パオジアン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

パオジアン [編集]

No.1002 タイプ:あく/こおり
特性:わざわいのつるぎ(特性が「わざわいのつるぎ」以外のポケモンの防御が25%弱くなる)
体重:152.2kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
パオジアン80120809065135570わざわいのつるぎ
マニューラ70120654585125510プレッシャー/わるいてぐせ
高速氷HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
パオジアン80120809065135570わざわいのつるぎ
テツノツツミ568011412460136570クォークチャージ

ばつぐん(4倍)かくとう
ばつぐん(2倍)ほのお/むし/いわ/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/2)こおり/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

第九世代の準伝説である通称「四災」の一角で、あく×こおり複合。同複合にはマニューラが存在。
高速物理アタッカー気質の配分も近く、あちらと同じく種族値に対して一致技の火力が不足気味。
しかし専用特性のわざわいのつるぎが強烈。自分以外の防御が低下することで、結果的に火力が上昇。
極振りの場合は種族値換算177相当となり、威力不足を補って余りある火力を発揮できる。

一方で耐性は劣悪。物理相手には等倍なら受け出しできなくもないが、弱点が多い上にかくとう4倍が致命的。
本人も先制技を覚えるとはいえマッハパンチ、しんくうは、バレットパンチを食らえば致命傷になりかねないので、タスキに頼ることも考慮したい。
また技範囲については、タイプ一致以外はかくとう、エスパーが増える程度で、補完としては微妙。
耐性の悪さから等倍での撃ち合いには弱いので、なるべく的確に弱点を突けるように行動したい。

短所をまとめて解決できるテラスタルとの相性は良好。
耐性の悪さを改善しつつ、タイプ一致技の火力補強や攻撃範囲の拡大につながり、相手にできる範囲が増える。
また、あくタイプとしては珍しくじこさいせいを習得するので、テラスタル前提の運用なら耐久調整を施しておくのも手。

DLC第一弾のわざマシンでしんくうはが実装された。
覚えるポケモンも多くパオジアンにとっては致命傷になりうる技のため、習得者はしっかり把握しておくように。



特性考察 [編集]

わざわいのつるぎ
専用特性。場にいる限り、特性がわざわいのつるぎではない全てのポケモンは、物理防御力が25%下がる。
この特性によって攻撃実数値は実質的に約1.33倍向上し、禁止伝説にも負けず劣らずの高火力を誇る。
ランク低下ではないためクリアボディなどに無効化されないが、かがくへんかガスには無効化される。
ダブルでは味方にも影響が及ぶので注意。リフレクターなどで補うか、高速物理アタッカーと組んで一気に攻めるといいだろう。
トレース等でコピー可能だが、同じ特性を持つポケモンが複数存在しても効果は重複しない。
厳密にはダメージ計算時に「物理攻撃を受ける側」の物理耐久を減少させる効果であるため、攻める側の防御実数値を参照するボディプレスの威力は低下しない。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
つららおとし85(127)90怯み30%非接触のメインウェポン。高い素早さから怯みを狙えるが、やや命中不安。
つららばりは覚えない。
アイススピナー80(120)100フィールド破壊少し威力は下がるが命中安定。
主にサイコフィールドが多くなるダブルバトルで使われる。
こおりのつぶて40(60)100優先度+1先制技。スカーフや相手の先制技の読み合いに。
かみくだく80(120)100防御↓20%メインウェポン。性能安定。
じごくづき80(120)100音技封じメインウェポン。みがわり採用時のほか、ラウドボーンや特殊虫などを意識するなら。
ふいうち70(105)100優先度+1先制技。スカーフや相手の先制技の読み合いに。
せいなるつるぎ90100能力変化無視対氷・鋼・悪。相性補完に優れ、てっぺき等の積み技を無視できる優秀なサブウェポン。
サイコファング85100壁破壊対格闘。物理耐久の低下をリフレクターでごまかす相手にも。
アクロバット55/110100持ち物なし
で威力2倍
対格闘。きのみやタスキなどと併せて。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ぜったいれいど-30一撃必殺奥の手。氷タイプとがんじょうには無効。
テラスタルで氷タイプ以外になると命中率20%になるので注意。
こごえるかぜ55(82)95素早さ↓100%サポート用。ダブル向け。
バークアウト55(82)95特攻↓100%
みがわり貫通
サポート用。ダブル向け。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
相性補完に。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を更に強化。先制技を持てるので、相手の先制技にも強く出られる。
ちょうはつ100変化技対策。足が速いので決まりやすい。
じこさいせい-悪タイプでの習得は珍しい。まもるや交代などを読んで。タスキが復活すれば儲けもの。

テラスタル考察 [編集]

ようきA252またはいじっぱりA132で採用する場合、C個体値を1以下にするとAを2段階下げられても物理テラバーストを撃てるようになる。
わざわいのつるぎにより、相手がよほど高B低Dでもなければこちらの方がダメージが出やすい。
とはいえAが2段階下がっている状態は非常に不利ではある。主に終盤意識。

タイプ主な技解説
かみくだく
じごくつき
ふいうち
一致技の補正が2倍に増加。純粋な攻撃性能の強化に。
つららおとし
アイススピナー
こおりのつぶて
一致技の補正が2倍に増加。純粋な攻撃性能の強化に。
A特化こおりのつぶてで無振りキノガッサが確1、ドラパルトが高乱数1、トドロクツキが中乱数1。
せいなるつるぎ
かわらわり
苦手な岩や鋼への打点を強化。フェアリーは一貫する。
テラバースト弱点が少ない。麻痺対策にもなる。
あく/こおり/でんき全てを半減できるポケモンが現環境に存在しない。
たたりめ
テラバースト
格闘無効をはじめとして、耐性が大幅に入れ替わる。
ふいうちより優先度が高いしんそくやはやてがえし無効、
であいがしらを半減に抑えられる。
テラバースト対炎・岩・鋼。でんじは無効。ほぼボルチェンを撃ってくるのでミライドン意識。
テラバースト火傷を無効化できるほか、呼ぶ鋼への打点として。岩が一貫する。
テラバースト対フェアリー。水、炎オーガポンにも。耐性が大幅に代わり、弱点となる超・地も元タイプから呼びづらい。
テラバースト格闘と虫が半減だが、鋼が一貫する。
テラバースト連撃ウーラオスへ切り返せる。ほかヘイラッシャマリルリにも。
ただし多弱点で、炎と虫が一貫する。
テラバースト対炎・虫。格闘と鋼が一貫する。
テラバースト耐性は優秀だが、炎と格闘が一貫する。
アクロバット
テラバースト
対格闘。虫も半減だが、岩が一貫する。
サイコファング両壁対策のサイコファングを強化できるほか、マッハパンチを半減。
但し耐性はフェアリーのほぼ下位互換。
テラバースト対炎・岩。
ギガインパクト
からげんき
高い攻撃種族値を活かして。ゴーストタイプには悪技で。
格闘が一貫するため注意。
テラバースト通りが悪いうえ、ほかの技と範囲が被る。炎・岩も一貫するので非推奨。
テラバースト炎半減だが、フェアリーが一貫する。
ステラテラバースト複合持ちかつ高速アタッカーのパオジアンと相性がよい。
パオジアンをテラスタルで受けようとする相手に大ダメージを与えられる。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252/B4orD4
持ち物:きあいのタスキ/こだわりハチマキ/いのちのたま
確定技:つららおとし/ふいうち
優先技:せいなるつるぎ/こおりのつぶて/つるぎのまい
選択技:アクロバット/テラバースト/かみくだく/ぜったいれいど/サイコファング/かわらわり

パオジアンの強みを活かしたアタッカー型。
一致技の威力は高くないが特性による火力上昇が凄まじく、つるぎのまいを積むことでさらに補強可能。
サイコファングやアクロバットなど小技の他、アイススピナーやじごくづきなどダブルでのサポートとして役立つ技も覚える。

テラスタルは火力を底上げするステラ、テラバーストで弱点範囲を更に広げる電気、炎など。
耐性目的では格闘を透かすゴーストが多い。

Hは奇数なのでAS極振りの場合の余り4はBDに振るのを推奨。


相性考察 [編集]

格闘を呼ぶため、ゴーストと組み合わせたい。ハバタクカミとは好相性だが、鋼が一貫する。
採用率の高い先制技はゴースト鋼で大抵受かるのでサーフゴーと組み合わせると変化技も含めてまとめて対処できる。

他、ヒスイゾロアークとも相性が良く、4倍弱点の格闘を無効化でき、逆にこちらはヒスイゾロアークが抜群の悪を半減する。
2人合わせてノーマル・ゴースト・格闘・エスパーの4タイプを無効化でき、ハッサム等の鋼対策の炎技を覚えるなど、お互いの弱点も補完し合う。
ただし、イリュージョンでパオジアンに変身させても特性のアナウンスは行われない(アナウンスがかかる特性自体を持つわけではないため)ため、特性による攪乱はできない。
等倍でゴリ押ししてくる相手にも弱いため、3匹目に数値受け出来るポケモンを控えさせると良い。


対パオジアン [編集]

注意すべき点
典型的な高速物理アタッカー。
ある程度の耐久力も有り、A特化ルカリオのバレットパンチでも乱数2発に抑える。
こちらの物理耐久を特性わざわいのつるぎで3/4にするため、数値やタイプ相性による受けも通じにくい。
技範囲は狭いが抜群範囲自体は広く、ふいうちやこおりのつぶてといった先制技も充実しており、対策パターンは多いが安定して成立させるのは難しい。
高速かつ高火力なため、つららおとしによるひるみも不確定要素ながら厄介であり、ぜったいれいどでの強引な突破もある。
ダブルでも高いサポート性能を発揮し、ノーマルテラスタルカイリューと組み、しんそくの威力を高めてくることも。
対策方法
主力技が命中90のつららおとしなので、特に悪・格闘に強いポケモンであれば勝ちを拾える可能性は常にある。
一般的な高速物理アタッカー対策がそのまま通じる。襷持ちが多いため、おにびやステルスロックが特に有効。
素の耐性が貧弱なのでタイプ一致の弱点先制技やスカーフによる奇襲も効果的だが、ある程度の耐久力もある上、
パオジアン自身も先制技を使うので耐えられてしまうと返り討ちに遭う可能性があるので注意。
キノガッサ等、相手の先制技で先に弱点を突かれるポケモンは非推奨。
いかくは有効で、特にギャラドスは後出しが安定するが、電気テラスを採用しているケースもある。
ギャラドス以外だとH振りガオガエンでも意地パオジアンのA下降後のせいなるつるぎで確定2発なので、受けきれないケースもある。
ダブルでは隣にリキキリンアマージョハギギシリイエッサンサイコメイカーを出せば先制技を牽制できる。
ただし全員パオジアンに一致弱点を突かれるので、半減実かテラスタル、まもるで場持ちをよくしたい。
事前に特性で砂を撒いておくことでタスキを機能停止させられるが、先発率も高くバンギラスカバルドンではそのまま確1で落とされてしまう。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]