ウッウ - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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ウッウ [編集]

No.845 タイプ：ひこう/みず
特性：うのミサイル（なみのり・ダイビング後に攻撃を受けると、相手の最大HPの4分の1ダメージと追加効果を与える）
体重：18.0kg（けたぐり・くさむすびの威力40）

※通常時はフリーズドライで4倍ダメージ

第八世代初出のみず×ひこうタイプ。種族値は平坦かつ低水準で、物理耐久は特に不安。
同複合のギャラドス、ペリッパーはそれぞれ個性的かつ優秀だが、
専用特性うのミサイルが彼らに負けない強烈な個性になっている。詳細は後述。

同複合としてはスワンナ同様に両刀気味の種族値を持ち、技も物理・特殊でそれぞれ優秀なものが揃う。
耐久はタスキやこらえるに依存する性質が強いので、両刀アタッカーとして運用するのも一考の余地はあるだろう。

第九世代ではばかぢから、はがねのつばさ、ねっとうが剥奪。
新規取得技のうち攻撃技で実用的な物はひやみず、アクロバット、とびつく程度と攻撃面はやや弱体化。
とはいえ攻撃面を理由に採用されるポケモンではない為、大きな影響ではない。
一方で補助技ではおいかぜを取得。こごえるかぜに頼らずとも素早さ操作が可能となった。
藍の円盤では剥奪されていたじごくづき、うずしお、フェザーダンスを再習得。
さらに襷と相性の良いがむしゃらを新規習得。うのミサイルを嫌って放置する相手に対するプレッシャーとなる。

テラスタルとの相性は微妙。元々低耐久な為等倍でも致命傷を負いやすく、火力を理由に採用されるポケモンでもない。
一応、ねこだましやフェイントの対策になるゴーストが候補になるかといったところ。

特性考察 [編集]

うのミサイル

専用特性。隠れ特性は無くこれのみ。
通常の姿で「なみのり」または「ダイビング」を使うと、使用時のHPの残量によって2種類のフォルムのいずれかにフォルムチェンジする。
フォルムチェンジ後にダメージを伴う攻撃を受けると、相手に最大HPの1/4の反撃ダメージ（みがわり貫通）を与え、フォルムによって異なる効果を与える。
相手に反撃ダメージを与えた後は通常の姿に戻る。

ウッウのHP残量	フォルム名	咥える獲物	与える効果
最大HPの1/2より大きい	うのみのすがた	サシカマス	相手の防御を1段階下げる
最大HPの1/2以下	まるのみのすがた	ピカチュウ	相手をまひ状態にする（地面タイプにも有効）

フォルムチェンジ後の反撃はウッウが相手の攻撃ダメージでひんしになっても発動する。これによってお互いのポケモンが全滅した場合はウッウ側の負けとなる。
特性マジックガードのポケモンには反撃ダメージを与えられないが、追加効果は与えられる。
Ver.3.0.0からスキルスワップ・トレースなどで交換・コピーが可能になった。かがくへんかガスなどによる上書き・無効化はされない。
ウッウがこの特性を失うとフォルムチェンジできなくなる。うのみのすがた/まるのみのときに攻撃を受けても獲物を吐き出さなくなる。
ウッウ以外のポケモンがこの特性になっても特性は発動しない。

技考察 [編集]

特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
なみのり	水	90(135)	100	-	タイプ一致技。特性の発動条件技。性能安定。
ハイドロポンプ	水	110(165)	80	-	タイプ一致技。特性が採用理由なので基本はなみのりを優先。
ぼうふう	飛	110(165)	70	混乱30%	タイプ一致技。命中難だが雨下で必中。
エアスラッシュ	飛	75(112)	95	怯み30%	タイプ一致技。獲物を咥えた状態かつ先制可能な場合に。 相手をまひさせた後に撃てばまひるみを狙える。
れいとうビーム	氷	90	100	凍り10%	水タイプ定番のサブウェポン。
ふぶき	氷	110	70	凍り10%	命中が不安。威力を求めるなら。
こごえるかぜ	氷	55	95	素早↓100%	役割終了時、後続で相手を抜かしたい場合等に。
ゲップ	毒	120	90	-	使うにはきのみを消費する必要がある。 範囲補完としては微妙だがマリルリなどには有効。
テラバースト	無	80<120>	100	解説参照	テラスタル時にタイプ変化し、ランクも含めて攻撃が高い場合は物理技になる。
物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ダイビング	水	80(120)	100	溜め攻撃	タイプ一致技。特性の発動条件技。なみのりより癖が強い。 なみのりと違い攻撃を無効化される相手でも潜ったタイミングで特性が発動する。 使用中になみのりとうずしおを2倍（実質等倍）で受けてしまう点は注意。
アクアブレイク	水	85(127)	100	防御↓20%	タイプ一致技。たきのぼりは覚えない。 物理型の技範囲は狭いので、即放てる水技としての併用も。
ブレイブバード	飛	120(180)	100	反動1/3	タイプ一致技。高威力だが反動が痛い。
ドリルくちばし	飛	80(120)	100	-	タイプ一致技。性能安定。
ダブルウイング	飛	40(60)*2	90	-	タイプ一致技。みがわりに強いがたまに外れる。
きしかいせい	闘	20~200	100	-	最大で威力200。こらえると相性がいい。
じごくづき	悪	80	100	音技封じ	対霊超。ストリンダーなどの音技使いにも。
がむしゃら	無	-	100	-	タスキとの相性が良好。
変化技	タイプ		命中	解説
こらえる	無		-	獲物を咥えた状態で攻撃を受けた場合、生き残った上で相手にダメージを与えられる。 まるのみのすがたの場合、まひを与えて次のターンに先制を狙える。 連続使用で失敗しやすくなるので注意。
みがわり	無		-	フォルムチェンジの獲物(サシカマス、ピカチュウ)の調整に。
フェザーダンス	飛		100	相手攻撃↓↓　最後っ屁や流し・起点づくりに。
ドわすれ	超		-	自分特防↑↑　守りを固めうのミサイルの試行回数を稼ぐ。
たくわえる	無		-	自分防御↑特防↑　使用限度は3回まで。元の耐久が低いので先手で積めないと効果が低い。
こうそくいどう	超		-	自分素早↑↑　上を取ってうのミサイルの試行回数を稼ぐ。
はねやすめ	飛		-	HPを半分回復。使用後に耐性が変化する。
ねむる	超		-	はねやすめがあるので、ねむカゴ→ゲップのようなコンボを想定する場合に。
おいかぜ	飛		-	サポート用。味方の素早さ強化。ブレイブバードで退場可能。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	テラバースト	解説
炎	テラバースト	物理型採用時に火傷での火力低下を避けるなら。
水	なみのり ダイビング	一致技の火力強化。次弾装填を兼ねた追撃でそのままトドメを刺しやすくなる。
電	テラバースト	解説
草	テラバースト	解説
氷	れいとうビーム こごえるかぜ	解説
闘	きしかいせい	解説
毒	ゲップ	解説
地	テラバースト	対電。4倍弱点・まひ対策と電気を強く呼ぶため、地面テラバーストの価値は高い。 うのミサイル発動には被ダメージが必要であるため、電気技を無効で受けると発動ターンがズレることに注意。
飛	エアスラッシュ アクロバット	一致技の火力強化。はねやすめ中を狙った草技の対策にも。
超	テラバースト	解説
虫	テラバースト	解説
岩	テラバースト	解説
霊	テラバースト	ねこだましやフェイント対策に。 ねずみざんやスイープビンタといった連続技も透かせる。
竜	テラバースト	解説
悪	テラバースト	解説
鋼	テラバースト	解説
妖	テラバースト	解説
ステラ	テラバースト	解説

型考察 [編集]

特殊型 [編集]

特性：うのミサイル
性格：おくびょう
努力値：CS252
持ち物：きあいのタスキ/ラムのみ/オボンのみ/混乱実/カムラのみ/イバンのみ
確定技：なみのり/こらえる/エアスラッシュ/こごえるかぜorれいとうビーム

なみのりで獲物をくわえた後、こらえて発射。再びなみのり…と繰り返しHPを削っていく。
ピカチュウで麻痺を入れた場合、エアスラッシュによるまひるみも選択肢になる。

特殊技の技範囲が狭いため、特殊ベースで使われる際は九割方がこの様な技構成になる。

物理型 [編集]

特性：うのミサイル
性格：ようき
努力値：AS252
持ち物：カムラのみ/きあいのタスキ/ラムのみ/オボンのみ/イバンのみ/混乱実
確定技：ダイビング/こらえる
優先技：きしかいせい
選択技：ドリルくちばしorブレイブバードorダブルウイング/アクアブレイク/どろぼう/みがわり

AとCの値は変わらず、フォルムチェンジはダイビングでも可能なので物理型の運用も可能。
サシカマス発射による防御低下もあるので、特性の恩恵はこちらの方が高め。
こらきしによって特殊型での突破が困難な相手(主に電気タイプ)へ奇襲ができる。

ダイビングのラグによって相手に交代や積みの隙を与えてしまうのが難点。
単純なうのミサイルを活かした型としての運用のしやすさは特殊型に劣る。

耐久ベース型 [編集]

特性：うのミサイル
性格：おくびょう/ようき
努力値：HS252
持ち物：ソクノのみ/ラムのみ/オボンのみ/混乱実/たべのこし
確定技：なみのりorダイビング
優先技：こらえる
攻撃技：エアスラッシュ/こごえるかぜ/きしかいせい/どろぼう
補助技：はねやすめ/みがわり/フェザーダンス/ドわすれ/たくわえる

HPに振って耐久を高めた型。
うのミサイルをダメージベースに試行回数を稼いで削っていく。
防御種族値は低いのでHPに振っても物理耐久は弱い。フェザーダンスで補いたいところ。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対ウッウ [編集]

注意すべき点

確定反撃手段である特性うのミサイルを持つ。この特性はフォルムチェンジを伴うため無効化できない。
使い手の多くはきあいのタスキやこらえるにより複数回の発動を狙ってくるため、
迂闊な攻撃は厄介なピカチュウ投げを誘発する。
ピカチュウ投げによる確定まひ⇒次ターン行動順逆転による先手なみのりで突破されると、
次に出た味方にもピカチュウ投げが飛ぶため、2体目も機能停止に追い込まれてしまう。

対策方法

でんきタイプで相手をする。
でんき4倍弱点かつじめん技がじめんテラバーストのみ、タイプ特性としてまひ無効と相性が良い。素早さも85と中速程度であり、多くのでんきタイプなら上から倒してしまえる。
ただし、後出しの場合うのミサイルのダメージ自体は防ぐことが難しい。タスキの所持率も高く、下手すると最後っ屁に二発目を食らう。
また、水技無効の特性持ちならなみのりによるうのミサイル装填の阻止が可能。
ただしダイビングでは潜った瞬間に装填が確定するので、完全な阻止は不可能であることに注意。
高火力の連続技持ちならタスキを貫通することで、うのミサイルの発射数を減らして落せる。
先制して装填もさせずに落すのが理想だが、鈍足アタッカーでも耐久力さえあれば
ピカチュウ投げを許さず退場させられるため、後続への影響なく処理できる。

外部リンク [編集]

• ウッウ - ポケモン百科事典