ニンフィア - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ニンフィア [編集]

No.0700 タイプ:フェアリー
通常特性:メロメロボディ(接触技を受けると30%の確率で相手をメロメロ状態にする。性別が同じ場合や、性別不明の場合は効果がない)
隠れ特性:フェアリースキン(自分の使うノーマルタイプのわざがフェアリータイプになり威力が1.2倍になる)
体重  :23.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)どく/はがね
いまひとつ(1/2)かくとう/むし/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしドラゴン

ブイズ:イーブイ シャワーズ サンダース ブースター エーフィ ブラッキー リーフィア グレイシア ニンフィア


ブイズの一角であり、フェアリー担当。特殊方面の種族値が高い。
フェアリースキン+ハイパーボイスにより、みがわり貫通の相手全体高火力一致技を使用できる。
ブイズ共通の豊富な補助技も相まって、初出の第六世代では高い採用率を誇った実績を持つ。
第七世代以降はスキン系特性の倍率低下やフェアリータイプのライバルの急増により採用率は落ち着いたものの、
第九世代においてもフェアリースキンは専用特性であり、替えの効かない唯一無二の需要はある。

第九世代ではマジカルフレイムのわざマシンが廃止されたため炎技は晴れ下のウェザーボールかテラバーストのみ。
前作以上にはがねに弱い側面が強調されることに。
またいびきも没収。キノガッサが環境にいる今ねむり対策はカゴのみやねごとに頼ることに。
一方の新規習得はサイコキネシス程度で、多少どくタイプへの対抗火力が強まった程度に留まる。
対はがねを視野に入れるのであれば、テラスタルを上手く活用する必要がある。
テラスタルとの相性は良い。テラバーストが通常時はフェアリースキンが乗りテラスタル時はテラスタイプになる仕様のため、拘りアイテムを持ちながらテラスタルで撃ち分ける事ができる。



特性考察 [編集]

メロメロボディ
メロメロの効果自体は悪くないが、物理耐久が低く発動確率も30%な上、同性・無性別の相手や非接触技は対象外。
フェアリースキンを捨てることで一致技の火力が約12%下がり、一致音技の強みもなくなってしまうため候補外。
フェアリースキン
隠れ特性。メロメロボディの使い勝手が悪いこともあり、こちらで確定。
概要にもある通り、みがわり貫通のハイパーボイスを高威力で扱える点が強力。また、非テラス時はテラバーストにも有効なため非テラス時でも一致技として扱える。
トレースサーナイトは基本的にノーマル技を採用しないので考慮する必要はない。
ただし、何らかの理由で特性を消されるとタイプ一致ボーナスが消え、火力が大きく下がるので注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力
<スキン>
命中効果解説
ハイパーボイス90
<162>
100-フェアリースキン対象のメインウェポン。みがわり貫通。
ダブルでは相手全体攻撃。
はかいこうせん150
<270>
90次ターン
行動不可
フェアリースキン対象技。行動不可が痛いが威力は絶大。
テラバースト80
<144>
100テラスタル時
タイプ変化
主にサブウェポンとしてだが、非テラス時はフェアリースキンが乗る。
一応単体攻撃なので、ダブルではそのまま撃つのも選択肢。
ムーンフォース95(142)100特攻↓30%ダブルでの単体攻撃用、サブウェポンと選択。
ミストバースト100(150)100使用後瀕死最大火力。ミストフィールド中は威力1.5倍(すなわち威力225)。
しめりけ以外に無効化手段のない優秀な自主退場技。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒。第九世代で新規習得。対特殊受けよりも威力を求める場合に。
サイコショック80100-対毒。積み型、眼鏡型においては特殊受けを崩す目的でも採用される。
アシストパワー20~100-対毒。めいそう2回以上でサイコショックの威力を超える。
シャドーボール80100特防↓20%フェアリー技とあわせて現環境の全ポケモンに等倍以上。
ウェザーボール50
<90>
100天候でタイプ変化と
威力2倍
フェアリースキン対象。天候パに仕込めば技範囲の補強になる。
物理技タイプ威力
<スキン>
命中効果解説
でんこうせっか40
<72>
100優先度+1フェアリースキンなら無効化されない先制技に。タスキ潰し等に。
変化技タイプ命中解説
あくび-流し技。起点作りに。
めいそう-特攻・特防を補強。
つぶらなひとみ-物理耐久を先手で補う。あまえるとは一長一短。主にサポート用。
ねむる-回復技。カゴのみやねごととあわせて。
ねごと-眠り対策。いびきは削除されたのでこれで代用を。
ねがいごと-回復技。主にサポート用。
リフレクター-味方の物理耐久を強化。サポート用。
ひかりのかべ-味方の特殊耐久を強化。サポート用。
バトンタッチ-後続の無償降臨や、めいそう・みがわりとあわせて。
みがわり-積み技やバトン戦術の際に有用。
ほえる-あくびよりも強制性がありみがわりも流せるが、眠らせることはできない。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバーストフェアリースキンによってノーマル技はフェアリー技扱いになるため攻撃面では無意味。
テラバーストのみノーマル技として適用されるが採用理由が無い。
テラバースト攻防ともに鋼に強くなる。最も有力な選択肢。
テラバースト炎に強く出ることを意識したタイプ。
テラバースト解説
マジカルリーフ
くさわけ
テラバースト
粉技無効。
テラバースト解説
テラバースト苦手な鋼に抜群を取れるが、毒には半減される。
テラバースト解説
テラバーストフェアリー技が通らない炎・鋼・毒に全て抜群。アーマーガアなど一部の複合や特性ふゆうに注意。
耐性では鋼が等倍で毒は半減。電気がよく使うボルトチェンジも止められる。
テラバースト解説
サイコキネシス
サイコショック
アシストパワー
毒への打点を上げる。
テラバースト解説
テラバースト解説
シャドーボール解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト鋼毒弱点の両方に耐性を持てるが、テラバの攻撃範囲は別に補完にはならない。
ハイパーボイス
はかいこうせん
でんこうせっか
ノーマル技はフェアリースキン前提。フェアリー打点の単純強化。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。
+  ノーマルテラスタルとフェアリースキンの倍率比

型考察 [編集]

汎用型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:すぶとい/のんき/ひかえめ/おだやか
努力値:H244 B252 C12
持ち物:たべのこし
確定技:ハイパーボイス/でんこうせっか/あくび/ねがいごと

対面性能が高く、高い耐久から受け出しなどもしやすい汎用型。
積み技がないので火力のかさ増しはできないが、あくびで流し有利対面を作る、ねがいごとで後続を回復させるなど、使い勝手の良い型。
サイクル戦に向いている。
ニンフィアの努力値振りにはHBやHC、HDなど基本的にこの三つのぶっぱ型か、細かな耐久調整をするというのが一般的である。

こだわりメガネ型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
努力値:H252 C252orB252をベースにS調整
持ち物:こだわりメガネ
確定技:ハイパーボイス
優先技:テラバースト
選択技:サイコショックorサイコキネシス/シャドーボール/はかいこうせん/マジカルリーフ/ねごと/でんこうせっか
テラスタイプ:ほのお/じめん/フェアリー/はがねetc

対面性能が高い型。フェアリーの通りの良さにより受けにくい。
抜群シャドーボールより等倍ハイパーボイスの方が威力が高いため、基本的に攻撃技はハイパーボイス1本で十分。
そのためサブウェポンには限定された状況で勝ちを拾える技も候補に入ってくる。
フェアリーにテラスタルすればハイパーボイスがサザンドラのりゅうせいぐんをも上回る。

テラバーストは、テラスタルしていない場合にフェアリースキンの対象技になる。
基本的にはハイパーボイスの下位互換だが、途中でテラスタルすることで、拘ったままで攻撃技のタイプを変えられる。
制約はあるものの、拘りアイテムの火力と技の撃ち変えを両立出来る。
元々技スぺは余り気味なので、採用しておくと立ち回りの幅が広がる。

選択技
サイコショック:特殊受けを破壊したい場合。
サイコキネシス:サイコショックより威力が欲しい時に。
はかいこうせん:相手ラス1をハイパーボイス1発では落としきれない状況を想定して採用。
ねごと:主にキノガッサ等の催眠対策。採用技を2つに絞ることで、眠ってもハイパーボイスを確定で撃つことができる。
でんこうせっか:どうしても先制技が欲しい場合。

ねむカゴ型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
努力値:H244 B252 C12
持ち物:カゴのみ
確定技:ハイパーボイス/めいそう/ねむる
選択技:サイコショックorアシストパワーorサイコキネシス/いびき/あくび

めいそうを積んで眠り、ハイパーボイスで制圧する崩し性能が高い型。
受け系統のポケモンに強く、みがわり絡みのギミックを許さない。
配分は上のHBベースの構成が基本。

要塞型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ/ずぶとい
努力値:H244 B252 C12
持ち物:たべのこし/アッキのみ
確定技:ハイパーボイス/めいそう/ねむる/ねごと

ねむカゴよりも終盤に相手を詰ませる性能を引き上げた型。サイクル戦の適性は落ちる。
配分は上のHBベースのテンプレの他、対面性能を捨てた積み居座りでの運用を前提とする型のため、ずぶとい防御特化も候補になる。

みがわりバトン型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
努力値:H244 B252 C12
持ち物:たべのこし など
確定技:ハイパーボイス/みがわり/バトンタッチ
優先技:あくび
選択技:でんこうせっか

低火力ないしは有効打のない相手や、低速の相手に対しみがわりを残しつつ後続に繋げる、サイクル系のパーティに刺さりやすい型。
バトンタッチと相性が良く、起点防止にもなるあくびの優先度は高め。

とつげきチョッキ型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
努力値:HC252
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ハイパーボイス/でんこうせっか/サイコキネシスorサイコショック/シャドーボール

高い特防種族値をとつげきチョッキで伸ばし、特殊流し兼アタッカーとして対特殊の役割を担うサイクル戦に導入する型。
特殊アタッカーとの撃ち合いにめっぽう強く、受け出しからダメージレースに勝てるパターンが非常に多い。
配分はHCベース。サイクル戦に組み込み特殊に役割を持つこの型は物理対面では交代となるためHBベースにはしない。

こだわりスカーフ型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252ベースで調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ハイパーボイス
優先技:サイコショックorサイコキネシス/はかいこうせん
選択技:シャドーボール/あくび

受けサイクルで重いサザンドラの上をとるためにスカーフを持たせた型。
技は基本はドヒドイデ対策のエスパー技と先制高火力で縛り範囲を広げるはかいこうせんでいいだろう。

プレート(ようせいのハネ)型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:H252 B252orC252
持ち物:せいれいプレート(orようせいのハネ)
確定技:ハイパーボイス/でんこうせっか/あくび
選択技:サイコショックorサイコキネシス/シャドーボール

火力を引き上げるせいれいプレート(orようせいのハネ)とでんこうせっかによる追撃により打ち合い性能を高めた型。
めいそうと違い積まずとも火力が出せ、こだわりメガネと違い撃ち分けでき、
とつげきチョッキと違いあくびが持てるので流し性能があるオールマイティな型。
配分はHCベースもHBベースも検討できる。

火力を求めるならいのちのたまでも悪くはないが、耐久との両立が求められるニンフィアにはプレートの方が向いている。
あくびで流し、受けにくいフェアリー技を相手後続に入れていく。

また耐久調整して、あくびによる簡易的な起点作り要員としても採用できる。
ハイパーボイスの仕様により相手にみがわりをされにくいのも利点。
あくび自体はハイパーボイス/めいそう/ねむる/あくび@カゴのみでも採用できるが、
起点作り+αをニンフィアに求め、その+αに対面性能が求められる場合、ハイパーボイス+でんこうせっか@せいれいプレート(ようせいのハネ)とあくびを組み合わせることになる。

【ダブル】基本型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
努力値:H252 B252orC252
持ち物:いのちのたま/のどスプレー
確定技:ハイパーボイス/でんこうせっか/みきり
選択技:りんしょう/ムーンフォース/サイコショックorサイコキネシス/シャドーボール/テラバースト/てだすけ

高威力特殊全体攻撃技を扱える貴重なポケモン。
配分はHCベース・HBベースのいずれも検討される。

【ダブル】こだわりメガネ型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
努力値:H252 B252orC252
持ち物:こだわりメガネ
確定技:ハイパーボイス
選択技:はかいこうせん/ムーンフォース/シャドーボール/テラバースト
テラスタイプ:フェアリー/ほのお/じめん/はがね

ダブルで最も採用されているアイテム。
通りやすいフェアリー技を高威力で相手全員に攻撃する特殊アタッカー。
ワイドガードに弱いのが欠点。ムーンフォースはワイドガードを避けて攻撃できるフェアリー技として採用される。

【ダブル】詰め型 [編集]

特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ/ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:たべのこし/カゴのみ/アッキのみ
確定技:ハイパーボイス/めいそう
選択技:みきり/みがわり/ねむる/ねごと
テラスタイプ:みず/はがね/ほのおetc

ニンフィアに打点がある相手を構築全体で排除し、
めいそうを積み相手からのニンフィアへの打点を無くすことで勝ちを確定させる駒。
配分はめいそうで補えない物理防御を固めるHBベースの他、詰めに特化する場合はB特化も検討される。
テラスタルによる耐性変化で役割関係を変えて詰めることが可能なため、テラスタイプは耐性重視で選びたい。
はがね耐性を持ち突破手段が限られるはがねや、はがねタイプのサブウェポンでは弱点を突きづらいみず等が有力。


対ニンフィア [編集]

注意すべき点
フェアリースキンにより高性能のノーマル技を一致フェアリー技として撃てる。特殊耐久が高く弱点も少ない。
特にハイパーボイスはみがわり貫通・全体攻撃のため非常に受けづらい。
メガネやチョッキ、ねむカゴなど型も豊富。ブイズ特有の補助技も完備。
対策方法
防御が低いので、フェアリーを半減以下にできる物理アタッカーで弱点を突く。あくびもあるため、ラムのみ・カゴのみがあれば安定。
音技無効のぼうおんや、いえき等での特性無効化も有効だが、汎用性に欠ける。
じごくづきなら音技を封じられるので特に有効。たとえ悪タイプでも、交代読みさえ決まればおいしい。
+  対策可能なポケモン

外部リンク [編集]