カマスジョー - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

カマスジョー [編集]

No.0847 タイプ:みず
通常特性:すいすい(天気が雨のとき素早さが上がる)
隠れ特性:スクリューおびれ(相手の技を引き受ける特性や技の影響を無視できる)
体重:30.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
すいすい水物理HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値その他の特性
カマスジョー61123606050136490スクリューおびれ
イダイトウ♂12011265807578530てきおうりょく/かたやぶり
フローゼル85105558550115495みずのベール
カジリガメ9011590486874485がんじょうあご/シェルアーマー
ハリーセン659585555585440どくのトゲ/いかく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第八世代出身の単みずタイプ。
合計種族値は控えめだが、攻撃と素早さだけに振り切ることで高速物理アタッカーとして完成した能力を持つ。
特に素早さは130族を抜き、更にすいすいまで持つという特化っぷり。
発動中はスカーフ持ちも抜き去り、一致みず技で高い負荷をかけることができる。
自分であまごいを使う余裕はないので、あめふらしと組み合わせると良い。

魚ポケモンとしては割と珍しく、抜群範囲の広いかくとうじめんエスパーなど攻撃技のレパートリーが豊富。
攻撃の数値も同特性のみずタイプとしては最も高く、すいすいアタッカーとして無駄がなく尖った性能を持つのが特徴。
反面、変化技はほとんど覚えず、低耐久から積んでいる余裕も薄いので必然的にフルアタになりがち。

他のみずアタッカーと比較した場合、課題となるのはウェーブタックルを習得できないことによる一致技の威力不足。
最高打点が威力85のアクアブレイク止まりであり、雨補正が無いと火力は物足りない。
またサブウエポンもインファイトとノーマル以外は威力100以下であり、A123という種族値ほどの火力を実感しにくい。
紙耐久のため、倒しきれずに撃ち合いになると苦しい展開になることが多く、みず技を半減・無効化できる相手は全般的に苦手。

前述のとおりウェーブタックルは覚えず、追加された技はすべて特殊技で活用は難しい。
単純な(すいすい)水物理アタッカーとしてはウェーブタックルのあるフローゼルイダイトウの方が強力ではあるが、反動技である点やサブウェポン、元の素早さによる差別化は可能。



特性考察 [編集]

すいすい
雨が降っている間、素早さの実数値が2倍になる。カマスジョーの素早さに更に磨きがかかる。
最速で素早さは206、雨下で412と凄まじい速さに。準速でも376と十分すぎ、スカーフレジエレキ以外の全スカーフポケモンを抜き去る。
スクリューおびれがダブル用であり、シングルでは必然的にこちら。ダブルでも天候パが幅を利かせているため、採用価値は高い。
元の素早さからトレースされて困る盤面は少ない。無振りサーナイトがA252+雨のアクアブレイクで確1。
スクリューおびれ
隠れ特性。ダブル専用特性。このゆびとまれ、よびみず等の効果による技の誘導を無視し、サイドチェンジされても最初に選んだ対象へ技を出すことができる。
ブリジュラスすじがねいりと効果は同じだが、運用方法、技範囲がそもそも異なるので差別化については考えずとも自然となされる。
ダブルにおいてもすいすいは強力なのでそちらが優先されるが、上記の技を誘導する効果を活用した受けを意識するならば十分採用圏内。
無視するのは誘導効果のみで、かたやぶりのように技の無効化まで貫通するわけではないので注意。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
アクアブレイク85(127)100防御↓20%一致最高火力。ウェーブタックルは覚えない。
たきのぼり80(120)100怯み20%一致技。高い素早さで怯みを狙いやすく好相性。
アクアジェット40(60)100優先度+1先制技。ふいうちなどの先制技対策。
クイックターン60(90)100交代タイプ一致技。不利な相手から交代する。
インファイト120100防御・特防↓サザンドラセグレイブなど。突破力の拡大にほぼ必須。耐久低下は気にならない。
サイコファング85100壁破壊ドヒドイデドクロッグ等に。追加効果も優秀。
かみくだく80100防御↓20%対霊。たまに防御低下。
じごくづき80100音技封じ対霊。ストリンダーラウドボーンを意識するなら。
どくづき80100毒30%対草、妖。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
4倍竜ピンポイント。カイリューガブリアスに。
ドリルライナー8095急所ランク+1対電。水技とは範囲が被り気味。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
みがわり-交代読みやターン稼ぎに。
つぼをつく-ランダム性の高い積み技。ダブルでは味方のアシストパワーの補助に。
きあいだめ-急所率+2。するどいツメとあわせて確定急所。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
すてみタックル等倍範囲が広いが、使う機会はほぼない。
テラバースト火傷無効。耐性が大きく変わるが、雨と相性が悪い。
アクアブレイク一致補正2倍。雨と合わせて火力に特化。
テラバースト対水飛。弱点の電気を半減し麻痺も無効化できる。
テラバースト水タイプやねむりごな、キノコのほうしを覚えた草タイプのポケモンとの対面時に。
テラバースト
こおりのキバ
水との補完に優れる。耐性の悪さは紙耐久なので気にならない。
インファイト鋼への打点を得る。弱点となる飛行には氷技が刺さる。
どくづき対草妖。毒・猛毒無効。
ドリルライナー水の通らない電気タイプに。弱点の電気技も無効化できる。
テラバースト草半減だが電気は一貫。
サイコファング耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。
テラバースト草に耐性を得り電気も等倍に。炎・岩は呼びづらいが飛行だけには注意。
テラバースト草が一貫する。
テラバースト対霊超。
テラバースト水タイプの弱点を全て半減。
かみくだく
じごくづき
対霊超。いたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト良耐性。毒無効により耐久率が上がる。
テラバーストドラゴンに強く出たいなら。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:すいすい
性格:いじっぱりorようき
努力値:A252 S252 or 耐久調整残りS
持ち物:こだわりハチマキ/きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりスカーフ
確定技:アクアブレイクorたきのぼり/インファイト
選択技:かみくだくorじごくづき/ドリルライナー/こおりのキバ/どくづき/サイコファング/アクアジェット/テラバースト/クイックターン
選択補助技:あまごい/みがわり

技範囲が広い高速物理アタッカー。
水+闘を主軸にパーティと相談としてその他のサブウェポンを選択しよう。
つるぎのまいなどの火力補強を覚えず、つぼをつくは能力上昇がランダムのため、水技の威力が少々足りない部分もある。

基本的にはようき最速が推奨。
すぐ下のS135にハバタクカミパオジアン、同速にテツノツツミと強豪が並ぶ。
いじっぱりは火力を補えるが、準速では120族に抜かれ、最速エースバーンと同速になる点は注意。
雨前提の場合はS振りが過剰になるが、ブーストエナジーによるS+1ハバタクカミなどを上から叩ける素早さは確保しておきたく、無天候時の運用も考えるとS振りが安定となる。
ダブルや雨パの場合は、いじっぱりS92振り(無天候時に最速100族抜き)などの調整も検討。

+  S調整表

【ダブル】雨パエース型 [編集]

特性:すいすい/スクリューおびれ
性格:いじっぱりorようき
努力値:HA252ベースでS調整(すいすい) or AS252(スクリューおびれ)
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま
確定技:アクアブレイクorたきのぼり/インファイト
優先技:サイコファング
選択技:かみくだくorじごくづき/とびはねる/ドリルライナー/こおりのキバ/どくづき/アクアジェット
選択補助技:まもる/みがわり

ペリッパーなどの他ポケモンで雨を降らせることを前提にした型。
初めからすいすいで加速したスピードで動けるのでSに振る数値を小さめにできる。

H180振りで実数値159になり、10n-1(珠ダメージ最小)を満たす最大値となる。

HA極振りの場合、天候を取られると最速90族と同じになってしまう。
通常時のことを考えると、激戦区の最速100族抜きの92振りなどがおすすめ。
詳しくはシングルの方の型のS調整表を参照。

インファイトは他の雨パアタッカーにはない個性。

スクリューおびれはよびみずやこのゆびとまれ・いかりのこなを利用した戦法に強くなる。
ピンポイント気味なので基本すいすいでよいが、採用価値自体は悪くない。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対カマスジョー [編集]

注意すべき点
高い攻撃力と、パルデア地方の一般ポケモン第3位の素早さが特徴。
雨が降っていると、みず技の威力1.5倍&素早さ2倍となり、並のポケモンでは止めることができなくなる。
見た目によらずサブウェポンが多く、範囲を把握しておかないと手痛い一撃を受けることになる。
ダブルバトルでは隠れ特性のスクリューおびれでこのゆびとまれやよびみずに頼った戦法を破綻させてくることも。
対策方法
耐久はかなりもろい。等倍or不一致抜群を一撃耐えて殴り返せば倒せる。
後出しする場合は水&闘を半減するポケモンが理想。ドラパルトウォッシュロトムなどがおすすめ。
麻痺や火傷といった一般的な高速物理アタッカー対策のほか、トリックルームで速さをひっくり返すのもよい。

外部リンク [編集]