コバルオン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

コバルオン [編集]

No.638 タイプ:はがね/かくとう
特性:せいぎのこころ(悪タイプの技を受けると攻撃が1段階上がる)
体重:250.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
原種・パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
コバルオン91901299072108580せいぎのこころ
テツノカシラ907210012210898590クォークチャージ
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
コバルオン91901299072108580せいぎのこころ
ルカリオ70110701157090525ふくつのこころ/せいしんりょく/せいぎのこころ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう/じめん
ふつう(1倍)みず/でんき/ひこう/エスパー/ゴースト/フェアリー
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ドラゴン/あく/はがね
いまひとつ(1/4)むし/いわ
こうかなしどく

第五世代準伝説の一角。かくとう×はがね複合で、禁止級を除けば同複合はルカリオのみ。
種族値傾向が異なり、防御面では大きく上を行き素早さも高い一方、習得技含め攻撃性能は物理・特殊共に劣る。
積みエースとして運用されるあちらに対し、こちらはボルトチェンジ、ステルスロック、でんじは、両壁、ちょうはつといったサポート技、および安定した耐久と耐性を活かしてサイクル戦で活躍させたいところ。

かくとうタイプとしての弱点は全てはがねがカバーしており、かつ高めの素早さで多くのフェアリーを上から叩ける。
はがねタイプの弱点はそのままだが、防御に28振ると無補正ドリュウズのじしんぐらいは確定耐えできるので出落ちしにくい。
はがね全般に言えるがカイリューギャラドス 辺りと補完に優れ、彼らと組むことで弱点をカバーしつつ強みのサイクル・サポート性能を発揮できる。

第九世代ではヘビーボンバー、ボディプレス、しんくうは、はどうだんなどを習得。一致技のラインナップが格段に良くなった。
何よりこの硬さと速さからボディプレスができるのは非常に大きな強み。一般かくとうポケモンの中では防御はイダイナキバ、素早さはルチャブルに次いで高く、彼らと異なりB2段階アップの積み技・てっぺきも習得可能。
一致ボディプレス使いでは最高峰の性能であると考えて差し支えないだろう。ルカリオとの差別化にもなる。
他方でメガホーン、とびはねるを喪失し、貴重なサブウェポンがさらに減少。新要素のテラスタル+テラバーストで補うにも、元々の攻撃性能の低さ、耐性の良さから自身に切るべきかは熟考を要する。

自身のパラドックスポケモンとしてテツノカシラが新登場している。
だがタイプは勿論、種族値や技の傾向も含めて一切似通っている点はない為、差別化を意識する必要はない。

降格になったまもみが型はノートにあります。



特性考察 [編集]

せいぎのこころ
隠れ特性は存在しない。
あくタイプの技を受けると攻撃ランクが上昇する。
タイプ相性で半減なので、対面からでは誘いにくい上、ボディプレス以外の物理技が無いと攻撃アップを活かせない。
積極的に発動・活用するのは難しいが、はたきおとす等の厄介な小技を牽制できるのは大きな利点。
ダブルではふくろだたきとのコンボが強力で、サポーターから一転してアタッカーに変貌することも可能。
とはいえそれをやるならより攻撃性能の高いルカリオ、ダブル適性の高いテラキオンの方が向いているか。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ボディプレス80100防御参照タイプ一致技。高いBと嚙み合っている。てっぺきとあわせて。
インファイト120(180)100防御・特防↓タイプ一致技。耐久低下が痛いが居座って連発できる。
せいなるつるぎ90(135)100相手能力ランク無視タイプ一致技。相手の防御・回避率上昇の影響を受けない。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%タイプ一致技。フェアリーに抜群。怯みも狙える。
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100体重比依存タイプ一致技。軽いフェアリーが多いため使いやすい。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対炎・飛行・虫。一致技との相性補完に優れる。
シザークロス80100-対エスパー・草。メガホーンは過去作限定。
しねんのずつき8090怯み20%対毒。ストリンダーフシギバナゲンガーあたりに。
でんこうせっか40100優先度+1先制技。きあいのタスキ潰しに。
メタルバースト-100優先度0反射技。耐久・素早さともに高めなので使いづらい。
はやてがえし65(97)100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。
主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
特殊技タイプ威力命中効果解説
きあいだま120(180)70特防↓10%タイプ一致技。高威力・命中難。はどうだんには威力で勝る。
はどうだん80(120)必中タイプ一致技。中威力・命中安定。きあいだまには安定感で勝る。
しんくうは40(60)優先度+1タイプ一致先制技。あると便利。
ラスターカノン80(120)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
てっていこうせん140(210)95HP1/2減少タイプ一致技。退場技として。
エアスラッシュ7595怯み30%特殊型での対格闘に。怯みも狙える。
ボルトチェンジ70100自分交代攻撃しつつ撤退。一致技を両方半減にするギャラドスに有効。
最近ではペリッパーブリジュラスという並びもある。
なお、HP252振りペリッパーを確1にするなら無補正C244振りが必要。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を強化。物理型の火力補強に。
ビルドアップは覚えない。
てっぺき-防御を強化。物理に滅法強くなる。ボディプレスとあわせて。
ビルドアップは覚えないため、攻撃防御同時に強化は不可能。
めいそう-特攻・特防を補強。積んでも火力は控えめ。
こわいかお100相手のすばやさをがくっと下げる。
でんじはと違い電気や地面にもS操作が狙えるが、交代でもとに戻る。
でんじは90サポート用。中速なので役立つ場面は多いが、呼ぶ地面に無効。アイアンヘッドとあわせて。
ステルスロック-サポート用。高い素早さとアタッカー気質から撒きやすい。
みがわり-変化技対策や様子見など、用途は多い。
ちょうはつ100変化技対策。素早いので使いやすい。
ほえる-積み技対策。ステルスロックやでんじはとのコンボにも。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ヘビーボンバー
アイアンヘッド
てっていこうせん
ラスターカノン
一致打点向上。
ボディプレス
インファイト
せいなるつるぎ
はどうだん
きあいだま
しんくうは
一致技の打点向上。
テラバースト主に物理炎、フェアリー、鋼を相手に出来るようになる。フェアリー耐性もつく。
テラバースト炎半減。弱点は特殊が多いタイプなので有利不利がハッキリする。
テラバースト地面耐性、粉技無効。キノガッサなどを強引に相手にできる。
テラバースト格闘耐性、フェアリー耐性。
テラバースト地面無効、格闘半減。電気が弱点になるが物理耐久との噛み合いがとれた耐性。氷にはもともと強い。
テラバースト地面・格闘半減。炎弱点が据え置きだが物理耐久との噛み合いがとれた耐性。
テラバースト良耐性。ドラゴン、格闘耐性がうれしい。
テラバースト半減に特殊タイプが多め。研究次第。
テラバースト格闘透かし。悪にはとても強いため呼ばないが後続で霊対策を徹底すること。
テラバーストいたずらごころ無効。サーフゴーに対する打点としても。
すてみタックル霊無効だが霊を無効にして勝てる霊も少ない。ミミッキュのかげうち透かし。
ハバタクカミにはフェアリー技を撃たれることの方が多い。
テラバースト岩打点の向上。対炎。耐性は悪くなる。
テラバーストテラバーストで地面打点が持てるが火力不足。
ボルトチェンジボルトチェンジの火力が上がるが地面弱点が据え置き。
テラバースト雪の恩恵を受けられるが耐性が大きく劣化する。
テラバースト耐性が悪い。非推奨。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

てっぺきボディプレス型 [編集]

性格:ずぶといorわんぱくorおくびょうorようき
努力値:H244 S調整 残りB
持ち物:たべのこし/オボンのみ/混乱実/ラムのみ/カゴのみ
確定技:ボディプレス/てっぺき
攻撃技:ヘビーボンバー/ボルトチェンジ
変化技:ステルスロック/ちょうはつ/でんじは/みがわり/ねむる

フェアリーで止まらない一致ボディプレス使い。
加えてB、S共に高く、相手に先行しててっぺきを積むことが出来るのが個性的。
禁伝含めればザマゼンタはてっぺきを積まずとも1ターン目からボディプレスの威力が高く、特攻以外のすべてのステータスで勝るが、
こちらは道具を選べる他、ちょうはつ、ステルスロック、でんじはなどの小技も充実しており器用に動ける。
エスパーやゴーストへの誤魔化しにも有用。ただしサーフゴーには無力。

HPを252振りにするとHP実数値198と偶数になるので、244振りに留めるのを推奨。

物理アタッカー型 [編集]

性格:ようきorむじゃき
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/きあいのタスキ/オボンのみ/ラムのみ/半減実
確定技:インファイトorせいなるつるぎ/アイアンヘッドorヘビーボンバー
攻撃技:ストーンエッジ/ボルトチェンジ/でんこうせっかorしんくうは
変化技:ステルスロック/ちょうはつ/でんじは/みがわり

基本的な物理アタッカー。ステルスロックや麻痺撒きで後続サポートもできるので先発向き。
苦手な相手からは先攻ボルトチェンジで撤退し、物理に対して繰り出していく。
とつげきチョッキを持たせると変化技を使えなくなるものの、特殊にも強くなる。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:せいぎのこころ
性格:おくびょうorひかえめ
努力値:CS252orHC252
持ち物:こだわりメガネ/たつじんのおび/とつげきチョッキ/きあいのタスキ
確定技:きあいだまorはどうだんorボディプレス/ラスターカノンorてっていこうせん/ボルトチェンジ
選択技:エアスラッシュ/ステルスロック/めいそう/ちょうはつ/みがわり/でんじは/でんこうせっか/しんくうは
  
物理技に目が行きがちだが、Cは90でAと同値。
基本は安定技のラスターカノンやボルトチェンジでのサイクル回し。

特殊型運用での利点は多い。
特にいかく持ちに強くなり、C振りによりボルトチェンジの威力も十分サブウェポンとして通用するレベルになる。
ライバルのルカリオが止まりやすいギャラドスにも強い。
ルカリオに比べ安定した耐久を持ち、サイクル戦に組み込みやすい技が豊富なのも大きなメリット。

サポート型 [編集]

性格:ようきorおくびょう
努力値:HS252 or AS252 
持ち物:きあいのタスキ/シュカのみ/ふうせん/ひかりのねんど/ゴツゴツメット
確定技:ステルスロック
優先技:ちょうはつ/でんじは
攻撃技:インファイトorせいなるつるぎ/ボルトチェンジ/アイアンヘッドorラスターカノンorてっていこうせん/ストーンエッジ/でんこうせっか
変化技:リフレクター

S108と優秀な耐性と物理耐久、ステルスロックを始めとする豊富な変化技を活かしたサポート型。
展開阻止のちょうはつ、相手の素早さを落とすでんじはなど有用な技が揃っている。
サポートが済んだらてっていこうせんで退場したり、交代技のボルトチェンジで後続に繋げる事ができる。

持ち物は弱点特殊技に対する保険になるきあいのタスキが比較的安定。
ゴツゴツメットを持たせれば接触技読みで繰り出し、ダメージを与えつつステルスロックを撒くこともできる。
地面技を防げるふうせん・シュカのみも好相性だが、前者は登場時にサポート型であることを察知される可能性に注意。

Sは108と、ステロ持ちの一般かくとうポケモン最速タイ。
ゴウカザルテラキオンも同速だが、耐性の違いやでんじは・ボルトチェンジにより差別化は容易。

型サンプル
性格 :ようき
努力値:A252 S252 H4
持ち物:きあいのタスキ
技構成:ステルスロック/でんじは/インファイト/ちょうはつ

基本は先発で運用。
先発対峙の多いカバルドン相手にも先制ちょうはつで起点阻止してステルスロックが撒けたので使い勝手は良好。
攻撃技は最初はボルトチェンジを覚えさせていたが、Sが高いため先制で撃ち交代先にダメージが入ることが多く、扱いづらい。
インファイトなら仮想敵にも撃ちやすい上、耐久を下げることで擬似的な退場技にもなり安定する。
+  過去世代での議論や考察

【ダブル】せいぎのこころアタッカー型 [編集]

特性:せいぎのこころ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/たつじんのおび/とつげきチョッキ/おんみつマント
確定技:ヘビーボンバーorアイアンヘッド/インファイトorせいなるつるぎ
攻撃技:ストーンエッジ/しねんのずつき/シザークロス/でんこうせっか/しんくうは/テラバースト
変化技:ファストガード/みがわり/ちょうはつ/まもる

味方のふくろだたきで攻撃を4段階上昇させて一気に攻める型。
ゴーストテラス+じゃくてんほけんも併せればねこだましを空かしつつ6アップ可能。テラバーストもエスパーやゴーストへの有効打になる。
優秀な耐性を失うのが難点か。

相方はおいかぜを覚えるエルフーンのほか、フレンドガードのイッカネズミ等。

テラキオンとの比較
○鋼複合による優れた耐性、高い防御。
●火力の低さ。同じ性格努力値では約1.2倍の差がある。
●じしん・いわなだれなど相手複数を攻撃する技を覚えない。
総評:爆発力では劣るものの、コンボの安定性はこちらの方が上。
特にゴリランダーに縛られないのは大きく、エスパーやフェアリーも等倍に抑える。
ただ全体技を一切覚えない点は痛恨で相手1体を放置してしまう。
このように一長一短があるので、どちらを採用するかはパーティと相談して決めるといいだろう。

対コバルオン [編集]

注意すべき点
B129、S108からの一致ボディプレスが脅威。
多くの物理アタッカーに先制しててっぺきを積むことが出来、半端な火力では弱点を突ける相手でも起点にできる。
不利対面でも先制ボルトチェンジで撤退可能。
耐性面も優秀で、かくとうでありながらフェアリー等倍かつ一致はがね技で弱点を突ける。
他の習得技も豊富であり、特殊型、まひるみ型、サポート型で裏をかかれることも。
対策方法
ボディプレス以外の火力は貧弱。はがねが等倍以下のゴーストタイプなら安定して受けやすい。
ただし上から変化技で錯乱されることがあるので、油断は禁物。
後出し最安定はサーフゴー。コバルオンからの有効打は一切ないためボルトチェンジで逃げるしか無い。
特殊方面はさほど固くないので、高速特殊アタッカーで弱点を突くのも手っ取り早い。

外部リンク [編集]