サワムラー - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

サワムラー [編集]

No.106 タイプ:かくとう
通常特性:じゅうなん(まひ状態にならない)※バルキーのとき「こんじょう」
     すてみ(反動を受ける技の威力が1.2倍になる)※バルキーのとき「ふくつのこころ」
隠れ特性:かるわざ(持っている道具がなくなると素早さが2倍になる)※バルキーのとき「やるき」
体重  :49.8kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
同特性高速闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サワムラー50120533511087455じゅうなん/すてみ/かるわざ
コジョンド65125609560105510せいしんりょく/さいせいりょく/すてみ
ルチャブル7892757463118500じゅうなん/かるわざ/かたやぶり
オオニューラ80130604080120510プレッシャー/かるわざ/どくしゅ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第一世代出身の単かくとうタイプ。
かくとうでは珍しく特防が高いが低HPのため特殊耐久は平凡、物理耐久は紙。
攻撃もかくとうタイプとしては平凡なため、特性で種族値を補う戦い方をしたい。

サワムラーの売りはすてみかるわざという優秀な特性の所持。
前者は高い火力を更に向上させ、後者は条件つきながら、中速から一気に最速クラスに。具体的な調整は後述。
個別で比較していくと、すてみはコジョンド、かるわざはルチャブルオオニューラというライバルも存在するが、
対面では相手に特性を絞らせないのはサワムラー独自の強み。
読み違えた場合の影響力も決して低いものではなく、最初のターンで可能な限り大きなリターンをもぎ取れる編成が求められる。

第八世代ではじごくづき、コーチングを習得。また失っていたはたきおとすを再習得した。
第九世代では新たにかかとおとしを習得。とびひさげりより威力がやや劣るものの混乱状態を付与出来るが
主力技に大きな変化はないため、習得技による環境の影響は小さい。
他にちょうはつ、つるぎのまい、がむしゃらと四世代の教え技だったふいうちを習得。
それよりもハバタクカミサーフゴー等の強力なゴーストの蔓延、テラスタルによる相性変化など、環境の逆風が目立つ。
特にハバタクカミは最速でこだいかっせいで素早さを上げられるとかるわざでも抜けない。
かくとうタイプ全般に言えることではあるが、よほど尖った売りが無いと採用されづらいのが現状。



特性考察 [編集]

じゅうなん
麻痺しない。アタッカーとしては有用な特性。
かくとうで同特性はひこう複合のルチャブルのみ。
麻痺にならないかくとうならでんき複合のパーモットテツノカイナがいて、でんじはが効かないかくとうならじめん複合で同速のイダイナキバがいる。
ルチャブルとサワムラーはかるわざ対策ででんじはを誘いやすいか。
ただし、他2つの特性と違い受動的で、物足りないステータスを補えない。
一応、でんじは対策として採用する場合は一定数あるとはいえ、能動的に活用できる下記の特性より優先度は低いか。
すてみ
メインウェポンであるとびひざげり、かかとおとしの決定力を高める。
火力補助としてはリスクが低く、タイプ一致技を強化できるので有用な特性。
ただし碧の仮面でコジョンドが先に解禁。攻撃・素早さ共に劣るので差別化は必須となる。
かるわざ
隠れ特性。無振りでも実数値214、準速で278、最速で304となり、準速で最速レジエレキをぴったり抜く。
同特性のルチャブルには素早さで劣るも、火力の高さ、ねこだましの習得、複合タイプの有無など差別化は容易。
第九世代では新たにオオニューラが登場。あちらは毒複合であるものの攻撃も素早さもあちらの方が上回るため
こちらの特性も明確な差別化や役割を意識しないとほぼ下位互換になるので注意。
特に素早さの差は大きく、準速でも無振りオオニューラを抜けない。

技考察 [編集]

物理技(メイン)タイプ威力
[すてみ]
命中効果解説
とびひざげり130(195)
[234]
90外すと反動高火力のメイン技。特性すてみで高威力。
ゴーストやまもるに注意。反動で半分減るのでHPは奇数推奨。
かかとおとし120(180)
[216]
90外すと反動
混乱30%
タイプ一致技。威力が下がって混乱効果がついたとびひざげり。
デメリットも同様だが、こちらはじゅうりょく状態でも使用可能。
インファイト120(180)100防御・特防↓命中安定。もともと耐久はないようなもの。
きしかいせい20~200
(30~300)
100-こらえるやきあいのタスキと合わせて。
物理技(サブ)タイプ威力命中効果解説
ストーンエッジ10080急所率+1格闘と相性のよいサブウェポン。
いわなだれ7590怯み30%命中高め。怯みを狙うなら。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%後続へのサポートや、受けに来た相手を上から叩く。
格闘技の補完になり、ローキックやじならしと違い無効化されない。
じしん100100-サーフゴー対策。どくタイプにも有用。
ブレイズキック8590急所率+1
火傷10%
虫/鋼・草/毒・草/霊に。
ダメージは2倍ブレイズキック<等倍インファイトなので注意。
どくづき80100毒30%対フェアリーだが威力は低い。
なげつける変動100持ち物によるかるわざの発動用に。おうじゃのしるし・でかいきんのたま等。
はたきおとす65→97100持ち物排除エスパー・ゴースト対策と相手への妨害を兼ねる。
じごくづき801002ターン
相手の音技封印
対エスパー・ゴースト。ストリンダーにも刺さる。
こうそくスピン50100拘束解除
設置技排除
素早さ↑
サポート用。設置技対策。素早さも上げられる。
カウンター-100優先度-5きあいのタスキと合わせて。
物理技(先制技)タイプ威力命中効果解説
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
ジュエルでかるわざ発動。きあいのタスキ・がんじょう潰し、火力の補強に。
マッハパンチ40(60)100優先度+1タイプ一致で安定した先制技。ただしゴーストには無効。
バレットパンチ40100優先度+1無効タイプ無しの先制技。ゴーストにも通る。
フェイント30100優先度+2先制技対決で勝ちたいなら。
ふいうち70100優先度+1相手の行動を読む必要があるが、高威力の先制技。エスパー・ゴースト対策にも。
はやてがえし65(97)100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中備考
こらえる-きのみを確実に使用。相手次第だがじゃくてんほけんも好相性。タスキ潰しに強い。
コーチング-ダブル用。かるわざが発動すれば上から相方を強化できる。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
フェイント
ねこだまし
霊無効。
ほのおのパンチ
テラバースト
火傷無効。フェアリーを半減。
テラバースト対炎。
かみなりパンチ
テラバースト
対飛行。麻痺無効。
テラバースト粉技無効。飛行が一貫する。
れいとうパンチ
テラバースト
ドラゴン。凍らないが多弱点。
とびひざげり
インファイト
ドレインパンチ
マッハパンチ
タイプ一致技の強化。
どくづき対フェアリー。エスパーが一貫する。
じしん
テラバースト
対毒。
テラバースト地面無効。
テラバースト対闘毒。多弱点。
テラバースト飛行が一貫する。
ストーンエッジ
いわなだれ
テラバースト
対飛行。
テラバースト無闘無効。
テラバーストフェアリーが一貫する。
じごくづき
はたきおとす
テラバースト
いたずらごころ耐性の獲得。エスパー技無効。フェアリーが一貫する。
バレットパンチ
テラバースト
対フェアリー。すべての弱点を半減にする。耐久型と相性が良いが、サワムラーの種族値や技範囲は耐久型に向いていない。
テラバースト対竜闘。良耐性。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

かるわざ型 [編集]

ジュエルねこだまし型 [編集]

特性:かるわざ
性格:いじっぱり(推奨)orようき
努力値:AS252ベースでH調整
持ち物:ノーマルジュエル
確定技:ねこだまし/とびひざげりorインファイト
優先技:じしん/どくづき
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれ/ブレイズキック/じごくづきorはたきおとす

ジュエルねこだましで安全にかるわざを発動、先制の高火力格闘技で負担をかける型。
多少耐久に回した程度では確定数に変化がなく、天候エースをも抜ける素早さが魅力の一つであるため、基本はAS極振りベース推奨。
無補正S244振りで準速すいすいキングドラ抜き。
A特化ジュエルねこだまし+とびひざげりでH4キングドラを確定で落とせるため、準速ベースならH12A252S244がおすすめ。

火力アップアイテムが持てないため基本は火力重視のいじっぱり推奨だが、
ようきなら準速すなかきドリュウズや最速すいすいキングドラも抜くことができる。
ようきS172振りで準速ドリュウズ+1になるので、その場合は残りを耐久に回すとよい。
サブウェポンは対フェアリーのどくづきの優先度が高い。

なげつける型 [編集]

特性:かるわざ
性格:いじっぱりorようき
努力値:HASで調整
持ち物:おうじゃのしるし/でかいきんのたま
確定技:なげつける/ねこだまし/とびひざげりorインファイト
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれ/じしん/ブレイズキック/どくづき/はたきおとす

先手を取れる相手にねこだまし&おうじゃのしるしで2回怯ませる。
ダブルでは味方とのコンボにも。
でかいきんのたまなら一発限りで、威力130のあく技を使える。A特化なげつけるで無振りサーフゴーが丁度確1。

タスキ型 [編集]

特性:かるわざ
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:きしかいせい
攻撃技:ねこだまし/ストーンエッジorいわなだれ/とびひざげりorインファイト/じしん/ブレイズキック/どくづき/はたきおとす/がむしゃら/はやてがえし

ゴーストやゴツゴツメット、先制技持ちなど止まる相手は多いものの、うまく決まれば全抜きもありうる。
ただしきあいのタスキ+きしかいせいの火力はすてみでのいのちのたま+とびひざげりよりわずかに低い。

こらえる木の実型 [編集]

特性:かるわざ
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252
持ち物:チイラのみ/カムラのみ/サンのみ
確定技:こらえる/きしかいせい
攻撃技:ねこだまし/ストーンエッジorいわなだれ/インファイト/じしん/ブレイズキック/どくづき/はたきおとす

こらえるで木の実を発動させて、そのまま全抜きを狙う。
かるわざで素早さを、チイラのみで火力を補うパターンが多い。
発動後の火力が高く、タスキと違い確実に発動出来るのが強み。

ただし、こらえるを見せた時点で読まれて交代されやすい。
ゴースト、先制技、ゴツメ等で止まるのもタスキ型と同様。

すてみ型 [編集]

特性:すてみ
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/パンチグローブ/ラムのみ
確定技:とびひざげり
優先技:じしん/ブレイズキック/先制技(スカーフ以外)
先制技:ねこだまし/マッハパンチ/バレットパンチ/フェイント/ふいうち
選択技:ストーンエッジorいわなだれ/じごくづきorはたきおとす/どくづき

かるわざ発動に依存しないすてみ型。
かるわざ型に比べると持ち物の自由度の高さが魅力ではある。
コジョンドとの差別化のためにもブレイズキックorじしんの搭載を強く推奨。
先制技はどれも一長一短だが、現環境ではフェアリーにも通るバレットパンチが有力か。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対サワムラー [編集]

注意すべき点
三つの特性いずれもが強力。
メインウェポンのとびひざげりの確定範囲を拡げるすてみ、
相手からの麻痺を起点にできるじゅうなん、
ノーマルジュエルと合わせることでねこだましからの突破力大幅アップを狙えるかるわざ。
先制技も多く持つ。
対策方法
とびひざげりに合わせて後出しできるゴーストタイプが有力な対策方法。
ゴーストならノーマルジュエルねこだましでかるわざ発動も阻止できる。
はたきおとすやじごくづきに注意。
火傷にも弱い。じゅうなんの可能性があるので麻痺には頼れない。

外部リンク [編集]