テツノコウベ - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

テツノコウベ [編集]

No.0993 タイプ:あく/ひこう
特性:クォークチャージ(場がエレキフィールドの間、またはブーストエナジーを持って場に出てから交代するまで、一番高い能力が上がる)
体重:110.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
高速特殊悪/飛HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノコウベ94808612280108570クォークチャージ
Gファイヤー90859010012590580ぎゃくじょう
原種/パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノコウベ94808612280108570クォークチャージ
サザンドラ92105901259098600ふゆう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ/フェアリー
いまひとつ(1/2)くさ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん/エスパー

サザンドラに似たパラドックスポケモンで、こちらはあく×ひこう複合。
種族値配分はサザンドラをより高速特殊アタッカー寄りにした構成で、無駄が少ない。
一致技は等倍範囲の広さが優秀で、サブウェポンも様々なタイプのものを覚えるため、攻撃範囲が広い。
クォークチャージで攻撃性能をさらに高めることも可能。
ただし一致技はあくのはどう・エアスラッシュ・ぼうふうと威力か命中のどちらかに難がある点に注意。

どちらかといえばサイクル戦に適性がある複合だが、同じくサイクル戦を得意とするサザンドラと比較するとステルスロック・でんじは・わるだくみ・一致りゅうせいぐんといった相手の交代先に高い負荷を与える手段を持たない。
またブーストエナジーは消費アイテムなので、そちらによる特性発動とサイクル戦の相性が悪い。フィールドでの発動に頼ると相手の電気技で落とされやすくなる。
基礎スペックは高めだが、考えなしに動かせるほど万能でもないので、主軸に据えるよりはパーティメンバーの補完として動かしたほうがいいだろう。

単体のスペックを見ると、サザンドラとは素早さやタイプ、習得技、特性と多くの点で異なるため、差別化は自然となされる。
それより意識すべきは、HOME解禁で復帰したGファイヤー
あちらは特殊耐久が高く、持ち物や構成の自由度がテツノコウベより高め。
こちらはサブウェポンの豊富さや素の火力と素早さ、特性を能動的かつ即時に発動可能な点で勝る。

ダブルバトルでは、クォークチャージを含めた高い素早さからおいかぜを起動するサポーターの一角として活躍している。
バークアウト・ちょうはつ・ドラゴンエールなど補助向けの技を多く習得し、自身があくタイプであることからいたずらごころによる妨害も受けにくい。
ミライドンが解禁されるルールにおいては持ち物も自由になり、更に動きの幅が広がる。



特性考察 [編集]

クォークチャージ
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がエレキフィールドであるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしてもフィールドによる発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーはエレキフィールドが優先されるため、エレキフィールド下で繰り出せばフィールドが変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。特性が書き換え・無効化を受けている場合も同様。
個別考察
テツノコウベの場合は全ての能力をブーストの対象にできる。高めの特攻か素早さを対象にするのが無難。
最速だと必ず素早さにブーストされる(おくびょうCS振りの実数値がC174、S176)。
Sを174(244振り)まで抑えると仕様によりCがブーストされるが、最速106族(カエンジシ化身ラブトロステツノワダチ)と同速になる。
攻撃はブーストエナジーと相性のいいアクロバットがあるとはいえ、一致技以外はげきりん以外威力不足で、Sも最速80族/準速93族(オドリドリ)と同速の145が上限となる[1]ので、基本的に候補外。
ちなみに飛行タイプなのでエレキフィールドの恩恵は受けられないが、特性は問題無く発動する。
クォークチャージを持つポケモンのうちじめん耐性を持つのはこのポケモンとテツノイサハの2体のみであり、ミライドンバチンウニから繋いでもらう場合の優位点となる。

努力値考察 [編集]

努力値配分HP攻撃防御特攻特防素早性格解説
CS最速4--252-252おくびょう種族値に沿った配分。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
あくのはどう80(120)100怯み20%一致技。命中安定のメインウェポン。
バークアウト55(82)95特攻↓100%
みがわり貫通
一致技。ダブルでは全体攻撃。高い素早さから相手の弱体化が狙える。
ぼうふう110(165)70混乱30%一致技。命中不安。雨だと必中。晴れだと命中50。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%一致技。低火力。ぼうふうの命中不安を嫌うなら。怯みも狙える。
ハイドロポンプ11080-対岩。地面への遂行にも。
だいもんじ11085火傷10%一致技の通らないドドゲザンデカヌチャンに。
ハッサムなどの4倍弱点狙いでも。
かえんほうしゃ90100火傷10%だいもんじと選択。命中・PP重視。
ねっぷう9590火傷10%ダブル用。2体同時攻撃ができる。
ハイパーボイス90100みがわり貫通ダブル用。2体同時攻撃ができる。ねっぷうと比較すると弱点はつけないが、
風技で発動する特性やセグレイブのねつこうかんを発動させず、
コノヨザルに余計なダメージを入れないなどメリットもある。
ラスターカノン80100特防↓10%対妖・岩。水妖や鋼妖など、複合で等倍にされることも多い。
だいちのちから90100特防↓10%対鋼・電・岩。飛行との相性補完に優れる。
きあいだま12070特防↓10%対悪・鋼・岩。高威力・命中難。鋼には炎技の方が通りやすい。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
はたきおとす65/97
(97/145)
100道具排除一致技。追加効果が主目的。
とんぼがえり70100交代攻撃しつつ撤退。がんじょう・タスキ潰しやばけのかわ剥がしに。
おいかぜとの相性も良い。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100変化技対策。素早いので使いやすい。
ほえる-積み技対策や、交代読みで。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ強化。
ブーストエナジーを持たせることでタイカイデンも抜けるおいかぜ要員になれる。
きんぞくおん85実質特攻を上げる唯一の手段。命中不安。
ドラゴンエール-ダブル用。ドラゴンタイプや急所効果持ちの技の味方と組んで。
鋼複合以外のドラゴンとは弱点が被る点に注意。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ハイパーボイス耐性的に良くならず、ノーマルテラスを生かす技もない。
だいもんじ
かえんほうしゃ
ねっぷう
対氷、フェアリー。岩が一貫する。
ハイドロポンプ
テラバースト
電気が一貫する。
テラバースト麻痺無効。
テラバースト粉技無効。氷が一貫する。
テラバースト岩が一貫する。
きあいだま
テラバースト
フェアリーが一貫する。
テラバースト対フェアリー。
だいちのちから対電気、岩。氷が一貫する。
ぼうふう
エアスラッシュ
最大火力強化。ハバタクカミカバルドンなどを一撃で飛ばせる。
フェアリーなど様々なテラス候補があるラウドボーンも安定して撃破可能に。
更に一部の役割対象が持つ格闘打点にも耐性を持つことができる。
テラバースト耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。
とんぼがえり
テラバースト
岩が一貫する。
テラバースト多弱点。
テラバースト相手のねこだましやしんそくを透かす目的で使う。悪タイプを失うため、相手のいたずらごころからの妨害が効くようになるので注意。
りゅうのはどう氷とフェアリーが一貫する。
あくのはどう
バークアウト
はたきおとす
タイプ一致技の強化。
ラスターカノン弱点と耐性が入れ替わるほか、新たに複数の耐性を獲得できる。
特にフェアリーを意識する場合に候補。
テラバーストドラゴン無効。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を一度だけ強化する。

型考察 [編集]

特殊型 [編集]

特性:クォークチャージ
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252
持ち物:ブーストエナジー/いのちのたま/こだわりメガネ/こだわりスカーフ
確定技:あくのはどうorエアスラッシュorぼうふう
選択技:ラスターカノン/だいもんじorねっぷう(ダブル)/だいちのちから/きあいだま/ハイドロポンプ/とんぼがえり
変化技:おいかぜ/ちょうはつ/みがわり

技範囲の広さと高めの特攻を活かした特殊アタッカー。
一致技はどちらも等倍範囲が広く、サブウェポンとの組み合わせ次第ではどちらかだけでも機能する。
サブウェポンはひこうと補完の良いだいちのちからやきあいだま、テラスタルと併せてこおりやフェアリーに強く出れるラスターカノンなどが有力。
Sが108と高めだが、130族やドラパルト、100族以下のスカーフ持ちを上から叩きたいならスカーフやブーストエナジーを持たせても良い。
おくびょうでも耐久無振りのウーラオスをC252エアスラッシュで確定一発にできる。ブーストエナジーなどでSを上げる場合の明確な利点になる。
サザンドラと同様サイクル戦が得意なので、とんぼがえりも候補。

おいかぜ型 [編集]

特性:クォークチャージ
性格:おくびょう
努力値:CS252ベース
持ち物:ブーストエナジー
確定技:おいかぜ
選択技:バークアウト/あくのはどう/はたきおとす/エアスラッシュ/ハイパーボイス/ねっぷう
変化技:ちょうはつ

ブーストエナジーを持たせることで、最大S実数値264という圧倒的な数値から、悪タイプゆえにいたずらごころちょうはつに妨害されることなくおいかぜを使える。
おいかぜを撃った後もバークアウトや高いCを生かした範囲の広い特殊技で腐らず、タイカイデン同様の攻撃的おいかぜサポーターとして機能する。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対テツノコウベ [編集]

注意すべき点
悪&飛行+サブウェポンの攻撃範囲が優秀。クォークチャージで火力か素早さを強化可能。
ダブルバトルではクォークチャージでSを上昇させ、タイカイデンをも上回る速さでいたずらごころちょうはつでは妨害できないおいかぜを放ってくる。
対策方法
特防の高い電気タイプ、フェアリータイプで攻めるのがよい。チョッキ持ちならさらに安定。
ダブルでは浮いているためサイコフィールドの恩恵が受けられない。ねこだましでおいかぜを妨害し、相方で弱点を突いていこう。
トリックルームでおいかぜを逆手に取るのもよいが、ちょうはつも覚えるため注意。
ハバタクカミテツノツツミにブーストエナジーを切り、さらに上から一致弱点で制圧するのもアリ。
ハバタクカミならダブルでのねこだましによる足止めも無効。

外部リンク [編集]


[1] 単純な数値で比較すれば、ASともにようきAS振りオトシドリ(A155、S147)より低くなる。