ファイヤー - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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ファイヤー [編集]

No.146 タイプ：ほのお/ひこう
通常特性：プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性：ほのおのからだ（直接攻撃を受けると30%の確率で相手をやけど状態にする）
体重　　：60.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)

初代出身の準伝説、通称三鳥の一角であり、ほのお×ひこう複合。
現環境の同複合はリザードン、ファイアロー、オドリドリ(めらめら)が存在。
彼らに比べ素早さが低く両刀気味と無駄は多いが、概ね手堅く纏まった中速特殊アタッカー。

第九世代ではこれといって相性の良い技を覚えず、ほとんどのポケモンが覚えるてだすけとテラバースト程度。
一致技はもえつきるを剥奪されており、耐性を変化させる手段は新要素のテラスタルとはねやすめのみとなり、技方面については少々逆風が強め。
碧の仮面ではほえる、ウェザーボール、しっとのほのお、ダブルウイングを再習得。
藍の円盤では失っていたねっさのだいちを再習得し、天敵ヒードランへの有効打を取り戻した。新規技にやけっぱちも習得。

相性の良かったダイマックスの廃止は痛いが、テラスタルとの相性も良好。
4倍弱点を消すだけでなく、火力補強やヒードランへの有効打を得ることも可能。
ただ元の耐性自体は優秀なので、失うことで不利になる可能性も考慮してから切るかどうかを判断しよう。

リージョンフォームであるGファイヤーはタイプ・特性・配分、全てが異なるので差別化不要。
例によって同時採用はできないため、補完枠にあくが欲しい場合は二者択一になるぐらいの関係性でしかない。

ステルスロックでHPが1/2削れる複合のため、先発＋テラスタル運用の場合以外はHPは奇数にしておきたい。あつぞこブーツも有効。
HP以外に極振りを行い、端数をHPに振ると偶数になるので、その場合は別の場所に振っておくことを推奨。

特性考察 [編集]

プレッシャー

通常特性。自分に向けて使われた技のPPを追加で1減らす。
効果そのものよりもアナウンスを利用した対面からの素早さ判定が主な目的。
激戦区に位置するうえに一致技の一貫性が高く、先手で動けるかどうかが非常に重要。
反面、スカーフで奇襲を狙う場合は相手に持ち物がバレてしまう可能性があるため、ほのおのからだが優先。

ほのおのからだ

隠れ特性。接触してきた相手を30%で火傷状態にする。
弱点には非接触の技が多いが、受け出ししやすい草・格闘・鋼技には接触技が多く、見極めれば発動チャンスは多い。
特にトップメタであるゴリランダーのグラススライダーに何度も受け出しできるので、その度に火傷を狙えるのは大きいだろう。
プレッシャーは盤面に影響を及ぼしづらいので、先発以外ならこちらの優先度が高め。
過去の配布(プレシャスボール入り)、VC、ハマナスパーク(SPのみ)で入手できるほか、通常特性の個体にもとくせいパッチを使用して変更できる。

技考察 [編集]

特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
だいもんじ	炎	110(165)	85	火傷10%	やや命中難だが採用しやすい主力技。
オーバーヒート	炎	130(195)	90	特攻↓↓	最高火力のメインウェポン。二刀や撃ち逃げに最適。
かえんほうしゃ	炎	90(135)	100	火傷10%	命中安定だが威力不足気味。
ねっぷう	炎	95(142)	90	火傷10%	タイプ一致技。ダブルでは相手全体攻撃。シングルでは中途半端。
ほのおのうず	炎	35(52)	85	拘束	耐久型の場合の選択肢。最大HPの1/8のダメージを与え続ける。 しめつけバンドと併せると毎ターン1/6、やけどと併せると2割強削ることができる。 技が少なすぎるためアタッカーでも一致テラス用で使える。
ぼうふう	飛	110(165)	70	混乱30%	対格闘やウルガモス。交代読みで水などに。雨なら必中。
エアスラッシュ	飛	75(112)	95	怯み30%	ぼうふうと選択。命中率と追加効果は優秀だが威力は控えめ。
ねっさのだいち	地	70	100	火傷30%	対炎・電・岩。追加効果も優秀。だいちのちからは覚えない。
ソーラービーム	草	120	100	溜め技	炎半減の水・岩に刺さる。にほんばれとセットで。
げんしのちから	岩	60	100	全能力↑10%	ウルガモスやリザードン、ファイアロー対策。岩4倍相手に刺さる有効打。
ウェザーボール	無	50/100 (150) [225]	100	天候で タイプ変化	晴れ下では安定した一致メインウェポン。 雨下では岩・地面タイプに対する有効打になる。
テラバースト	無	80<120>	100	タイプ変動	テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
フレアドライブ	炎	120(180)	100	火傷10% 反動1/3	タイプ一致技。反動が痛い。
ニトロチャージ	炎	50(75)	100	素早さ↑100%	追加効果が優秀。積み技感覚で。
ゴッドバード	飛	140(210)	90	溜め技 急所率+1 怯み30%	パワフルハーブと併せて超威力の奇襲に。ただしまれに外す。
ブレイブバード	飛	120(180)	100	反動1/3	タイプ一致技。反動が痛い。
ダブルウイング	飛	40(60)*2	90	-	火力は並だが自身のHPを削らず、道具の制限もなく、1ターン相手に渡すこともない。 抜群相手ならタスキを潰した上で倒せる。ゴツゴツメットに注意。
アクロバット	飛	55/110 (82/165)	100	道具消費で 威力2倍	タイプ一致技。ゴッドバードのフォローや消費系アイテムなどと併せて。
とんぼがえり	虫	70	100	自身交代	こだわりスカーフと相性◎。オーバーヒートの撃ち逃げなどにも。
変化技	タイプ		命中	解説
はねやすめ	飛		-	最大HPの半分を回復、先制時はそのターン飛行タイプを失う。 4倍弱点がなくなるが、地面技が抜群になる。PPが減ったので乱用できない。
おにび	炎		85	物理に当てると役割を持てる。はねやすめも欲しい。
みがわり	無		-	状態異常を防ぐ。プレッシャーと併せて相手のPP削りにも。
まもる	無		-	ターン稼ぎや、プレッシャーと併せて。
にほんばれ	炎		-	自身の決定力向上に。
あまごい	水		-	とんぼがえり、ぼうふうと併せ偽装雨パのエースへ。
ねごと	無		-	催眠技対策。サブウェポンが貧弱なのでアタッカー型でも可。
おいかぜ	飛		-	味方の素早さを倍化。
ほえる	無		-	積み技対策。強制的に後攻になるので注意。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	テラバースト	解説
炎	だいもんじ オーバーヒート かえんほうしゃ ねっぷう ほのおのうず しっとのほのお ウェザーボール(晴れ) フレアドライブ ニトロチャージ	一致技及び最大火力強化。
水	ウェザーボール(雨) テラバースト	対岩。電気が一貫する。
電	テラバースト	対水。麻痺無効。
草	ソーラービーム テラバースト	対水・岩・地面。粉技無効。氷と虫は元のタイプから呼びづらいが、ミラーでは不利。
氷	ウェザーボール(雪) テラバースト	岩が一貫するうえ、ドラゴンにもフェアリーテラスタルで十分な場合が多い。
闘	テラバースト	対岩。ただし元の耐性は虫しか残らないため、防御面が下がる点に注意。
毒	テラバースト	解説
地	ねっさのだいち	対電・岩。耐性を一気にスイッチするが、水は一貫。
飛	ぼうふう エアスラッシュ ブレイブバード ゴッドバード ダブルウイング	一致技強化。一貫性を高める。
超	テラバースト	解説
虫	とんぼがえり テラバースト	岩が一貫する。
岩	げんしのちから ウェザーボール(砂嵐) テラバースト	水が一貫する。
霊	テラバースト	解説
竜	テラバースト	水、電気半減。
悪	テラバースト	いたずらごころ耐性の獲得。
鋼	テラバースト	対岩。
妖	テラバースト	対ドラゴン。炎・飛行＋フェアリーの範囲は優秀だが、元の耐性は虫・格闘ぐらいしか残らない。
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

アタッカー基本型 [編集]

特性：プレッシャー/ほのおのからだ
性格：ひかえめ/おくびょう
努力値：特攻252 素早さ252 or 特攻252 素早さ調整 残りHP
持ち物：こだわりスカーフ/こだわりメガネ/いのちのたま/とつげきチョッキ/タイプ強化アイテム/パワフルハーブ/回復アイテム
確定技：だいもんじorかえんほうしゃorオーバーヒート/エアスラッシュorぼうふう/ねっさのだいち
選択攻撃技：ほのおのうず/げんしのちから/とんぼがえり/ソーラービーム/テラバースト
選択変化技：おにび/はねやすめ/ねごと/にほんばれ
テラスタイプ：ほのお/ひこう/かくとう/フェアリー/じめん

種族値傾向に沿った、スタンダードな特殊アタッカー。
リザードンとは素の耐久の高さやとんぼがえりを覚える点で差別化。

スカーフの場合、準速でドラパルトと同速。スカーフを持つ場合最低でもドラパルトを抜いておきたいので、性格はおくびょう推奨。

耐久型 [編集]

特性：ほのおのからだ/プレッシャー
性格：ずぶとい/おだやか
努力値：HP252/防御or特防252残り4又は防御特防調整
持ち物：しめつけバンド/たべのこし
確定技：はねやすめ/ほのおのうず
選択技：おにび/まもる/みがわり

サンダーとほぼ同等の耐久指数を持つことから耐久型としての運用ができる。
拘束技の定数ダメージによるダメージレースを仕掛けられる。
岩4倍が痛いが、ストーンエッジはプレッシャーによってまもるやみがわり連打でPPを削りきれる。
HP252振りだけで、おにび込みでようきガブリアスのげきりんをはねやすめで受け切れる。いじっぱり相手には無補正で防御に124以上振る必要がある。

物理受け型 [編集]

特性：ほのおのからだ(推奨)/プレッシャー
性格：ずぶとい
努力値：HB252
持ち物：あつぞこブーツ/ゴツゴツメット
確定技：はねやすめ/おにび
選択技：かえんほうしゃ/ぼうふうorエアスラッシュ/とんぼがえり/まもる/みがわり

優秀な耐性とおにび＋はねやすめで物理受けをしていく。
禁止伝説環境においてはザシアンに対して有利に出られるのも強み。ただしワイルドボルト持ちには注意。

特性は接触してきた相手にやけどを狙えるほのおのからだを推奨。

相性考察 [編集]

高めの耐久を持つHヌメルゴンと非常に相性が良く、互いの弱点を完璧に補うことができる。

対ファイヤー [編集]

注意すべき点

高い特攻から繰り出す高火力の一致技が脅威。等倍程度では受けきれないことも。
変化技とプレッシャーを駆使した耐久型も存在し、素の耐久＋おにび＋みがわりで耐えつつPPを削ってくるため、
本来完封できたはずのヒードランやバンギラスが逆に起点にされる可能性もある。
耐久もそこそこあるので不一致弱点の技一撃で落とすのは4倍の岩でないと厳しい。

対策方法

岩タイプであれば炎と飛行を両方半減できる。攻める際も岩技があれば4倍弱点が突ける。
ステルスロックも繰り出す度に1/2もの体力が削られるため非常に有効だが、あつぞこブーツ持ちには効果がないので注意。
岩タイプとの対面ではファイヤーは逃げていくことが多いので、ファイヤーの後続に負担をかけるように立ち回りたい。
相手の持ち物がこだわりスカーフでないことが確認できたら、より速いポケモンで一気に潰しにかかるのも手。
リザードンやウルガモスの対策ができているならばほぼ同じ手が通用する。
ただし物理耐久はリザードンよりやや高く、ほのおのからだがあるので接触技で攻撃する際は注意。

外部リンク [編集]

• ファイヤー - ポケモン百科事典