オーダイル - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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オーダイル [編集]

No.160 タイプ：みず
通常特性：げきりゅう（HPが残り1/3以下になると、みずタイプの技の威力が1.5倍になる）
隠れ特性：ちからずく（追加効果がある技の追加効果が無くなり威力が1.3倍になる）
体重：88.8kg（けたぐり・くさむすびの威力80）

第二世代の水御三家で、単みずタイプ。
攻撃と防御がやや高いくらいで尖ったところのない平坦な種族値だが、隠れ特性ちからずく＋りゅうのまいにより物理アタッカーとしてのポテンシャルは十分。
平均並の耐久と弱点の少ない単みずタイプということもあってサポート無しでも積みやすく、サブウェポンも一通り揃っている。

ただし、水物理アタッカーはギャラドスやマリルリといった古参から、連撃ウーラオスやイルカマンといった新顔に至るまで、やたらライバルが多い。
これらの強力なポケモンたちと比較すると、「オーダイルならでは」といえる明確な強みに欠けるのが現状。

特殊技もちからずく適用の高威力技をいくつか覚えるため、特殊アタッカー型も十分あり。

新規習得技で有用なものはサイコファング、クイックターン、スケイルショット、だくりゅうあたり。
第九世代でねっとうを喪失したため、だくりゅうはちからずく特殊型におけるメイン技として非常に有用。
また第三世代以来にカウンターを再習得。

特性考察 [編集]

げきりゅう

通常特性。HP1/3以下でみず技の威力1.5倍。
上昇幅は魅力だがSが半端なため、先手みがわりなどで能動的な発動を狙うのは難しい。
とはいえ耐久が安定しているため、うまく発動圏内で耐えることは多い。

ちからずく

隠れ特性。追加効果のある攻撃技（一部を除く）の追加効果を消す代わりに威力1.3倍。第九世代では水タイプ唯一の所持者。
特性対象技を使う際、いのちのたまによる反動も受けなくなる。
適用対象の習得技が多く、げきりゅうと違って能動的に火力補強しやすい。
A・C種族値ともに数値不足なため、この特性込みでの火力が運用の前提となる。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力 [力尽く]	命中	効果	解説
アクアブレイク	水	85(127) [165]	100	防御↓20%	タイプ一致技。ちからずくでハイドロポンプと同威力の物理技に。 ウェーブタックルは覚えない。
たきのぼり	水	80(120) [156]	100	怯み20%	タイプ一致技。ちからずくではアクアブレイクの下位互換。 げきりゅうでりゅうのまい等を使用して怯みを狙う場合のみ選択肢。
アクアジェット	水	40(60)	100	優先度+1	タイプ一致技。げきりゅうと相性がよい先制技。ギャラドスは覚えない。
クイックターン	水	60(90)	100	交代	タイプ一致技。不利対面から攻撃しつつ撤退。失敗・無効化されると交代できない。
れいとうパンチ	氷	75 [97]	100	凍り10%	草・ドラゴンに抜群を取れるため水と相性がよい。ちからずく対象技。
ばかぢから	闘	120	100	攻撃・防御↓	対氷鋼。高威力・広範囲だが、積み技とは相性が悪い。
けたぐり	闘	20~120	100	相手の体重依存	対氷鋼。反動は無いが、威力は不安定。
じしん	地	100	100	-	対電鋼。水と範囲が被りがちだが、呼びやすい電気に有効。
かみくだく	悪	80 [104]	100	防御↓20%	対霊超。ちからずく対象技。
サイコファング	超	85	100	壁破壊	対毒超。追加効果が優秀。ちからずくでも壁破壊は可能。
いわなだれ	岩	75 [97]	90	怯み30%	対氷。ちからずく対象技だが、範囲は水技や格闘技と被り気味。 ダブルでは相手全体攻撃。ストーンエッジは覚えない。
くさわけ	草	50 [65]	100	S↑100%	唯一の草技。げきりゅうでの攻撃しながらの積み技として。 ちからずくでも火力は低いので、仮想敵がいない限り非推奨。
スケイルショット	竜	25*2~5	90	防御↓ 素早さ↑	殴りつつS補強。高めの物理耐久を削るのが痛い。 自分のランク低下を含むためちからずくの対象外。
ドラゴンテール	竜	60	90	優先度-6 相手交代	苦手対面や積み技対策に。フェアリーに無効。
カウンター	闘	-	100	物理技倍返し	タスキと併せて。不一致物理弱点ならタスキなしで耐えることもある。
特殊技	タイプ	威力 [力尽く]	命中	効果	解説
ハイドロポンプ	水	110(165)	80	-	タイプ一致技。命中不安。
だくりゅう	水	90(135) [175]	85	命中↓30%	タイプ一致技。ちからずくだとハイドロポンプの上位互換。命中不安。
れいとうビーム	氷	90 [117]	100	凍り10%	ちからずく補正込みで役割破壊としては十分な火力になる。
ふぶき	氷	110 [143]	70	凍り10%	ちからずく補正込みで高威力サブとして優秀。命中不安。
きあいだま	闘	120 [156]	70	特防↓10％	ちからずく補正込みで高威力サブとして優秀。命中不安。
テラバースト	無	80<120>	100	タイプ変動	テラスタル時にタイプ変化し、ランクも含めて攻撃が高い場合は物理技になる。
変化技	タイプ		命中	解説
りゅうのまい	竜		-	攻撃と素早さを強化できる優秀な技。補正有S188振りで最速130族抜き。 マリルリとの重要な差別化要素。
つるぎのまい	無		-	素早く火力を上げられる。アクアジェットがメインならこちらでも。
こうそくいどう	超		-	素早さを2段階強化できる。無補正S20振りで最速130族抜き。 物理型ならりゅうのまいがあるので、特殊型向きか。
うそなき	悪		-	相手の特防を2段階下げられる。特殊型の決定力強化に有用。
みがわり	無		-	状態異常技回避で積みの機会を作ったり、げきりゅうの発動に。

+

採用率の低い技

特殊技 タイプ 威力 [力尽く] 命中 効果 解説 なみのり 水 90(135) 100 - タイプ一致技、命中安定だが、火力不足。ダブルでは味方を巻き込む。 バークアウト 悪 55 [71] 95 特攻↓100% みがわり貫通。ちからずく補正込みでも低威力。ダブルでは相手全体攻撃。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	テラバースト	ゴースト無効。
炎	テラバースト	対草。火傷耐性を得る。
水	アクアブレイク アクアジェット ハイドロポンプ だくりゅう	タイプ一致技の強化。
電	テラバースト	麻痺耐性を得る。テツノツツミやアシレーヌといった水氷半減相手に通る。
草	テラバースト くさわけ	粉技無効。電気半減だが、弱点は多め。
氷	れいとうパンチ ふぶき れいとうビーム	対草竜。補完性は高い。ただし耐性は劣悪。一応炎は呼びにくい。
闘	ばかぢから けたぐり きあいだま	ドドゲザンやサザンドラに。耐性的にはうまみが少なく、ふいうちを半減できることくらいか。
毒	テラバースト	対草。毒・猛毒無効。
地	じしん テラバースト	電気無効。
飛	テラバースト	電気が一貫する。
超	テラバースト サイコファング	耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。
虫	テラバースト	草に耐性を得り電気も等倍に。炎・岩は呼びづらいが飛行だけには注意。
岩	いわなだれ テラバースト	草が一貫する。
霊	テラバースト	テラバーストでハバタクカミを見るなら。
竜	スケイルショット テラバースト	草、電気半減。
悪	かみくだく テラバースト	いたずらごころ耐性の獲得。
鋼	テラバースト	フェアリー対策。
妖	テラバースト	ドラゴンに強く出たいなら。
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

りゅうのまい型 [編集]

性格：ようき/いじっぱり
特性：ちからずく
努力値：AS252 or AS252ベースで耐久調整
持ち物：いのちのたま/ラムのみ
確定技：アクアブレイク/りゅうのまい
優先技：れいとうパンチ
攻撃技：じしん/かみくだく/アクアジェット/けたぐり/サイコファング/くさわけ/スケイルショット/テラバースト
変化技：みがわり

種族値と特性を活かしたオーソドックスなりゅうのまいアタッカー。

持ち物は火力を補ういのちのたまか、積み型にとって厄介な状態異常対策になるラムのみを推奨。
素の耐久が高いので、仮想敵によっては半減実を持たせなくても耐久調整だけで充分な場合も多い。
りゅうのまいを1回積むと最速で最速ドラパルトを抜け、準速で最速ファイアローと同速。

物理型 [編集]

性格：いじっぱり/ゆうかん
特性：ちからずく/げきりゅう
努力値：HAベースで調整
持ち物：いのちのたま/ラムのみ/オボンのみ/半減実
確定技：アクアブレイク/アクアジェット
ちからずく適用技：れいとうパンチorれいとうビーム/いわなだれ/くさわけ
攻撃技：じしん/ばかぢから/げきりん/かみくだく/ドラゴンテール/クイックターン/サイコファング
変化技：つるぎのまい/みがわり

素早さを上げずに殴り勝つ型。弱点の少なさと高めの耐久、攻撃範囲の広さが売り。

H振りだけでいのちのたま持ちゴウカザルのくさむすびを耐える。ソクノのみを持たせればジバコイルをじしんで狩ることもできる。
いじっぱりA252で1回つるぎのまいを積むとすぶといB252シャワーズをじしんで確2にできる。

HPに252振りすると実数値が192になり16nと6nと4nになるため、オボンのみを持たせる場合以外244振りまでがよい。

型サンプル

技構成：アクアジェット/じしん/れいとうパンチ/つるぎのまい
じしんで電気のほか、水ポケモンが苦手なエンペルトを牽制できるのは結構大きい。

ちからずく特殊型 [編集]

性格：ひかえめ/れいせい
特性：ちからずく
努力値：HCベースで調整
持ち物：いのちのたま/とつげきチョッキ/こだわりメガネ/こうかくレンズ
確定技：だくりゅう/れいとうビームorふぶき/きあいだま
攻撃技：アクアジェット/テラバースト(電気など)
変化技：うそなき/こうそくいどう

ちからずく対象技に高火力の特殊技が多いため、特殊型も実用圏内。
やけどに強いため、物理型より安定感がある。

C上昇の積み技がなく変化技をほぼ採用しないため、とつげきチョッキとの相性がよい。
勿論火力を求めて無反動のいのちのたまの採用も可。
だくりゅうをはじめとして命中不安の技が多いため、こうかくレンズで補強するのも手。

確定技3つは水と毒・エスパー・虫・霊・フェアリー複合に半減以下。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対オーダイル [編集]

注意すべき点

攻撃力が高めの水御三家。
つるぎのまい、りゅうのまいといった決定力を上げる積み技を持ち、それらと相性のよいアクアジェットも覚える。
物理耐久も並以上にあり、半端な攻撃では耐えられ、積むチャンスを与えてしまう。
体力が減ったところを上から倒そうとしてもげきりゅうで威力の上がった一致アクアジェットでかなりの痛手を負わされてしまう。
隠れ特性ちからずくの場合、サブウェポンのれいとうパンチやいわなだれが強化される。
特殊技もちからずく適用技が多く、型が割れる前に物理受けを出したりおにびを撃つのはやめたほうがいい。
状態異常対策にラムのみを持たせている場合も多い。

対策方法

特殊耐久は並程度かつ中速なので、積まれる前に特殊アタッカーで上から弱点を突いて落としたい。
積まれてしまった場合はオーダイルの一致技を無効にできるちょすいトリトドンや、高耐久のてんねんヘイラッシャなどで受けよう。
くろいきりで積み技を無効化したり、ウォッシュロトムなど水等倍以下のポケモンでおにびを使ってもいい。

外部リンク [編集]

• オーダイル - ポケモン百科事典