方、搭載できるサブウェポンが少なく、有効打の無い相手には逃げの一手となる。
先制とんぼがえりで後続が被弾しやすいので、攻守両面で補完に優れた味方を用意しておきたい。

みがわりも好相性だが、バトンタッチとのコンボを狙うならモトトカゲの方が速くて確実。
こちらは交代を誘いやすいので、交代読みで張ることで優位に立てる場面も多く、
バトンのみならず自身にも活かしやすいのが利点か。

こだわりスカーフ型 [編集]

性格：ようきorいじっぱり
特性：すてみorさいせいりょく
努力値：A252 S252or調整 H調整
持ち物：こだわりスカーフ
確定技：とびひざげり（すてみ）orインファイト（さいせいりょく）
優先技：とんぼがえり
選択技：ストーンエッジ/はたきおとす/どくづき/アイススピナーorトリプルアクセル

コジョンドを上から叩きに来た相手に対し、スカーフで逆に上から叩く型。
準速でもドラパルトやスカーフ90族を抜ける。
HPはすてみなら奇数、さいせいりょくなら3nに調整。
スカーフ・さいせいりょくの双方と相性がよいとんぼがえりの優先度が高い。

【ダブル】せいしんりょく基本型 [編集]

特性：せいしんりょく
性格：ようき
努力値：AS252をベースに調整
持ち物：いのちのたま/きあいのタスキ
確定技：インファイト/ねこだまし
攻撃技：がんせきふうじ/はたきおとす/フェイント/とんぼがえり/アイススピナーorトリプルアクセル
変化技：ファストガード/ワイドガード/てだすけ/みきり/ちょうはつ/コーチング

特性せいしんりょくを活かし、いかくやねこだましで妨害されずに役割を遂行する型。
サポーターでありながらガオガエン等の悪相手もこなせる点が魅力。
無補正A振りインファイトでH振りガオガエン、悪ウーラオスを確1。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対コジョンド [編集]

注意すべき点

攻撃と素早さが高く、すてみ＋とびひざげりの高火力アタッカー型やさいせいりょく＋とんぼがえりのトリッキーな型が存在。
ダブルではせいしんりょくによりいかくやねこだましの怯みが効かず、サポートや妨害の仕事をされてしまう。

対策方法

耐久は低いので速攻で落とす。おにびやでんじはも有効。
すてみ型はゴーストがいれば選出を抑制可能。
イエッサンやリキキリンはねこだましを無効化しつつ弱点を突いたりトリックルームを展開できる。

外部リンク [編集]

• コジョンド - ポケモン百科事典