ジャローダ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ジャローダ [編集]

No.497 タイプ:くさ
通常特性:しんりょく(HPが残り1/3以下になるとくさタイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:あまのじゃく(自分の能力ランクの変化が逆転する)
体重:63.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高速草HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ジャローダ7575957595113528しんりょく/あまのじゃく
ジュカイン70856510585120530しんりょく/かるわざ
エルフーン6067857775116480いたずらごころ/すりぬけ
あまのじゃくHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ジャローダ7575957595113528しんりょく/あまのじゃく
カラマネロ869288687573482あまのじゃく/きゅうばん/すりぬけ
ラランテス7010590809045480リーフガード/あまのじゃく
化身ラブトロス741157013580106580メロメロボディ/あまのじゃく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/どく/ひこう/むし
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第五世代のくさ御三家。
御三家にしては珍しく攻撃性能の低い種族値だがあまのじゃく+リーフストームにより殴りながらCを2段階上げていく驚異のコンボを有する。
変化技も豊富で高い素早さからのへびにらみや壁張りなどのサポートも可能。いずれも放置すれば手がつけられなくなっていくため相手に迅速な処理を要求しやすい。

登場当初から攻守両面で不遇な単草である点、サブウェポンが貧弱な点等が懸念事項だったが今作ではテラスタルによりそれを解消可能に。
ステラ+テラバーストとも相性抜群でテラスタル中の相手に抜群、それ以外に等倍で通すことができ、本来デメリットであるACの低下もあまのじゃくにより火力の上昇につなげることが可能。
他の新規習得技にはめぼしいものがなく、環境にはパオジアン等の高速勢やそうしょくHヌメルゴン、てんねんラウドボーンといった難敵も増えたが仕様面については追い風といえる。

あまのじゃく」でリーフストームを2連続で撃った場合の平均火力指数
配分特攻値平均火力近似値
無振り9527787補正有252ヒードランのかえんほうしゃ(27000)
補正無25212737147補正有252サザンドラウネルミナモのりゅうせいぐん(37830)
補正有25213940657補正有252アシレーヌの眼鏡ムーンフォース(41680)

現環境で使用できない型はノートにあります。



特性考察 [編集]

しんりょく
通常特性。HPが1/3以下になると草タイプの技の威力が上がる。
積み技やじゃくてんほけんも使えるがあまのじゃく+リーフストームの威力や実用性に遠く及ばないため候補外。
あまのじゃく
隠れ特性。能力変化が逆転する。
概要通りリーフストームやステラテラバーストで積める他がんせきふうじやマジカルフレイム、すてゼリフ等の小技も牽制できる優秀な特性。
ジャローダの個性かつ圧倒的な強みなので基本的にこちら一択。

あまのじゃくについて [編集]

自分に対しての能力の変化が逆転する。

  • リーフストームを使うと特攻が2段階アップする。一致補正込で威力195の高火力技で攻撃しつつ火力を強化できる。
  • 相手からの能力変化による妨害に強い。
    • がんせきふうじ・こごえるかぜなどの技で素早さが上がるためSダウン技で起点にされない。
      • かたやぶりのポケモンからの能力変化技の効果は逆転しない(例:かたやぶりがんせきふうじでSが下がる)。
    • おきみやげ・あまえる・かいでんぱなどでも能力が上がるため起点にされない。
    • サイコキネシス・ムーンフォースなどの追加効果で能力が上がるため不意の事故に強い。
  • めいそう・とぐろをまく・せいちょうなどは逆に能力が下がるため使えない。じゃくてんほけん等ステータスが上がるアイテムも同様。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
リーフストーム130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。あまのじゃくにより攻撃と積みを同時にできる。
どの型でも必須となるジャローダの核となる技だが、命中不安・PP難が敗因となることも。
ギガドレイン75(112)100HP回復タイプ一致技。回復効果付き。
天邪鬼リフスト後は必然的に火力も回復力も上昇。
くさのちかい80(120)100誓い技タイプ一致技。ダブル用。湿原や火の海の展開に。
りゅうのはどう85100-ほぼ唯一のまともなサブウェポン。対ドラゴンや草を1/4にする相手へのごり押しに。
ガブリアスランドロスにはリーフストームや氷テラバーストの方が高威力。
ミラーコート-100優先度-5特殊技を倍返し。タスキやチョッキ、ちょうはつとあわせて。
テラバースト80100-素撃ちでも貴重な草タイプ以外の技。テラステラバーストとスイッチ的に運用できる。
80100-対草・虫・鋼。草1/4のハッサムに4倍。苦手なサーフゴーにも。
80100-対炎・毒・鋼。草1/4のヒードランエンニュートに4倍。
相性最悪のブリジュラスに刺さる。氷弱点の一貫性に注意。
80100-対炎・虫・飛行。草1/4のリザードンウルガモスに4倍。
80100-対草・地面・飛行・ドラゴン。
草1/4のアローラナッシーボーマンダカイリューに4倍。
炎弱点の一貫性に注意。
ステラ100100攻撃・特攻↓あまのじゃくならデメリットをAC1段階上昇のメリットに昇華でき、半減もされない。
抜群はテラスタルした相手のみ。
1/4リーフストーム→ステラテラバースト=ステラバースト×2。
物理技タイプ威力命中効果解説
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。
ワイドブレイカー60100攻撃↓100%
相手全体
威力は低いが追加効果が優秀。ダブル向け。
スケイルショット25*2~590防御↓素早さ↑あまのじゃくにより攻撃しつつB補強もできるがSは下がる。期待値は3発。
変化技タイプ命中解説
へびにらみ100サポート用。地面やひらいしん等にも有効。タマゴ・横遺伝技。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
こうごうせい-回復技。効果は天候依存。ゴツゴツメット運用の必須技。PP管理に注意。
ちょうはつ100変化技対策。素早いので使いやすい。
いえき100強特性対策。そうしょくやてんねんヘイラッシャに。
ばけのかわやおうごんのからだなど一部防がれる/無効にできない特性もある。
やどりぎのタネ90削り技兼回復技。みがわりとあわせて。
みがわり-やどりぎのタネやいばる、へびにらみとあわせて。
+  採用率の低い技・しんりょく前提の技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
リーフストーム
ギガドレイン
リーフブレード
一致技の打点強化。2発目以降のリーフストームはステラより火力が上がる。
ただし、ジャローダのテラスは技範囲を拡げられるタイプにされることが多いことには大いに留意すべし。
テラバースト対鋼、氷、草、虫。耐性も一変する。草技と共に炎・竜に半減される。
テラバースト防御面では炎・虫・飛・毒と草の弱点タイプの殆どをカバー可能。
テラバーストでも氷に加え草技半減の炎・虫・飛の弱点を突ける。
ただし鋼には攻防共に弱くなり、それ以外にもメジャータイプの技に軒並み弱点を突かれるのが悩みどころ。
ステラテラバーストあまのじゃくであればテラバーストのデメリットをAC1段階上昇に変換できる。
加えて1発目のリーフストームの火力向上かつテラバーストで全タイプに等倍が取れつつ殴りながら火力を上げられる。
だが、元の耐性が草単で弱点を突かれやすく、半減程度なら草テラスでリーフストーム2回の方が火力が出るのがネック。
テラバースト対鋼・炎・毒。飛行、虫には打点がなく氷が一貫。草技と共に虫・飛行に有効でない。
テラバースト等倍範囲が広く、耐性の変化も元タイプと噛み合っている。ただし、草技と共に草・竜に半減される。
テラバースト等倍範囲だけをみるとステラを除いて一番広い。耐性面も優秀。
抜群範囲は狭いのでリーフストームでの火力補強が前提。
テラバースト
はかいこうせん
ゴースト技無効。ハバタクカミ、主に変化技無効のサーフゴーを見るなら。
テラバースト対飛行。まひ無効の恩恵も大きい。
テラバースト飛行が一貫する。
テラバースト毒対策。
テラバースト氷が一貫し、ステルスロックにも弱くなる。
テラバースト虫が一貫する。
テラバースト炎と飛行が一貫する上、攻撃面でもほぼ刺さらない。
りゅうのはどう
ワイドブレイカー
スケイルショット
通りはいいが氷が一貫。
はたきおとす
テラバースト
いたずらごころ耐性の獲得。虫が一貫する。
アイアンテール
テラバースト
4倍弱点の毒が無効化に。他に氷・飛行・鋼も半減。
ただし炎が一貫する点は忘れずに。
テラバースト対竜。良耐性。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

麻痺撒き型 [編集]

特性:あまのじゃく
性格:おくびょう
努力値:S252 HorC252
持ち物:きあいのタスキ/ラムのみ
確定技:リーフストーム/へびにらみ
選択技:テラバースト/ミラーコート/はたきおとす/リフレクター/ひかりのかべ/ちょうはつ/やどりぎのタネ

後続の展開補助を目的に先発に繰り出しへびにらみで麻痺を撒く型。麻痺撒きが仕事になるので最速が基本。
へびにらみ持ちでは最速で耐久も高め、でんじは無効の地面にも遂行可能かつ相性有利、麻痺無効の電気やキョジオーンを呼びにくい等強みが多い。
後続の起点を作ることが第一で、付随してウォッシュロトムカバルドンなどを処理することができる。
ボルトロスが苦手な相手を得手とするため、ボルトロス・ジャローダの両採用で多くの構築相手に麻痺撒きからの展開が狙える。

持ち物は確実に1回は行動できるきあいのタスキが基本。
選択技は麻痺撒き+壁サポートにするのか、麻痺撒き+全抜き狙いにするのかで選択が分かれる。
麻痺撒き+壁サポートの場合は後述の「壁張り型」、麻痺撒き+全抜き狙いの場合は後述の「アタッカー型」も参照のこと。
ミラーコートは後続が苦手なポケモンを処理する目的で採用する。

HSベースとCSベースでは火力に33%の差が出るため、
2ウェポン以上にするならCSベースないし仮想敵への確定調整を推奨。

型サンプル
性格 :おくびょう
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
技構成:リーフストーム/へびにらみ/やどりぎのタネ/ちょうはつ

準サポートアタッカーとして運用。
あまのじゃくで起点にされるのを嫌って対面で出会わせた耐久型水タイプはほぼ逃げるので交代先の草1/4半減系の相手にへびにらみが刺さる。
突破しがたい再生回復持ちなどもちょうはつ、へびにらみ、やどりぎのタネで機能停止できるので相手PTをかき回せる。
タスキについては耐久がなまじあるため普通に耐えることも多いものの、確実に行動回数が稼げるのは大きく、ラストのタイマンでもタスキが潰れてなければ草半減の相手でもリーフストーム2発分の突破力は馬鹿にならずそのままごり押せる。
副次的効果として仮に相手がこだわりスカーフ持ちで先に動かれたとしても1回は行動が保証されるため、対面での相手がスカーフかどうかの判別にも役立つ。
ただしファイアローを始めとした一致先制技持ちなどはかなり強く呼ぶのでジャローダを運用するならそれらを後続で処理できるPT構成が必須。

物理受け型 [編集]

特性:あまのじゃく
性格:おくびょう
努力値:S252 H252または物理耐久調整
持ち物:ゴツゴツメット
確定技:リフレクター/こうごうせい
選択技:リーフストーム/へびにらみ/ちょうはつ/やどりぎのタネ/スケイルショット

火力には期待できないため処理速度を速めるためにも持ち物はゴツメで確定。
先手で壁を張れるかどうかが重要なのでHBよりもSの努力値を優先。

スケイルショットは威力には期待できないが、攻撃しながらBを上げる面白い使い方ができる。

アタッカー型 [編集]

特性:あまのじゃく
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/ラムのみ/オボンのみ/いのちのたま/たつじんのおび/とつげきチョッキ
確定技:リーフストーム/テラバースト
攻撃技:りゅうのはどう/ギガドレイン/ミラーコート/はかいこうせん
変化技:へびにらみ/ちょうはつ/みがわり
テラスタイプ:ステラ/炎/地

リーフストームで攻撃しつつ積み、全抜きを狙う崩し性能が高いアタッカー。
がんせきふうじやこごえるかぜなどによる素早さ操作を受け付けないことと、リーフストームが安定行動になる場面が多いことが長所。
草耐性持ちを受け出されてもリーフストームが当たりさえすればC2アップした次の攻撃で倒しやすくなる。
ステラテラバーストなら確実に等倍を取れる上さらに積めるので相性抜群。
高耐久の鋼等には炎テラバーストの方が効果的。草・竜・炎でそうしょくマリルリともらいびヒードラン以外に等倍以上。ヒードランなどを意識するなら地面でもよい。

仮想敵がリーフストーム+追撃で落とせない場合はたつじんのおびやいのちのたまを検討のこと。
ギガドレインはとつげきチョッキ持ちでのみ候補。命中安定の草技かつ高特殊耐久と相性がよい回復技となる。

壁張り型 [編集]

特性:あまのじゃく
性格:おくびょう
努力値:HS252
持ち物:ひかりのねんど
確定技:リフレクター/ひかりのかべ/リーフストーム
選択技:テラバースト/へびにらみ/ちょうはつ/はたきおとす

後続の高火力アタッカーを壁でサポートする型。サポートに徹するためHSベース。
壁は早く張れたほうが結果的に硬くなるので最速。
壁を張って後続に繋ぐことが役目なのでやどりぎのタネやこうごうせいは採用しない。

自主退場手段がないのが課題だが、あまのじゃくリーフストームにより相手にジャローダの処理を強いることができる。
また、ちょうはつで腐りにくいことも他の壁張り要員との差別化要素の一つとなる。

やどみが型 [編集]

特性:あまのじゃく
性格:おくびょう
努力値:S252 H16n+1 C調整 残り耐久
持ち物:たべのこし
確定技:リーフストーム/やどりぎのタネ/みがわり/へびにらみ

有利対面でみがわりを残した後、苦手な相手をやどみがで流しつつ、機を見てリーフストームで積んでいく型。
回復手段を持つことから6on6の適性が高い。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対ジャローダ [編集]

注意すべき点
高い素早さからのへびにらみなどの変化技に加えてあまのじゃく+リーフストームによる突破力も持つ厄介なポケモン。
ガブリアスオーガポン等、先手で麻痺を入れられる相手は多い。
耐久も無振りでもA特化ガブリアスのげきりんを耐える程度にはあるため、壁やオボンのみを使用されると半端な火力ではリーフストームの起点にされかねない。
あまのじゃくによってがんせきふうじのような素早さを下げる技に強い点も注意。
草半減のタイプで対抗しようにも、ステラテラバーストで全タイプに等倍を取りつつ火力上昇させてくる恐れもあるため、タイプ受けが成立しにくい。
対策方法
上から弱点を突いて落とす。早急な対応が必要。
耐久や素早さは積めずステラなら弱点もそのままなのでテツノツツミパオジアンでの速攻が有効。タスキには注意。
高速アタッカーを麻痺させられた場合、テラスタルを切らせていないと1:1交換でもこちらの方が損失が大きくなりやすい。
特攻が数段階上昇していなければ火力は低いので、でんきタイプなどの麻痺させられる心配がないポケモンなら殴り合いも可能。とんぼがえり・ボルチェンなどで草1/4勢か上を取れるポケモンに交代すると良い。
積まれた後でもタスキさえケアしていれば上から倒すのは難しくない。元の火力も低いので草さえ等倍以下ならてんねん持ちでも止まる。
アタッカー性能に加えて起点作り能力の高さが大きな強みであるので、ジャローダを突破する際には後続の起点にされない、または起点にされても切り返せるようにしておきたい。
上からの挑発も対策になるが、いきなりリーフストームを撃たれても問題ない場合でないと安定しない。
ミラーコートの存在もあるため、あくタイプ以外はできれば物理で対応したい。

外部リンク [編集]