ダイケンキ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

このページは通常フォームのものです。
リージョンフォームはこちら→ダイケンキ(ヒスイのすがた)

ダイケンキ [編集]

No.0503 タイプ:みず
通常特性:げきりゅう(HPが1/3以下のときに水タイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:シェルアーマー(相手の攻撃が急所に当たらない)
体重:94.6kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
原種/リージョンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ダイケンキ95100851087070528げきりゅう/シェルアーマー
ダイケンキ(ヒスイ)90108801006585528げきりゅう/きれあじ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

バランス型の種族値をした第五世代のみず御三家。
アタッカーとしてはメリットの少ない単タイプ、二刀流型の無駄の多い種族値配分、特性も凡庸で魅力が乏しい。
素早さは激戦区の70族だが、先手を取れないと主力技がアクアジェットになりがちな場面も。

習得技は豊富かつ個性的だが、威力や範囲、種族値の関係で扱いづらいものが多く、差別化を気にしすぎると汎用性を欠く恐れもある。
総評としてはライバルとの耐性・種族値の微妙な違いを理解して、明確な役割対象を定めることが肝と言える。
そのうえで固有の習得技にも目を向けて適宜採用できれば、差別化を成立させつつ活躍させることが可能になるだろう。

第九世代ではドリルライナー、アクアカッター、かわらわり、ゆきなだれ、じならし、みずびたし、ひやみずを習得。
電気に対抗できるまともな地面技を習得できるようになったのはうれしい。
また、元々覚えるきあいだめと併せて急所狙い戦法も視野になった。
喪失した技で目ぼしい物にはドラゴンテール、ばかぢから、とおせんぼう、ふるいたてる、ねっとうが該当。
DLCで更にクイックターン、しんくうはを習得。

2023年3月31日開催の最強ダイケンキレイドにて解禁。ドリームボールに入れられるようになった。

他のみずタイプのアタッカーとの習得技比較はノートにあります。

新たに登場したヒスイダイケンキが此方が習得する技を全て覚えるので、
技での差別化が不可能になっているのが致命的。
一致等倍範囲の拡大に加え素早さの上昇、特性きれあじや専用技ひけん・ちえなみなどの存在で、攻撃性能ではかなり水をあけられている。
耐久で少し勝るが、それでも確定数に決定的な差を生み出せているとは言い難い。
攻撃面での差を差し置いてまで原種を採用するとなると、格闘・フェアリー等倍とシェルアーマーに余程の戦略的価値を見出せるかにかかっている。



特性考察 [編集]

げきりゅう
通常特性。HP1/3以下で水技の威力1.5倍。
発動圏内で耐えることも多く、アクアジェットとの相性もよい。
シェルアーマー
隠れ特性。不意の急所で大ダメージを受けることがなくなる。
しかし耐久面は並程度で、要塞化できるような積み技は覚えないので活かしにくい。
鈍足なため、後手に回ることを意識して立ち回る場合に耐久調整を崩されないのは利点。
ただしランク補正なしのときの急所確率は1/24と低いため、実際は確定急所戦法へのピンポイント対策に近い。
現環境ではマスカーニャのトリックフラワーがあるので、それの対策になるか。
急所に当たった場合、無補正A252いのちのたまトリックフラワーがH244振りだと確1にされるが、
急所に当たらなければHP204振り(実数値196)で確定耐え。
またレギュレーションDではウーラオスが解禁されるため、使うならば格闘半減以下のタイプにテラスタルさせるとよい。
かたやぶりには貫通されるが、上述の通り急所に当たること自体稀なので気に留めておく程度で良い。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
アクアテール90(135)90-タイプ一致技。威力重視。命中不安。
アクアブレイク85(127)100防御↓20%タイプ一致技。威力・命中ともに安定。シェルブレードと選択か。
たきのぼり80(120)100怯み20%タイプ一致技。中威力・命中安定。怯みは狙いにくい。
アクアジェット40(60)100優先度+1タイプ一致技。先制技。自身の鈍足・げきりゅうと相性が良い。
クイックターン60(90)100交代タイプ一致技。不利な相手から逃げる際に。
メガホーン12085-半減されやすいものの、水との相性補完自体は優秀。
この技を採用すると、攻撃範囲が被りがちな氷技の優先度が低くなる。
なお、ヤドランへ遂行するにはつるぎのまいが必要。
シザークロス80100-命中安定を取るなら。主に対草悪複合。
せいなるつるぎ90100相手能力変化無視他の物理水にはない個性的なサブウェポン。積み技に強いが威力不足。
かわらわり75100壁破壊基本的にせいなるつるぎで良い。壁破壊は優秀なのでサポートメインの型で。
はたきおとす65/97100道具排除対ゴースト。追加効果が優秀。
ドリルライナー8095急所ランク+1対電。じしんは覚えない。急所戦法にも。
じならし60100素早↓100%S操作。アンコールの布石や後続補助に。
ゆきなだれ60/120100優先度-4後攻かつ被弾で威力2倍。れいとうパンチやアイススピナーは覚えない。
つばめがえし60必中-物理型で命中不安や後攻になることを嫌う場合の対草技。
威力は足りないが同速のキノガッサに4倍。
はやてがえし65100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
優先度が高くても攻撃技以外が選ばれると失敗する。
怯み効果もせいしんりょく、おんみつマントなどで無効化されるので注意。
この技自体が先制技のため、先制技無効特性の前には無力。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロカノン150(225)90行動不可タイプ一致技。ラス1に。
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致技。高威力・命中不安。
なみのり90(135)100-タイプ一致技。中威力・命中安定。
ひやみず50(75)100相手攻撃↓100%ねっとうの代わりに。追加効果目当てで。
みずのちかい80(120)100-ダブル用。合体技にする用途のほか、よびみずに引き寄せられない。
れいとうビーム90100凍り10%対草・ドラゴン。癖のない水定番のサブウェポン。物理でも。
ふぶき11070凍り10%威力重視。雪とあわせて。
こごえるかぜ5595素早↓100%S操作。じならしに命中で劣るが無効化手段がない。
くさむすび20~120100-対水。威力不安定。ヘイラッシャなどに。
エアスラッシュ7595怯み30%対草、格闘。キノガッサユキノオーウーラオスに。
しんくうは40100優先度+1特殊先制技。アクアジェットと選択。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
アンコール100相手の技を固定する。起点作りに。S操作技から繋げると通しやすい。
ちょうはつ100補助技対策。先発サポーター・耐久型に有効だが使うならある程度Sに振っておきたい。
つるぎのまい-攻撃を大きく強化。アクアジェットと相性が良い。
きあいだめ-急所ランク+2。急所補正技と相性が良く、サブの特殊技にも恩恵がある。
ピントレンズを併せるとすべての技が確定急所に。
こわいかお100S操作・後続補助。下げ幅が大きく無補正132振りで最速ドラパルトまで抜ける。
補助技として無効化されずダメージもあるじならし・こごえるかぜとは選択。
いやなおと85相手の防御を大幅に下げる。流し・後続補助に。命中不安。
みずびたし100タイプ一致やタイプ耐性を無効化。
くさむすびと併せても良い。テラスタルには効かない。
みがわり-補助技対策や、HPを調整してげきりゅうの発動に。
まねっこ-両刀と相性が良いが、相手任せに使うのは難しい。
ダブルバトルや味方のいのちがけのコピー等、工夫が必要。
みきり-主にダブル用。封印されにくい。
てだすけ-ダブル用。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト解説
テラバースト火傷無効。
アクアテール
アクアブレイク
たきのぼり
アクアジェット
ハイドロポンプ
なみのり
一致技の強化。
テラバースト麻痺無効。
くさむすび
テラバースト
粉技無効。
ゆきなだれ
れいとうビーム
ふぶき
テラバースト
解説
せいなるつるぎ
かわらわり
テラバースト
解説
テラバースト解説
ドリルライナー
テラバースト
対電気。
つばめがえし
エアスラッシュ
テラバースト
草半減。電気が一貫する。
テラバースト解説
メガホーン
シザークロス
テラバースト
解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
はたきおとす
つじぎり
テラバースト
いたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト解説
テラバースト解説

型考察 [編集]

特殊ベース型 [編集]

特性:げきりゅう/シェルアーマー
性格:ひかえめ/うっかりや/おくびょう/むじゃき
努力値:HC252orCS252をベースに調整
持ち物:オボンのみ/たつじんのおび/とつげきチョッキ/こだわりスカーフ(S振りの場合)
確定技:ハイドロポンプorなみのり
優先技:れいとうビームorふぶきorこごえるかぜ
特殊技:くさむすび/エアスラッシュ/しんくうは
物理技:アクアジェット/メガホーン/せいなるつるぎ/はたきおとす/ドリルライナー/クイックターン
補助技:みがわり/アンコール/ちょうはつ

種族値に沿って特殊水技を主軸に攻めるアタッカー型。
物理型よりも水技の威力が高く威嚇にも強い。水技と相性の良いこおり技であるれいとうビームも扱いやすい。
物理型と比べると技レパートリーが少ない点はやや気になるが、水・氷で等倍範囲は大体カバーはできる。

最速スカーフの場合130族抜き。高速水のゲッコウガとは物理耐久の差を活かしたい。

両刀にする場合、補正なしA44振りでメガホーン+アクアジェットで無振りゲッコウガを確定。
ピンポイントではあるものの個体数が多く、C252変幻自在くさむすびはH振りで耐えられるのでメガホーンの採用価値はある。

はたきおとすは打ちたい相手に対しては大抵威力不足だが、ラッキーのしんかのきせきやオリーヴァのきのみなどを落とせれば嫌がらせとしては十分。

物理ベース型 [編集]

特性:げきりゅう/シェルアーマー
性格:いじっぱり/ようき/やんちゃ
努力値:A252 S調整残り耐久
持ち物:とつげきチョッキ/半減実/たべのこし/オボンのみ/ラムのみ
確定技:アクアテールorアクアブレイク
優先技:メガホーン
攻撃技:れいとうビームorこごえるかぜorゆきなだれ/せいなるつるぎ/アクアジェット/はたきおとす/ドリルライナー/クイックターン
補助技:つるぎのまい/みがわり/アンコール

特殊型に比べるとメインウェポンの威力で劣るが積み技があり、サブ技のレパートリーで勝る。
水技はアクアブレイクが威力・命中で安定している。威力重視ならアクアテール。
物理氷技は被弾前提のゆきなだれのみなので、A下降補正でもれいとうビームや追加効果の優秀なこごえるかぜは有用。
下降補正無振りれいとうビーム+A特化アクアジェットで無振りガブリアスを確定。

しかし「水物理技+アクアジェット+はたきおとす+せいなるつるぎ」のように、単に使いやすい技だけ集めるとマリルリに劣ってしまう。
差別化の観点から見ても高めのC種族値を活かせる両刀運用は有用といえる。

性格は両刀で使うならゆうかんが良いが、下降補正無振りだと役割対象のバンギラスと同速なので抜かれる恐れが出てくる。
いじっぱりやようきならSを下げる必要はなく、70~80族付近も視野に入れた調整がしやすくなるが、環境に刺さりやすく有用な氷技の威力は下がる。
特殊耐久を捨てるなら、CSを下げる必要のないやんちゃも候補に入るか。

つるぎのまいとアンコールの両立ができる水アタッカーはダイケンキだけだが、肝心の攻撃技が2つになってしまい範囲が狭い。
差別化だけ意識するとイマイチ扱いにくい本末転倒な型になってしまいかねないので、基本的には扱いやすさを重視した構成にしたい。

また、マリルリを始め水/妖複合への打点は無いに等しいため、控えでの対策が必須となる。

物理流し型 [編集]

特性:シェルアーマー
性格:ずぶとい/わんぱく
努力値:HBベース 火力調整
持ち物:回復きのみ/カゴのみ/たべのこし/ゴツゴツメット
特殊技:ハイドロポンプorなみのりorひやみず/れいとうビーム/くさむすび/こごえるかぜ
物理技:たきのぼりorアクアテールorアクアブレイク/アクアジェット/はたきおとす/メガホーン/じならし
特殊技:ハイドロポンプorなみのりorひやみず/れいとうビーム/くさむすび/こごえるかぜ
補助技:アンコール/ちょうはつ/ねむる/いやなおと

隠れ特性のシェルアーマーと、決して低くない物理耐久を活かした流し型。
B特化でA252ガブリアスのげきりん確3。不意の急所で確定数がずれることがなく、確実に行動回数を稼げる。
アタッカー型と違い火力にあまり振らないため攻撃特攻の差が開きにくく、物理特殊役割に合った技を自由に選べる。
ヘイラッシャやその他みず単タイプとはシェルアーマーの存在やはたきおとす等の技で差別化可能。

ただし、耐久を上げる積み技も一切無い上に、再生回復技はねむるのみなので流しが精一杯。
受けポケモンとしての汎用性では完全に劣るため、こごえるかぜやアンコール、ちょうはつで起点を作るサポート役との兼用が望ましい。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ダイケンキ [編集]

注意すべき点
攻撃・特攻共に100超えの種族値を持ち、技範囲の広さも水単タイプ随一。
物理はげきりゅう+アクアジェットが強力。特殊はれいとうビームやエアスラッシュがあり草タイプに強い。
耐久も並以上で4倍弱点が無く、シェルアーマーで急所を防がれるため一撃では落としにくいが、
積み技を使うとアンコールやちょうはつで流されてしまう。
ドリルライナーを覚えられるようになったため、電気タイプを安易に出しにくくなっている。
対策方法
極端に打たれ強いわけでもないうえ、鈍足ではないがそう速くもない。
ウォッシュロトムは水と氷半減・地面無効で弱点を突けるので圧倒的有利。

外部リンク [編集]