カジリガメ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

カジリガメ [編集]

No.0834 タイプ:みず/いわ
通常特性:がんじょうあご(キバを使った攻撃の威力が1.5倍になる)
     シェルアーマー(攻撃を急所に受けない)
隠れ特性:すいすい(天気が雨のとき素早さが上がる)
体重:115.5kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
からやぶ水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
カジリガメ9011590486874485がんじょうあご/シェルアーマー/すいすい
カメックス79831008510578530げきりゅう/あめうけざら
パルシェン5095180854570525シェルアーマー/スキルリンク/ぼうじん

ばつぐん(4倍)くさ
ばつぐん(2倍)でんき/かくとう/じめん
いまひとつ(1/2)ノーマル/こおり/どく/ひこう
いまひとつ(1/4)ほのお
こうかなし---

第八世代で登場したみずいわタイプのポケモン。第九世代では固有タイプ。
物理方面に秀でた種族値を持ち、タイプ一致技の攻撃範囲も優秀だが、素早さや特殊方面は少々心許ない。
タイプ耐性のうち毒とノーマルは攻撃技として採用されづらく、岩のせいで水が有利なはずの地面や鋼が受からないなどとデメリットが多いのもマイナス。
砂嵐であればタイプ特性で特防を、雨であればすいすいで素早さを補えるため、弱点はそれらで補いたい。

第九世代ではからをやぶるを習得。すいすいでなくても火力と素早さを大幅に強化できるようになった。
ほかでめぼしい技はアイススピナー程度。
一方で失った技は、ばかぢから、メガホーン、アイアンテール、スケイルショット(技マシンで習得不可)。
ばかぢから以外はある程度は替えが効くため、そこまで影響はない。

ダイマックス廃止により、すいすいの発動に手間がかかるようになった点が痛い。
新規習得のからをやぶるを活かすなど、新しい立ち回りも検討したい。
専用のキョダイマックス技も失ったが、効果自体はステルスロックで代用可能。

新システムのテラスタルは、4倍弱点を消せるため相性が良い。
ただし粉技対策で草テラスタルが採用される場合があるため、そのついでで狩られる可能性がある点は注意。

専用技だったくらいつくはマフィティフトドロクツキも習得。能力傾向は異なるため、差別化は必要ない。
相性不利な相手を拘束してしまっても、テラスタルで挽回できる可能性がある。ただし本当にそのためだけに切る価値があるかはよく考えること。
また相手がゴーストになると拘束できなくなる点も忘れずに。



特性考察 [編集]

がんじょうあご
キバを使用する技の威力が1.5倍。
カジリガメの習得技のうち、対象はかみくだく・かみつく・くらいつく・こおりのキバの4つ。
タイプ一致技に適用技が無い点が痛い。サブウェポンに明確な役割対象が存在するなら選択肢になる。
シェルアーマー
相手の攻撃が急所に当たらなくなる。
耐久方面の積み技がてっぺきのみで、そもそも4倍弱点持ちのため耐久型には向かない。
マスカーニャのトリックフラワーは急所に当たらなくても耐えられず、ウーラオスも基本的に相性不利。
相手依存で能動的に生かせないこともあり、ほかの特性と比べて明確な採用理由がないため、候補外。
かたやぶりには貫通されるが、そもそも急所率自体が低く、確定急所技と両立するポケモンはいないので、考慮外でよい。
すいすい
隠れ特性。雨時に自身の素早さが2倍になる。
最速時の素早さは138、雨下で276となり、最速スカーフテツノブジンと同速。準速でも最速スカーフ100族をギリギリ抜ける。
第八世代より雨が降る状況が減ったうえ、からをやぶるも習得したので、がんじょうあごと選択。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[頑丈顎]
命中効果解説
アクアブレイク85(127)100防御↓20%タイプ一致技。安定性能。ウェーブタックルは覚えない。
たきのぼり80(120)100怯み20%タイプ一致技。雨下やからをやぶるで怯みが狙える。
もろはのずつき150(225)80反動1/2タイプ一致技。最大火力。命中不安と反動が大きい点がネック。
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1タイプ一致技。命中不安。反動を嫌う場合に。
いわなだれ75(112)90相手全体
怯み30%
タイプ一致技。火力は控えめだが、命中は高め。
すいすいやからをやぶった後なら怯みも狙いやすい。
ロックブラスト25(37)*2~590-タイプ一致技。ばけのかわ・みがわり・タスキ対策。
期待値は3発。いかさまダイスと併せてストーンエッジ以上の性能に。
がんせきふうじ60(90)95素早↓100%タイプ一致技。微妙な素早さを補う。後続サポートにも。
じしん100100-対電、鋼。岩との補完に優れる。ダブルでは周囲全体攻撃。
10まんばりき9595-同上。ダブルでの単体攻撃やグラスフィールド対策に。
かみくだく80
[120]
100防御↓20%対超、霊。がんじょうあご対象技。
アイススピナー80100フィールド破壊対草、竜。性能安定で追加効果も優秀。がんじょうあご不採用ならこちら。
こおりのキバ65
[97]
95凍り10%
怯み10%
対草、竜。水技との補完に。がんじょうあご対象技。
どくづき80100毒30%対草、妖。
ドラゴンテール6090優先度-6
相手交代
流し技。交代読みや、ステルスロックと併せて。
くらいつくで拘束した相手も交代させられる。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100テラスタル連動自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
からをやぶる-攻撃・特攻・素早さ2段階上昇、防御・特防1段階下降の積み技。
草はおろか2倍弱点にもほぼ耐えられなくなるので注意。
つるぎのまい-攻撃↑↑。すいすいと併せて抜き性能を得る。
あまごい-自らすいすいを発動させる手段として。積み技感覚で。
ステルスロック-サポートに。くらいつくとは相性が悪い。
みがわり-交代読みやターン稼ぎに。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかりゴースト無効。格闘が一貫する。
テラバースト対草。火傷無効。雨との相性が悪い点に注意。地面が一貫する。
アクアブレイク
たきのぼり
タイプ一致技の強化。
テラバースト麻痺無効。地面が一貫する。
テラバースト弱点と耐性が大幅に入れ替わる。炎氷飛には岩技で対抗。粉技無効。
テラバースト採用でヌオートリトドンへの打点になり、相性補完として優秀。
ただしドオーには等倍、かつ毒技で弱点を突かれる。
こおりのキバ
アイススピナー
格闘が一貫する。
ボディプレス解説
どくづき対草。地面が一貫する。
じしん
じだんだ
弱点の電気を無効化。草が一貫する。
テラバースト弱点の地面を無効化し、草も半減。電気が一貫する。
テラバースト対格闘。
テラバースト格闘と地面を半減。炎や飛行は呼びにくい。
もろはのずつき
ストーンエッジ
いわなだれ
タイプ一致技の強化。
テラバースト弱点の格闘を無効化。くらいつくでお互いを拘束できなくなる点に注意。
テラバースト草と電気を半減。氷は呼びにくい。
かみくだくいたずらごころ耐性の獲得。格闘が一貫する。
スマートホーン耐性は優秀だが、格闘と地面が一貫する。
テラバースト対格闘。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

すいすいアタッカー型 [編集]

特性:すいすい
性格:ようきorいじっぱり
努力値:A252 S252ベースに H調整
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/じゃくてんほけん/いかさまダイス(ロックブラスト採用時)
確定技:アクアブレイクorたきのぼり/いわなだれorもろはのずつきorストーンエッジorロックブラスト
攻撃技:かみくだく/どくづき/じしん/アイススピナー
変化技:つるぎのまい/あまごい

雨下での高火力みず技で全抜きを狙うアタッカー型。
ダイマックス廃止により、雨を降らせるにはあめふらしかあまごいが必須。基本的に自分で降らせるよりほかのポケモンに降らせたい。

水技は威力重視のアクアブレイク、高速と相性のいいたきのぼりから選択。
岩技は威力重視ならもろはのずつき、反動を気にするならストーンエッジ、怯みを狙うならいわなだれ、タスキやミミッキュを意識するならロックブラスト。
サブウェポンはくさタイプ意識のどくづき、ドヒドイデ意識のじしんなど。

耐久アタッカー型 [編集]

特性:がんじょうあご/シェルアーマー
性格:いじっぱり/ゆうかん/のんき
努力値:H252 A252ベースで耐久調整
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/リンドのみ
確定技:たきのぼりorアクアブレイク/いわなだれorストーンエッジ
優先技:かみくだく/こおりのキバ(がんじょうあご)orアイススピナー
攻撃技:じしんorじならし/どくづき/ボディプレス/ドラゴンテール/カウンター
変化技:つるぎのまい/てっぺき

すいすいのすばやさを捨てて耐久に降り、一発ごとの火力を高めた型。
特にがんじょうあご適用技は差別化にも有用。

からをやぶる型 [編集]

特性:すいすい/がんじょうあご
性格:ようきorいじっぱり
努力値:A252 S252ベースに H調整
持ち物:いのちのたま/じゃくてんほけん/ラムのみ/リンドのみ/いかさまダイス(ロックブラスト採用時)
確定技:からをやぶる/アクアブレイクorたきのぼり/いわなだれorもろはのずつきorストーンエッジorロックブラスト
攻撃技:かみくだく/どくづき/じしん/アイススピナー(すいすい)orこおりのキバ(がんじょうあご)

岩で現在唯一覚えるからをやぶるを生かした型。
からをやぶるで攻撃と素早さを上げて全抜きをする。じゃくてんほけんと併せれば攻撃4段階上昇。


相性考察 [編集]

霊獣ボルトロスクワガノンはカジリガメの弱点を半減以下にする。
霊獣ボルトロスとクワガノンの弱点は岩以外をカジリガメが半減する。


対カジリガメ [編集]

注意すべき点
非常に広い攻撃範囲が特徴。
すばやさ種族値は74と平均的だが、すいすい、からをやぶるで倍増した場合は手を付けられなくなる。
対策方法
4倍弱点のくさ技で殴るのが一番。2倍弱点でも特殊技なら大ダメージを与えやすい。
物理耐久はやや高めだが、からをやぶるを使った後なら大ダメージを与えられる。先制技のマッハパンチなどがあればなおよい。
火傷にするのも有効だが、もう一度積んでくる可能性もあるので早急に処理したい。
+  対策ポケモンの一例

外部リンク [編集]