グレンアルマ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

グレンアルマ [編集]

No.0936 タイプ:ほのお/エスパー
通常特性:もらいび(炎技を受けるとそれを無効にし、交代するまで炎技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)※カルボウの時「ほのおのからだ」
体重  :85.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
中速特殊炎HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
グレンアルマ85601001258075525もらいび/くだけるよろい
ラウドボーン104751001107566530もうか/てんねん
炎・エスパーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
グレンアルマ85601001258075525もらいび/くだけるよろい
マフォクシー756972114100104534もうか/マジシャン

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/じめん/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)はがね/エスパー/こおり/くさ/ほのお/かくとう/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性もらいびの場合、ほのお無効


カルボウの進化先のひとつでソウブレイズの対となる、ほのお×エスパー複合。
特攻125という高さから高威力の一致炎技を繰り出せるため、火力面は非常に優秀。
一致技の炎+エスパーの組み合わせは等倍範囲が広く、はどうだんやエナジーボールなどの相性補完に優れたサブウェポンも備える。
典型的な多耐性多弱点のポケモンであり、高火力も合わせてサイクル戦の適性が高い。

通常特性はもらいびなので対炎性能に期待できるが、隠れ特性のくだけるよろいも強力。
ニトロチャージも習得できるため、サイクル戦だけでなく素早さを一気に上げて全抜き狙いの動きも取ることが可能。
おにびやトリック、ちょうはつ、みちづれなど搦め手のレパートリーにも長けており、なかなかに多芸である。

また現環境ではワイドフォースを習得できる数少ないポケモンであるのも特筆点。
サイコフィールド下で威力強化+全体攻撃化するため、ダブルではサイコメイカーイエッサンと組ませると強力。
一方でひでりコータスとも相性が良い。このため、ダブルではシングルを大きく上回る採用率を誇る。

特攻を除いた種族値は防御が高めな点以外は平凡そのもの。
素早さも半端で、弱点もメジャーなタイプが多いため、相手を見誤ると何もできずに出落ちすることも。
育成の選択肢が豊富な分、器用貧乏に陥りやすいため、明確な役割を定めて運用したい。

現環境の同タイプにはマフォクシーも存在する。
同じ特殊アタッカーではあるが、素早さ・特殊耐久で負ける分、こちらは火力・物理耐久に優れている。
特性や専用技を絡めた運用で、十分差別化できるだろう。



特性考察 [編集]

もらいび
受けた炎技を無効化し、自身の炎技の威力を1.5倍にする。
ウルガモスラウドボーンなどの炎タイプに役割を持ちやすくなる。
フレアソングなどの厄介な追加効果を持つ技も無効化して無償降臨が狙えるため、サイクル戦との相性が良い。
また草や鋼にテラスタルした場合でも、対炎の役割を放棄せずに済む利点もある。
くだけるよろいは強力だがデメリットも大きいため、安定を取るならこちら。
トレースされると面倒なので、サーナイトポリゴン2がいるパーティには要警戒。
くだけるよろい
物理攻撃を受けると防御ダウンするかわりに素早さが2段階上昇。
1回発動すると、最速の場合は最速レジエレキを、準速の場合はスカーフ最速ガブリアスをギリギリ抜ける。
相手依存だが中途半端な素早さを補う貴重な手段であるため有用性は高い。
強力だが、もともと低くはない防御力を犠牲にすることになってしまうのが欠点。
今作はカイリューを筆頭にテラスタルで先制技の火力を底上げして全抜きを狙う戦術もよく見られる。
それらの先制技に対して非常に弱くなってしまうため注意。先制技はサイコフィールドで対策できるが、技スペースと要相談。
トリルなどのサポート型でデメリットを逆手に取り、アーマーキャノンのデメリットも併用して、早く退場することも可能。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
アーマーキャノン120(180)100防御特防↓タイプ一致専用技。特殊ほのお版インファイト。
高威力命中安定だが耐久が下がるので、撃ち逃げやトドメで使いたい。
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓タイプ一致最高火力。こちらも撃ち逃げ向き。
だいもんじ110(165)85火傷10%タイプ一致技。デメリットがなく威力もまずまずだが命中不安。
かえんほうしゃ90(135)100火傷10%タイプ一致技。安定感はあるが威力は控えめ。
ねっぷう95(142)90火傷10%タイプ一致技。ダブルでは相手全体攻撃。
ふんえん80(120)100火傷30%タイプ一致。全体攻撃。追加効果狙い。
ダブルではバウッツェルもらいび持ちと組ませてのコンボにも。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。安定したメインウェポン。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100PF下で威力1.5倍
+全体攻撃化
タイプ一致技。PF下で高火力、どちらかといえばダブル向き。
エナジーボール90100特防↓10%みずじめんいわ。炎技との補完に優れる。
ソーラービーム120100-晴れやパワフルハーブと合わせて。
はどうだん80-必中対岩・悪。セグレイブにも有効。一致技双方との補完に優れる。
きあいだま12070特防↓10%威力を求めるなら。達人の帯+無補正C振りでH振り砂補正込みバンギラスを確一。
メテオビーム12090溜め攻撃・特攻↑対炎・飛行。パワフルハーブと合わせて。
シャドーボール80100特防↓20%対ゴースト・エスパー。Hゾロアークには無効。
あくのはどう80100怯み20%対ゴースト・エスパー。シャドーボールと選択。
アシッドボム40100特防↓↓100%特殊受け崩しに。チョッキ型でも変化技感覚で使える。
りゅうのはどう85100-対ドラゴンピンポイント。
ラスターカノン80100特防↓10%対岩・フェアリー。
ウェザーボール50/100
(150)
100天候で
タイプ変化
晴れ下では火炎放射より高火力かつ命中安定の炎技。
雪や砂との併用で本来覚えないタイプのサブウエポンにもできる。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
ニトロチャージ50(75)100素早さ↑100%最速なら136族のテツノツツミまで抜ける。ドラパルトには届かない。
変化技タイプ命中解説
めいそう-特攻・特防が1段階ずつ上昇する。わるだくみは覚えない。
おにび85物理アタッカー対策。炎には無効。こんじょうにも注意。
ちょうはつ100妨害技。変化技対策。
かなしばり100妨害技。こだわりアイテム持ちなどに有効。
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連続で出すと必ず失敗。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
てっぺき-自身の物理耐久を強化。
トリック100こだわり系アイテムとあわせて。
トリックルーム-後続サポートと、半端なSを相手次第で補強できる。
みちづれしたり、くだけるよろいで敢えての後手獲得も可能。
サイコフィールド-ワイドフォースと合わせて超火力を狙う。
地面にいるポケモンは先制技を受けなくなるため、くだけるよろいのS上昇、みちづれと相性がよい。
相手のふいうち読みで展開できれば儲けもの。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
アーマーキャノン
オーバーヒート
だいもんじ
かえんほうしゃ
ふんえん
一致炎技の火力を強化する。
防御面でも悪・霊が等倍になり弱点は増えないため、無難な選択肢と言える。
ワイドフォース
サイコキネシス
サイコショック
ワイドフォースの威力の向上。また炎としての弱点を消せる。
耐性は悪化するが、役割対象の受け系ポケモンを徹底的に潰す目的で使うなら。
エナジーボール
ソーラービーム
苦手な水岩地を返り討ちにできる。
草は弱点が多いが、氷虫毒は元タイプの一致技で弱点を突け、炎は特性もらいびなら無効にできる。
はどうだん
きあいだま
炎技と合わせて等倍範囲が優秀。
シャドーボールもらいびで炎格闘の耐性を維持しつつ、役割破壊技を広く浅く回避できる。
ただしゴーストと悪の弱点は据え置きなため要注意。
テラバースト麻痺無効。地面は一貫したまま。
テラバースト元々打点の少なかった炎や地面に刺さる。
あくのはどう受け系ポケモンのミラーコートや、いたずらごころからの変化技を無効化したいなら。
ラウドボーンイーユイなど、霊悪技が苦手な相手にも切り返せるように。
テラバーストゴースト対策。
テラバースト相性補完に優れるが、岩は一貫。もらいびなら弱点が1つ減る。
格闘と鋼は元の一致技で弱点を突ける。
テラバースト炎を受けに来る竜との対面に強くなる。
りゅうのはどうドラゴンみずに強くなれる。
テラバースト草と格闘の耐性を維持して弱点の地面を無効に。ただし岩は一貫する。
テラバーストは素のタイプと被るためあくまで受け目的で。
テラバースト技範囲は最弱クラスだが、もらいびなら弱点の炎が無効になる点で耐性は飛行の上位互換。
これも受け専用で岩が一貫する点は飛行と同じ。
ラスターカノン地面は一貫するが、優秀な耐性に加え、特性もらいびなら弱点は二つになる。
残りの弱点もサブウェポンでこちらから弱点を突きやすく、格闘は元々呼びづらいのも利点。
ねっさのだいち電気技無効だが、それを意識する程採用価値があるかは微妙。
岩対策としてもはどうだんがある。
アシッドボム
クリアスモッグ
テラバースト
フェアリー。だが基本的に鋼テラスの方が活かせるか。
メテオビーム
テラバースト
ほぼウルガモスピンポイント。水と地面が一貫し、基本的に鋼テラスで良い。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

もらいびアタッカー型 [編集]

特性:もらいび
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:HC252orCS252ベースで調整
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりメガネ/とつげきチョッキ/いのちのたま/もくたん/まがったスプーン/たつじんのおび/きあいのタスキ
確定技:アーマーキャノンorオーバーヒートorだいもんじ/サイコキネシスorサイコショック
選択技:エナジーボール/はどうだんorきあいだま/あくのはどう/シャドーボール/ラスターカノン/アシッドボム/ニトロチャージ
変化技:トリック/ちょうはつ/めいそう/みちづれ/おにび

主にサイクル戦で活躍するアタッカー型。
ウルガモスなどの炎タイプには特に相性有利であり、有利対面で高火力の炎技を押し付けるのが基本の動き。
炎半減にも等倍で通りやすいエスパー技も確定。
サブウェポンも豊富なので、パーティに合わせてカスタマイズしたい。

H振り+チョッキで特殊方面もかなりの硬さに。
弱点のタイプは物理偏重気味なので、特殊相手のほうが耐性受けしやすく仮想敵としては安定する。

こだわりトリックやちょうはつで耐久型潰しもできるので、役割に応じて適宜採用したい。

くだけるよろいアタッカー型 [編集]

特性:くだけるよろい
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252ベースで耐久調整
持ち物:いのちのたま/じゃくてんほけん/もくたん/たつじんのおび/きあいのタスキ
確定技:アーマーキャノンorだいもんじ
選択技:サイコキネシスorサイコショックorワイドフォース/エナジーボール/はどうだんorきあいだま/あくのはどうorシャドーボール/ラスターカノン
変化技:ちょうはつ/めいそう/みちづれ/おにび/サイコフィールド

くだけるよろいを発動させて全抜きを狙う型。
攻撃範囲が広いのでハマれば爆発力に期待できるが、発動は相手依存なので読みが必要。
先制技にも弱くなるので運用難易度は総じて高め。

居座って全抜きを狙うため、一致炎技は連発できるアーマーキャノンかだいもんじから選択。
その他サブウェポンはパーティが呼ぶ相手に合わせて選択したい。


相性考察 [編集]

マリルリとの相性補完は良好。ただしこの2匹は素早さが低い。
対パラドックスポケモンを意識するのならトドロクツキハバタクカミテツノツツミなども候補に挙がる。
草×格闘複合草×悪複合サザンドラとはお互いの弱点を補いやすい。


対グレンアルマ [編集]

注意すべき点
高い特攻からの一致アーマーキャノンが強烈。もらいびで受け出されると半減でも手痛いダメージになる。
くだけるよろいの場合、高い防御で耐えてから素早さ関係を逆転してくることもある。
ダブルの場合、サイコフィールド+ワイドフォースのコンボも厄介。ワイドガードやサイドチェンジ、クリアスモッグなどの小技も多彩。
対策方法
特防は低くミラーコートを覚えないので、弱点の特殊技で攻めるのが手っ取り早い。
もらいびヘルガーなら弱点を突きつつ一致技をどちらも無効化する。ただし、はどうだんに注意。

外部リンク [編集]