ミガルーサ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ミガルーサ [編集]

No.0976 タイプ:みず/エスパー
通常特性:かたやぶり(相手の特性を無視して攻撃できる)
隠れ特性:きれあじ(切る技の威力が1.5倍になる)
体重  :90.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
物理水・超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ミガルーサ9010273786570478かたやぶり/きれあじ
ハギギシリ6810570707092475ビビッドボディ/がんじょうあご/ミラクルスキン

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/かくとう/エスパー/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

今作では4系統存在するみず×エスパー複合の一角。
種族値は攻撃がやや高めで他は並かそれ以下。高めのHPも防御・特防の低さで相殺されている。

専用技・みをけずるはHPを1/2削り攻撃・特攻・素早さが2段階ずつ上がる強力な積み技。
やや鈍足寄りの半端な素早さに中耐久と、積むには下準備が必要で、パルシェンと違いタスキに頼れないが、決まった際の突破力は凄まじい。
がんじょうを貫通できるかたやぶり、一致技の威力を底上げするきれあじと、特性も攻撃的。
エスパーの割にサポート性能が微妙なこともあって、積みアタッカーとしての運用が基本となるだろう。

また、いのちがけを習得するポケモンではコノヨザルビクティニに次いで第三位のHPを持つ。
先制技でHPを削られてもじこさいせいで挽回する事ができる為、こだわりスカーフ以外の運用も検討できる。

単純な攻撃ステータスではハギギシリに軍配が上がるが、個性的な技・特性も相まって差別化の必要性は薄い。
こちらはトリックルームを覚えないので注意。

碧の仮面でスケイルショット、クイックターンを獲得。



特性考察 [編集]

特性はアナウンスが出る特性と出ない特性1つずつなので、場に出た瞬間どの特性かは必然的にバレる。

かたやぶり
相手の特性を貫通して技を使える。
ばけのかわがんじょうなど、行動保障を特性に頼る相手に止められずに仕留められる。
本世代から登場したとくせいガードを持ったポケモンにはかたやぶりが適用されないので注意が必要。
きれあじ
隠れ特性。切る技の威力が1.5倍。サイコカッター、アクアカッター、つじぎりを習得する。
一致技2種は補正込みで威力157とかなり高くなるが、素の攻撃種族値は控えめなので特化させても特化ギャラドスのアクアテールを僅かに上回る程度とそこまで火力は出ない。
ただしいずれも急所に当たりやすい技なので、何らかの手段で急所ランクを合計+2してやれば確定急所。
両壁や積み技によって要塞化してしまった相手を突破するのに役立つことも。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[切れ味]
命中効果解説
アクアカッター70(105)
[157]
100急所ランク+1一致技。きれあじなら高威力。
アクアジェット40(60)100優先度+1一致技。唯一の先制技であり、あると何かと便利。
アクアブレイク85(127)100防御↓20%一致技。かたやぶり用。性能安定。
たきのぼり80(120)100怯み20%一致技。怯み狙いで。
クイックターン60(90)100交代一致技。攻撃しつつ撤退。こだわりスカーフと好相性。
一方で積み技とは相性が悪い。
サイコカッター70(105)
[157]
100急所ランク+1一致技。きれあじなら高威力。
サイコファング85(127)100壁破壊一致技。性能安定。壁破壊も有用。
しねんのずつき80(120)90怯み20%一致技。怯み狙いで。命中不安。
つじぎり70
[105]
100急所ランク+1対ゴースト、エスパー。一貫性が高く、きれあじなら高威力。
かみくだく80100防御↓20%対ゴースト、エスパー。かたやぶり用。
ドリルライナー8095急所ランク+1対でんき。範囲は水と被り気味。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
対くさ。ただし抜群でも等倍きれあじサイコカッター未満の威力。
スケイルショット25*2~590防御↓素早さ↑唯一の連続技。殴りながら素早さを高める。
先制技には更に弱くなるので注意。期待値は3発。
特殊技タイプ威力命中効果解説
アシストパワー20(30)~100-一致技。みをけずる1回で威力140(210)。物理受けへの役割破壊に。
ハイドロポンプ110(165)80-一致技。みをけずる型での役割破壊に。命中不安。
ふぶき11070凍り10%対くさ。高威力命中不安。
れいとうビーム90100凍り10%対くさ。みをけずった後であれば十分な威力が出る。
こごえるかぜ5595素早↓100%後続補助。主にマスカーニャなどへの交代読みで。
いのちがけ-100-自分の残りHP分のダメージを与えて自滅。高めのHP種族値が活きる。
H252振りで無振りダイオウドウ(H122)のHPと同値。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、A>Cなら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
みをけずる-専用技。HP1/2消費してACS↑↑。ダメージは端数切捨て。
強力だが積むにはしっぽきりから繋ぐなどひと工夫必要。
きあいだめ-きれあじ適用技がすべて急所ランク+1なので好相性。積むにはひと工夫必要。
じこさいせい-居座りには向かないが、いのちがけで与えるダメージを増やせる。
みがわり-でんじは・おにび・ふいうち対策。
HPを4nに調整しておけばみをけずると併せてピンチきのみ発動も狙える。
H20振りで実数値168、もしくは個体値を28〜29に抑える(実数値164)と良い。
サイコフィールド-エスパー強化・先制技封じ。技スペースが厳しい。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
きりさくゴースト無効。格闘はエスパー技で対処可能。
テラバースト弱点の虫に切り返せる。火傷無効。
草への対抗策と優秀な技範囲を得る。
アクアカッター
アクアジェット
アクアブレイク
ハイドロポンプ
タイプ一致技の強化。
かげうち、ふいうち、であいがしら、イカサマが等倍になる。
テラバースト麻痺無効。
テラバースト粉技無効。耐性的には少し厳しいか。
こおりのキバ
れいとうビーム
格闘と岩と炎は一致技で対処可能。
テラバースト対悪。
テラバースト地面は水技で対処可能。
ドリルライナー
テラバースト
対電気。草が一貫する。
テラバースト対草・虫。電気が一貫し、サイコフィールドの恩恵を得られなくなる。
サイコカッター
サイコファング
しねんのずつき
アシストパワー
タイプ一致技の強化。
テラバースト対悪。炎と岩は水技で対処可能。
テラバースト草が一貫する。
テラバーストしんそく・でんこうせっか無効。ゴーストと悪の一貫は切れないため微妙。
テラバースト解説
つじぎり
かみくだく
ゴースト。虫が一貫する。イカサマ、ふいうち対策にも。
いたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト耐性は優秀だが、みをけずるの影響で実感は沸きにくい。
弱点はすべて一致技で対処可能。
テラバースト対悪。悪へ耐性を得つつ格闘への役割を維持できる。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

きれあじ基本型 [編集]

特性:きれあじ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 S252 or 耐久調整残りAS
持ち物:オボンのみ/こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/きあいのタスキ
確定技:アクアカッター/サイコカッター
選択攻撃技:つじぎり/アクアジェット/いのちがけ/ドリルライナー/こおりのキバ
選択変化技:みをけずる/じこさいせい
テラスタイプ:水/超/悪

きれあじにより高威力一致技となるアクアカッター/サイコカッターで攻撃する型。
通りの良いつじぎりもきれあじ対象技であるため、あくテラスを採用するならメインウェポンとして使える。
がんじょうあごハギギシリとの差別化のためにも、基本はみをけずる+オボンのみで積んでから攻撃に転じたいところだが、非常に読まれやすい。
こだわり系アイテムをもたせて積まずに奇襲的に攻撃をしかけることも選択肢。
起点化を防ぐため、いのちがけも有用。

きれあじ急所型 [編集]

特性:きれあじ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 S252 or 耐久調整残りAS
持ち物:きあいのタスキ/オボンのみ/ピントレンズ
確定技:アクアカッター/サイコカッター
選択攻撃技:つじぎり/ドリルライナー
選択変化技:きあいだめ/みをけずる
テラスタイプ:水/超/悪

きれあじ対象技が急所に当たりやすい技であることを活かした型。
きあいだめで確定させるか、ピントレンズで50%に賭けるかは選択。
この型ではドリルライナーも候補となる。

素の耐久と素早さが微妙で、自身のみでSを補いつつ確定急所に持ち込むのは難度が高いため、
S上昇は諦めるか、バトンタッチでつなぐことを考えたほうが現実的である。

アシストパワー型 [編集]

特性:かたやぶり
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 S252 残りH or H4n調整(H20 or H個体値28,29) 残りCS
持ち物:オボンのみ/いのちのたま/ヤタピのみ/カムラのみ
確定技:アシストパワー/みをけずる
選択攻撃技:ハイドロポンプorなみのり/ふぶきorれいとうビーム
選択変化技:みがわり/じこさいせい
テラスタイプ:ノーマル/ゴースト/フェアリー/あく/かくとう/エスパー/みず

壁やみがわりを併用するなどして、みをけずってから威力140(210)のタイプ一致アシストパワーで攻撃する型。
かたやぶりとアシストパワーを両立するのはミガルーサのみ。

もちものはオボンのみが安定するが、威力を追求したいならいのちのたまかヤタピのみが選択肢になる。
H4n調整した上でみがわり+みをけずるを行うとちょうどヤタピのみ発動圏内となる。
ヤタピ+みをけずるアシストパワーの威力は160(240)まで上昇し、
C3段階上昇と相まっていのちのたまよりダメージが増えるが、立ち回りの難易度も上昇する。
ただ身を削った後なら、HD振りではなかったりとつげきチョッキを持たない相手の場合は火力増強アイテムが必要ないことが多い。
HD振りされたヘイラッシャラウドボーンミミッキュカイリューを確1で突破する場合はヤタピが必要だが、
H振り程度ならヘイラッシャはひかえめ、ラウドボーン、ミミッキュはおくびょうでも確1。
カイリューはひかえめオボンのみでは中乱数1発にとどまるが、アシストパワーではなくれいとうビームならおくびょうでも確1。
ドオーならHD特化であってもおくびょうオボンで確1。

エスパー半減のエスパー、あく、はがねに対しては水技で対処していく。
氷技は氷4倍や、みず、エスパー双方半減以下のサザンドラマスカーニャ想定だが、スカーフ持ちに対してはみをけずっても上を取られてしまう。

テラスタイプはアシストパワーをゴリ押すエスパーよりも、仮想敵の先制技を意識したタイプが安定する。
ミミッキュのかげうちを想定するならノーマル、カイリューのしんそくならゴースト。
ふいうちに対しては耐性を考慮するとフェアリーが無難。
また抜群のかげうちとふいうち双方を半減にするあくも有力な選択肢。虫技が一貫する点は注意。

持ち物候補にカムラのみを追加。
Sに性格補正をかけて180振り以上で最速Sブーストテツノツツミを抜けるようになるので、積みストッパーへの耐性を付けられる。
一応、能力ランクが上がるのでアシストパワーの威力も少し上がり、H振りヘイラッシャを高乱数一発ぐらいの火力は確保できる。

かたやぶり基本型 [編集]

特性:かたやぶり
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252or耐久調整残りAS
持ち物:オボンのみ
確定技:みをけずる
選択技:アクアブレイクorたきのぼり/アクアジェット/サイコファングorしねんのずつき/こおりのキバ/かみくだく/ドリルライナー

かたやぶりで相手の特性を無視して戦う型。
身を削った後の攻撃をてんねんがんじょうばけのかわで凌ごうとする相手に滅法強い。
耐久は脆いのでバトン等先発サポートで積む機会を作れるとなお良い。
こおりのキバについては、カイリューマルチスケイルタルップルあついしぼう等を貫通できるので優先度は高い。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ミガルーサ [編集]

注意すべき点
かたやぶりがんじょうなどを無視して攻撃を通し、きれあじなら優秀な一致技をさらに強化してくる。
専用技みをけずるにより、抜き性能をさらに高められる。
アシストパワーの威力上昇はてんねんでも無効化できない。
対策方法
弱点は多く、みをけずるやきあいだめなどを使わないと火力が出ない。
オーロンゲならいたずらごころでちょうはつして、どげざつきで弱点をつける。
みをけずるの都合上タスキの所持率は低く、攻撃の高いエスパータイプのため不一致のイカサマでも致命傷になる。
A下降補正・A個体値0・A無振り・A2段階上昇の不一致イカサマでH20振りが最低88%のダメージ。オボン込みでも耐えられない。

外部リンク [編集]