タイレーツ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

タイレーツ [編集]

No.0870 タイプ:かくとう
通常特性:カブトアーマー(攻撃を急所に受けない)
隠れ特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる)
体重  :62.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
まけんき格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
タイレーツ65100100706075470カブトアーマー/まけんき
ナゲツケサル10012090406080490レシーバー/まけんき
コノヨザル11011580509090535やるき/せいしんりょく/まけんき
ガラルサンダー90125908590100580まけんき
鉄壁+一致ボディプレスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
タイレーツ65100100706075470カブトアーマー/まけんき
コバルオン91901299072108580せいぎのこころ
ブリガロン88107122747564530しんりょく/ぼうだん
ジャラランガ7511012510010585600ぼうだん/ぼうおん/ぼうじん
テツノカイナ154140108506850570クォークチャージ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第八世代出身の単かくとうタイプ。
攻撃と防御がやや高めだが、防御はHPの低さで相殺、攻撃も第九世代の単かくとうタイプではカポエラーに次いでワースト2の低さ。
まけんき持ちのかくとうとしてもナゲツケサルGサンダーコノヨザルが存在しており、フルアタにすると劣化になりがち。
そのため、はいすいのじんやてっぺきといった独自の積み技を活かした構成が基本となる。

第九世代ではダイマックスが廃止。スカーフ+はいすいのじんで強引に先手で防御を固めて攻撃に転じる戦法が不可能になった。
ダイナックルを使えなくなったことで、さらに攻撃を上げたい場合もまけんきか別の積み技に頼る必要がある。
環境的にはひこう技が飛んでくることは減ったが、苦手なゴーストフェアリーは相変わらず数が多い。
また天敵であるてんねん持ちにヘイラッシャラウドボーンなどが新たに登場。
積んでも抜けない高速ブーストエナジー持ちの台頭も痛く、動かしやすさは前世代以上に悪化した。

技方面では、新規習得した中で目ぼしいのはテラバーストの他はくさわけ、ボディプレスあたり。
ボディプレスの習得で、自身の高めな防御を活かしやすくなった。てっぺきとのコンボも狙える。
カブトアーマーで急所リスクもなく、ライバルもコータス程度と独自性は高まったか。
DLCではたきおとすと10まんばりき、がむしゃらを新規習得し、当初は失っていたじごくづきも再習得した。

テラスタルと相性は良好。ゴーストになるとはいすいのじんの影響を受けていても交代が可能になり、かくとうとの補完に優れるゴーストテラバーストも使える。
かげうちやふいうち、イカサマが効果抜群になるリスクもあるが、運用の中で使い捨てになりがちなポケモンなのでありがたい側面の方が強いだろう。
しかし相手がテラスタルを使用した場合は、せっかくの無双態勢を止められる恐れがある。ゴリ押しが効くようなポケモンでもないため対処は難しい。



特性考察 [編集]

カブトアーマー
攻撃が急所に当たらなくなる。積み技主体のポケモンなので予定外の急所が防げるのは嬉しいが、
そもそも急所に当たる確率自体が低く、はいすいのじんアタッカーの場合はまけんきの方が優先度が高い。
トリックフラワーやすいりゅうれんだでの防御ランク無視を受けないため、てっぺき+ボディプレスを狙うなら候補。
かたやぶりには貫通される。かまどオーガポンのツタこんぼうは急所に当たりやすい技であるため要警戒。
まけんき
隠れ特性。能力を下げられると攻撃が2段階上がる。
ダイマックス廃止により能力低下の発生頻度は下がったが、依然優秀な特性。
シングルでも悪くないが、いかくやこごえるかぜ等が採用されやすいダブルでは更に有用。
攻撃力を維持しやすいメリットが大きいため、基本的にはこちら優先。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
インファイト120(180)100防御・特防↓高威力・命中安定。上げた耐久は落ちる。
きしかいせい20~200
(30~300)
100-殴られてから上を取る前提、みがわりかタスキとセットで。
かわらわり75(112)100壁破壊デメリットはないが低威力。単採用は非推奨。
ダブルでは壁構築に真価を発揮。
ボディプレス80(120)100-自身の防御力で殴る。てっぺきとあわせて。
いわなだれ7590怯み30%対飛・虫。かくとう技との補完に優れた技。ストーンエッジは覚えない。
ウルガモスに。
がんせきふうじ6095素早↓100%はいすいのじんで抜ききれない相手を殴りつつ追い抜く。後続補助にも。
はたきおとす65/97100道具除去エスパーゴースト。道具依存の相手に刺さる。補完としても優秀。
じごくづき80100音技封じエスパーゴースト。これもかくとう技との補完に優れる。
10まんばりき9595-対毒。広範囲に弱点を取れるが格闘とやや範囲が被る。
アイアンヘッド80100怯み30%フェアリーミミッキュなどに。
はいすいのじん使用後なら怯みを狙える。
どくづき80100毒30%対フェアリーだが、現状マリルリピンポイント。
メガホーン12085-エスパー。より威力を求めるなら。
であいがしら90100優先度+2出したターンしか使えないが、一応唯一の先制技。
はいすいのじんとの相性は悪い。
しねんのずつき8090怯み20%どく。はいすいのじん使用後なら怯みを狙える。
くさわけ50100素早さ↑100%積み技兼攻撃技。補完としては微妙。
カウンター-100優先度-5そこそこある防御を活かし物理技を倍返し。
はやてがえし65(97)100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
はいすいのじん-専用技。自身のABCDS↑+交代不可。タイレーツのアイデンティティ。詳細は下記参照。
みがわり-状態異常対策・技透かし。
はいすいのじんで素早さが上がった後なら上から打ちやすい。
つるぎのまい-A↑↑ はいすいのじんを使わない場合の積み技。複数回可能。
他のまけんき格闘は覚えないので差別化にも。
てっぺき-B↑↑ はいすいのじんを使わない場合の積み技。複数回可能。
ボディプレスの強化に。
こうそくいどう-S↑↑ はいすいのじんを使わない場合の積み技。複数回可能。
HAに多く振るなら選択肢になるか。
にほんばれ-後続補助に。
あまごい-後続補助に。
専用技はいすいのじんについて
専用技はいすいのじんは交代不能になる代わりに全能力を1ランク上昇させる積み技であり、低水準のステータスを全て補強可能。
一方で、1ターン消費するのは他の積み技と同様で、交代不能は当然ながら重いデメリット。
自分で交代できなくなるだけで相手からの交代技は防げず、バトンタッチも覚えない。不利な相手に出て来られるだけで最悪積みの起点にされてしまう。
また、インファイトを採用するとせっかく上がった防御と特防が元に戻るのも問題点。ドレインパンチを覚えないので、耐久を活かし粘り強く戦うこともできない。
特攻も格闘タイプとしては比較的に高い部類であり、はいすいのじんによって上がるが、現状ではテラバースト以外に採用圏内に入る技を覚えないために持ち腐れになっている。
加えて、2回以上積むことができないため、1回の積みで抜けない相手、突破できない相手には返り討ちにされやすい。
耐性こそ異なるが、ソウルビートにより近しい戦法が可能で素の能力や型のカスタマイズ性に大きく差があるジャラランガもやや気がかり。
+  詳細な仕様

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
インファイト
かわらわり
ボディプレス
タイプ一致技。
技範囲は変わらず耐性の変化もないため、基本は別タイプへのテラスタルを推奨。
テラバーストゴースト、しんそく・でんこうせっか・マッハパンチ無効。
はいすいのじんを使った後でも交換可能になる。
テラバースト火傷無効は大きいが、鬼火を使ってきそうなドラパルトには半減。
アイアンヘッドフェアリー。耐性を変化させ相手の起点化にも。
クリアスモッグ無効。
いわなだれひこう。少しでもヒートロトムボーマンダへの勝ち筋を残したいなら。
テラバースト電磁波が効かなくなり、サーフゴーにも打点を持てる。
テラバースト麻痺無効。テラバーストはマリルリギャラドス等に。
ヘイラッシャは天然持ちなので相性が最悪。
テラバースト
くさわけ
粉技、やどりぎのタネ無効。
はいすいのじんの都合上居座ることの多いタイレーツと相性は悪くないが、耐性は悪く飛行弱点が一貫する。
のしかかりかげうち無効。
テラバースト雪で防御1.5倍。鉄壁ボディプレス型と併用すればかなりの物理耐久に。ただしタイプ耐性は劣悪。
テラバーストほのお
どくづきフェアリー。耐性面ではエスパー弱点が一貫する。おまけ程度で毒と猛毒無効。
テラバーストゴーストいたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト地面技無効、テラバーストはキノガッサヘラクロスなど主に4倍ピンポイント。
テラバーストドラゴン
しねんのずつきどく
メガホーン
であいがしら
エスパー
テラバースト炎氷水電気への豊富な耐性。ただしフェアリー弱点は一貫し、使いにくい。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

はいすいのじん型 [編集]

特性:まけんき
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 S調整
持ち物:オボンのみ/各種混乱実/ラムのみ/たつじんのおび/きあいのタスキ/きれいなぬけがら
確定技:はいすいのじん/インファイトorかわらわりorきしかいせい
選択技:はたきおとす/メガホーン/アイアンヘッド/いわなだれ/テラバースト/みがわり
テラスタイプ:ゴースト

専用技はいすいのじんを使用して、攻撃力・耐久力・素早さを上げ全抜きを狙う型。事前に壁張りなどのサポートがあるとよい。
はいすいのじんを使用したと同時に逃げられなくなる点は十分留意しておくこと。
ゴーストテラスタルで交代できるようになるが1ターン居座る必要があるので、いつでも交代できるよう早い段階で切ってしまうのも手。

使用後のすばやさは最速で208、準速スカーフロトム抜き。最速ドラパルトは抜けないので注意。

格闘技は確定として、あと2つの技に選択の余地がある。
対超で威力も高いメガホーン、霊対にもなるはたきおとす、対妖のアイアンヘッド、対飛のいわなだれから選択。
採用技で倒せそうにないポケモンは他ポケモンで先に倒したりあらかじめ選出させないようにしておく。

みがわりは低火力耐久型と対峙した時や、おにび・でんじは除けに使ったりできるので、ラムのみを採用しない場合は入れておくと便利。

サイクルアタッカー型 [編集]

特性:まけんき
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 & HorS252
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/とつげきチョッキ/だっしゅつボタン
確定技:インファイト
優先技:であいがしら
選択肢:はたきおとす/アイアンヘッド/どくづき/いわなだれorがんせきふうじ/カウンター/つるぎのまい

サイクル戦に向いた技が多いことを活かして、あくむしいわタイプなどに繰り出す型。
ドレインパンチやはたきおとす、とんぼがえりを覚えるナゲツケサルに汎用性で後れを取る点は否めない。
はいすいのじんを警戒されるため大した痛手にならないちょうはつを誘いやすいのは強みだが、
それだけでは採用理由に欠けるため、であいがしらの優先度は高め。

HBボディプレス型 [編集]

特性:カブトアーマー
性格:わんぱく
努力値:H252 B252 余りSorD
持ち物:たべのこし/カゴのみ/ゴツゴツメット
確定技:ボディプレス
優先技:てっぺき
選択攻撃肢:はたきおとす/がんせきふうじ/アイアンヘッド/どくづき/カウンター
変化技:みがわり/ねむる/ねごと

高めの防御と一致ボディプレスを活かし、耐久に振り切って物理と戦う型。
積みエースとして戦うはいすいのじん主軸の型と異なり、受けまわしによる後続との連携が主体となる。主な役割対象は岩・鋼・悪あたり。

Bに振り切っても素の火力は物足りないので、基本的には格闘が通る物理に出し、てっぺきで守りを固めつつ突破を狙う。
急所で崩されないのは個性であり、併せてなんらかの回復手段も持っておきたい。
一撃必殺やしおづけの牽制としてみがわり、苦手な相手にもとりあえず撃てるはたきおとすかがんせきふうじがあると便利。

てっぺき・ボディプレスを覚えるかくとうタイプには他にブリガロンジャラランガテツノカイナが存在。
耐久には大きな隔たりがあるが、いずれとも耐性の違いやカブトアーマーが差別化点となる。

設置技を覚えないことは惜しいが、第九世代ではにほんばれ・あまごいを習得しているので後続に合わせて持たせておくのも良い。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対タイレーツ [編集]

注意すべき点
能力はそこまで高くないが積み技が優秀。
はいすいのじんを積まれると並の高速アタッカーは先手を取られる。
こだわりアイテムのような技固定がなく、受けるのが難しい。
てっぺき+一致ボディプレスを仕掛けてくることもあるため注意が必要。
対策方法
技範囲はやや狭く素早さは並。積み技さえ封じればそこまで苦戦する相手ではない。
どちらの型でもタイプ相性で有利なポケモンで積みを牽制するのが有効。
特殊耐久が低いため、弱点の突ける特殊アタッカーならほぼ何もさせず倒せることも。
ちょうはつで積みを阻止したり、クリアスモッグやふきとばしで無効化してもいい。
てんねんなら積まれた能力変化を無視できる。

外部リンク [編集]